俺、転生!!ある少年の内なる獣に。…ファッ!?? 作:れいいち
自粛自粛でついね、弾けた。
ある時、突然意識が覚醒した。目の前に子供のつむじが見えた。んでもってその子の見てる方にいかにも獣人って感じのおっさん?、いやじいさんがいた。俺が、は?え?って感じに混乱している間にも事態は進行していった。具体的にはちびっ子が嬉しそうに興奮しながらじいさんに話しかけてた。
「マスター!出来ました!見てください!僕の、僕のゲキビーストです…」
最後の方涙声になりながら俺を指さしつつ。一方の俺は初対面の人を指さすんじゃありません、と文句を言おうとしてはたと気付いた。喋れなかった。
ショックを受けつつかろうじて視点を動かすことはできるのに気付けたのは今にしてみれば幸運だった。ただ、やたらメカニカルな腕というか前足に物騒な爪が視界に入ってきて速攻で後悔したけど。
まあショック二連発のおかげかそこそこ冷静になれたのか俺は俺自身が人間だったはずだということをかろうじて思い出すことができていた。典型的なアニメオタクだったといういらん情報とともに。
ゲキ(?)ビースト…?メカケモに転生とか誰得だよと俺がげんなりしている間にも、マスターって呼ばれたじいさんがちびっ子を抱きしめてほめちぎったり自分がいない間も鍛錬を怠らないようにとか言ってたりした。ちびっ子の方はといえばじいさんのファサモフの腕の中で大号泣してた。
そしてそうするうちに俺の方にも次の異変が起きた。なんとメカケモボディーが光になってちびっ子に吸収され始めたのだ。ファッ!??と俺が再び混乱するがそこからはあっという間だった。意識ごとちびっ子に取り込まれこの子の意識が眠ると同時に強制的に俺もご就寝した。まあその事実にはもっと後になって気付いたのだが。混乱の中意識が薄れていく感覚の中俺は…。
いや、まあうん。そろそろ思い出に浸るっていう現実逃避をやめよかな。なあ相棒?やめない?下水から這い出てきたくっさいのと戦おうってのは。超人社会なんだから無理にお前がなんとかするこたないし、そもそも個性の不正行使扱いされるリスクがあんだろ?行くんだろ、雄英高校。ねっ?いやお前が俺の存在を知覚してないってのはわかってるんだよ。その上でわかっててなお言うよ。
お前俺をゲキワザであのドブ色に突っ込ませる気なんだよな!?今まさにそのために激氣をものすんごい勢いで練り上げてるもんな!俺、今日ほどお前と意思疎通が図れないことを悔いたことねぇぞおい!
あ、おい振りかぶるな!今すぐその構えを解け!いやちょっとマジにやんの?真剣と書いてマジに…やるつもりですね。すぐそこに家が立ち並んでて繁華街も近いから食い止めなきゃってのがわかる。一方的に伝わってくる!チクショーメ!!この頑固もんめ!そもそもプロはいったい何しとんじゃー!!!ヒーロー飽和社会と違うんかい!!!
あっあっ、待って、待ってお願い相棒。お願いだから、後生だから待って。あっあっ、相棒ったら!!出久くーん!緑谷出久くーん!!デクー!!!クラスで基本的に透明人間扱いで、二人組作ってーって時は幼馴染のあの子に文句言われながらそれでも組んでもらってるクソデクー!!!!
ごめん、ごめんなさい!もう何に謝ってんだか自分でもわかってないけどごめんなさい!とにかく待って!あたいをあの数日お風呂に入ってなさそうなヘドロに突っ込ませるのはヤメテ!!人間時代のあたいだってお風呂はちゃんと入ってたもん、たぶんきっとメイビー!ああああ、AIBO---------!!!!
「もう大丈夫だ少年!!」
「私が来た!」
OH MY GOD
神よ、私は人からメカケモになってやっとあなたの存在を感じました。あなたは筋骨隆々のメリケンマッチョの中におられたのですね、ああ。
つづぬ
とりあえず気の向くまま書いてみた。続くかどうかはまだ未定。まじでつづけられるとなったら最後のつづぬは修正します。