ハイスクールD×D~辺境より出ずる~<実況風>   作:かめのて

1 / 3
PC整理していたら見つけました。実況とは……?


はじまりの一話

 

 〜1〜

 

 あくまでも悪魔のための悪魔によるお家復興チャートはっじまるよー。

 

 はい、という訳で今回は去年発売されましたVR専用ゲーム「ハイスクールdd✖️π」で断絶家系の復興をエディットキャラで目指していこうと思います。なおRTAじゃないです。

 

 このゲームについて知っている方がほとんどだと思うので詳しい説明は省きます。知らない人はググりましょうね。

 

 全年齢版と成年版の二つがあるのですが今回は成年版をプレイしていきます。

 

 自由度が高いと謳われる作品ですが原作体験は勿論のこと領地経営や戦争を体験出来ます。因みに繁殖も忘れずに行う予定です(キリッ)。

 

 なお普通の実況プレイになる予定です。それといい忘れましたが初見プレイなのでよろです。

いやあ楽しみです。

 

 

 さて、まずはキャラメイクからです。早速STARTをタップしてやっていきましょう。

 

『貴方の名前を教えてください』

 目の前にウィンドウがでてきましたね。さて名前はどうしましょうか。うーん……。

 

 このゲームなんですが悪魔、天使、堕天使の三種族から選ぶことができます。他に各種族ハーフやクォーター、人間もあるのですが今回は悪魔を選ぶつもりです。

 

 よって名前は悪魔らしい名前にしようと思います。

 

 ……決めました。童話『フランダースの犬』それにちなんで「フランダー」にします。

 

 性別は男を選択。次に容姿クリエイトに移ります。やはりここは女性視聴者獲得のためイケメンにしていきましょう。

 

 髪は無難に金髪ですかね。蜂蜜色の髪にしましょうか。髪型は個人的に好きな後頭部で撫でつけるポニーテールにします。あとは瞳色をアメジスト、目尻に泣き黒子と……。顎をしゅっとさせ、切れ長の瞳にします。身長も高めに設定しておきましょう。

 

 ぼくのかんがえたさいきょうのいけめん誕生……。よぉし完成だ。

 

『貴方の種族を教えてください』

 先ほども言いましたが悪魔なので悪魔を選択。蛇足ですが人間やハーフを選ぶともれなく神器がついてきます。原作にもあった通り危険な神器については堕天使から狙われるかもです。

 

『貴方の家系を教えてください』

 ずらりと七十二柱の悪魔がリストに出ました。なお番外の悪魔も入っています。

 

 没落したお家再興を目指すので断絶したお家を選ぶことになります。どれがアタリだとかハズレだとかはないので取り敢えず選びましょう

 

『……貴方はフールフールです』

 フールフールですか。あの白くて目がない気持ちの悪いモンスター……。ごほん、すいません、ちょっと調べてきます。

 

 ……なるほど。炎の尾をたなびかせる牡鹿らしいですね。いやまあハイスクールdd における悪魔はほぼほぼ人型なので参考にはなりませんが。

 

 固有能力は雷と嵐になります。固有能力は七十二柱それぞれの悪魔が持つオンリーワンの能力を指します。例を挙げるならばバアル家の滅びの魔力などですね。

 

 さて最後に出自と素性です。二つがリンクして初期ステータスが決まります。他にも他者評価や選択肢など大いに影響します。

 

 出自は貴族や平民など。他にも色々あるようです。

 素性は「悲惨な過去」や「優秀な遺伝子を持つ」「生まれるべきではなかった」などあります。最後に関してはもうやばいですね。二週目以降の縛りプレイでやってみたいです。

 

 今回は初見プレイなので出自は貴族、素性に関しては「優秀な遺伝子を持つ」を選択しようと思います。

 

 ……あ、て、手がすべったぁー(棒読み)

 よぉし。一通りこれでキャラメイクが終了したので本編に移りましょう。

 

 

 〜2〜

 

 

 暗転した視界から、突如として荒廃した景色が入ってきました。ここが冥界のようですね。空は赤みがかる紫に染まり、独特の空気が漂っています。

 

 周囲は荒廃した大地がどこまで続いており、背後を振り返れば鬱蒼とした木々が乱雑している森がありました。

 

 ……おっとここで想定していない緊急事態が。私としては貴族の邸宅があると思っていたのですが辺りは先程も言ったように荒廃とした大地ばかり。雑草すら生えておらずごつごつとした岩肌がやけに目立っています。

 

 おかしいです……。確かに主人公の出自は貴族を選んだ筈なのですが裸一貫のようですよ私。服を着ていないのです。

 

 

 と、取り敢えずステータスを見てましょうか。(現実逃避)

 

 一先ず出自やら何やら確認してみます。

 

 

 フランダー=フルフル (20) Lv5

・出自:落ちぶれた元貴族  素性:生まれるべきではなかった

・固有能力 迸る雷嵐 滅びの魔力

 

 うーん。縛りプレイをするつもりはなかったのですが……。こうなったら仕方ありませんねーこれで行きましょうかー(棒読み)

 

 

 見ての通りステータスは貧弱です。

 

 一応レベルアップで様々な能力値にポイントを振ることが出来ますが、まあ初期ステが貧弱なので同レベル帯においては下から数えた方が早いですね。

 

 

 確認する次いでに我らが主人公フランダーくんの人生史も見ることが出来ました。

 

 二天龍との戦や先の内乱において我が家の当主を含めた軍団は壊滅し、主人公のみが生存している状況となっているようです。

 

 しかもどうやらフランダーくんは庶子扱いのようです。さらに固有能力を見る限りどうやら血脈にバアルが居るようですな。まあステが貧弱なので滅びの魔力もあまり使えそうにありませんが。

 

 

 MAPを見る限りここら一帯がフールフール領のようです。まあ何百年も前、と前置きがつきますけどね。

 

 

 隣領はナベリウスが統治していますね。

 

 それにしてもかなりハードすぎませんかね。裸一貫無一文でどうお家復興を目指せば良いのでしょうか。

 

 

 いえまあ、自業自得なんですが。兎も角ここで燻っていても仕方ありません。一先ずぶらんぶらんと所在なさげに揺れる二つの宝玉を隠したいので森に行きましょうか。

 

 

 しばらく歩き、暗澹とした森の入り口に着きました。近づくと分かるのですが冥界の空も相まって雰囲気がおどろおどろしいです。

 

 

 

 うーん。最弱ステの主人公くんが入って果たしてエンカウントした魔物に勝てるのか。

 

 まあ初期エリアですし難易度も考えられていることでしょうから大丈夫だとは思いますが、一応もしもの時を考えてセーブをしておきましょうか。

 

 まず腰蓑を作ることにします。このゲーム初のモノづくりです。ですが初のモノづくりが腰蓑を作るなんて誰が想像したでしょうか。

 

 森の入り口やその際にたくさん生える雑草を使って腰蓑の作成しようと思います。

 

 一応鑑定できるようです。

 

「鑑定!」

 

 

・冥界の雑草 [RARE1]

 冥界の何処にでも生える雑草。何かに使えるかもしれない。

 

 

 鑑定で思い出しましたが取得しているスキルの内訳をお見せしてませんでしたね。

 

 スキルそのものやその個数は出自や素性の影響で決まり、主人公くんは「鑑定」のみとなっています。

 

 本来ならば五つ六つが普通のようですな。ヘルプに記載してありました。つまり、主人公くん、というか私の悪魔生はハードなようです。

 

 ……っと、そうこうしているうちに出来ました。

 

 

・冥界の腰蓑 [RARE1]

 冥界に生える植物で作られた腰蓑は陰部を隠すこと優れている。壊れやすい。

 

 

 メニュー欄からアイテム生成を試みること三回目に出来ました。アイテム生成熟練度も上がったようです。

 

 ふぅ、一先ず大事な場所は隠せました。これで女性視聴者は逃げていかないでしょう。

 

 それにしても最近のVRは凄いですね。肌寒さを感じさせるとは妙にリアルですよ。

 

 まあそれは兎も角、股間を隠せたので次はどうするか考えます。

 

 お家再興と言っても今は無一文。自分の力は貧弱、同時に拠点もないので体力回復も出来ない状況です。

 

 現状ただ死を待つのみの状況です。となればやることは自ずと見えてきます。まずは拠点の確保です。水場に近い所が望ましいですね。

 

 森に入って行きましょう。

 

 元々フールフール領は辺境の土地であまり開発されていません。それどころか領主不在が何百年と続いていたために森は人の手ならぬ悪魔の手が入っていなかったようです。

 

 つまり雑草が乱雑し、木々が重なり合うような最早密林と言っても言い場所へ変貌しています。

 

 手刀で枝葉をかきわけ、開拓を進めながら辺りを注意深く観察していきましょう。何か使える物が落ちているかもです。

 

 お、早速見つけました。そぎ落とした葉に芋虫がついていたようです。初の生物ですね。

 

 大きさとしては人差し指位でしょうか。マダラ模様をしています。

 

 鑑定してみましょう。

 

 

・スカルモルフォの幼体 Lv9

 冥界に生息している蝶の魔物の幼体。身の危険を感じると臭い匂いを放つ。繭から取れる糸は何かに使えそうだ。

 

 

 うーん。何だかどこかで見たような説明文ですねぇ。一応魔物扱いのようです。

 

 癪ですが芋虫の方がレベルは高いです。経験値は期待できそうですね。

 

 都合20回ほど芋虫に攻撃をしたところで息絶えました。主人公くん弱過ぎですよ。ステの大切さが身に染みますね。

 

 ところでレベルが上がったようです。早速ステータスを割り振りをしましょう。

 

 目下の目標は開拓ですのでそれに影響する体力やアイテム生成に補正がかかる技量に多めに振ります。

 

 余りは適当に魔力や俊敏、耐久に振りましょうか。

 

 では引き続き……と行きたい所ですが空腹が酷いので此処らで一旦休憩します。ではでは。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。