最近、遠くへツーリング(知波単風に言えば遠乗り)に行く話が多かったので、久しぶりに学園艦と大洗を舞台にしたお話を書きます。
誰が出るかは、もうタイトルでわかるかな。
実家に帰っていた時に、大洗女子学園の学園艦が大洗に寄港していると知って、車庫に仕舞っていたバイクを引っ張り出して大洗に向かうところ。目指すは、友人の住んでいるシェアハウス。
全国大会で1対1の熾烈な戦いを経て、先の大学選抜との試合でも共に戦った幼馴染み。思えば、中学を卒業してからは数えるほどしか会っていなかったけど、昔はこんな風に気軽にお互いの家を行き来していたわね。
そんなことを考えながらバイクを走らせていると、涸沼川を越えたところで巨大な学園艦が見えて来た。
大洗駅にある臨時の学園艦入艦受付所で手続きを済ませる。受付の後ろにいたおかっぱ頭の子に見覚えがあったのでじっと見ていたら、向こうもこちらの顔に見覚えがあったらしく、おかげで入艦証の発行はスムーズに済んだ。
入艦証を受け取って、はやる心を抑えながら、港に向かう。
学園艦の乗艦口で入艦証を見せて、車輌用乗艦エレベーターに乗り、甲板まで上がったらそのまま道路に走り出して目的地を目指すと、10分ほどで目的地に到着。門の外にバイクを停めて、念のために表札を確認すると、書かれている名前はみんなソウルネームだった。家の中に人の気配がするので、引き戸の手前で親友に呼びかける。
「たかちゃーん、来たわよー!」
----------------------------------------------------------------------
「左衛門佐、掃除を早く済ませろ!エルヴィン、取り込んだ洗濯物はもう畳んであるから自分のものは自室に持って行け!あと、おりょう、お菓子を確認しておいてくれ!」
「掃除は終わったぞ。両目を開いて隅々まで掃除機をかけたゆえ、塵ひとつ落ちてはおるまい。」
掃除機を片づけながら、左衛門佐が答える。
「一応我々も女子なのだから、甘いものはちゃんと置いてあるぜよ。」
おりょうが戸棚を開けて、いろんなお菓子が入っているのを確認する。
「私の洗濯物はもう持って行ったぞ。残っているのは誰のだ?」
「ふんどしがあるから、もんざぜよ。」
「こら、拙者の下着を引っ張り出すな。お、そろそろ約束の刻限だな。だからカエサルはカリカリしているのか。」
左衛門佐が時計を見ながらカエサルを見る。
「まあ、久しぶりに親友と会えるんだから、やむおえまい。」
「我らのシェアハウスに客人が来るなんて、珍しいからな。」
「迎え撃つ準備はばっちりぜよ。」
「まるで、巌流島で宮本武蔵を待つ佐々木小次郎のようだな。」
「それだ!」
「おい、カエサル、私とおりょうがまだ言ってないぞ。」
いつもは3人で歴史上の人物の例えを言うはずが、1人目でカエサルが決めセリフを言ってしまったので、言い損ねたエルヴィンが文句を言う。
「長くなりそうだったから、端折った。」
「ひどいぜよ。」
「ところで、カルパッチョさんは電車で来るのか?」
「多分、そうだと思う。電車だと小山経由で水戸まで出ることになるから結構遠回りになるけど。」
すると、外から呼びかける声が聞こえてきた。
「たかちゃーん、来たわよー!」
「来た、ひなちゃんだ!いらっしゃーい!」
嬉しそうに玄関に向かうカエサルを見て、左衛門佐が
「ほら、カエサルからたかちゃんに変化したぞ!」
と茶化す。
「まあ、それだけ待ち遠しかったんじゃないか。ほら、我々も出迎えに行くぜよ。」
3人も玄関に向かう。
「こんにちは、カバさんチームのみなさん。」
「「「ようこそ、我らのシェアハウスへ。」」」
「あ、これ、お土産です。とちおとめが丸ごと入ったいちご大福です。」
「おお、美味そうぜよ。」
「大福と言えば緑茶だな。どれ、拙者が美味い緑茶を入れて進ぜよう。」
「ひなちゃん、上がって上がって。」
「じゃあ、お邪魔します。」
エルヴィンがカルパッチョを客間に案内し、おりょうと左衛門佐がお土産を持って台所に向かう。おりょうは、大福を大皿へ盛り付け、左衛門佐はお湯を沸かして5人分の緑茶を淹れる。カエサルは、久しぶりに親友に会えたのが嬉しいのか、腕を組んで片時も傍を離れない。
「たかちゃんから聞いてはいましたが、みなさん、シェアハウスで共同生活をされてるんですね。なんだか楽しそう。」
「ああ、1年の時は別々の寮に入っていたんだが、お互いに歴史が好きと知って、2年になってからみんなで移ったんだ。」
「1階は、台所とこの客間、それと、お風呂やトイレと納戸があって、2階には各自の個室があるんだよ。」
カルパッチョが手を洗いに行って戻って来ると、お皿に盛ったいちご大福を持ったおりょうと、5人分のお茶を淹れたお湯のみと急須を載せたお盆を持った左衛門佐が入って来た。
「このいちご大福、開けた瞬間にいちごのとても良い香りがしたぜよ。」
「さすが、栃木の名産だけあるな。大福の皮の中のいちごが透けて見える。」
「じゃあ、いただこうか。ひなちゃん、ありがとう。」
「どういたしまして。」
4人が一斉にいちご大福に手を伸ばした。
「そういえば、カルパッチョさんはどうやってここまで来たんだ?」
先ほどの会話を思い出して、エルヴィンがいちご大福を食べながら聞いた。
「バイクです。電車だと遠回りになるし、バイクでツーリングしながらここまで来たんです。」
「おお、確かにそのほうが道中も楽しめそうだな。」
「バイクは門の外に停めてます。スクーターだから、邪魔にはならないと思うけど。」
「このあたりはあまり車も通らないけど、あとで門の中に入れておけばいいよ。」
「バイクと言えば、最近はうちの澤さんとか、猫田さんもバイクに乗ってるぜよ。」
「聞いたところによると、知波単の福田さんがバイクで大洗に来ていたらしい。アヒルさんチームに会いに来たそうだ。」
「澤さんから聞いたんだが、聖グロのオレンジペコさんやローズヒップさんもバイクに乗ってるらしいよ。」
「アンツィオも、バイクに乗っている人多いですよ。いくらカルロベローチェが小さいと言っても、戦車道の時間以外で乗り回すことはできないですし。うちのペパロニも、良くバイクで買い出しに行くんです。」
「やっぱり、あの映画の影響かな。ほら、昔の映画で、ローマで男女がスクーターに乗ってたやつ。」
左衛門佐が、思い出したように言った。
「『ローマの祝日』だったっけ?」
「「「それだ!」」」
「そうかもしれませんね。私のバイクもあの映画と同じものなんですよ。」
「じゃあ、映画みたいに、カエサルを後ろに乗せて走ってみたら?」
しばし、カルパッチョのバイクや、最近周りでバイクに乗る者が増えたという話で盛り上がる。
「そうそう、この間の大学選抜との試合で助太刀に来てくれたこと、改めてお礼を言わせてほしい。あの時は、本当に助かった。」
エルヴィンが、頭を下げる。それに合わせて、他のメンバーもカルパッチョに向かってお礼を言う。
「いえ、カルロベローチェしか持って来れなかったので、戦力としてはあまりお役にたてなかったんじゃないでしょうか。」
「いや、あのカール自走臼砲を倒す時にヘッツアーの踏み台になったり、遊園地跡ではジェットコースターのコースから的確なナビゲーションをしてくれたり、CV33ならではの活躍だったではないか。」
「でも、チャーフィーに追いかけられた時は怖かったです。」
「ウサギさんチームのM3がそのチャーフィーを撃ち落としたんだったな。」
「確か、そのすぐ後から隊長車のセンチュリオンが動き出して、瞬く間にみんなやられたんじゃなかったっけ?」
「ああ、ウサギさんチームや知波単、アヒルさんチームの八九式もあっと言う間にあのセンチュリオンにやられたらしい。」
「島田愛里寿さん、本当に強かったですね。」
「まあ、我々は懐かし横丁で敵のパーシングにやられてしまったが。確か、副官のアズミさんの戦車だったかな。」
「最初はうまくいったんだけどなあ、アンツィオ直伝のマカロニ作戦ツヴァイ。」
「でも、パネルと風景が合っていなかったぜよ。」
先の大学選抜戦では、三突は風景を偽装したパネルで身を隠しながら相手を撃破したものの、残ったパネルに描いてあった絵と背景がちぐはぐなため、アズミに見破られて撃破されたのだった。
「最初の聖グロとの練習試合では、幟で擬装した待ち伏せでマチルダを撃破できたが、その後は幟のせいでやられてしまった。今回も、最初はうまく擬装できたが、その後はばれてしまった。」
「我々は、どうやら詰めが甘いようだな。冬季無限軌道杯までには、何か新しい戦術を考えておかないと。」
----------------------------------------------------------------------
その後も、アンツィオでの学校生活や戦車道の話をしていたが、時間が経つのは早く、気が付けば外は夕焼け空が広がっていた。
「じゃあ、そろそろ夕食の支度をするぜよ。」
そう言って、おりょうが立ち上がって割烹着を羽織り、頭を三角布で包む。
「ひなちゃん、今日は水炊きにしたんだよ。」
「カエサルはローマ貴族の宴のような夕食にしようと言ってたけど、アンツィオではイタリア料理が多いと聞いてたから、日本食がいいかと思ってね。」
エルヴィンがお湯呑とお皿を片づけながら、カエサルのほうを見て話す。
「水炊きの残りを使った雑炊も楽しみにしていてね。」
「あ、私もお手伝いします。」
「いや、客人に手伝ってもらうわけにはいかんな。」
左衛門佐も襷で袖をまとめ、台所に向かう。
「でも、皆さんが準備しているのに私だけ休んでいるのは何だか申し訳ないです。」
「じゃあ、食器を並べるのを手伝ってくれるかな。あと、エルヴィン、カセットコンロを出してきてくれ。」
「心得た。」
「おりょうって、ああ見えて料理がすごく得意なんだよ。」
それを聞いたおりょうが台所から
「ああ見えては余計ぜよ。」
と突っ込む。
エルヴィンが出してきたカセットコンロを卓上に置いて、その周りにカエサルとカルパッチョが食器を並べる。
台所では、おりょうと左衛門佐が刻んだ野菜を鍋に入れて水炊きを作っている。
「よし、後は食卓のカセットコンロで少し煮れば出来上がりぜよ。」
「残った野菜や豆腐は後から継ぎ足そう。」
台所から、おりょうが水炊きの入った土鍋を、左衛門佐が大皿に盛りつけた具材を持って来た。
「エルヴィン、すまんがポン酢と七味を持って来てくれ。」
準備ができると、それぞれが席に着き、楽しい食事が始まった。
「水炊きは、鶏肉が美味いんだが、あまり煮過ぎると固くなるし、かと言ってきちんと火を通さないとお腹を壊すからな。」
「アンツィオだとパスタとかピザが多いから、お鍋なんて新鮮ですね。それに、とても美味しいです。」
「本当はあんこう鍋が良かったんだけど、まだ季節じゃないからね。」
「会長が作るあんこう鍋は絶品らしいぞ。おりょう、今度、会長に作り方を教えてもらっておいてくれ。」
「なんだ、結局私が作ることになるのか。」
「私達にそんな凝った料理ができるわけないだろう。」
「それもそうだな。」
エルヴィンが開き直り、それに左衛門佐が同意したので、他の3人は大笑いした。
鍋の具材が少なくなると、左衛門佐が野菜や椎茸、豆腐を追加する。さすがに食べ盛り、育ち盛りの女子高生が5人で食べると、あっと言う間に鍋の中の具材はほとんどなくなり、汁の合間に細切れの野菜や豆腐が浮かんでいる程度になった。
「お、ご飯も炊けたようだ。」
「じゃあ、そろそろ雑炊を作るか。」
おりょうが檜のお櫃に移したご飯を持って来て、左衛門佐が台所で溶き卵を作って来た。
おりょうがご飯を鍋に入れ、かき混ぜたところに左衛門佐が溶き卵を回し入れる。
「これで、蓋をして少し火を入れれば出来上がりぜよ。」
コンロの火を強くして、2~3分ほどで雑炊が出来上がった。
「ひなちゃん、和風リゾットだよ。」
「いや、普通の雑炊だから。」
出来立ての熱い雑炊をお椀に盛り、刻み海苔をまぶしていただく。
「いい出汁が出てるなあ。」
「溶き卵が味をまろやかにしている。」
「熱ッ、舌を火傷した。」
「慌てて食べるからだ。ふーふーしないとな。」
雑炊も、5人で食べると瞬く間に綺麗になくなった。
「ふう、ご馳走様でした。」
「お粗末様でしたぜよ。」
「ひなちゃん、今日は泊まって行くんだよね。」
「ええ、もし皆さんが宜しければ。」
「問題ない。今からバイクで帰るのは危ないからな。」
「客人を泊めるぐらいはできるに決まっておろう。」
「ありがとうございます。」
「じゃあ、この後、みんなで学園艦の温泉に行かない?海に面した露天風呂もあって、すごく気持ちいいよ。」
「それは名案でござるな。ここの内風呂はあまり広くないから、5人が順番に入ると時間がかかってしまう。」
「じゃあ、食器を水に浸けておいて、洗い物はお風呂から帰ってきてからにしよう。」
----------------------------------------------------------------------
それぞれ、着替えやタオルの入ったカバンや、シャンプー、石鹸、洗面器を持って学園艦の温泉に向かいながら、先ほどのお喋りを続ける。温泉とは行っても、地下から湧き出ているのではなく、海水を学園艦のエンジンの排熱で沸かしたものではあるが。
「懐かしいわね。小学生の頃、よくたかちゃんと一緒にこんなふうにお風呂屋さんに行ったわね。」
「うん、家にもお風呂はあったけど、銭湯の大きな湯船のほうが良かったな。」
「大洗の潮騒の湯もなかなかいいぜよ。」
「エキシビションの後、皆で入ったのがいい思い出だな。」
「ローマではテルマエという公衆浴場が盛んだったらしい。漫画とか映画にもなっていたな。カルパッチョさんも、大洗のテルマエを堪能していただければ。」
シェアハウスから温泉に向かって話しながら歩いていると、前からバイクが走って来た。ヘッドライトが眩しく、誰が運転しているのかわからなかったが、スピードを落として横に停まると、女の子がヘルメットを脱いで声をかけてきた。
「カバさんチームのみなさん、こんばんは。」
「お、澤さんじゃないか。」
「こんな夜にバイクで走り回っていると、武部ママが心配するぞ。」
左衛門佐が、ウサギさんチームのお母さん的な武部沙織を思い出しながら言う。
「あはは。あれ?そちらにいるのは。」
「こんばんは。アンツィオ高校のカルパッチョです。」
「あ、確か、セモベンテに乗ってた...」
「そう、アンツィオ戦車道の副隊長だよ。ひなちゃん、澤さんはウサギさんチームで、1年生だけどM3の車長なんだ。」
「じゃあ、あの、大学選抜戦の時に観覧車を撃ち落としたのはあなた達だったんですね。」
「はい。」
「あの時、私達はジェットコースターのコースから見ていたんだけど、みんなが囲まれている時にどうしようもなくって。そしたら、いきなり観覧車が転がってきて、びっくりしました。」
「あれ、紗希ちゃんが、あ、装填手の子なんですけど、観覧者を指差して。それで、「ミフネ作戦だ!」ってことで、M3の2門の砲塔で回転軸を撃ったんです。」
「なるほど、ミフネ作戦か。うまく考えたな。」
「あと、私たちがチャーフィーに追いかけられた時、それを撃ち落としてくれましたよね。」
「ええ、でも、そのあとですぐに愛里寿ちゃんに撃破されていしまいましたが。」
「澤さん、カルパッチョさんは、カエサルの幼馴染みぜよ。」
「そうなの、たかちゃんから、一度大洗に遊びにおいでって言われてたから。」
「ひなちゃんは栃木だから、実家に帰ったついでにバイクでここまで来たんだよ。」
「ひなちゃん?」
「私の本名です。あ、カエサルはたかちゃんって、知ってますよね。」
「鈴木先輩ですよね。普段はみんなソウルネームだから、実は知らない人も結構いますが。カルパッチョさん、バイクでここまで来たんですか?」
「ええ、エルヴィンさんから、澤さんや、あと、猫田さんもバイクに乗ってるって聞きました。」
「そうだ、この間、猫田さんとバイク神社にツーリングに行ったら、カルパッチョさんの写真がありました。かっこいいスクーターと一緒に写ってました。」
「あら、澤さんもあそこに行かれたんですか。やっぱりバイクに乗ると、行きたくなりますね。」
「カルパッチョさんのバイク、見てみたいなあ。」
「じゃあ、明日、ひなちゃんと一緒に、バイクで大洗のいろんなところを見て回るんだけど、一緒に来る?あ、私はひなちゃんの後ろに乗せてもらうんだけどね。」
「いいんですか?お二人のお邪魔になるんじゃ...」
「いいえ、人数が多いほうが楽しいですから。良かったらご一緒しませんか?」
「では、お言葉に甘えて。あ、そうだ、猫田先輩も誘っていいですか?実家に帰って親戚のお店の配達を手伝っていなければ、いると思いますが。」
「もちろん。猫田さんとは話したことがないので、楽しみです。」
「じゃあ、私から猫田先輩に連絡しておきます。」
「では、待ち合わせは大洗駅前に10時ぐらいにしよう。」
「わかりました。伝えておきます。あ、足止めしてしまって済みませんでした。」
そう言って梓は、エンジンをかけて、走り去って行った。
「澤さんはまだ1年生だけど、ウサギさんチームをまとめあげて重戦車キラーの異名を持つまでになっておる。」
「ああ、ネット上では「大洗の首狩り兎」とも呼ばれているらしいな。」
「来年が楽しみぜよ。」
「これを機会に、大洗とアンツィオとの交流が増えればいいな。私達カバさんチームだけを見たら、単なる色モノ集団と思われるかもしれないし。」
「コスプレ集団ならまだしも、色モノとはなんだ。」
「まあ、いつも制服の上にそれぞれの衣装を羽織っているから、そう思われてもしょうがないが。」
「じゃあ、そろそろ行こうか。広いお風呂にゆっくりと浸かりたいし。」
「複数で入ると、背中とか、普段洗いにくいところをこすってもらえるから気持ちいいぜよ。左衛門佐、洗い網は持って来たか?」
「もちろんだ。手ぬぐいもいいが、やはり洗い網でゴシゴシこすったほうが気持ちいいからな。」
「ひなちゃん、背中は私が洗い網でこすってあげるね。すごく気持ちいいよ。」
「じゃあ、みんなで洗いっこするか。」
「どさくさにまぎれて変なところを触るんじゃないぞ。」
「それじゃあ、まるで織田信長の小姓を務めていた蘭丸ではないか。」
「いや、ハドリアヌス帝とアンティノウスだろう。」
「それを言うなら徳川三代将軍家光と堀田正盛だろう。」
「「「それだ!」」」
「いや、それって男色ばかりじゃないか。私達、一応女の子なんだけど。」
「うふふ、みなさん、とても楽しそう。」
そんないつものような歴史的ツッコミをしながら、5人は学園艦温泉に向かった。
今回、温泉シーンは無しで(笑)。
最近、澤ちゃん登場率高いな。