レインの兄はシスコン力で世界最強になる   作:深淵の覇者

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二重人格と無敗の女王

カナメと共にタワーを離れてから少しするとカナメの携帯のGPSが示すシュカの位置が近くなってきた。頭上からの狙撃を警戒するために建物を壁にするように向かっていたのだが不意に向こう側の影が揺らめいて見えた。

 

スノウ「待て、カナメ、リュージ。このまま進むのは危険だ。」

 

俺の言葉にカナメとリュージは警戒した。

 

カナメ「何かあったのか?」

 

リュージ「どうかしたか?」

 

スノウ「気の所為かもしれないが向こうのここから4本目の柱の影が動いたんだ。もしかしたら誰かいるかもしれん。」

 

俺がそう言うとカナメとリュージは警戒を強めた。リュージは銃口を柱の陰に向けると

 

リュージ「そこにいるやつは3秒以内に手を挙げて出てこい!じゃねえとここにいるコワーイお兄さんが殺しに行くかも知れねぇぜ!」

 

俺の事を指差しながら言うと

 

リュージ「さーん、にー、いーち、z」

 

ゼロと言うところで陰に隠れていた奴が出てきた。

 

そして出てくるのがまさか少女とは思わなかったので

 

スノウ、カナメ「え?」

 

俺とカナメは一瞬驚いたがすぐに刀を抜くと質問をした。

 

スノウ「お前は俺の敵か?」

 

殺意を消して尋ねると少女は怯えながらも

 

??「て、敵じゃないです!」

 

それを聞いてからリュージに目を向けると頷いてきたので次の質問をした。

 

スノウ「お前、ここら辺で赤いドレスのみたいなのを着ている少女を見なかったか?ついでに鎖も持ってたと思うな。」

 

俺がそう言うと少女は答えた。

 

??「み、見てないです。」

 

そしてリュージに目を向けると首を横に振った。

 

スノウ「OK、カナメお前はすぐにシュカを探せ。」

 

カナメ「えっ?」

 

カナメにそう言うと俺は次の言葉を発した。

 

スノウ「さて、最後の質問だ。お前はシュカと戦って倒したか?」

 

その質問に少女は

 

??「…い、いえ、戦ってません。」

 

スノウ「リュージ。」

 

リュージ「ビンゴだ。」

 

そして俺たちが問答している間にカナメはシュカの位置を特定出来たようだ。

 

カナメ「見つけた!けどこの位置はもしかして地下か!?」

 

そう言った瞬間少女は一気に駆け出した。そしてそれと同時に周りから敵が集まってきた。

 

リュージ「おい、待てこら!」

 

スノウ「リュージ、あの女の子は任せるぞ。カナメお前はシュカの所へ行け。俺はこいつらを片付ける。」

 

俺がそういうとカナメは

 

カナメ「でもこの数をお前一人じゃ」

 

スノウ「カナメ、シュカは今すぐにでも死んでしまうかもしれない状況なんだ。それとも助けられる確率を下げるか?」

 

カナメ「くっ、でも…」

 

スノウ「大丈夫だ。お前らの退路ぐらい確保してやる。だから安心して行ってこい。囚われのお姫様を助けに!」

 

俺がそこまで言うとカナメは意を決したようで地下への入口を見つけると入って行った。

 

そして同時に包囲も狭まって来て敵が目視出来る所まで来ていた。

 

スノウ「さて、カナメにあそこまで言ったんだ。悪いがお前らに恨みは無いが…」

 

 

 

死んでもらうぞ

 

 

 

そう言うと同時にシギル『神速』を発動させると同時に敵の1人を沈める。

 

スノウ「残り20と上に5か。」

 

後方にあるホテルの屋上をチラリと見ると銃口が見えたので上の5人は任せることにした。

 

スノウ「それじゃあさっさと終わらせるか。」

 

そう呟くと俺の姿は掻き消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●●●●

その頃屋上から狙撃をしていたレインだけがスノウの事を見ていた。

 

レイン「全く本当に、自分に全く関係のない人には容赦がありませんね。」

 

そう呟きつつもレインは自分の役目を全うしていた。

 

レイン「あと2……1……0。終わりですね。」

 

レインがちょうど終わったところでイチローが来た。

 

イチロー「彼らの援護は終わったのかね?」

 

レイン「ええ、兄さんにかかればあの程度、余裕でしょう。それに動きが尋常ではないですし。」

 

その言葉に疑問を抱いたのかイチローは

 

イチロー「それは一体どういうことかね?」

 

レイン「それは自分の目で見た方が早いかと。」

 

そう言われて手渡された双眼鏡(魔改造版)を覗くと

 

イチロー「なにもないが?というかスノウくんが見えないな。」

 

レイン「よく目を凝らして見てください。一瞬ですが動いている影があるはずです。」

 

レインそう言われてよく目をこらすと確かに見えた。

 

イチロー「あれは……まるで流星のようだ。」

 

レイン「そうですね。それにいつの間にか刀が2本になって二刀流になってますし。」

 

イチロー「確かに。」

 

レイン「兄さんが二刀流をすると言うことは恐らくですが、本気になってるんでしょうね。」

 

その言葉にイチローは心底最初に戦ったのがカナメで良かったと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●●●●●

10分後俺の周りは血の海と化していた。

刀に付いた血を払い鞘に納めるとシュカを連れてカナメが戻ってきた。

 

スノウ「よう、おかえりカナメ。それに久しぶりだなシュカ。」

 

にやっと笑いながら出迎えるとこの場の光景に2人は驚いていた。

 

カナメ「スノウ、もしかして本当に1人でやったのか?」

 

その言葉に

 

スノウ「まあ、下のやつらは俺だ。上はレインだ。」

 

シュカ「この数を1人でとかあなた本当に人間?」

 

スノウ「まあ、一応、多分?」

 

そう疑問形で答えた俺にカナメは呆れ混じりに

 

カナメ「いや、そこは疑問形じゃダメだろ…」

 

スノウ「まあ、冗談はここまでにして、まずはリュージの所に行こうか。」

 

俺がそう言うと

 

シュカ「リュージ?だれのこと?」

 

まだ会ったことのないシュカは首を傾げた。

 

スノウ「まあ、俺たちの仲間になってくれたやつだ。とにかく説明は向かいながらにするぞ。」

 

そう言うと俺はリュージが向かった方向を思い出すと歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●●●●●

10分くらい歩いたところでコンビニがあったので入ってみるとそこにはリュージとあの少女が居た。

そして現在……修羅場ってる。

 

リュージ「なあ、お前らどうするよあれ。」

 

その質問にカナメは

 

カナメ「それはどっちのだよ?」

 

リュージ「そんなのこっちに決まってるだろ。」

 

そう言うとリュージは俺の方を見る

 

スノウ「あ、俺一般人Aなんで気にしないでください。」

 

そう言って無視しようとしたが

 

リュージ「いや、その設定は無理があるだろ。」

 

カナメ「それにここにいる時点で一般人じゃないしな。」

 

スノウ「じゃあどうしろと?」

 

俺がそう言うと2人とも目を逸らした。

 

スイ「あの、あの時は酷いことしてごめんなさい!」

 

シュカ「あら、謝れば許してもらえるとでも思った?」

 

シュカの言葉に少女、スイは首を横に振った。

 

スイ「いえ、違うんです。ただ謝ってだけはおきたかったんです。それに、もう人を殺してまで生きたいとは思わないし。」

 

するとシュカは

 

シュカ「そう、なら死になさい。」

 

そう言うと同時に武器を出した。

 

そして武器をスイに向かって投げた。

 

カナメ「ちょ、ちょっとm」

 

慌ててカナメは止めようとしたが俺はシュカから殺意が微塵も感じられないことを感じてたので止めなかった。

 

シュカ「でも、今回だけは許してあげる。」

 

シュカは武器を止めるとそう言った。

その言葉に少女は驚いていた。

 

シュカ「それにむしろあなたには感謝してるのよ。あなたに閉じ込められたことでカナメとの仲も進展したし♪」

 

そして、シュカはカナメの方を見るといいことを思いついたという顔をするとスイにある提案を持ちかけた。

 

シュカ「ねえ、あなた私たちのクランに入らない?」

 

スイ「え?でも私なんかが入ったら迷惑だと思いますし。それに私戦いたくはないんです。」

 

その言葉にシュカは

 

シュカ「なら大丈夫ね、あなたにやってもらいたいのは掃除や洗濯とか家事だし。」

 

スイ「それなら得意かも、です。」

 

シュカ「ねえ、スノウあなたもついでに入らない?やっぱり戦力は欲しいしね。」

 

スノウ「悪いが答えは変わらないぞ。妹が入るって言うなら入るし入らないなら入んないから。」

 

その言葉にシュカはまあ仕方ないと思うとカナメを見ると

 

シュカ「そういえば、私とカナメは水で濡れてるから着替えたくない?」

 

カナメ「あーそういえば俺たちはまだ濡れてるからなあ。」

 

シュカとカナメがそう言うとスイが

 

スイ「あの、それなら私のシギルで乾かしましょうか?」

 

その言葉に2人は頷いた。

 

そしてスイがシギルを発動した数秒後シュカとカナメの服から水分が抜けた。

 

シュカ「へえ、これ便利かも。」

 

カナメ「確かにな。あんなに濡れてたのに一瞬とは。」

 

リュージ「こんなこと出来んなら相手の体内から水分を絞り尽くすことも出来んじゃねえの?」

 

リュージがふと思いついたことを言うとスイは顔を青くすると

 

スイ「そ、そんな恐ろしいことできません!それに、私にはそんなに速く水を動かすことが出来ないんです。双子のソウタなら出来ますけど。」

 

シュカ「ああ、そういう設定ね。」

 

シュカはそう言って軽くあしらおうとするが、スイは至って真面目だった。

 

スイ「う、嘘じゃないです!ホントにいるんです、ソウタは私の中に。」

 

スノウ「それはどういうことなんだ?」

 

スイ「ソウタは双子の兄で、昔事故で死んじゃったんですけど魂だけは帰ってきてくれたんです。私がDゲームに願った通りに。」

 

リュージ「Dゲームに願った通り?なんだそりゃ。」

 

その疑問にスイは怪訝な顔をしながら

 

スイ「え?だって学校でみんな言ってますよ。Dゲームは願った通りのシギルをくれるって。」

 

スノウ「まあ、その辺りの事は後でレインに聞いてみるとして、とりあえずは1度戻った方がいいだろ。」

 

俺の言葉に全員が頷いた瞬間、全員の携帯にメールが届いた。

 

『ダイヤが配置されました。』

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