クリア特典:Archives 作:豆腐
【HUNK-ハンク-】
アンブレラ社にとって弊害となる対象の排除、殲滅、抹消を担う特殊部隊、Umbrella Security Service――U.S.Sアルファチームの隊長。
粒揃いのU.S.Sの中でも驚異的なサバイバル能力を誇り、例え隊が全滅しようと、必ず任務を果たし生還することから『死神』と畏れられていた。
まるで人間としての情が存在しないかの如く振舞う冷血漢。不要とあらば同朋を見殺しにすることもいとわず、与えられた任務を達成することを最優先に据えるアンブレラの狗だが、湯豆腐を好むといった意外な一面も存在する。
原作バイオハザードRE:2では、離反行為を疑われたウィリアム・バーキンを回収するため、アルファチームを率いてNESTへ赴く。
しかしゴーストことJ.マルチネスの誤射により、重傷を負ってしまったバーキンが死の直前に自ら『G』を投与、蘇生と共に暴走を引き起こし、ハンクを除くアルファチームは壊滅してしまう。
その後、長期にわたりラクーンシティに潜伏。『G』のサンプルを落としたレオンに代わってこれを手に入れ、ナイトホークを除くただひとりの生存者として帰還を果たす。
本作では『G』のほか、極秘裏に開発されていた新型兵器『LISA-001』の回収に向かうところで原作との乖離が始まる。
終始『LISA-001』に情を向けることは無く、必要とあらば救い、必要とあらば導くだけのコマンダーとしてのポジションを徹底した。
それが逆に、傷心状態だった『LISA-001』を癒すこととなる。
元々『LISA-001』は攻撃性が低いという兵器として致命的な欠陥を抱えており、さらには親との離別によって精神的に酷く衰弱していた。
そんな彼女にとって、どんな絶望的状況下にあっても決して折れることを知らないハンクの鋼の精神は、荒波の中でも迷わず道を指し示す羅針盤のような精神的支柱だった。弱った幼い心に最も必要だったのは、自らを支え導いてくれる頼れる存在だったのである。
少女は彼を通して、死地におけるメンタルコントロールと戦闘技術を習得していった。ある意味『LISA-001』を兵器として完成させた人物であり、しかし同時に物事を思考する人間へと進化させた切っ掛けでもある。
そのため『LISA-001』からは無類の信頼を置かれており、それが結果的に離反や暴走を防いでいた。
死神は再び、主より下された任務を全うしたのだった。
本作においても、彼はどのルートでも生存する。
結末は変わらず、アンブレラ崩壊後は消息不明となる。
【LISA-001】
ある研究者が、不死身の出来損ないリサ・トレヴァーとT-ウィルス完全適応者セルゲイ・ウラジミールの遺伝子を掛け合わせ、TやGを摂取させることで生まれたイレギュラーの奇跡。
一見すると、銀の髪に黒い瞳をもった十歳程度の幼い少女である。
人間と全く変わらぬ容姿を持ち、高レベルの学習能力と知能を誇る。
骨格に金属質が融合しており、また人間離れした高密度の筋線維を有するため、小柄な見た目に反して非常に重い。
さらに偶発的に生じたT+Gと類似するウィルスの影響か、特殊な筋組織により発電・電流操作まで可能とし、出入自由な鋼鉄の爪を電熱ブレードへ変えて行使する。
電流操作能力の応用性は非常に多岐に渡り、己の金属骨格を要とした磁力操作や、電流を介し電子機器と神経組織を接続することで直接アプローチをかけ、精密機械を意のままに操ることも可能である。
加えて生体電気を受信する第六感的感覚を持ち、近距離であればソナーのように周辺生物の位置情報を感知することが出来る。生体電気を介して他者の精神や健康状態を把握可能なため、母に当たる女研究者の情緒から人間の感情を学んだという経緯がある。
感情が発達し過ぎたため兵器としての価値は失敗作に等しいが、単純なスペックだけを考えれば、殲滅兵器よりむしろ工作員として非常に優れたB.O.Wと言える。
しかし弱点としてエネルギー効率が悪く、常に大量の食料を必要とする。栄養不足に陥った場合は暴走の懸念があるため、普段は飢餓抑制剤入りの栄養剤で過ごしていた。
また、他の生物兵器とは異なり脳機能が正常に働いているため、人間に近しいデメリットとして痛みに弱い一面もある。
天敵となる存在は『LISA-001』の血液を基に作られた抗ウィルス血清「L-adapter」によって変異した生物。彼らは『LISA-001』同様強力な生体電気を放つため、それがジャミングとなり生体センサーに引っ掛からなくなってしまう。
好物は動物質のもの全般。金属骨格を補うためか鉄分豊富な肝臓や骨髄を好み、特にB.O.Wの異常発達した器官は最も栄養効率に優れた食材である。
その反面、苦みのあるものを嫌う。アークレイ原産のハーブ類はとにかく苦手で、これはゴーストが知る由も無かったことだが、当時は身体が未成熟だったためハーブに含まれる抗ウィルス効果を本能的に嫌ったからだとされる。
肉体が成長した未来では体内の残存ウィルスが完全に細胞と同化して消滅しており、本能面での嫌悪感は無くなった。
本作において特異点として機能するキャラクター。
ハンクのバディを務め、彼を通し無力な怪物から勇敢な人間へと成長を遂げていく。
元来の性格は狡猾で、精神構造は野生動物のそれに近かった。
だが生体電気を読み取る力を持っていたことで、母親にあたる研究者から愛情を知り、健全な情緒を芽生えさせることとなる。
数々の困難や死闘を乗り越えた『LISA-001』は、人の在り方や美しさ、尊厳というものを学習していく。やがて一人の女の子として確立された自我は、もはや人間と変わりのないものだった。
人の心を持ちながら怪物として扱われ、果てに歪んでしまった「エヴリン」とは対極にあたるキャラクターである。
ラクーンシティ壊滅後はアンブレラから脱走、ゴーストと共に各地を点々とし、民間軍事会社アンブレラに所属。
表向きは生物災害被災者として保護されながら、裏でアンブレラが残した「負の遺産」を駆逐する役割を担う。
いつか死神と再会する日を夢見て、少女は戦場を駆けていく。
《ハンクとLISA-001》
《LISA-001 幼少期》※AI
《民間軍事会社アンブレラ所属 リサ》※AI
【Ghost-ゴースト-】
U.S.Sアルファチームの新米隊員。本名はJ.マルチネス。原作では初任務として、ハンクと共にラクーンシティへ派遣される。
しかしウィリアム・バーキンを誤射してしまい、それがバイオハザードを引き起こす遠縁となってしまった。
IFを描いた「The Ghost svivor」では辛うじて生き残り、『G』のサンプルを回収してNESTを脱出しようとするも、エイダに隙を突かれ命を落とすという
本作ではハンクのバディ2号を務めつつ、『LISA-001』の情緒の発達を促す役割を担う。
未熟な新米隊員として粗も多く、動揺や詰めの甘さが目立つが、実力はエリート部隊に相応しく一級品。
物語を通し、ハンクでは補えない人間としての感情面を少女に教え伝えていく。彼がいなければ、『LISA-001』は冷徹な性格に育っていたかもしれない。
ラクーンシティから脱出後、バイオハザードの発端として責任を咎められ、実験材料にされかけるも『LISA-001』のコントロールが容易くなるという理由から保留される。
その後『LISA-001』と結託し、施設を脱走。『LISA-001』と共に彼女に関するデータを全て破壊した。
なお、ラクーンシティ事件の証拠隠滅を目論むアンブレラの陰謀により、戸籍上死亡したことにされている。
名実ともに
【ハンス・ウェスカー】
オズウィル・E・スペンサーによる、完璧な頭脳と最高の肉体を持つ従順な人間を人為的に作り出す計画、「ウェスカー計画」被験者の一人。
原作ではスペンサーのシナリオによりウィルスを摂取し、適合出来ず死亡している。
本作では事実上のラスボス、あるいはトリックスターとしての役割を務める。
世界中から選抜された優秀な子供たちの傑作選だったことから、非常に優れた能力を持つ。
しかしスペンサーから特に目をかけられていたわけではなく、むしろウェスカーの中では凡作の評価だった
彼の異常性は、他人を自在に操れる人心掌握にある。
言葉遣い、態度、仕草、あらゆる信号を駆使し、他人にとって可でもなく不可でもない人畜無害な人材を演じ続けていた。
誰も彼も彼の本性を知ることなく懐柔され、『LISA-001』を生み出した研究者も心を許すほど。作中でも「怪物に襲われる研究者」「狂気に堕ちた科学者」を演じ、『LISA-001』の精神を追い詰めると共にU.S.Sを排除に掛かっている。
彼の目的は『LISA-001』という我が子の完成。既存のあらゆる生物兵器を凌駕するという意味ではなく、女研究者と共同の志で目指した理想、即ち彼女との「子を成す」という狂気である。
『LISA-001』には感情など不要とし、機能不全に陥ったNESTを掌握、少女を精神的に追い詰め自我を奪い去る計画だったが、ハンクの活躍により悉く阻止される。
ハンス・ウェスカーにとってハンクは唯一思い通りにならなかった人間であり、また計画を潰し続けてきた天敵という点から、異常なまでの憎悪を抱くようになった。
やがて「L-adapter」を自身のTウィルスに対する免疫を用いて完成させ、アルバートに匹敵するほどの身体能力を獲得、ハンクと『LISA-001』を追い詰める。
しかし逆転の一手を見抜けず反逆に遭い、重傷を負ったのちマザーに捕食され死亡した。
……かに思われたが実はまだ生きており、互いに「L-adapter」由来の怪物という接点から細胞が融合、臓器移植の記憶転移のようにマザーの右腕へ自我が寄生し、END2では腕だけの姿となって最後の戦いを引き起こす。
戦闘の末ロケット弾を撃ち込まれ、爆砕。己のためだけに母娘を利用せんとした怪物より悍ましい人間は、母娘の手によって地獄へ落とされた。
【ニコライ・ジノビエフ】
アンブレラバイオハザード対策部隊、U.B.C.Sに所属する兵士。その正体は生物災害被災地域にて発生した怪物や、投入されたB.O.Wの情報収集、アンブレラにとって不都合な情報および人物の抹消を担う、監視員と呼ばれる特殊工作員である。
スペツナズ出身ともあって非常に高い能力を備えた兵士であり、卓越したサバイバル技術を誇る。
原作バイオハザード3より登場。リメイクされたRE3とでは若干立場や役回りが異なるものの、己の利益のためなら他者を平気で駒として切り捨てる冷酷残忍な守銭奴であることは一貫している。
本作では第23話「End1:最期の流星」にて登場。ハンクが持ち帰った『LISA-001』のデータの数々に巨万の富を生む可能性を見出し、交友のあるセルゲイ・ウラジミールへサンプルを横流しした。
その結果、クローニングされた『LISA-001』由来のB.O.Wが負の遺産に加わることとなってしまう。
【セルゲイ・ウラジミール】
1000万人に1人の確率で存在するとされる、感染しても脳や肉体の劣化を起こすことなく身体能力を向上させることを可能としたT-ウィルスの完全適合者。
ラクーン大学で製造されたタナトスを除く全てのタイラントの素体を提供した
人物であり、いわばタイラントは彼の分身のような存在と言える。
痛みに対して独特な価値観を持ち、時折自傷行為を起こしたり、他者に痛みを与えようとする、被虐主義と加虐主義の両面性が見られる異常者。
原作ではアンブレラクロニクルズにて登場。当時崩壊の一途を辿っていたアンブレラの事実上最後の砦であるロシア支部にて、新型タイラントT-ALOSを使いアンブレラ復権を目論んでいた。
本作では『LISA-001』の素体として生殖細胞を提供。つまり、『LISA-001』にとって遺伝子上の父親にあたる。彼のT-ウィルスに対して一切の劣化を引き起こさない特異体質が、『LISA-001』へ人間に等しい脳機能や容姿を与える所以となった。『LISA-001』が銀髪なのは彼の遺伝によるもの。
また、第23話「End1:最期の流星」では、T-ALOSのみならず、ニコライ・ジノビエフから提供された『LISA-001』のクローンを従え、クリス・レッドフィールドとジル・バレンタインを迎え撃つこととなる。
【ジェイク・ミューラー】
世界各地の紛争地域を渡り歩く傭兵。数々の危険地帯を生き残ってきた指折りの実力者であり、金銭に対し強い執着心を持った捻くれ者。だが決して悪人というわけではなく、過酷な生い立ちから人間不信に陥ってしまった悲しい境遇を持つ、本来は人情味に溢れた人物である。
その正体はアルバート・ウェスカーの実の息子にして、あらゆるウィルスに対し完全な抗体を持つ特異的遺伝子の持ち主。
原作バイオハザード6ではキーパーソンを務める主人公。彼のウィルス抗体に目を付けたネオアンブレラにその身を狙われ、東欧、中国、アメリカと世界中を巻き込んだバイオテロとの戦いへ身を投じることになった。
最終的には彼の血で作られた抗体によってC-ウィルスを発端としたバイオハザードは一端の収束を辿り、世界を救うという大業を果たす。
父親譲りの常人離れした身体能力の持ち主であり、並みのB.O.Wはおろか、生物兵器として最上級のスペックを持つネオアンブレラの刺客、ウスタナクと素手で渡り合うほどの圧倒的フィジカルを誇る。
原作バイオハザード6にてシェリー・バーキンと出会い、数々の戦いと呪われた血の宿痾を通じて、閉ざしていた心を次第に開くようになった。
やがて精神的に大きく成長した彼は、戦地を渡り歩く傭兵ではなく負の遺産から人々を守る兵士として、歴史に名を残さぬ英雄となった。
本作では第26話「第5の生存者」にて登場。ハンクを探しながら各地で生物兵器の駆逐を行っていた
アルバート譲りの優れた遺伝子の持ち主ゆえか、少女からは強い親近感を持たれていた。
【Mother-女研究者-】
『LISA-001』の開発者。本来は無名であったはずの一研究員である。
強欲で上昇志向が強く、己の地位を確立するためなら他人の命を平気で奪える典型的なアンブレラの悪党だったが、『LISA-001』に触れ改心を果たす。
しかし高濃度のTウィルスに暴露され感染。ゾンビ化する末路を辿る。
そこで一つの奇跡が起こる。ウィルス抑制剤の代わりに注入していた「L-adapter」の効果により、僅かに知性を回復させたのだ。
ハンス・ウェスカーの暗躍により、大量の死骸を喰らって進化。果てにハンクや『LISA-001』と交戦する。
朧な自我の根底には娘への愛が存在し、「リサをアンブレラへ連れて行かせるわけにはいかない」という潜在意識のもと、ハンクを抹殺すべく牙を剥いた。
一度は敗北し、全身を凍結され首を落とされたものの、ハンス・ウェスカーの手によって蘇生。さらに機械を脳に埋め込まれたことで従僕と化してしまう。
機械が破壊されたあとはハンス・ウェスカーを追い、瀕死の彼を捕食。「L-adapter」の完成形であるハンス・ウェスカーのDNAを取り込んだ事で更なる進化を引き起こす。
体の再構築を経たマザーは、奇しくも醜い怪物ではなく、愛する娘の姿とそっくりな肉体に生まれ変わっていた。
そうして母親は、子供のために最後の決戦に臨む。
どちらのルートでも死亡するが、しかしどちらでも、彼女が抱えていた「リサに対する後悔と罪悪感」は浄化され、救いと共にこの世を去っていく。
人間でありながら怪物のような心だった彼女だが、『LISA-001』を怪物から少女へ変えた母親であり、リサによって心を人間に戻すことが出来たのだった。
本名はアリス・アバーナシー。
映画版バイオハザードシリーズ主人公とは同姓同名の他人である。
まさかのまさか、あのハリポタ二次界隈の巨匠ようぐそうとほうとふ様から素敵なイラストを頂きました! この場を借りて感謝御礼申し上げます……!
2026/04/16
先日、SNSで素敵なイラストを頂きました! ※念のためAIによる画像であることを表記しております。
レクイエムから拙作を思い出してくださったとのこと。本当にありがとうございます!