ハイスクールD×D~辺境より出ずる~<実況風>   作:かめのて

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はじまりの二話

 

 フランダーです。続きからやっていきましょう。

 

 前回はキャラクリを終え、拠点確保に向けて動き出す所で終わりました。生活基盤確保の段階ですね。

 

 主人公くんの最終的な目的は領地発展いわば経営と言っても大差はないと思います。

 

 とはいえ数少ない純潔悪魔の生き残りですから冥界政府に報告すればフールフール家の再興、それこそ貴族として返り咲くことができるでしょう。

 

 しかし、それでは面白くないので政府には極力黙っていることにします。

 

 男なら、身一つで成り上がりですよ! ロマンがいっぱいです!

 

 以上蛇足でしたが、領地発展はかなり長期的なスパンになると予想されるので、その目的に至るまでの道程に幾つか目標を設けました。追々さらに追加していきます。

 

 

 第一に生活場所の確保です。これは最重要ですね。死んでしまっては元も子もないですから。

 

 

 第二に眷属集めです。隣領がナベリウスのため眷属候補が一応います。とはいえ、ぶっちゃけた話、いるかも分からないが本音です。

 

 

 そして第三に経済活動の基盤作成です。生活場所の確保と共に並行して出来れば良いのですが、ここら辺は初心者なのでまあ追々考えていきましょう。

 

 

 相変わらず見渡す限り森ばかりです。兎も角水場を探しに行きます。

 

 進めば何かが見つかるはずです。

 

 

 ばったばったと枝葉を薙ぎ倒し、木立の間を縫いながら、やがて額に汗が滲み始めた頃、小さいながらも水音がしてきました。

 

 

 足元の腐葉土も心なしか湿っているようです。

 

 

 ありました。意外と早くに水場は見つかりました。幾億の砂利が沈み清流が縫うように流れています。

 幅は目視で2、3メートルほど。沢というよりは川ですかね。

 

 

 一応ひとすくいして鑑定してみます。

 

 

・水(小) [RARE1]

 沢の水。飲水としての利用可。微量だが汚れあり。

 

 

 おお。良かった飲み水です。少し汚れはあるようですが、鑑定よれば飲めるので問題はないと思います。

 

 はしたないですが水面に口を寄せて飲みます。どうにもこのゲーム、飢えや渇きがあるんですよね。我慢ができませんでした。

 

「ぷはぁっ」

 ふぅ。良い味でした。一苦労した後の水は最高ですね。さすがVRと言ったところです。とことんリアルを追求してます。

 

 川上を辿ってみます。運が良ければ食料を獲れるかもしれません。

 

 

 迷路のように流れる清流を辿っていき、しばらく行くとV字型の渓谷が見えてきました。

 

 中央には冥界の空を写した湖が広がっています。真向かいにある湖畔の平地には、実をぶら下げる木々が乱立していますね。

 

 

 渓谷の森林は、緩やかな斜面のどこまでもどこまでも続き、無造作に、枝々は幾重にも折り重なり、法則もなく長く長く伸びているようです。

 

 

 冥界の秘境とでも言いましょうか、一応クリップを撮っておきましょう。

 

 早速、湖水の鑑定をしてみます。

 

 

・湖水(小) [RARE2]

とても澄んだ綺麗な水。飲水に適している。

 

 

 おおすばらしい。水は確保できました。

 

 次に真向かいの湖畔に向かいます。あの木の実が気になって仕方ありません。湖の淵に沿いながら湖畔に向かいます。

 

 

 リンゴのように赤い果実ですね。手のひらに収まりきりません。ずっしりとした重みがあります。

 

 

 鑑定!

 

・セカイイチ [RARE5]

 清流近くにのみ生育するリンゴ。綺麗な水と上質な魔力により大きく成長する。セカイイチしか食さないドラゴンが存在しており、そのことから別名ドラゴンアップルとも呼ばれている。

 

 

 おおー。初RARE5ですよ!! レア度の関係か説明文も長いですね。

 

 しかも縁起の良さそうな名前です。まだまだ木にたくさんぶら下げているので当分困ることはなさそうですな。

 

 

 決めた、ここを我がキャンプ地とする!

 

 

 と言うことでまず雨風を凌げる拠点を造ることにします。メニューを呼び出しアイテム生成一覧を見てみましょう。

 

 

 ふーむ……。見てみた感じ、現状造れそうなのは木の小屋だけのようですね。初回の拠点作成では、木の小屋のみ素材消費無しで作れますね。

 

 

 では早速つくってみますか!

 

 

 何処らへんがいいですかね。いくら湖畔といえど広さは限界がありますし。

 

 そうですね〜……。ではここにしましょう。湖畔の左端の方で、ちょうど湖全体を見渡せるような立地です。

 

 出来ました。1分とかかりませんでしたね。とはいえ、どうやら作成するにはいくらか時間がかかるようです。木の小屋で1分でしたから貴族の邸宅や城だとかなりの時間が掛かりそうですな。

 

 

 外観は小さめの山小屋と言った所でしょう。中に入ってみようと思います。

 

 では、ご開帳〜。

 

 ふむふむ。中は結構明るいです。天井から吊り下げられたランプから静かな灯りが齎されていますね。何とも言えない風情があります。

 

 

 壁に沿うよう置かれた木製のテーブルとテーブルを挟んだ二つの椅子は一切の加工が為されておらず、木の板を継ぎ接ぎしたような様相です。まああるだけマシなので文句は言うまい。

 

 

 右を見ればガラス張りの窓が一つだけありますね。

 

 

 奥にはベットがあります。それと小さめですがハシゴ付きのロフトが併設されていますね。

 

 ……結構、いえそれなりに良い物件ではないでしょうか。

 

 

 おや。扉のせいで気付きませんでしたが、扉の近くにハンガーのかかる服がありました。

 

 

 鑑定!

 

・麻布の服一式 [RARE1]

 この世界における農民の服。麻で出来ており比較的丈夫。

 

 よくあるファンタジー風のモノのようですな。ともかく着ることにします。

 

 

 おおー。とは言いましたが着心地は普通ですね。ですがこれで上半身も隠せました。

 

 

 ようやく女性視聴者の方も安心して見れますね。チャンネル登録お願いします。

 

 

 拠点確保を達成したのでホームスポット化しておきます。これでこの拠点には私の許可が無ければ何人とも入り得なくなりました。

 

 

 言い忘れていたのですがこのゲーム、空腹値と言う珍しいモノが設定されておりまして、これがゼロになると時間経過で体力が減少していく仕様となっています。

 

 ですので定期的に食を摂る必要があります。とはいえ普通に1日三食摂れば問題ないそうです(wiki調べ)。現実世界と同じですね。

 

 

 さて、人心地着いた所で更なる食材の確保に移ろうと思います。

 

 一応セカイイチを2、3個ほどストックしておきましょう。もしもの時のためですね。

 

 

 外は相変わらずの薄紫の空が広がっています。湖には何が生息しているのでしょうか。楽しみです。あくまでもゲームなのですが身体が良質なタンパク質を求めているような気がします。

 

 

 そのうち芋虫を見ただけで「タンパク質です」と言いそうな気がしてきました。

 

 湖には、何らかの水生生物がいると思うので……あ、網とかないですね。付随してそのほかに魚籠もないことに気が付きました。

 

 これでは獲物を獲ってもリリースするしかないです。したがって作る他無いようですな。最早サバイバルになっている気がします。

 

 アイテム作成一覧をメニューから呼び出し、必要な素材が載っているので該当する素材を探しに行きます。

 

 お。思ったより簡単そうですね。

 

 網は「クモの巣」と「木材」それと「竹」です。ここに来る途中で竹藪を見かけたので、竹はそれを使うことにしますか。

 

 対して魚籠も同様ですね。クモの巣だけは要りませんが。

 

 そして早速竹藪が群生する地点に移動しましたがここで問題が発生しました。

 

 

 どうやって素材として持ち帰れば良いのでしょうか。一本丸ごと持ち帰る訳にも行きませんし、ノコギリか何か欲しいですね。

 

 折ることも考えましたが竹の太さが尋常ではないことと、竹自体がしなるため現実的ではありません。

 

 詰まる所切断する刃物が必要ですな。ノコギリの作成に必要な素材を見てみます。「鉄」「木材」が必要ですね。

 

 ん? て、鉄ですか。……なんだか猛烈に叫びたい気分です。

 

 取り敢えずセカイイチがあるので今日の所は戻りましょう。

 

 何か別の方法で食料確保に臨む必要がありそうです。

 

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