深淵歩きは転生した   作:ウニダコ

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表現や展開をどうすればいいか分からず、遅れてしまいました。申し訳ありませんでした。

こんな稚拙な小説を見てくださる方がいるということに感激しています。

宜しければこれからも見ていただけると幸いです。

追記 : 4/22 シフを雌ということに修正しました。



深淵歩きの新たな家族

 

サー・アルトリウス

 

 サー・アルトリウスは、アーサー王伝説に登場する伝説の人物である。

 

 彼は物語の主人公であるアーサー王や、裏切りの騎士として知られているモードレッドなどに勝るとも劣らぬ高い知名度を持つ。しかし、彼はアーサー王伝説の登場人物の中でも最も謎の多い人物でもある。

 

 中でも最大の謎である彼の出自に関しては専門家たちの間で様々な説が提唱されているが、最も一般的な説は魔術師マーリンに拾われた赤子の時のアルトリウスが、ウーサー王の配下であるエクター卿の元に預けられたという説である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私の兄さんは、とても変わった人だった。

 

 年齢に外見は青年そのものだというのに、言葉使いやふとした時に見せる表情は成熟した大人のそれだった。

 

 彼は、人間と交流することよりも、動物と触れ合っていることの方が好きなようだった。

 

 その端整な顔の表情が変わったところを、殆ど見たことがなかった。

 

 幼い頃の私には、そんな彼と私の間に深い溝があるのを感じ、彼が人間とは別の生き物に見えてしまっていた。

 

 だから、彼とはなんとなく距離を置いてしまっていた。

 

 そんな私の彼との関係は、とある出来事で大きく変わることになる。

 

 

 

 

 

 当時、エクター卿の領地の森には、狩猟のために森に入った領民の大半を殺したという凶暴な熊が出没していた。その現場は地獄もかくやという有り様だったらしく、森の近辺の住民は眠れない夜を過ごしているとの話だった。

 

 そんな話を聞きつけた私は、次代の王としての正義感から「その熊を1人で退治して民を安心させよう」と考え、その旨についての書き置きを残し、一本の剣を携えて無謀にも単身で森へと入った。

 

 実に浅はかで愚かな行動だった。例え正義感からくる行動でもその根底には、当時エクター卿とケイ兄さんに模擬戦で勝利した事 (なおケイ兄さんには得意の話術で勝敗をうやむやにされた) と、マーリンの教育によって魔力放出を習得した事からくる思い上がりが間違いなくあっただろう。

 

 そして案の定、森で出会った魔熊に私は圧倒された。

 

 奴は、大きさも凶暴さも何もかもが規格外であった。

 

 後に聞けば、奴はただの熊ではなく、ブリテンの地に残る下位の魔獣だったらしい。

 

 いくら下位とはいえ幻想種相手に、模擬戦の経験は対人戦のみで、精度がまだまだ低い魔力放出しか使えなかった幼い女児が敵うわけがなかった。

 

 剣でいくら斬りつけても、魔熊は少し怯むだけで倒れる気配は微塵もなかった。

 

 あっという間に、私は奴に追い詰められた。刃が奴に決定的な傷を与えることはなく、逃げようにも目の前の怪物から逃げきれるビジョンは、頭の中に浮かぶ事は無かったた。

 

 代わりに浮かんだのは、つい先程は生きていた自分が辺り一面に転がり、その欠片を魔熊が貪る光景だった。

 

 そして私は理解した。

 

 この場において、自分はただの愚かな小娘だということを。

 

 

 

 

 

 

 それでも、私は剣を握った。

 

 確かに、己は貧弱な幼子だ。

 

 自分の力を過信した、未熟で軽率な子供だ。

 

 だが、私は()()()()()()()()である。

 

 己が王道を突き進み、この暗雲立ち込めるブリテンを希望の光で照らす者である。

 

 それが、こんな獣になす術もなく殺される? 

 

 ふざけるな ふざけるなよ

 

 私は剣を突きの形に構え、私が戦意を喪失したと思ったのか、こちらに顔を近づける魔熊の左目に、魔力放出を重ねた剣を突き刺した。

 獲物の思わぬ反撃に、すっかり油断していた魔熊は片目に走る痛みと共に凄まじい声をあげた。

 その瞬間、私は魔力放出で強化した体で脱兎のごとく走り出した。

 

 今は、逃げ切れればそれでいい。

 

 そう思って走り出した数瞬後、私は後ろから強い力で吹き飛ばされ、近くにあった大樹に叩きつけられた。

 

 激痛に悶えながらも、何とか私を吹き飛ばした元凶を見つけた私は驚愕した。

 

 そこには、牙を剥き出しにしながらこちらを憤怒の表情で睨み付ける、左目から剣を生やした魔熊がいた。

 

 魔熊は、腐っても幻想種である魔獣の端くれである。故に、その生命力は通常の生き物とは一線を画している。生物の急所である目を潰されてたとて、それで怯んで獲物を諦める様な生き物ではないのだ。

 

 魔熊は、叩きつけられた際の負傷で動くことの出来ない私へ向かって、咆哮を上げて突進してきた。

 奴は私に接近すると、その巨大で、見たものに恐怖を抱かせる爪が生えた前足で、私を切り裂こうとした。

 

 そして

 

 爪が

 

 私に

 

 

 

 

 

 

 

 獣の悲鳴が聞こえた。

 

 朦朧とする意識の中で、私は地面に切り落とされた魔熊の左足と、()()()握った大剣を振り下ろした体勢で立っている青年を見た。

 

「よく頑張ったな」

 

 雲の切れ間から差し込んだ月明かりが、青年の躯体を明るく照らした。

 

 服の上からでも分かる、鍛え上げられた無駄の無い狼のごときしなやかさを持つ肉体。宝石をそのままはめ込んだかのような碧の瞳。全ての部位が完璧な配置の美しい顔立ち。流れるような灰色の短髪は、降り注ぐ月光を浴びて煌めいている。

 

 そんな目も眩む様な美貌の持ち主である青年──アルトリウス兄さんが、私の目の前に立っていた。

 

 アルトリウス兄さんは振り下ろした大剣を肩に担ぐと、聞いたものを1人残らず安心させてしまうような声で、私に労いの言葉をかけた。

 

「もう大丈夫だ、今はゆっくり休むといい」

 

 そう言って、兄さんはゆっくりと目の前の魔熊に体を向けた。魔熊は自分の片足が斬り落とされたことに混乱していた様だったが、これまでただの食糧でしかなかった人間に自分の食事を妨害されたという事実を認識したのか、さらに鼻息を荒らくさせ、突如現れた人間を恐れさせようと後ろ足で力強く立ち上がり、自分を相手よりも大きく見せた。

 

 元々規格外の大きさであるというのに、2本の足で立ち上がった魔熊には、凡夫ならば見つめられただけで失神してしまう程の威圧感があった。

 

 

「お前は、ただ生きていたいだけなのだろう。それは私とて同じことだ。しかし、お前は人を喰らってしまった……」

 

 だが兄さんは、怯むことなく堂々とした佇まいで、魔熊をどこか哀れみを含んだ目付きで見つめた。

 

 そんな今までの人間とは明らかに違う姿に恐怖したのか、魔熊は兄さんへ向かって倒れこみながら、残った右足を兄さんへ知覚するのがやっとな速度で振り下ろした。

 

 だが、兄さんはそれを上回る速度で死角となった左前方の地面を転がること(ローリング)で回避した。

 

 そして、魔熊が勢いをつけた攻撃が外れたために体勢を崩している隙に、地を力強く踏み切り魔熊の頭上へ1回の回転を添えながら跳ねる様に飛び上がり、重力と回転の力が加わった流麗な一撃を魔熊の首にめがけて振り下ろした。

 

「人を殺した存在は、人によって殺されなくてはならない」

 

 狙いすまされ洗練された一撃は、魔熊の肉に覆われた丸太の如く太い首を、いとも容易く切断した。

 

 切断された魔熊の首は、地面をころころと転がり、私の目の前でピタリと止まった。

 

 そこからの記憶は、私には無い。

 

 ◆

 

 寝かされていた寝台で目を覚ました私は、エクター卿から自分の次代の王としての自覚についてのお叱りを、ケイ兄さんからは自分の不注意についてと、自分を見つけるためにした苦労について、正論ではあるが長時間耳にしたら命を断ちたくなるであろう筆舌にしがたい表現を用いた厳しい説教をされた。

 

 ケイ兄さんの猛攻を耐えきった私は、浅はかな自分を魔熊から助け出し、それだけに留まらずエクター卿の邸宅まで運んでくれたことに対しての礼をするためと、あることを問うためにアル兄さんの元を訪ねた。

 

 何でも、彼は私の書き置きを見つけた後にエクター卿やケイ兄さんにその事を伝え、更に領民に協力を仰いで捜索部隊を設立したという。(森に入り、熊に見つかった者の行く末を知っていた領民が恐慌状態になりかけたが、そこはケイ兄さんをあてて無理矢理言いくるめたらしい)

 

 その時のアル兄さんの指揮は、普段の彼からは想像もつかない程に覇気に満ちていたという。

 

 

 

 アル兄さんは、鬱蒼として静謐を湛える森の中で、仕留めた魔熊の供養をしていた。彼が言うには、例え人を喰らおうとも供養されない理由にはならない、との事である。

 

 月明かりに照らされて祈りをするその姿は、どこか幻想的な雰囲気を纏っていた。

 

 

「私を助けて下さったこと、誠に感謝しています」

 

「気にすることはない。兄として当然のことをしたまでだ」

 

 共に供養を済ませた後に私がそう感謝すると、兄さんはいつも通りのピクリとも動かない表情でそう答えた。

 その言葉には、本当にどうとも思っていないという思いが、容易に感じられる程に含まれていた。

 

 だからこそ、私には気になって仕方がなかった。

 

「兄さんは……私のことをどう思っていますか?」

 

「……それは、どういう意味だ?」

 

 彼は、相も変わらず微塵も歪まない石のような顔を此方に向けた。

 

「……私が、王に相応しいのか、ということです」

 

 彼の言葉に、私は絞り出す様にそう返した。

 それを聞いて、彼は少しだけ目を見開いた。

 

「この騒ぎは、私の軽率さが引き起こした事です。私は、剣の腕で他人に勝ったからといい、あのような軽率な行動に出ました。

 このような、己の力量も測れない者が、王に相応しいとは思えません」

 

 そして、私は疑問に思ったのだ。

 

 個としての力も、他人を率いる能力も持っている兄さんこそ、このブリテンの君主となるに相応しいのでは? と。

 

 この私の内に生えた疑念は、己の無力さに打ちのめされていた私の中で、徐々に確信へと変わりつつあった。

 

 しかし、

 

「私は、そうは思わない」

 

 じりじりと私の内で形成されつつあった答えは、次に彼の発した言葉によって粉々に粉砕された。

 

 続けて、私の話を黙って聞いていた彼は、抑揚の無い声でゆっくりと私に説いた。

 

「アルトリアが王に相応しいかどうかなんて、私が決める事ではない。

 お前がこれからどんな道を歩むのかは、アルトリア自身が決めることだ」

 

 彼の言葉は、まるで暗い迷路から自分を外へと誘う、一筋の光輝く道の様であった。

 

 字面だけを見ると無責任な言葉に感じるかもしれないが、その時兄さんとの実力の差を目の当たりにしたために自信が消えかけていた私には、このような肯定的な言葉はどんな励ましよりも力になる言葉であった。

 

「それに、私は君が思っているような、王たりうる人間ではない」

 

「……お見通し、なのですか?」

 

「当然だ、お前はかなり生真面目だからな。自分の愚かさに苛まれて、私が王に相応しいと考えるところまで、想像するのは難しくなかった」

 

「先程も言ったが、私は王になど相応しくない。むしろ、この世にこうして生きている資格すら無い、罪深い存在なんだ」

 

 兄さんは、いつもの無表情(鉄仮面)と共に、自嘲するようにそう言った。

 

 彼の声には、深い深い悲しみと、途轍もない後悔の念が含まれていた。その感情から、彼が過去に辛い目にあったということは、想像するに難くなかった。

 

 しかし、私は彼の言葉に、哀れみよりも怒りを覚えた。

 

「……そんなことは、ありません」

 

「アル兄さんは、罪深い存在などではありません。こんな私を救ってくれた、とても優しい人です」

 

「だから、自分に生きる資格は無いなんて、言わないでください」

 

 私は、今まで彼がどういう人間なのかを知らなかった。私は彼に対して勝手な先入観を抱き、彼の事を深く知ろうとしなかった。

 

 しかし今回の件で、私は彼の人間性を知った。

 

 彼は、凄まじく優しい心の持ち主だ。それも、他人のためなら自分の身をも厭わないような心である。この暗黒のブリテンでは、そのような心の持ち主を見つけ出すことは不可能に近いだろう。彼は、その事を誇りに思うべき人格者だった。

 

 故にこそ、彼の自らを卑下する言動が、私には許せなかった。だから、私は彼に向けて怒りと懇願を込めた言葉を捲し立てた。

 

「……」

 

 彼は、私の言葉を聞いた後、暫くの間何かを考えこんでいた様だった。

 黙りこくった彼に痺れを切らした私が、彼は果たして自分の話を聞いていたのかと思い始めた頃、彼は突然口を開いた。

 

「私には昔、親友が居た」

 

「……親友、ですか?」

 

 唐突な語りに少々困惑しながらも、私は彼の話を聞くことにした。

 

「そうだ、親友だ。強く賢く、それでいて勇敢な、信頼できる奴だった。彼女は、まさしく私の誇りだった。私たちは、一心同体だった」

 

「ある時、森の奥地にある集落が、突然現れた魔獣によって壊滅させられた」

 

「丁度その時、私と友は狩りをその集落の近辺でしていた。案の定、私たちは奴と鉢合わせしてしまった」

 

「私たちは、共に奴と激しい戦いを繰り広げた。だが、奴の力は私たちの力を上回っていた。戦いの最中に、友は命に関わる傷を負った」

 

「隙を見て一旦退いた私は、負傷した友を待機させて、奴と戦った」

 

「奴との戦いは長時間にわたって続いた。度重なる戦闘で、互いに傷付きあった我々の命は風前の灯火だった」

 

「朧気だった私の視界は、奴が地に伏した光景を最後に捉えて途切れた。次に私の視界に入った物は、毎朝見ていた天井だった」

 

「私はどうやら周囲を通りかかった猟師達に助けられ、家まで届けられたようだった。

 私は友について彼らに尋ねたが、そのような人物は見当たらなかったという返事が返ってきただけだった」

 

「私は、大切な親友を置いて、1人だけで帰ってしまった。私が至らなかったばっかりに……」

 

「私は、そんなどうしようもない人間なんだ……っ」

 

 彼は殆ど変わることの無かった表情を、悲壮感に満ちたそれに変えていた。

 それを見て、私は漸く彼の本質を理解した。

 

 彼は、ずっと苦しんでいたのだ。自分だけが無事という事実に、ずっとずっと耐え続けてきたのだ。

 

 己の半身とも言える盟友を失う。そんな只でさえ辛い出来事だというのに、他人よりも優しい彼はその優しさ故に更に辛くその事実を受け止め、罪悪感に苦しんでいただろう。

 

「……もういいだろう、これで私がどんな人間か分かったはずだ。この話しはもう終わりだ」

 

 そう告げた彼の表情はどこまでも辛そうで、放って置いたら何処か遠い所まで行ってしまう様な、そんな危うさを含んでいた。

 

「……それでも私は、兄さんには生きていて欲しいです」

 

 だからか、私はいつの間にかそう口に出していた。

 

「……この期に及んで、まだそんなことを言うのか。どうやらお前は、思っていたより頑固だったらしい」

 

 彼は氷の様な冷たさを思わせる目で此方を見、底冷えするような声色でそう言った。

 その態度に怯むこと無く、私は自らの考えを述べた。

 

「……私は、今はただの子供です。兄さんの様に強くもなく、所有している知識も多くありません」

 

「ですが、そんな私でも、兄さんのような優しい人は、生きていくべきだと思っています」

 

「っつ! お前に何が分かる! 」

 

 私が考えを述べた直後、突如彼は今まで平淡だった声を荒らげ、顔を憤怒の色に染めてそう怒鳴った。

 

「心から通じあえる友を失った私の何が分かる!!

 私にとって彼女の居ない世界など! 生きる価値は無いんだよ!」

 

 彼の叫びには、凄まじい怒りの感情が含まれていた。その荒れ狂う感情の渦は、私に牙を剥き出しにして怨嗟の慟哭を上げる、獰猛な大狼の姿を幻視させた。

 

 けれどもその大狼は、どこか泣いているようで。

 友を失った悲しみに、身を震わせているようだった。

 頬を涙で濡らすその姿は、見ていられない程に痛ましかった。

 

でしたら!! 

 

 

 ──私が、兄さんを支えます

 

 

 彼は、私の思わぬ返しに当惑した様子だった。さすがの彼でも、この返事は予想できなかったようだ。

 

「兄さんどんなに辛くても、私が助けます! どんなに苦しくても、私が支えます!

 だから、どうか居なくならないでください……お願いです……! 」

 

 自分でも、莫迦なことを言っている自覚はあった。今日に初めて彼の本質を知ったというのに、まるで愛する者への告白のごとき事を口走っていたのだから。

 

「……分からない……お前は、どうしてそこまで、私に構うんだ……? 」

 

 理解できない、とばかりに彼は私に問いかけた。

 

「……どうしてか、ですって? 」

 

 そんなの、決まっている。

 

「兄さんが私の家族だからです」

 

 私の言葉に、彼は目をぱちくりとさせた後、柔らかな微笑を顔に浮かべた。

 

 

 





・アルトリウス(転生後)

何の因果か型月世界に転生してしまった幸薄騎士。成長するごとに前世を思い出すが、自分の不甲斐なさ、そしてシフの事を思いだし、自分だけ生きている罪悪感から軽い鬱になる。
鬱屈した日々を送る中で起きた事件で、今世の妹であるアルトリアを救う。その事から彼女に感謝され、素晴らしい人間だと思われるが、それを否定するために前世の自分の経験に脚色した話を聞かせる。だが、それだけで考えを改めるアルトリアではなく、それどころか告白紛いの発言をされた。

あれこいつヒロインじゃね?


・アルトリア

皆さんご存知金髪碧眼ヒロイン。この時はまだ聖剣を抜く前なので、まだまだ未熟な状態。手合わせで勝利したことで自信がつき、魔熊退治に出掛けるが歯がたたず、殺されかける間一髪のところをアルトリウスに救われる。その事から自分に自信が無くなり、自分よりも強い兄に情景の念を抱くが、兄が途轍もない闇を抱えていることを知ってからは、兄を『誰よりも傷ついた人間』として見るようになった。
そして、兄の心を救うために例の支える発言をした。

あれこいつ主人公じゃね?
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