このお話はある程度の時間が経ったら団体決勝が始まる話数に差し込む予定です。
毎朝新聞 8月9日 朝刊
悲願か、王者か
決勝出場4校出揃う
第71回全国高等学校麻雀選手権大会(山戸証券、日本高校麻雀連盟主催)は8日、準決勝で姫松高校(南大阪)と晩成高校(奈良)が初出場の清澄高校(長野)宮守女子(岩手)を破り、今日(9日)の決勝へと駒を進めた。
先鋒戦で流れを作ったのは姫松高校。2回の半荘で3回の役満が出るという大荒れの中、後半戦南4局で倉橋(3年)が役満、九連宝燈を和了。次鋒戦でやや点数を減らしたものの中堅戦ではエースの愛宕洋榎(3年)、副将の真瀬(3年)らの危なげないプレイングで決勝進出を勝ち取った。一方晩成高校は先鋒戦でエースの小走(3年)が姫松の倉橋に一歩及ばなかったものの、プラス2万点以上の点棒を持って先鋒戦を終える。大会前は選手層の薄さに危険視する声も多くあったが、それを跳ね除けるかのような副将岡橋(1年)の1年生ながらにして区間トップという活躍でリードを伸ばし、最後は巽(2年)が南4局までは1着という安定ぶりで、奈良県勢では初となる決勝進出を勝ち取った。
インターハイ初出場となった清澄高校と宮守女子も大将後半戦南4局まで決勝進出条件が残るという史上例を見ないほどの大混戦を演じ、惜しくも敗れた。
姫松高校は3年連続の決勝進出、晩成高校は初の決勝進出となる。これにより今日の決勝戦はAブロックの白糸台高校(西東京)と千里山女子(北大阪)を含めた4校で行われる。(写真は役満、九連宝燈を和了する姫松高校先鋒倉橋)
Weekly麻雀TODAY (インターハイ団体戦決勝直前特別号)
特集コラム スカウトの目 決勝4校戦力分析!
全国高等学校麻雀選手権大会通称インターハイは、明日団体戦決勝を迎える。全国の高校雀士の頂点に立つのは一体どの高校なのか。
深紅の大優勝旗を持ち帰るためには、総合力が求められる。
7回目となる戦力分析の最終回は、この決勝に残った4校を、インターハイでの成績も含めて徹底的に解剖するべく、相対的な視点から総合力を探った。
・千里山女子 南大阪(11年連続35回目)
攻撃力 7
守備力 6
打点力 8
運 8
Aブロック2位通過の千里山女子。全体的に見ても隙が少なく、総合力の高いチームであるだろう。ただ、特筆してここが強み、と言える点に乏しく、優勝への突破口を開くにはもう一声何かが欲しい。
エースの園城寺怜(3年)は去年の秋に突如強豪千里山に現れたシンデレラエース。当たることが分かっているかのようなビタ止めや、一発を予感しているかのようなプレイスタイルからついた異名は『一巡先を視る者』。県予選から準決勝まで遺憾なくその力を発揮しチームに貢献してきた。決勝の相手は強敵だが、園城寺が先鋒戦で活路を見出せるかが大きなポイントになる。
中堅には園城寺が現れるまでは不動のエースであった『打点女王』江口セーラが控えているのも大きい。園城寺とのダブルエースという見方をしている関係者も多く、事実彼女がポイントゲッターとして非常に大きな活躍を見せている。準決勝では中堅戦だけで57000点という点棒を積み上げてチームの決勝進出に大きく貢献した。
大将の清水谷竜華(3年)は去年からその頭角を現し、昨年のインターハイでも好成績を収めている。時折見せる常識外の打牌から生み出される和了は、清水谷しか和了できないのではないかと思わせる何かがある。大将を務めるのは去年の秋からだが、決して崩れない安定さと同時に、点棒を強気に奪いに行ける攻撃的姿勢も見れる。千里山が優勝するためには、清水谷の活躍は不可欠だろう。
・晩成高校 奈良(10年連続39回目)
攻撃力 10(MAX)
守備力 4
打点力 9
運 7
Bブロック2位通過の晩成高校。奈良の絶対王者は全国の王者へその覇道を進められるのか。
攻撃力に全てを振っているのではないかと思わせるほどの強烈な攻撃的麻雀。その姿勢を選手全員が実行していることがこのチームの強みだ。守備力は低めになっているが、先に和了を手にしてしまえばなにも問題はない。「攻撃こそ最大の防御」を地で行くこのチームが、全てのチームを力づくでなぎ倒す。
エースで主将を務めるのは小走やえ(3年)。去年の個人戦4位のプロ注目選手。相手の手に強く制限をかけ、自ら和了を連発する姿から1年時についた異名は『孤独な王者』。一昨年、去年と全国にその名を轟かせながら、団体戦では1回戦敗退。その悔しさを胸に今年は最高の選手を引き連れて全国の舞台へと乗り込んできた。
大会前は小走のワンマンチームと言われていたが、その認識が誤っていたことは2回戦以降の戦いで証明されている。2回戦では中堅の新子憧(1年)、準決勝では副将の岡橋初瀬(1年)がそれぞれ区間トップを獲得。若い力が躍動している。大将に座る巽由華(2年)は去年は1年生ながらにして副将でインターハイに出場しており、小走と共に悔しい敗戦を経験。それを糧にこの1年間練習に励んできた。
『孤独な王者』はもういない。最高の仲間と共に、悲願の奈良県勢初優勝を狙う。
・白糸台高校 西東京(3年連続3回目)
攻撃力 8
守備力 7
打点力 9
運 9
Aブロック1位通過は王者白糸台高校。史上初の3年連続インターハイ制覇へ。
チャンピオン宮永照(3年)がついに最上級生として最後のインターハイへ出陣だ。準決勝までの戦いぶりは、まさに横綱相撲と言って差し支えない。どの試合も危なげなく勝利を収めている。
先鋒は宮永照。1年時に麻雀界に激震をもたらしたチャンピオンは、ついにここまで公式戦で負けることはなかった。負けた記録が存在するのは、海外遠征とプロとの練習試合のみ。日本の同世代との戦いで負けたことは未だに無い。圧倒的な攻撃力と打点力を早い巡目で和了し蹂躙するプレイスタイルは、多くの麻雀ファンを虜にした。
次鋒以降も粒ぞろいだ。インターハイ出場選手の中で最多の役満和了回数を誇る渋谷尭深(2年)や、去年から宮永照を支えてきた女房役の『シャープシューター』弘世菫(3年)等、攻撃力の高い選手がそろっている。
大将の大星淡(1年)も準決勝で見せた超人的な和了は、ルーキーとはとても思えない。そしてまだ底を見せていないようにも見えた。
優勝候補大本命の白糸台高校。インターハイ史上初の偉業を、私達は明日見ることになるのかもしれない。
・姫松高校 南大阪(3年連続27回目)
攻撃力 8
守備力 10(MAX)
打点力 7
運 6
Bブロック1位通過は常勝軍団姫松高校。今年こそは優勝旗を南大阪へ。
関西の常勝軍団が3年連続の団体戦決勝へ臨む。過去2年間は王者白糸台に惜敗。今年こそは悲願の優勝へと意気込む選手たちの士気は高い。
とにかく守備力の高いチーム。放銃回数が他3校に比べて圧倒的に少なく、特にエース愛宕洋榎(3年)は差し込みと思われる状況以外での放銃が無い。副将の真瀬由子(3年)も公式戦に出場するようになった2年の春以降マイナス成績が無いという異常さが、このチームの守備力の高さを物語っている。ここまでの試合で、中堅愛宕洋榎、副将真瀬由子、大将末原恭子(3年)の黄金リレーで最終着順を落としたことはない。他3校からすれば、絶対に姫松をトップの状態で中堅には回したくないはずだ。
先鋒を務める倉橋多恵(3年)は昨年個人戦3位の選手。1年時から同世代の怪物宮永照と区間が被るという過酷な状況にありながら、ついぞ一度も勝ちを諦めることは無かった。正確無比な読みと、プロ顔負けの牌姿理解能力を持ち、ついた異名は『姫松の騎士』。彼女の掲げる剣が、姫松高校悲願の全国制覇への道しるべだ。
高校麻雀記者の見ドコロ!
#3 守りの化身が大記録に挑む
他の方々の着目点も非常に面白いが、私は姫松高校のエース、愛宕洋榎選手の持つ記録に注目したい。昨年彼女は今年と同じく姫松高校の中堅として出場し、決勝まで放銃回数はわずか2回。そのどちらもが差し込みに行ったような形の振り込み。合計放銃打点は3300だ。この記録は文句なくインターハイの長い歴史の中で決勝まで駒を進めた選手の中の最低放銃点数で、去年はベスト
今年もその実力を遺憾なく発揮し、ここまで放銃は1回。放銃打点は1600。もし仮に彼女が決勝で放銃しなければ、去年の自身で打ち立てた記録を破ることになるのだ。
おそらく今年もオールディフェンシブでの選出は確定的だが、ベスト5、MVPにも手が届く存在だと思っている。
誰もが認める常勝軍団のエースが、インターハイの歴史にまた新たな1ページを刻むかもしれない。(文=ゆうゆう)
甲子園のベスト9的な感じでベスト5決めたいですね。
5人はあまりにも少ないので、守備部門を作りました。NBAみたいでカッコ良いかな、と。
登場人物紹介(能力紹介回について)
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必要ない
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オリキャラ(主人公と晩成)だけ欲しい
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能力持ち全員分ください()