サクラが、ヘリで向かっている時、
発電所では、切歌と調が、アルカノイズと戦っていた。
「何とか戦えてるデスよ!」
切・呪リeッTぉ
鎌が、敵を切り裂く。
「LiNKERを使えば、サクラさんがいなくても!」
α式・百輪廻
頭のギアから、大量の丸鋸を飛ばす。
二人は、メディカルルームから、
以前奏が使用していたLiNKERを持ち出していた。
『お前たち! 何をやっているのか、分かってるのか!』
無茶をする二人に弦十郎の怒声が飛ぶ。
「モチロンデスとも!」
「響さんを守るためです!」
二人は、次々とアルカノイズを倒して行く。
調は、スカートの裾を鋸に変えて、切り裂いて行く。
Δ式・艶殺アクセル
「響さんを守るために!」
「発電所は守ってみせるデス!!」
アルカノイズの数が、減ってきたところで、
「おりゃー、だゾ!」
「っ!?」
調が、何者かに攻撃をされて、切歌のいるところに吹っ飛ぶ。
二人はぶつかり、倒れ込む。
「イタタタタ……」
「簡単にはいかせてもらえない……」
二人が起き上がり、攻撃してきた犯人を見る。
「ジャリンコどもー、アタシは強いゾ!」
カーボンロッドを構えたミカがいた。
「オートスコアラーの中でも、最強のオートスコアラー」
「デスが、退くわけにはいかないのデス!!」
切歌と調は、懐からもう一本のLiNKERを取り出す。
LiNKERの多重摂取は、適合係数の上昇を促すことが出来るが、
副作用に身体を蝕まれる。
それも、奏が使用していた旧式のLiNKERなら、
相応のリスクを背負うことになる。
切歌は調の首に、調は切歌の首に、それぞれLiNKERの注射器を当てる。
「そんなリスク怖くないデスよ。」
「うん、二人でなら、怖くない!」
二人同時にLiNKERを打ち込む。
「うん、何ともな‥‥‥鼻血が出てきた。」
「私もデスよ。」
二人の鼻から血が、垂れ落ちる。
「オーバードーズ」
「鼻血がなんぼのもんかデスか!!」
二人は、ミカと向き合う。
「行こう切ちゃん! 一緒に!!」
「切り刻むデス!!」
切歌の鎌が大きく、両刃に変わる。
対鎌・羅Pぅn痛ェる
調の頭の鋸が大きくなる。
ミカは、カーボンロッドの上で、ポーズを取っていると
2人のギアが変化した事で、笑顔になる。
「お?準備終わったかゾ?
なら、あのおっちゃんみたいに楽しませて欲しいんだゾ!」
ミカは、二人に向かって、カーボンロッドを投げる。
二人はそれを避けると、ミカに肉薄する。
切歌が、鎌を振るうとミカは、カーボンロッドで防ぐ。
防いだカーボンロッドにヒビが入る。
「おぉお!思ったよりも重かったゾ!」
「硬すぎるデスよ!!」
そのまま鎌を振り抜き、カーボンロッドを砕く。
空から調が、さらに攻め立てる。
γ式・卍火車
巨大な丸鋸を2つ、ミカに向かって放つが、
新しく出したカーボンロッドで、軽々と弾かれる。
非常Σ式・禁月輪
ミカの直撃コースで、攻撃するが正面から受け止める。
「こっちは、さっきの奴よりも軽いゾ。」
「まだ!攻める!」
二人のユニゾンの効果により、少しづつフォニックゲインが上がってきているものの、
無情にも、ギアを纏っていられる時間が迫って来ていた。
「力押しで、ダメなら!」
「連携で崩すデス!!」
二人が、交互に攻撃を加えて行くが、軽く捌かれて行く。
「よっ!ほっ!軽い軽すぎるゾ!」
「ここ!」
「デーース!!」
イガリマとシュルシャガナでX字を描きながら、ミカを切る。
だが、ミカが両手に持ったカーボンロッドに防がれる。
カーボンロッドが砕けるが、ミカは不敵な笑みを浮かべたままだった。
「この重さ、フォニックゲインの出力なら、
片方だけでもいいかもだゾ!」
ミカは、二人を値踏みする余裕すら見せている。
だが、余裕を見せるミカに二人は退かない。
β式・巨円断
調が、巨大なヨーヨーに鋸の刃を出してぶつける。
ミカは、球体のバリアを出して防ぐ。
さらに切歌と調は、足のギアを鎌と鋸に変形させて、
同時にキックを球体のバリアに向かって、放つ。
「硬い!」
「このまま押し切るデス!!!」
ミカは、バリアを張っていない手の人差し指をバリアに向ける。
「頑張っているところ、ごめんだゾ。
どっかーん!!」
バリアを爆発させて、2人を一蹴する。
2人は、爆発をまともに受け、地面へ叩きつけられる。
「こんなに頑張っても、何も変わらないデスか?」
「このままじゃ、何も変わらない!」
「そんなのは、嫌デスよ!」
切歌は、鎌を杖代わりに立ち上がる。
調は、ダメージが切歌よりもあったのか、
なかなか立てずにいた。
ミカは、カーボンロッドを新しく作る。
「まぁまぁ楽しめたゾ。
二人を倒せば、おっちゃんが、来てくれるかもしれないゾ!」
『二人とも聞こえるか!響君が目を覚ました!
今すぐに撤退するんだ!』
「響さんが、目を覚ましたデスか?」
「‥‥‥守れたんだ。」
二人は、逃げようにも体が動かないでいた。
「他人の命を守っても、自分の命は守れてないゾ!」
ミカが、切歌に急接近して、イガリマのコンバーターを壊され、全裸になる。
そのまま倒れ、体が動かなくなる。
「バイなら〜!」
「切ちゃん!」
「調だけでも‥‥‥逃げるデスよ‥‥‥」
「切ちゃんも一緒に!」
調は、残りの気力を振り絞り、立ち上がり、
切歌に近づこうとするとミカが、後ろから攻撃する。
「余所見すると痛い目を見るゾ。」
「邪魔をしないで!」
調は、裏γ式・滅多卍切を発動させるが、弱々しいその姿は、虚勢を張っているのが
ミカからは丸わかりだった。
「なら、仲好し小好しでお前のギアも壊してやるゾ!」
ミカは、カーボンロッドを構える。
「に、逃げるデス、調……」
「切ちゃんを置いて逃げるなんてできない!わたしの命は切ちゃんに救われた命だもの!
切ちゃんを救うために、全部使うんだ!!」
LiNKERの副作用が、体を蝕み、動きが鈍くなり続ける。
「どうしたかゾ?さっきよりも鈍くなってるぞ!」
鋸をあっさり壊される。
さらにミカによって、ギアが次々と破壊されていく。
「こんのぉぉぉぉ!!」
「無駄な足掻きだゾ。」
「誰か、助けて欲しいデス……、
あたしの友達、大好きな調を……」
ミカによって、シュルシャガナのコンバーターが破壊され、全裸になり
地面に倒れる。
「もう抵抗できないゾ!、どうしてやろうかゾ?」
ミカが、カーボンロッドを素振りしながら、調に近づいていく。
「誰か調を、誰かぁぁぁああぁあああ!!」
切歌は、誰かに祈るように声を上げる。
「おぅわ!?」
ミカが、横から来た攻撃に飛ばさる。
「二人とも、誰かなんて」
「つれねぇこと言ってくれるなよ。」
調の視界には、刃が写る。
「‥‥‥剣?」
「ああ、振り抜けば風が鳴る剣だ!!」
調の前には、セレナ、クリス、翼が、ギアを纏って立っていた。
「よくも二人を虐めてくれましたね!私は、怒り心頭ですよ!」
「ああ、あたしの可愛い後輩をいじめ倒した礼だ。全部持って行きやがれ!」
「二人とも、逆襲と行くぞ!」
「まずは、様子見だゾ!」
ミカは、持っているアルカノイズを全て出す。
「はぁぁぁぁああああああ!」
セレナが、アガートラームで光を飛ばし、アルカノイズを灰に変える。
「先を越されたな。私たちも慣らし運転ついでに片付けるぞ!」
「綺麗に平らげてやる!」
セレナが、ノイズの触手を受け止め、切り捨てる。
アガートラームを地面に突き立てる。
「光よ!」
光が、地面を伝いノイズの足元にいくと
光のエネルギーが溢れ、ノイズを消す。
SILKY†RAY
「切り捨てる!」
「フン!ちょせえ!!」
翼とクリスも、BILLION MAIDENと逆羅刹で、アルカノイズを倒していく。
アルカノイズを全て、殲滅すると
蒼刃罰光斬
二刀から、ミカに向かって、斬撃が放たれる。
ミカが、これを避けるとクリスから攻撃が放たれる。
「くらいやがれぇぇ!!」
MEGA DETH FUGA
ミカが、カーボンロッドを素早く投げて、ミサイルを爆発させる。
「残念しょ〜うだゾ!」
「そこです!!!」
FAIRIAL†TRICK
空中を舞う、短剣がミカの右腕を切り飛ばす。
「お?おお!斬られちゃったぞ!」
「このまま、追撃すんぞ!!」
「ああ!ここで、切り伏せる!」
「悪いが、ここからは俺の出番だ。」
キャロルが風を起こし、3人を後退させる。
「面目ないゾ」
「いや、良くやった。ミカは帰還、修復はその後行う。
ここからは、オレの出番だ。」
「ラスボスのおでましとはな!」
「だが、決着を望むのはこちらも同じこと!」
「ここで、すべてを終わらせます!」
ミカは、結晶を使い、この場から居なくなる。
「まさかとは思うが、その風体で一人で我々を相手取ろうと言うのか!」
「なるほど、なりを理由に本気が出せなかったなどと、
言い訳されるわけにはいかないな。
‥‥‥ならば刮目せよ!!」
キャロルは、別の空間から禍々しい竪琴を取り出す。
竪琴を鳴らすとキャロルが、変身して
大人の姿になり、聖遺物を利用したファウストローブを纏う。
「ふむ、これくらいあれば不足はないだろう。
‥‥‥あいつは何故、大きくなるんだと言っていたがな。」
キャロルは、自分の胸を揉みしだきながら、
昔友人に言われたことを思い出していた。
「さて、ふけるのは、これくらいにしよう。
楽しませてくれよ。シンフォギア!」
キャロルが、弦を飛ばし地面を切り裂きながら、3人に向かって攻撃する。
3人は、攻撃を回避する。
「大きくなったところで!」
「張り合うのは望むところだ!」
「負けてなんて、いられません!」
だがキャロルは、威力の強い様々な属性の錬金術を発動させて、
奏者を圧倒していく。
(本来の俺なら、思い出を焼却して戦うところだが、問題なく記憶が戻ってくるな。)
キャロルは、翼に向かって攻撃を集中させる。
「先輩!」「翼さん!」
「フン!その程度の歌でオレを満たせるなどと思うな!」
「なら!こいつでどうだ!!」
GIGA ZEPPELIN
無数の弾丸を回転防御で、キャロルはまるで物ともせず簡単に防ぐ。
弦をドリルにして、竜巻を起こしクリスを拘束。
ドリルで、クリスを攻撃して翼のところまで、飛んでいく。
「‥‥‥この隙を逃す訳には!」
短剣を空に高く挙げ、キャロルへと急降下していく。
XANA†TEARS
「残念だが、届かんさ。」
弦で、短剣を縛り、キャロルの頭上数メートルで止まる。
キャロルは、セレナを弦で拘束すると
「早く!振り解かなきゃ!」
「遅い」
弦が爆発を起こし、セレナは直撃を受け、地面へ倒れる。
「この程度か」
翼が、最初に立ち上がる。
「大丈夫か、雪音、セレナ?」
「アレを試すくらいにはギリギリ大丈夫ってとこかな」
「私もまだ、行けます!」
翼の問いかけに、クリスとセレナが立ち上がる。
「弾を隠しているなら見せてみろ
俺は、お前らの全ての希望をブチ砕いてやる。」
キャロルが、空から腕を組み3人を見下ろす。
「付き合ってくれるよな。」
「無論‥‥‥独りで往かせるものかよ。」
「何処までも一緒に!!」
「「「イグナイトモジュール‥‥‥抜剣!!!」」」
3人は、コンバーターを取ると変形、刃が飛び出す。
抜剣した刃が、胸を貫く。
「グッ、ぐぁああああああ!?」
「がぁああああああああ!?」
「きゃあああああああああ!?」
「はらわたを、かき回すような‥‥‥これが、この力が‥‥‥!?」
「痛い!心も体も!引き裂かれそう!」
キャロルは、その光景を観察していた。
(モジュールのコアとなるダインスレイフは、伝承にある殺戮の魔剣、
その呪いは、心の奥に眠らせる負の感情を増幅、人為的に暴走状態を引き起こす。
その呪いを打ち砕いて見せろ。俺の計画のために!)
3人は、呪いの衝動に呑まれようとしていた。
翼は、クリスの手を握る。
「すまないな……雪音の手でも握ってないと、
底なしの淵に呑み込まれてしまいそうなのだ……」
「おかげでこっちもいい気付けになったみたいだ……
アイツの方は‥‥‥」
翼とクリスのイグナイトは、不発に終わる。
「‥‥‥不発か。」
「わた‥‥‥私はもう二度と負けない!!
負けられない!誰かに助けられてばっかりだった!
自分自身に負けられない!!」
セレナの白かったギアが、黒く染まった姿に変わる。
「‥‥‥成功したのか?」
「ああ‥‥‥あたしらと違ってな。」
「ほう、なら少し試してやるとしよう。
後ろの二人を守りながら、戦えるか?」
キャロルは、先程と同じように弦を構える。
「守られるだけじゃない!守るために!!」
イグナイトモジュールを纏ったセレナが、
呪いで動けなくなった二人を守る為に戦う。
‥‥‥主人公が出てこない初の回
忘れてた訳じゃないよ?本当だよ?
誤字•脱字有れば、よろしくお願いします。