煽られるのは嫌いなので対人戦に特化したいと思います   作:グラキチ

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個人的なテンプレはこれだよね~
というわけで投稿します


大将、取り敢えずテンプレで!

「ふふふ・・・待ってたぜこの時をよぉ」

 

大学にも行かずに開店直後のショップに駆け込みソフトを買ってきた俺は早速初期設定を始める

こういう時の設定は大体どのゲームも同じで手慣れたものだ、自分で言うのもなんだが、幼稚園からゲームを触ってるだけはあるな!

 

「次は名前の設定か・・・」

 

プレイヤーネーム、これがまた厄介なものでもある。ずっと使うキャラに変な名前をつけた日には、仮に大会でランキングに乗った時に悶絶することになる

しかし世の中には様々な人がいるもので、自ら変な名前を付けたり行動を起こす者もいる。俗にいう「変態」である

変態という名の猛者はそこらの猛者とは格が違う、彼らはバケツ(別の場合もある)を被り、局部だけを隠しつつ他は全裸という正気とは思えない格好をしていることが割と良くある

しかし腕前は本物で、ふざけた格好をしていても誰にでも勝つことができるという自信からくるものもあるだろう。中には単純にネタでやっている奴もいるが・・・

 

「いつもどおりでいいか」

 

プレイヤーネーム入力欄に『グラディオ』と入力し、次の設定に進む

初期武器を選択する項目らしい、様々な種類が取り揃えられているが、まずは小手調べ故に扱いやすく、かつ冒険にも対人にも有用なものを選択する

 

「やっぱりこれだよな」

 

俺が選んだのは直剣と小盾、取り回しの良いこれらはどんな場面でも役に立つだろう

対人戦で重要なのはPSよりも、あらゆる状況に対応できる対応力が必要だと考えている。その点、これらはあるゆる武器、プレイスタイルに柔軟に対応できる

振りが早く、威力もそこそこ。それなりのリーチとディレイを挟めば回避も狩ることができる直剣。危なくなったら盾で受け、隙だらけの攻撃にはパリィで体制を崩した相手に致命傷を負わせる事ができる小盾

この2つは見た目通り軽い方なので機動力にも影響しにくいという利点もある。対人戦でいくら威力があっても速度がなければ『見てから余裕でした』が起きかねない

 

「見た目も少し弄れるのか、身長は・・・弄れないか、まぁ弄れた分だけ自分の体と差が出て違和感に繋がるからなぁ」

 

細かい所にも気を付けつつ、見た目は黒髪と赤目に設定した

 

「兜のスリットの間から覗く爛々と光る赤目、ボスらしくなりそうだ!」

 

そう、この男あろうことかとあるボスを再現しようとしている。元ネタの方のボスは赤目でもなんでもないが、そこは趣味である

 

「最後にステータスの割り振りか・・・」

 

対人戦にはステータスも重要だ、◯◯極振りなんてキワモノキャラにした日にはとてつもない修羅の道が約束されるだろう。俺はそんなの御免だ

しかも今現在ではステータスの再振り分けは実装されていないので、慎重に考える必要がある

 

「やっぱり攻撃力に直結するSTRと機動力確保にAGIは必須だな、VITは防具で補えるはずだから後回しにして、取り敢えず少しHPに多めに振りつつSTRに若干偏らせてAGIを上げていくか・・・」

 

これからの対人戦に備え、チュートリアル前のステータス設定画面で小一時間悩むような奴はこの男くらいであろう

実はこの『本柳 剣』(もとやなぎ つるぎ)という男は、別にちょっとやそっとの理不尽で投げ出したりする男ではない。文句を言いつつもしっかり対策を練り、自分なりの答えを得て先に進んでいく

考えながら戦うよりも直感を信じるタイプなので、魔法を駆使して戦うとなるとMP管理も含まれてきて考える事が増えるのを嫌い、基本的には近接一筋で行くことにしている

つまるところ『脳筋』である

 

「よし、こんなもんか」

 

『HP 80/80』『MP 12/12』『STR 40』『VIT 0』『AGI 20』『DEX 0』『INT 0』

 

「設定完了、ゲームスタートだ!」

 

可愛い系世界観に異物が混入した瞬間であった

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