ご注文は猫ですか?   作:やんま

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400年程前のとある茶屋にて

 

 

 とある茶屋の軒先でお日様の元、2人は茶をすすっていた。

 

「……なぁ、縁壱」

 

「兄上どうなさいましたか?」

 

2人が座っている間で1匹の黒い猫が寛いでいた。熱を吸収しているせいかあったかい、いやむしろ熱い、大丈夫かコイツとなるくらいには。そんな此方の心配など余所に猫は熟睡していた。

 

「最近この透き通る視界にも慣れてきた。しかし1つ不具合があるようなのだ」

 

縁壱は兄からの相談に背筋を伸ばす。兄はチラリと猫を見て言った。

 

「猫が透けて見えないのだ……」

 

なんだ、そんなことか。

 

「猫ってそういうものです」

 

「………………そういうものか?」

 

「そういうものです」

 

見えないし、見ない方がいい。前に1度見えそうになり、変なところに繋がりそうになったのだ。

 

「猫ですから」

 

「そうか」

 

「はい」

 

隣の黒い長毛の猫はゴロゴロと兄の足に頭を擦っていた。舞った毛で兄がくしゃみをする。

 

長閑だ。どこかで鶯が鳴く。ああ、今日も世界は美しい。

 

 

*****

 

登場メモ

 

店主:『猫ノイル喫茶店』の店主。先祖代々の教えは“猫とは即ちこすもなり“、こすもがどういう意味かは知らんけど

 

田中さん: 『猫ノイル喫茶店』の常連。鬼殺隊の隠に所属。主に情報収集担当。最初に悲鳴嶼さんを見て家の柱みたいにでっかい子がきたなぁと思った。久々にあったら鬼殺隊の柱(物理)になってて思わずにっこり。推しの猫ちゃんは鍵しっぽの"グソト"

 

寺生まれの丁さん: 近所の凄腕

 

吉田さん: 近所の医者。名誉上級常連下僕。

 

太郎: お向かいの呉服屋の飼い猫。週5通い。最近貢がれすぎて太り気味

 

押しが強い男: 好きな人とその家族にアピールしまくって結婚が決まった。とてもハッピー。助けてもらってさらにハッピー。ご注文は鮭ですか?

 

斑猫: 下僕に鮭を持ってくる人間がいる

 

オッドアイの白猫: 液体。君が幸せならそれでいい

 

茶々丸: 不本意ながら愈史郎はヤベェ弟分と認識

 

愈史郎: 珠世様が全てなので、SAN値チェック発生しても減少値は強制的に0になる仕様。珠世様が今日も美しいのでSAN値最大値は日々更新中

 

さび猫: 不死川母とは古い知り合い

 

匡近: 後日魚の切り身片手にさび猫に挨拶した。秒でのされた

 

猫南瓜: メタグロスは絶対にコロス

 

猫: 『猫ノイル喫茶店』の"ベテラン"看板猫

 

平安生まれのメタグロス: 数十年経って例の喫茶店近くを通ったら変わらず例の猫がいることを確認。鳴女緊急ボッシュート帰宅した。障子が閉まる瞬間隙間から猫が此方を見下ろしていた気がするがきっと気のせい。もうこの辺に近づかない。

 

       

 

 

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