404小隊が異人町で暮らすようです   作:作者アアアア

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最近になって方向性が決まったので、書いておく。
現状は45に原作の展開に絡みつつ、本来の目的もこなしつつも、お遊びもしていくスタンスで行きます。


目指せスジモンマスター!後、転職した

「それじゃあ改めて私達のやるべき事をまとめるよ」

 ハローワークの前で、45は三人の前に立ち、指示を出す。

「一つ、元の世界に戻る手段を見つける。二つ、その前にこの世界にいるであろう戦術人形を見つけて回収」

「45」

「何?」

 45の計画に11が質問をする。

「わざわざ他の人形を見つける必要ある?」

「あるわよ。見つければ戦力になるし、何か情報も得られる可能性がある」

「成程」

「それじゃあ各自この辺りで聞き込み、遠くには行かない様に。一時間後にここ……」

 後ろを振り返り建物の名前を確認する。

「ハローワークに集合」

 

 

 

「とは言ったものの、何処から調べるべきか……」

 隊員の三人と別れたまでは良かったが、どうするべきかあてもなく彷徨っていた。

「違法風俗反対! 異人町から撤退せよ!」

「「「撤退せよ!」」」

「何?」

 その時、曲がり角の先から一人の叫びと複数の復唱が聞こえ気になった45は見つからない距離から覗いてその様子を伺う。

 白服の集団が前に立つのは、乙姫ランドと掲げられたどう見てもいかがわしい店。

 少しすると店内から三人の男が出てきて言い争いを始める。

 口勝負は三人組が勝ったのか、集団は逃げる様に行進を始めた。

 一部始終を眺めていた45は感想を一言。

「新手のデモ?」

「あれはブリーチジャパンだな」

 そんな彼女の横に店員であろう男性が呆れた表情で語る。

「ブリーチジャパン?」

「知らないのか?」

「生憎ニュースは見ないのよ。それであの人達は何をしていたの?」

 適当な事を言って誤魔化すと男性は語り始める。

「日本の漂白、グレーゾーンの一掃を掲げる民事団体だな」

「グレーゾーンの一掃? いい人達じゃない」

「聞こえはね。だが実際には、目を付けた店の前で営業妨害まがいのデモ行進、酷い時にはチンピラを雇ってけしかけるなんて事もあるらしい」

「らしい? でも、本当だとしたらとんでもないダブルスタンダードね」

「全くだ、嬢ちゃん知りたい事はあるかい?」

(他に何か聞こうかしら)

 45は少し考えると聞いてみる。

「さっきの行進で先頭にいたのは誰?」

「久米颯太、横浜支部の代表さ。噂じゃ選挙に出るかもしれないって話だ」

「ふーん……横浜支部って事は他にも支部はあるって事?」

「ああ、全国にね」

「あんなのが全国に点在? たまったもんじゃないわね」

「他に聞きたい事は?」

「貴方ってこの店の人っぽいけど被害には?」

 男性が出てきたであろう店舗を下から上へ眺める。少なくとも健全とは言えない外装を見て呟く。

「見た限り、狙われるのも時間の問題っぽいけど」

「大方、風俗である乙姫ランドを潰して、そこからここら一帯を一掃しようと魂胆だろう」

「……一応、向こうも考えて動いているって事ね」

 

 

 

 

「何か分かった?」

 一時間後、ハロワ前に戻り45は結果を求めた。

「無かったわ。こんな筈じゃ……」

「そこでたこ焼きが売ってるから食べに行こうよ」

 416は結果が出せなかった事に悔しさを見せているのに対して、9は楽し気だ。

「は?」

「いや、美味しそうだったからつい……」

「遊んでんじゃないわよ!」

「9言っちゃなんだけど、それこの場の全員が知っている事だと思う」

 そんな三人を無視して一冊の本を読む11に9が逃げる様に聞き出す。

「11、何読んでるの?」

「これ? 教本」

 そう言って、11は表紙に書かれているギターの教本を45にチラつかせる。

「この世界の仕事についてあるから、ちょっと読んでみようかなって」

「そんな物で何かが得られるの?」

「何て言うか、仕事の事とか書いてあってこれを戦いに応用出来ないかなって」

「仕事で戦う? 面白そう!」

 11の考えに9は完全に乗り気になっており、教本を見ようと11の横に座り覗き込む。

「9近いって」

「私達の分は無いの?」

「はぁ……はい、漢気の教本と話し上手の教本」

 11は9を引きはがし9に漢気、416に話し上手を渡す。

「私のは?」

「45は勇者だからいらないでしょ」

「だから、勇者じゃないって」

 そこへフラフラと一人の男が歩いてくる。

「なぁ……」

「?」

「金を出せ……」

「は?」

「何でもいいから金を出せえええええ!」

 

 

 

 脱獄囚が現れた! 

「今度は脱獄囚? ホントに何でもありね」

「だね」

 黒スーツにオレンジのネクタイをした9は日本刀を片手に言う。

「相手は一人よ。狼狽えないで」

 キャバ嬢の格好をした416が冷静に分析し

「それじゃあ、あたしはこれでサポートに回るからよろしく」

 アコースティックギターを持った11が手を振る。

「おっ、あたしの番」

 11のエンドレス・ラブを歌いだした! 

「エンドレ~スラ~ブ」

 皆の体力がじわじわ回復する! 

「喰らいなさい」

 416は脱獄囚の前に立つとボトルを取り出し激しく振りだした。

「くれてやるわ!」

 蓋を開き中身を噴出させて、脱獄囚を一気に冷やした! 

「おらぁ!」

 脱獄囚の攻撃! 

「危なっ⁉」

 しかし45はそれを後転して回避した。

「よーし! 私の番!」

 9は脱獄囚まで走っていくと刀で腹を突き刺した。

「死ねぇ!」

 貫通する程深々と刺したが、9はそのせいで相手に近づきすぎてしまう。

「オラッ!」

「ぐえっ!」

 そこを殴られ刀が抜けた。だが、9の僅かなダメージと引き換えに相手に大ダメージを与えた。

「何やってるのよ」

「ごめん」

「よし、私の番」

 45が鉄パイプをクルクル回しながら近づいていき目の前にまで行くと横一線に振るった。

「うおらぁ!」

「があああああ!」

 脱獄囚を倒した! 

「はー終わった終わった……」

 

 

 

「どうする? 通報する?」

「別にいいんじゃない?」

 9は伸びている脱獄囚の処遇を聞くが45が興味が無く放って行こうとしていた時、一人の男がやって来て興味あり気に観察を始めた。男の容姿は白衣にスキンヘッドに眼鏡、顔には深い傷が入っており少なくとも、表の世界で活躍している者では無いと考えられる。

「ほう……これはまた珍しいスジモンだな……」

「誰? 知り合い?」

「全然?」

 45は11に耳打ちをすると、それを聞いていた二人も知らないと首を横に振る。

「あの。どちら様ですか?」

「ん? おおすまない、強そうなスジモンがいたので少し夢中になってしまっていた。俺はドクター森笠、スジモン博士と呼ばれている。君達も強いんだな」

「まあ、仕事柄ですから。それにしてもスジモンって?」

「フフフ……気になるか。なら、折り入って話があるから俺の研究棟に来てくれないか? お茶菓子も用意しよう」

「んー……分かった」

 少し迷ったが45は男の誘いに乗ろうとした時、416が後ろから警告を出す。

「ちょっと、こんなあからさまに妖しい奴についていくの?」

「今の私達に行く当て何てないでしょ? それに私だって退き際ぐらい見極められるわ」

「何の話をしているんだ? 俺は子供に手を出すほど落ちぶれちゃいないぞ」

「だ、そうよ。嫌ならここで待っててもいいけど」

「……分かったわよ」

 45に言われ416も渋々ついてくことにしたのだった。

 

 

 

「ここは?」

「ここは、スジモンの研究所。通称スジモンセンターだ」

「ビルの一室でしょ」

 博士の説明に416が呆れ全開でツッコみ、9が全員が聞きたがったであろう質問をする。

「ところで博士、スジモンって何?」

「スジモンとは、その筋の者という意味だ……筋の者……すじのもん……すじもん……スジモン……」

「案外ゴロが良いわね……」

 そのスジの者、縮めてスジモン。その略称に45はちょっとだけ感心してしまった。

「まあ要は、危険な人間の事だな。俺は絡んだらボコボコにされるような人間をスジモンと呼んでいる。ゴロもいいしな」

「ふーん……それで、博士は何でスジモンを調べてるの?」

「それは……平和の為だ。世界には、特にこの異人町には危険な人物が沢山いる」

「確かに」

 11もいつの間にか話に惹かれており、博士の言葉に頷く。

「だが、それはどんな姿で何種類いるか実際には分からない」

「ヤクザ、チンピラ、変質者……カテゴリーで分けても、そこから細かい特徴とかは思いつかないわね」

 416も興味を持ったのか真剣に考えだした。

「だろ? だから俺は危険な人間はどんな奴で何種類いるのかデータにまとめて、一般人が巻き込まれる機会を減らしたいと思っている」

「へー、博士も考えているんだね。それで研究は進んでいるの?」

「しかし、危険な人物に近づくと俺が喧嘩に巻き込まれてしまう危険性もあって中々進まないんだ」

「大変ね」

「ああ、困ったぜ。……何処かにトラブルに巻き込まれやすくて、喧嘩が強い上、人がいい逞しい若い女の子はいないだろうか……」

「……見つかると良いわね、それじゃ」

 チラチラと見てくる博士に嫌な予感を察した45は背を向けて出て行こうとしたら、博士が止める。

「まあ、待て。話しぐらいは聞いてもいいだろう」

「何よ、手を出す趣味は無いくせに、危険には晒そうって言うの?」

「別に無理に戦えとは言わない、巻き込まれた時にデータを取ってくれればいいんだ」

「でもねぇ……」

 45は困った顔をしているが博士は食い下がる。

「頼む、研究が進んだらお礼も出す。この通りだ」

 博士の頭を下げてくる姿とお礼に45は決心がついたのか、両掌を上に向けつつ肩をすくめて言った。

「……分かったわよ。それで何をすればいいの?」

「本当か⁉ 恩に着る! えーっと……」

「優園美葉子よ」

 サラリと偽名を答え博士と対峙する。

「優園美さん、改めてよろしく頼む! 早速で悪いがスマホは持っていないか?」

「あるよ。はい」

 博士に言われるがまま、スマホを見せつける。

「葉子姉、それ一筆の奴じゃ?」

「しー」

 後ろから9が言って来たが余計な事を言って混乱させる訳にもいかず黙らせる。

「それじゃ、俺が作ったアプリを入れてやろう」

 こうして、45の借り物のスマホにスジモンアプリがダウンロードされた。

「さて、登録の方法だが、戦うだけで勝手に登録される」

「へぇ~、それは便利ね」

 複雑な工程が必要無いと知り、45は感心する。

「ある程度集まったらこちらからメールをするから、報酬を受け取りに来てくれ」

「ん、分かった」

「それじゃよろしく頼んだぞ。この世界の為に……目指すぞ、スジモンマスター!」

 

 

 

 スジモンセンターを出て、イセサキロードを歩く四人。最初に口を開いたのは416だ。

「全く、あんな約束安請け合いなんてして……」

「ついでよついで」

 45はそう言いつつスジモンアプリの画面を広げて三人もスマホを覗き込む。

「ある程度埋まってるね」

「誰かがやってくれたのかな?」

「だったらその人に全部任せればいいのに」

 45、9、11が数種類だけ図鑑が埋まっているそれの感想を述べると416が呼吸を吐き捨てて言った。

「だからやりたくなかったのよ」

「何で?」

「こんな中途半端な図鑑なんて見せられたら全部埋めきゃ落ち着かないのよ!」

「……ますます、頑張らないとね」

 完璧主義者ゆえに、全員の中でやる気になっている416に45達はやれやれと肩をすくめるのだった。




UMP45
職業:自称・勇者
装備:鉄パイプ

UMP9
職業:戦術人形→用心棒
装備:木刀

416
職業:戦術人形→キャバ嬢
装備:ポーチ

G11
職業:戦術人形→ストリートミュージシャン
装備:アコースティックギター

最初の仲間は?

  • WA2000
  • AEK-999
  • リベロール
  • スオミ
  • M37
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