テンションがアガライズしてしまいましたね。
返事があった事、意識が戻ってることに未来は驚いた。
「見ての通り、怪我?したっぽいけど無事に意識が戻ったよ。」
「本当に、‥‥‥本当によかったです。
もう2週間も目が覚めなくて、二度と目を覚まさないじゃないかって」
未来は、泣きながらも微笑み俺の手を取る。
「ごめんね。その、心配かけさせちゃったね。」
「謝らないでください。心配するのはともだちとして当たり前です。」
「‥‥ごめ、ああいや、ありがとう。」
「ふふ、はい、どういたしまして。」
少し気恥ずかしくなった二人は顔を逸らす。
「あ、お花と水を変えときますね。」
「え?ああうん、ありがとう」
「そういえば、響ちゃんたちは大丈夫だった?」
作業をしていた未来の手が止まる。
「‥‥‥‥‥響は、」
(あ、またやってしまった。
この時響ちゃんは、死亡扱いだった。)
未来ちゃんが泣きながら、クリス、翼さんは今も
行方不明で来週には響ちゃんは、死亡という扱いになり、
機密保持のため葬式もあげることができず、
お墓にも名前は刻むことができないとのこと。
「そっか、体が治ったら、一緒にお墓参り行こうか?」
「ありがとうございます。きっと響も喜んで、
ぐすっ、くれます。」
ちなみに2課の人達は、お見舞いに誰も来てくれなかった。
それとスマホは、手元になかったのでそれも聞くために
弦十郎さんへ電話する。
『サクラ君か、よかった目を覚ましたんだな。』
「はい、昨日目を覚ましました。
それでスマホとか色々聞きたいことがありまして」
『すまない、今は些細な情報も漏らせないために
スマホの件も教えることができな「未来に会いたいよー」
あー今のことも内密に頼みたい。
早くこの件を片付けて見せる。それまで待って欲しい!』
「分かりました。」
(それって、機密保持のためってことだよね?
というか今聞こえた声、響ちゃん?)
その後も未来ちゃんがお見舞いに来て色々話をした。
弦十郎さんたちは、フィーネの後始末で忙しくて、
お見舞いには来れないとのこと
「なんか難しい話が多かったですね。」
「そっか‥‥‥、まぁしっかり教えてくれる時が来ると思って待とうか。」
「はい、それまで待とうと思ってます。」
俺は、嘘をつく罪悪感に駆られていた。
(心苦しいにも程があるわ!)
「‥‥‥サクラさんもショックなんですね。
顔色が悪いですよ。」
「え?ああ、うん、(嘘をついているに)ショックだね。」
二人とも雰囲気がまた悪くなる。
(話題を、話題を変えねば!)
「えぇと、あ!そうだ。学校はどうなったのかな?
あれだけ、壊れてたけど?」
急な質問に戸惑いながらも答えてくれる。
「え?えっと、学校は政府の人が買いとって
今建て直しが始まった所ですね。」
「へ〜、ん?授業はどうしてるの?」
「授業は、仮設校舎が用意してあってそこで受けてるんですけど、
何というか違和感がすごいですよ。」
「違和感?」
「なんか、狭く感じちゃって」
「仮設だからなんか狭そうなイメージがあるね。
人との距離が狭いとか?」
「あ、それあるかもしれません。
そういえば、この前ですね。ーーー」
なんとか話題を逸らし、話に花が咲いた。
それから1週間後、身体の傷がなくなり、
リハビリになると思ったら、一切問題なく体が動くところを
医者に見せたら大いに驚かれた。
そのまま午前中に退院できた。
(未来ちゃんはまだ授業中だよね。なら、メールをしておこう。)
「『退院できたよ。』っとよし帰るか。」
約1ヶ月振りの家に帰った。
家に入ると
「うわ!埃まみれじゃないか!」
(今の2課がどこにあるかわからないし、掃除しよう。)
掃除が終わり、ゴロゴロしてると未来ちゃんから電話があった。
『もしもし、私です。退院おめでとうございます。
早く退院できてよかったです!』
「うん、ありがとう。
わざわざ、電話しなくてもよかったのに」
『いえ、そういうわけにはいきません!
何かお祝いを、あ!ご飯まだなら作りますよ!』
「え?いいの?」
『はい、それぐらいしかできませんけど』
「丁度、家の掃除も終わってるから合流しようか?
材料費は出させてもらうからね。」
『私も今月はピンチだったので助かります。』
財布を持ち、待ち合わせ場所に行く。
「早いね、未来ちゃん。遅くなっちゃかな?」
「私が早くきちゃっただけなので、気にしなくていいですよ。」
「分かった、じゃあ行こうか。」
「はい!」
スーパーへ行き、買い物をしていく。
「サクラさんは何が好きですか?」
「そうだなぁ、唐揚げとかカレーとかかな。」
「でしたら、両方作っちゃいましょう。
サクラさんは一人暮らしなので、残ったらそれを食べたらいいので」
「確かにそれだと、ありがたいかも。」
「じゃあ、鶏肉を見に行きましょう。」
唐揚げとカレーの材料の会計を済ませて、家に行く。
買った物を持ちながら、考える。
(今更だが、家にこんな可愛い子が料理を作りにくるとか
前の世界じゃ、一生考えられない物だったなぁ。)
家に帰ってきて、料理をする未来を眺める。
「あ〜なんか手伝うことあるかな。
落ち着かなくて。」
「そうですね。でしたら、野菜を切ってもらってもいいですか?」
「うん、お安い御用だよ。」
手を石鹸で洗い、水で流す。
そして包丁を手に取り、人参から切っていく。
切っていく様子を横目で見ていた未来が声をかける。
「サ、サクラさんって、その、不器用とか言われませんか?」
「え?う〜ん、あんまり記憶にないけど、どうして?」
「いえ、その人参の大きさがバラバラなので、」
「あ〜〜気にしないようには‥‥‥出来ないよねえ。」
「はい、とても気になります。」
ジト目で見てくるので、頑張って同じ大きさになるように切った。
その後もまぁ、色々やらかしはしたがなんとか完成した。
「「いただきます」」
カレーから食べてみると、
「うん、美味しいよ。」
「ふふ、それは良かったです。‥‥‥ただ、
この人参大きいですね。」
「それについては本当に申し訳ない」
「サクラさんの苦手なことがしれて良かったです。」
その後は食べ終わり他愛無い話をしながら、片付けをしていく。
片付けが終わり、夜になっていたので、
未来ちゃんを家まで送り届けている所だった。
「サクラさん、明日お時間ありますか?」
「あるけど、どうしたの?」
「響のお墓参りに一緒に来て欲しいんです。」
「いいよ。俺もそろそろ行こうかなって考えてた所だしね。」
「サクラさんが来てくれるなら、きっと響も喜んでくれます。」
「うん、‥‥‥そうだといいね。」
未来ちゃんを送り届け、家に帰ってきた。
(響ちゃんが無事だってものすごく言いたいです!)
次の日バス停の近くの公園で待ち合わせをしていたので、
行ってみると丁度公園に入ろうとしている未来ちゃんと合流
バスに乗車、しばらくして墓場の近くで停車
バスを降りて、歩いて響ちゃんのお墓に着いた。
「‥‥‥響、今日はサクラさんが来てくれたよ。
昨日はね、サクラさんの退院祝いでカレーを作ったんだよ。」
「不器用って初めて言われたなぁ。」
「ふふ、切った大きさ全部違ったんだよ?
‥‥‥響は、私やサクラさんと話すことが好きだっ‥‥
ぐすっ、うう、会いたいよ。響
約束まだ守ってもらってないよ!」
未来ちゃんは泣き崩れた。
今まで我慢していた思いが止められず涙が溢れてくる。
「うう、ああああああ」
サクラが、ハンカチを未来に渡す。
(すごく、心が痛いです!)
「ありがとうございます。
ううう、響ぃ響ぃ、ぐすっ、あああああ」
すると大きな音と悲鳴が聞こえた。
「きゃあああああ!!!」
「う、悲鳴!?」
悲鳴で、未来は涙が収まり周りを見る。
「未来ちゃんはここで待ってて、俺が見てくる!」
(原作通りなら、ノイズが来た!)
俺が走っていくと未来ちゃんが一緒に来た。
「って、なんで来たの!」
「いえ、私も行きます!
何かできることをしたいんです!」
悲鳴が聞こえた所に来てみると女性が、ノイズに追われていた。
(まずい、スマホが手元にないのに!)
倒れそうになった女性を慌てて支えて走ろうとすると
反対の道からもノイズが来た。
「サクラさんこっちです!」
女性を背負い、未来ちゃんの案内についていく。
「もう‥‥‥無理よ。彼に振られるし、
ノイズに襲われるし、私はここで死ぬんだわ!」
背中からすごいネガティブなことを言ってる女性に未来が、
「生きるのを諦めないで!!
私はどんな人生だろうと諦めたりなんてしない!」
すると前からもノイズが来て、引き返そうにも背後からも来た。
俺は女性をおろし、未来ちゃんと女性の前に立つ。
「未来ちゃん、
俺が囮になるからその隙を見てその人と逃げて!」
「それだと、サクラさんが!」
「なんで?なんでそんなにあなたたちは頑張れるのよ!?」
俺はノイズから目を離さずに答える。
「‥‥‥そんなの決まってる!俺にはまだやらなくちゃいけないことがあるんだ!
こんなところで死ねるか!!!!!」
俺がノイズに向かって走ろうとしたところで、灰に変わる。
「助かった〜。来ないじゃないかと思った。」
俺はそのまま地面へへたり込む。
「ごめん、機密とかを守らなくちゃいけなくて、
未来にはまた本当のことが言えなかったんだ。」
響、翼、クリスが、
その後ろには、車が止まっており弦十郎さんと緒川さんが立っていた。
「響?‥‥‥響ぃ!」
未来ちゃんが、響ちゃんの胸に飛び込む。
「響!響!響!」
「ごめんやっぱり、心配かけちゃったね。」
未来は、響の胸を叩き始めた。
「響!響!響!響!響!響!響!響!響!」
「はは、ちょっと痛いかな?いや、ちょっとどころじゃない!」
翼さんが、へたり込んでいた俺に手を貸してくれる。
「大丈夫?無茶しようとしているように見えたんだけど?」
「大丈夫だよ。みんなのお陰で助かったよ。
雪音さんもありがとう。」
「ふん、別にお前を助けるために急いできたわけじゃ」
「現場にサクラがいると知った瞬間、ギアを纏って
走って向かったのにか?」
「よ、余計なこと言ってんじゃねぇ!
そういうテメーだって、あたしよりも先にすっ飛んで行っただろうが!」
「そんなことはない。私は常在戦場を心掛けている
そのため戦う力がないサクラのために急がねば、っと思っただけだ。」
「二人が心配してくれたのは嬉しいよ。ありがとう。」
「まぁ、無事でよかったよ。」
「ええ、急いできた甲斐があったわ。
それよりもあれは、どうしましょうか?」
翼が、響と未来の方を見る。
「響!響!響!響!響!響!響!響!響!響!響!響!響!」
「痛いやめて止めてやめて止めてやめて止めてやめて止めてやめて止めて」
響の胸を叩く速度が上がっていた。
「‥‥‥放置でいいんじゃないかな?」
クリスは顔を赤くしながら、
「いや、放置って!?だって、あれは!」
「そうだな、触らぬ神にという奴だ。」
俺は、今も叩かれてる響ちゃんの横を通ろうとしたら、
「サクラさん、未来を止めてく!
ってあいたたた、さっきよりも重くなった!
未来やめて止めてやめて止めてああああああああああ!」
「響!響!響!響!響!響!響!響!!!!響!!!!!!」
「あ〜ご愁傷様とだけ言っておこう。
お久しぶりです。弦十郎さん、緒川さん」
女性を保護し、落ち着いたのか眠っている
のを介抱していた、二人に挨拶をした。
「はい、お久しぶりです。
サクラ君も元気になってよかったです。」
「ああ、久しぶりだな。君が元気になったのはわかっていたが、
いかんせん、手が離せない案件が多かったのでな
遅くなってしまった。すまない」
「いえいえ、気にしてませんよ。大変だったみたいですし、
それよりもスマホは返してもらえないんでしょうか?」
「ああ、少し気になることがあり預かっている。
そちらは少し待って欲しい」
「気になること?」
「ああ、君が使ったあの大型ライフルについて調べたいことがあったのでな。
だが良子君がいない為、なかなか進まないのと
通常の聖遺物とあり方が違うのでな。余計にかかってしまっているというわけだ。」
「じゃあ、まだまだかかりそうですか?」
「いや調査結果はまもなく、出るはずだ
近いうちに返せるだろう。」
「分かりました。それまで待ちます。」
そのあと、翼とクリスと話をしていると夕方になっていた。
(やっと終わったんだね。お疲れ様響ちゃん。)
「うぅ、ぐすっううう、ひびき」
「ごめん、まじごめん、ごめんなさい」
「許さない、だから離さない。」
未来は響を抱きしめる。
「‥‥‥うん」
「許すまで、離さないんだから。」
「‥‥‥うん」
響は未来を抱きしめ返す。
「‥‥‥バカ」
俺は無性にブラックコーヒーが飲みたくなった。
「いやはや、現代っ子ってのはみんなこうなのか?」
「流石に家でやって欲しいですね。」
赤い顔で、叫ぶ。
「家でならいいってのか!?やっぱりおかしいぞ!突起物!」
「まぁ、あの二人は場所関係なくあんな感じだしね。」
「嘘だろ?」
「嘘じゃないよ?」
流石に困惑しているクリスだった。
夕日を眺めながら、
(次は2期か。セレナにマリアさんと会うのか
嬉しいような悲しいような‥‥‥でも頑張らないと!)
俺は決意を新たに
「サクラさん、もしかして響が無事だって知ってましたか?」
「え、ああうん知ってたよ。ん?」
「少しお話をしましょう?」
俺はゆっくり振り返るといい笑顔の未来さんがいた。
誤字•脱字有れば、よろしくお願いします。