シンフォギアの世界に転移   作:キーホルダー

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イクサベルト迷った結果、予約しました。
後悔はない。


メックヴァラヌスD

エルフナインの話を聞いた次の日、

未来ちゃんから連絡があり、響ちゃんが元気ないとのこと。

それで、ご飯を食べに行くのだが一緒にどうかとお誘いがあり、行くことにした。

(ガリィちゃんも来るだろうから、行った方がいいよね。)

 

約束の場所に俺は、急いで向かっていると通知音が鳴る。

「へ?」

スマホを見ると

『ギャラルホルンによる並行世界を観測

 メックヴァラヌスの発展を確認。追加します。

 安藤創世 メックヴァラヌスD

 板場弓美 メックヴァラヌスD

 寺島詩織 メックヴァラヌスD

 変身と再現に追加しました。』

(まさか、シリーズ化してるのこれ?)

 

その時、弦十郎から連絡が入る。

『響君が、敵襲を受けている!

 今すぐに現場へ向かって欲しい!』

「場所は、‥‥‥はい!すぐ近くなので、向かいます!」

『応援を送りたいが、他の場所にもオートスコアラー現れ、その対処に追われている!

 すまないが、君に頼りっきりになる!』

「任せてください!出来る事をします!」

俺は、響ちゃん達がいるところに向かって走る。

 

一方、響達はガリィに遭遇、アルカノイズに囲まれてピンチになる。

状況を打破する為に、ギアを纏おうとするが、

「何で……聖詠が浮かばないの?」

胸に歌が浮かばない

(こいつ、歌えなのか?なら、お友達を攻撃すると脅すか?)

とガリィが、響を追い詰めるために思考していると、

 

「あー、まどっこしいなぁ!

 アンタと立花がどんな関係か知らんけど、ダラダラやんのならアタシら巻き込まないでくれる?」

詩織が、大声を出してガリィに伝え、響を見捨てる。

「あなた、この子の仲間じゃないの?」

「冗談、たまたま帰り道が同じだけ、

 ほら、道を空けなよ。」

ガリィが、突然の離反に動揺する。

(この子達、仲良し子良しじゃないの!?)

ガリィは、アルカノイズを下がらせると、

 

「‥‥‥行くよッ!!」

と、警戒が緩んだ瞬間を狙って逃走を開始を始める。

詩織が響を見捨てるのは、演技。

詩織は、創世へ目配せをすると、それを即座に理解、行動に移す。

創世は、未来の手を取り、アルカノイズの隙間を縫って逃げる。

響、弓美、詩織もそれに続いて逃げる。

「アンタって変なとこで度胸あるわよね!?」

「去年の学祭もテンション違ったし!!」

「さっきのはお芝居!?」

「わたしたちがビッキーを助けたっていいじゃない!」

「我ながらナイスな作戦でした!後は、サクラさんと合流できれば!」

ガリィは、それを大人しく見ている訳もなく、

「‥‥‥マスターの命令ですからね。仕方ないですねぇ〜

 脅す程度には、追いかけるとしましょうか。」

 

アルカノイズに、響達を追いかけるように命令を出す。

「少し脅せば、戦う気にはなるかしらぁ?」

アルカノイズが、近くのものを壊しながら、追いかけていく。

そのうちの一体が、触手を伸ばすと未来に直撃する攻撃だった。

「って、誰が攻撃しろって言ったのよ!?」

「未来!?」

「‥‥‥あ」

未来に当たる直前、光に阻まれる。

「これって!」

「サクラさんが、間に合った!」

「ナイスです!」

3人娘が、響と未来を守るように前に出る。

「「「メックヴァラヌス、テイクオフ!!!」」」

 

光が覆い、弾ける。

そこには前のギアとは違い、荒々しい獣ような姿をしたメックヴァラヌスDが再現される。

「って、形が違う!?」

「でも、前よりも体が軽いですわ!」

「こういう展開もアニメみたいで、燃えるじゃん!」

残り時間1人あたり、2分

 

3人が、アルカノイズを倒していく。

「2人とも大丈夫!?」

「サクラさん、ごめんなさい。私が、歌えたら」

「響‥‥‥」

「大丈夫、困った時は、お互い様だよ。

 今度困った時は助けてね。」

「‥‥‥はい」

「とりあえず、2人は避難して。俺は、ここから動けないから。」

「響、行こう!」

「‥‥‥私は」

 

ガリィは、アルカノイズが倒されていくのを冷静に分析していく。

(あれがマスターの言ってた再現、確かに厄介ですね〜。

まぁ封印されて、たった2分しか戦えないなら、逃げに徹すれば)

弓美が、ガリィに向けてビームを放つ。

「当たれぇ!!」

「残念〜、当たらないわよ〜」

ビームをバリアで、防ぐ。

「なら!これで!」

創世が爪を巨大化させ、斬りかかる。

「そんな力任せの攻撃に当たる、ガリィちゃんじゃないのよ?」

体を軽く逸らして、攻撃を避ける。

「これなら!」

回避先を詩織も爪で、攻撃をするが、

バリアで防がれる。

「同じ手が、通じるわけが!?」

詩織のギアに付いていた尻尾が巨大化、槍となり、ガリィを頭上から貫こうとしてくる。

ガリィは慌ててもう片手で、バリアを出して防ぐ。

「お‥‥‥惜しかったわねぇ〜。あと少しで当たっちゃうところだったわ。」

「ですが、両手を使いましたね。」

ガリィの後方で、弓美が両手のギアを合体させる。

「これが!私たちの力だ!!」

 

NEXUS FLAMMA

 

極太なビームが、ガリィに当たり、胴体が真っ二つになる。

「やったじゃん!ユミ!」

「ナイスです!」

「ちょっと!?2人ともフラグ立てたらダメじゃん!」

「そうですよ〜、ガリィちゃんじゃなかったら、粉々でしたよ。」

ガリィが、弓美の後ろに現れ、関節を決めて拘束する。

拘束されると同時に、再現が解除される。

 

「な!?何で無事なの!?」

真っ二つになったガリィを見ると、水になる。

「水を攻撃してたの?」

「そんなことよりもほら、動くんじゃないわよ。この子は、どうなってもいいのかしら?」

とガリィが、不敵な笑みを浮かべた瞬間、黒い槍が顔に当たる。

「大丈夫かしら?」

「は、はい!ありがとうございます。」

「よく、ここまで頑張ったわね。後は私に任せなさい。」

そこには、ガングニールを纏ったマリアが立っていた。

 

「弓美さん、大丈夫!?」

「うん、何とか」

サクラが、弓美に駆け寄る。

「本当に?怪我とかない?」

「我慢はしないでくださいね。」

創世と詩織も駆け寄ってくる。

サクラは、弓美を2人に任せ、マリアの横に立つ。

「マリアさん、フォローはします。」

「ええ、頼んだわ。」

「盛り上がってるところ悪いんだけど、マスターからの命令で、

 ガリィちゃんはこれで帰らせて貰うわ。」

「逃げるのか!!」

「逃げるんじゃなくて、見逃してやってんのよ。」

ガリィは、転移していなくなる。

 

マリアは、変身を解く。

「‥‥‥確かにこれ以上、戦うのは危なかったわね。」

「マリアさん、これを使ってください。」

口から血を吐いたマリアに、ハンカチを渡す。

マリアは口元を拭い、響に達に合流する。

「貴方達、怪我はない?」

「はい、みんな無事です。」

「なら、良かった。君のガングニールーー」

マリアが、響にガングニールを返そうとすると乱暴に取られる。

「わたしのガングニールです!これは、誰かを助けるために使う力!

 わたしがもらった、わたしのガングニールなんです!!」

響は、悲しげなマリアの顔が見えて謝罪をする。

「‥‥‥ごめんなさい。」

マリアは力を使って、戦うことから逃げようとしている、響の方を掴む。

「‥‥‥そうだ、ガングニールはお前の力だ。

 だから、目を背けるな!」

「目を、背けるな‥‥‥」

その後、緒川さんが呼んだ救急隊に運ばれ、病院に搬送。

マリア以外、全員怪我がなく、その日のうちに退院になった。

 

次の日、エルフナインから

シンフォギアの強化プラン、プロジェクト『イグナイト』が提案された。

これは、サンジェルマン達も協力して完成させるとの事

と弦十郎さんから、連絡があった。

 

その場にいなかったのか?と聞かれると

マリアさん達と一緒に、ナスターシャさんの墓参りに来ていた。

「ごめんね、マム。遅くなっちゃった。」

「ええ、やっと挨拶に来れたものね。」

マリアとセレナが、持ってきていた花をお墓に添える。

「マムの大好きな日本の味デス!」

「わたしは反対したんだけど、常識人の切ちゃんがどうしてもって」

「‥‥‥常識人の言う事なら、仕方ないね。」

 

切歌が、醤油を墓に添える。

(いつ見ても、醤油って)

「マムと一緒に還ってきたフロンティアの一部や月遺跡に関するデータは、各国機関が調査してる最中だって、」

「マムが残してくれた知識のおかげで、研究も進んでるんだって、」

「みんなで一緒に研究して、みんなのために役立てようとしてるデス!」

「ゆっくりだけど、ちょっとずつ世界は変わろうとしてるみたい」

「‥‥‥その研究が、人を助けることに役立てられるみたいだよ。」

「それは初耳デスよ。」

「サクラさん、それは本当なんですか?」

サクラの話に、切歌とセレナが聞く。

「弦十郎さんの話だと、そうらしいよ。

 詳しくは難しくて、分からなかったけど‥‥‥」

「‥‥‥マムはもっと詳しい話が聞きたかったかもしれない。」

調が、ジト目で見てくる。

「うん、詳しく聞いておくよ。ナスターシャさんもそっちの方が安心できると思うし、」

「その時は、私も聞くデスよ!」

「‥‥‥不安倍増、その時は私も聞くね。」

「サクラさんのそういうところも、私は好きですよ!」

「ぇ、あ、ああうん、ありがとう」

セレナの台詞に、サクラは不意打ちを喰らい、顔が赤くなる。

マリアは、その光景を微笑みながら見守りながら考える。

(変わろうとしているのは世界だけじゃない。

 なのに、私だけは……

 セレナを助けるためにネフィリムと対決したアガートラームも、再び纏ったガングニールも、

 窮地を切り抜けるのはいつも、自分のモノではない力――)

「私も変わりたい。本当の意味で強くなりたい」

「それはマリアだけじゃないよ」

「わたしたちだって、同じデス」

「そうだよ。マリア姉さん、みんなで強くなろう。」

 

(‥‥‥俺は、どうだろう?間違えた使い方をしてないかな?)

その時、弦十郎から連絡が入る。

『サクラ君!出動だ』

「はい!場所はどこですか!!」




誤字•脱字有れば、よろしくお願いします。

アンケートの進撃の巨人は、エレンの巨人化したものです。

アンケートのご協力ありがとうございます。
これを元に書いていきます。

レイアの妹戦で、最初に見たいのはどれですか?順番はアンケートの数で、決まります。

  • グリッドマンギア 響
  • グリッドマンギア 翼
  • 進撃の巨人 響

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