がんばります。
コンサートが終わった次の日、
公園で、響と未来と合流していた。
「昨日のコンサート凄かったですね。」
「うん、私ペンライト振るの忘れちゃうぐらい
見惚れてたよぉ〜」
「俺も久しぶりに気分が高揚したな」
「サクラさんペンライトを思いっきり
振り回してましたもんね。
‥‥‥あ!未来、その時の写真があるんだよ。」
「なんであるのかな⁉︎」
「あ、見たいな。どれ?」
響が携帯の写真を未来に見せる。
「ふふ‥‥ふふふ、ごめんなさい
笑っちゃいけないと思うんだけど
うふふ」
笑わないように堪えているが、声が漏れてしまっている。
(そんなにひどい顔なのだろうか?)
「響ちゃん、写真見せて」
「え゛‥‥い、いや〜見ないほうがいいですよ?」
「大丈夫、怒って写真消したりしないから見せて?」
俺は最大の笑みを浮かべて説得する。
「うわ、あ、いえいえ、どうぞ」
「ありがとう」
写真を見るともう表現できない表情をしていた。
何とか復活した未来に写真を見せる。
「あははははははは、や、やめて下さい!」
今度は声をあげて笑ってた。
携帯を響に返す。
「返すね」
「お、怒ってますか?」
「オコッテナイヨ?」
「ほ、ほんとですか?」
響とサクラの通信機に着信が入る。
「あ、師匠からだ。はい、響です。」
『翼です』
『サクラ君はどうした?』
「すみません。今、通信機出したところです。」
この通信は、指令室でまとめて会話を行なっている。
『そうか、無事ならいいんだ。
‥‥‥了子君だけか連絡がつかないのは』
『連絡が取れないのは、心配ですね。
以前の事件のこともありますし。』
「了子さんなら、大丈夫ですよ!
何があっても、私やサクラさんを守ってくれた時のように
どかーんとやってくれますよ!」
『いや、戦闘訓練もろくに受けていない
櫻井女史にそんなことは』
「けどこの間は、了子さんのおかげで、
俺と響ちゃんは助かったんだよね。」
「だから、師匠も了子さんも人間離れした特技
持ってるんじゃないんですか?」
「というか、二課にいる大人の皆さんが既に
人間離れしてる気がする。」
すると櫻井了子から着信があった
『ごめんねぇ〜寝坊して通信が
きていたことに今気づいたわぁ』
『‥‥‥無事だったか。了子君
何か問題はなかったか?』
『寝坊したからゴミが出せなかったぐらいで、
何もなかったわ〜。‥‥‥何かあったの?』
『ああ、聞きたいことがあってな。
「カ•ディンギル」この言葉の意味は知っているか?』
『‥‥「カ•ディンギル」とは、
古代シュメールの言葉で、「高みの存在」
転じて、「天を仰ぐほどの塔」を意味しているわね。』
『そんな塔を建造したとして、
何故俺たちは見過ごしてきたのだ?』
「確かに、それ言われちゃうと」
「スカイタワーよりも大きいものもしくは、
それと同サイズなら見落としようがないもんね。」
『だがようやく掴んだ、敵の尻尾、
このまま情報を集めれば、勝利も同然
敵の隙をつき、全力を叩くことで、
最終決戦になるだろう。仕損じるな!』
「了解です!」
『了解です』
「はい、頑張ります」
『じゃあ、私は野暮用を終わらせて、
すぐにいくわね。』
通信が切れる。
「カ•ディンギル、誰も知らない塔」
「うーん?検索してもゲームの攻略サイトしか出ないよ。」
「案外、地下にあったりしてね。」(本部がそうだしなぁ)
「サクラさん、そんなわけないじゃないですかぁ」
「そうですよ。真面目に考えて下さい」
「すみません」
するとすぐに通信があった
『飛行型の超大型ノイズが4体出現
今は、人を襲わずに移動している模様』
「人を襲わずに、はい、今すぐに向かいます!」
「俺も現場へ向かいます」
『了解、今すぐ追いかけます!』
未来ちゃんの方へ顔を向ける。
「未来は今すぐに学校に戻って」
「リディアンに?」
「もしかしたら学校にあるシェルターを解放して、
この辺の人を避難させないといけないからね。
その時の避難誘導を未来ちゃんにお願いしたいんだ。」
「うん、未来にも手伝ってほしいんだ。」
「響、サクラさん。‥‥‥分かった。」
「ごめんね。巻き込んじゃったね。」
「ううん、巻き込まれたなんて思ってないよ?
リディアンに戻るのは、響の帰る場所を守る為なんだから。」
「私の‥‥‥帰る場所」
「そう、だから行って。私も
大切なものを守れるぐらい強くなるから!」
「小日向未来は、私にとっての陽だまりなの!
未来の近くが私の絶対帰ってくるところ!
だから、私は絶対帰ってくる!
それに一緒に流れ星を見る約束もまだだしね。」
「うん!待ってるからね!」
「行ってきます」
「じゃあ、俺も行ってくるね。未来ちゃん!」
「はい、サクラさん、
響のことをお願いします!」
未来ちゃんと別れて現場へ向かう。
(確か緒川さんに保護されるから大丈夫なはず
それよりもノイズで襲われる人を減らさないと!)
「それで、大量のノイズはどこに向かってるんですか?」
通信先の弦十郎に聞く。
『東京スカイタワーだ!』
「何で、東京スカイタワーに向かってるんでしょうか?」
響の質問に藤堯が答える。
『カ•ディンギルの塔の意味を考えると
スカイタワーそのものだと思われます!」
『スカイタワーには、二課の時に使用している映像や
更新といった電波情報を制御する役割も担っている。
三人とも、東京スカイタワーへ急行だ!』
「ですが、弦十郎さんここから
東京スカイタワーは遠い」
突風が吹き、大きな音が聞こえたので上を見ると
ヘリコプターが降りてきていた。
「うわっぷ、ってヘリコプター⁉︎」
『君達を現場へ送り届けるのが、俺たちの仕事だ!』
「行こう、響ちゃん!」
「はい!」
ヘリコプターに乗り、東京スカイタワーへ向かう
現場に着くと
超大型のノイズ4体が飛んでいた。
「でっかいな」
「はい、止めないとたくさんの被害が出ます!」
「お二人ともノイズの上に行く
そこから攻撃するんだ!」
「ありがとうございます。」
ノイズの上にヘリが止まる。
Balwisyall nescell gungnir tron
ギアを纏いそのままヘリコプターから飛び降りる。
拳で超大型ノイズを灰に変える。
そのまま、落下していく。
「‥‥よく飛び降りれるよね。
響ちゃんすごい」
俺は、断片再現で、イチイバルを出し撃っていく。
すると道路の向こうからバイクが走ってくる。
Imyuteus amenohabakiri tron
翼さんが、バイクから飛び降り、
超大型ノイズに向かって、
蒼ノ一閃
だが、その周辺にいた小型のノイズで届かない
俺は、ヘリコプターに近づいてくるノイズを撃ち落としていた。
「ものすごく来るんだが?そんなに目立ってるのかな?」
「多分、私達を狙ってきてるんだと思います!」
「とりあえず、逃げ回ってくれたら何とかします。」
すると響ちゃんと翼さんが、飛び乗ってきた。
「すみません!上の大きいノイズを
もう一体倒すので上がってください!」
「すまないが、頭上を取られては、
戦うこともままならないのでな」
「まぁ、こんだけ!数がいたら邪魔ですもんね!
反対側お願いします!」
ノイズを撃ちながら反対側を翼にお願いする
「ああ、任せてくれ!」
「あれ?私することがないですよ!」
「響ちゃんはいつでも、殴る準備しといて」
「‥‥はい!」
俺と翼さんで、小型ノイズを蹴散らしながら空へ上がる。
「よし、いいポジション!響ちゃん!」
「はい!行きます!」
響ちゃんはまた飛び降り、大型ノイズを倒す。
「やりましたああぁぁぁぁ!」
だんだん小さくなる響ちゃんを見送り、
翼さんがパイロットに声をかける。
「すまないが、もう一度降りてほしい
後2体をたおーーー」
ヘリコプターにノイズが刺さり、爆発する。
爆発する瞬間に翼がサクラをお姫様抱っこして、
脱出した。
「嘘だろ⁉︎」
「ーーよくも!」
落下している二人にノイズが一気に突撃してくる
「まずい!これじゃ避けられない!」
「だが、退くわけには!」
迫っていたノイズが全部爆発する。
そのまま地面に翼が着地し、サクラを下ろす。
「サクラさん、翼さん、大丈夫ですか⁉︎」
「ああ、サクラもこの通り無事だ。」
「うん、翼さんのおかげで助かったけど、
パイロットの人は‥‥」
「今は悔やんでも仕方ない。
それよりも先ほどのノイズが爆発したのは?」
「はっ!こんな雑魚に手間取ってんじゃねぇよ。
この通信機がうるせぇから出張ってきてみたが、」
頬を少し赤らめながら、
「‥‥‥勘違いするなよ。
お前らの助っ人になったつもりはねぇ
そいつのスマホで勝手に飲み食いした
分の借りを返しにきただけだ。」
通信機から弦十郎さんの声が聞こえる。
『第二聖遺物「イチイバル」を纏う戦士、雪音クリスだ。
助っ人としての到着は遅くなったがな。』
その話が聞こえたクリスがさらに顔を赤くする。
「余計なこと言ってんじゃねぇぞ!おっさん!」
「クリスちゃん、ありがとう〜
助けに来てくれて」
響がクリスに抱きつく
「な⁉︎、話聞いてなかったのかよ!」
「助っ人がきたのだ頼らせてもらうとしよう!」
「じゃあ、雪音さんには5427円分働いてもらわないとね。」
「細けぇなおまえ!
まぁいい、勝手に動くって言いたいところだが、
あたしに変身できるかお前?」
「え、うんできるよ」
「なら、変身して手伝え。あの数は骨が折れる。」
「分かったよ。雪音さん」
「では、空中は、サクラと雪音に任せて
地上のノイズは私たちで倒すぞ
「はい、翼さん!」
翼と響が走っていく。
俺は再現を解除して、変身を選ぶ。
この間無防備になるが、クリスがサクラを守るように動く
変身項目を選んでいく。
スマホを掲げて、変身する。
光が弾けると雪音クリス『ヴァンパイヤハンターギア』に変身する
残り時間5分30秒
「そんなのもあんのかよ!
まぁいい時間もないいくぞ!」
「ああ、まかせろ!」
俺は、クロスボウの形をしたイチイバルから、
弓を射出
1本の弓が分裂して、空中のノイズを倒していく。
「負けられるかぁ!」
クリスも負けじと
ガトリング砲で撃ち落としていく。
BILLION MAIDEN
腰のギアから、ミサイルを空中に打ち上げノイズの数を減らしていく。
MEGA DETH PARTY
クリスは、上からの攻撃を避けるために後ろに下がろうと
したところで、ノイズが背後から迫っているのに気づいた。
(っ⁉︎しまった!)
背後から迫るノイズを翼が横から切り捨てる。
「ッ!何しやがる。一人でも大丈夫だったんだ!
邪魔すんじゃねぇ!」
「危機のようだったから助太刀に入ったのだが、」
「ふざけんな!あたし一人でも十分戦えるんだよ!
あんたらと馴れ合う気はない
大体、おかしいだろ。この前まで敵だったんだぞ!
そう簡単に人と分かり合えるはずがーー」
「‥‥‥できるよ。」
建物の下では、青春を謳歌している彼女達に
ノイズが迫らないようにサクラが動き回っていた。
QUEEN'S SILVERRAIN
さっきよりも矢を大量に射出
大量に分裂をして地上と空中の小型ノイズを
貫いていく。
(まぁ、会話する時間ぐらい稼いで見せる‥‥さ!)
建物の間を飛び、三人のところに行かないよう
クロスボウを撃ちながら囮を続ける
残り2分55秒
話が終わったのか、動き回るサクラに翼が近づく
「雪音が、大型ノイズを倒すためにギアの力を蓄える。
その間無防備になるから」
「守ればいいんだね。任せて」
クリスが立っているところにノイズが向かい始めていた。
すぐに乱射しながら、守りやすい位置につく。
力を溜めているクリスの近くに立つと話しかけてくる。
「なぁ、あんたも、そのあたしと手を繋ぎたいと思ってるのか?」
「ああ、思ってるよ!だからさっさと片付けちゃおう!」
「はぁ、あいつらもお前もお人好しばっかだな!」
「当然さ!信じてるよ。だから、君にーーー」
「「「託した」」」
俺も響ちゃんも翼さんも同じ想いをクリスに託す。
「ああ、託されてやる‥‥‥よ!」
それに応えるようにギアの輝きが増していく
そして、巨大なミサイルが展開され、
全ての武装が、発射される。
MEGA DETH QUARTET
大型も小型も全てを吹き飛ばし、灰に変える。
残り32秒
急いで、ノイズの残党を倒した。
「やったのか?」
「翼さんそれフラグになっちゃうから」
「ったりめぇだろ」
「やった〜、クリスちゃんのお陰で勝てたよ!」
響はまた、クリスに抱きつく。
「ってバカ!抱きついてくるな!
いいか、今回はたまたま利害が一致しただけで、
お前達の仲間になったわけじゃ!
フィーネと決着つけたら、見つけた夢を果たしたいんだ!」
「夢?クリスちゃん夢があるの!聞かせてぇ!」
「ああもう、お前ほんとバカ!!」
変身の解けたサクラが来た。
「体は大丈夫か?サクラ」
「はい大丈夫です。さてと
‥‥‥さっきの約束を果たそうかな?
雪音さん、これからもよろしく!」
手を差し出すと、クリスがオドオドしながら、
サクラの手を掴み、握手する。
「そ、そのあれだ、これでおしまいだ!」
「ごめん、なんか嫌な思いさせちゃったかな?」
「だぁーーー!いちいち謝んな!
別に嫌だとは言ってねぇ!」
「二人は本当に仲がいいな」
「誰が、こんな奴と仲がいいかよ!」
「だが、私や立花と話す時よりは、楽そうに見えたんだがな。」
「何処をどーーー」
響ちゃんの通信機がなり出たところ
「‥‥はい、もしもし」
『大変なの、響!
学校が、リディアンがノイズに襲われーー』
「‥‥‥え?」
通信がそこで切れた。
誤字•脱字有れば、よろしくお願いします。