弦十郎さんに呼び出されたので、来てみるとみんなが揃っていた。
「あれ?みんなも来てたんだ。」
「全員、おっさんから呼びだされたからな。
‥‥‥まぁ、呼び出された理由は、だいたい想像がつくけどな。」
「‥‥‥だよね〜。」
弦十郎が、笑顔で入ってくる。
「全員揃っているな。お前達を呼んだのは、
新たな力の投入に伴いここらで、ひとつ特訓をしようと思ってな!」
「特訓?」
「ああ、特訓をする事で、
少しでもイグナイトモジュールを使えるようにする為だ。」
響が手を上げる。
「ちなみに師匠、特訓は何処でやるんですか?」
「海だ!!!」
というわけで、海に来ています。
みんなよりも早めに着替えたサンジェルマンと一緒に
みんなが着替え終わるのを一緒に待ってもらっていた。
サンジェルマンが、ここにいる理由が、
護衛として、一緒に来ていた。
(とりあえず、水着を着た女子は褒めろと
母様が言っていた気がする!)
「えぇと、とてもお似合いですよ。その水着。」
「ありがとう。局長も楽しんでくるようにと言われたからな。
あの2人に選んで貰ったが、異性の君から言われると嬉しい物だな。」
サンジェルマンが、サクラに少し綻んだ笑みを向ける。
サクラは、気恥ずかしさに思わず顔を背ける。
青と白のストライプの水着を着たサンジェルマンと二人で、
みんなが来るのを待っていた。
「あの2人で、気になったんですけど
カリオストロさんとプレラーティさんは、来ていないみたいですけど?」
「‥‥‥昨日の嫌味が、局長の怒りを買ったみたいでな。
2人に仕事をいくつかさせていた。」
「‥‥‥マジですか。」
俺は、ここに来れない二人に合掌していると
「サクラさん!この水着どうでしょうか?」
セレナちゃんが、白のフリルの付いたビキニを着て、
サクラの前で、くるっと一回転する。
「‥‥‥とても、はいお似合いです。」
「そうですか!ふふ、頑張った甲斐があります。」
セレナちゃんが、頬を赤く染めサクラの隣に座る。
「セレナ、いけないわ!肌色の面積がただでさえ、多いのにサクラに近すぎるわ!」
赤と黒のリングバンドゥービキニに着替えを終えたマリアが、
二人の距離が近いことに気づき、こちらに向かって走ってくる。
サクラは、マリアの走るたびに揺れる大きな胸から顔ごと逸らす。
(‥‥‥あの胸の動きはいけない。童貞の視界に暴力を訴えすぎている!)
「‥‥‥やはり、胸が足りないんですね。私‥‥‥」
セレナのハイライトが消え、マリアの胸を恨めしそうにみる。
「え?セレナ?どうして、そんな目で見るのかしら?」
セレナの様子が変わったことに、マリアはたじろぐ。
「マリア姉さんが、羨ましい!」
セレナは、そのままマリアに抱きつき、顔を胸に埋める。
「セ‥‥‥セレナ、甘えたくなったのかしら?」
マリアは聖母の顔になり、セレナの頭を優しく撫でる。
セレナは、ゆっくりと腰に回していた力を強くしていく。
「大きくなっても、甘え坊さんなんだから
‥‥‥セレナ少し抱きしめる力が強い気がするんだけど?」
「‥‥‥そんな事ないよ。マリア姉さん。」
「そ、そうかしら。ちょっとずつだけど、上体が、後ろに反れてきたんだけど?」
「気のせいだよ。マリア姉さん‥‥‥」
「もしかしなくても、怒ってるの!?」
マリアが、鯖折りされそうになっている間に全員が集まった。
水色のビキニを着た翼が、サクラへと話掛ける。
「‥‥‥セレナとマリアは何をしているんだ?」
「姉妹のスキンシップですよ。」
「過激なスキンシップだな‥‥‥」
翼の疑問にサクラが答え、それを聞いたクリスが、
止めようとしていた二人から距離を取る。
「それよりも翼さん、水着がよくお似合いですよ。」
「え?そうかしら。そう言ってくれると嬉しいよ。」
「あはは〜、なんか照れますね。」
二人のやりとりを見ていた見た切歌が、
「サクラさん!調の水着は、どうデスか!」
切歌が、調の背中を押して、サクラの前に立たせる。
調は、全体的にピンク色で、胸には大きなリボンが付いたワンピースを着ていた。
「うん、すごく可愛いよ。」
「そうデスよね!調は、可愛いデス!」
「目に入れても痛くないぐらい、可愛いね。」
「二人とも、揶揄わないないで。」
顔が赤くなった調が、反撃に入る。
「サクラさん、切ちゃんも可愛いですよ。」
「へ?調、何を言って、デーース!?」
調は、素早く切歌の後ろに回り込み、
自分がされたようにサクラの前に立たせる。
緑色で、デザインされたビキニを着ていた。
「は、恥ずかしいデスよ‥‥‥。」
切歌はあまりの恥ずかさで、両手で顔を隠す。
「‥‥‥この可愛さなら、世界を守れる。」
「切ちゃんの可愛さは、世界を救う。」
サクラは、あまりの可愛さに先程まであった下心が消失する。
「二人とも揶揄わないで、欲しいデスよ!!」
「切ちゃんの方が、可愛いからサクラさんの視線も釘付けになってる。」
「そんな事ないデス!サクラさんは、調を目に入れたいって言ってたデス!
それだけ、調の方が可愛いって事デスよ!」
「むっ、切ちゃんの方が、可愛い!」
「調の方が、100倍可愛いデス!」
「切ちゃんがーー」
「調がーー」
二人のイチャイチャをみて、サクラは両手を揃える。
(‥‥‥尊い。)
クリスが、サクラに呆れた目線を送る。
「お前、なんで二人を拝んでるんだよ‥‥‥」
「尊くて、美しいから。」
「何気にお前もテンションが上がってるのが、分かったよ。
‥‥‥ちなみによ、私はどうだ?一応、その可愛いものを選んでみたんだけどよ?」
クリスが、少し照れながら、自分の水着の感想をサクラに聞いてみる。
サクラは、クリスの方を見る。赤いフリルのビキニを着ていた。
「‥‥‥綺麗だね。」
「え、あ!?‥‥‥ありがとうよ。
って、なんで顔を逸らすんだよ?」
サクラは、感想を言ってからクリスから顔ごと背ける。
「その、色々と目のやり場に困りました。」
クリスは、羞恥に顔を赤くはするが、
「けどよ。いつも変身してあたし達になってるんだから、
慣れてるんじゃねぇのか?」
いつも女体化することについて、聞いてきた。
「う〜ん、そういう風に見てる時間がなかったからなぁ。
あんまり気にした事はないかな?」
「変身している時間は、全て戦闘中ですからね。」
エルフナインが、二人の会話に入ってくる。可愛い。
上部が白色のタンクトップの形状にピンクのラインが入ったビキニを着ていた。
「うん、可愛いね。そうなんだよね。基本的に戦闘でしか変身してないね。
1日1回しか出来ないし。」
「おい、本音が漏れてんぞ。」
クリスちゃんに軽く、肘で突かれる。
エルフナインの目が、サクラを研究対象として見る目に変わる。
「ですが、今日は、いっぱい試せますね!」
「ん?いっぱい試す?」
「はい!ラピス•フィロソフィカスなら!」
「‥‥‥あ」
(雲行きが怪しくなる前に話題を逸らさねば!!!!」
「そんなことよりも、水着がよく似合ってるね!
エルフナインちゃん!!!!!」
突然のサクラの不意打ちにエルフナインが、目を丸くする。
「僕が、可愛いですか?」
「ああ、もうとても可愛いよ!!!」
「そ‥‥‥そうでしょうか?」
エルフナインは照れて、サクラから顔を見られないように
海の方へと体を向ける。
「よし!」
話題を逸らすことに成功した俺は、ガッツポーズを取る。
「‥‥‥お前がそれでいいんなら、
あたしからは、何にも言わないからな。」
「ありがとう、クリスちゃん!!」
「まぁ、どうせ、逃げ切れねぇけどな。」
クリスは、鯖折りの危険域に突入したマリアを助ける為にサクラから離れる。
「え?クリスちゃん、それってどういう!?」
「サクラさーーん!」
「響、走ると危ないよ?」
今度は、黄色のビキニを着た響と白いワンピースを着た未来が来る。
「二人ともよく似合ってるよ。」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございます。お世辞でも嬉しいです。」
「お世辞じゃないよ。未来ちゃん。」
「そうだよ!未来私もとても似合ってると思うよ!」
「そんな、響‥‥‥」
未来は、赤くなった顔を手で押さえて、身悶えする。
響は、サクラの方に目を輝かせながら、
背中に隠してたものを出す。
「サクラさん、これを着てください!」
黒のビキニをサクラに見せる。
「響ちゃん、さすがに男の俺が着るわけには‥‥‥」
「響、もしかしてそういう趣味があるの?」
サクラは苦笑いしながら、響から距離を取り、
未来は、サクラの前に水着を掲げる残念な子を見る。
その騒ぎを見たマリア以外の全員が見守る。
ちなみにマリアは、砂浜に腰を押さえてダウンしていた。
「??二人ともどうして距離を取るの?」
「いや〜、ははは、俺はその水着は着れないなぁ、なんて」
「響、それは女性物の水着だよ?」
「うん!!だから、サクラさんに似合うと思うんだ!」
「‥‥‥響さん、サクラさんは、男の人ですよ?」
「デースデース。」
「うん、知ってるよ。サクラさんは男の人だよ?」
全員で、首を傾げる。
「おいバカ、ちゃんと主語を言え。
『女になった』こいつに着て欲しいんだろ?」
クリスがすごく悪い顔で言う。
「ああ、そう言うことデスか!」
「謎は解決。」
切歌と調は、遊ぶ準備を始めた。
「クリスちゃんまさか!さっき言ってたのって!?」
「そうなんですよ!サクラさんが女性になった姿を見て、
きっと似合うなぁって、思って買ってみたんですよ!」
「響のお金で買ったの?」
「うん、だから着てくれると嬉しいです!」
響が、サクラに水着を差し出す。
サクラは、雲ひとつない青空を見上げる。
(‥‥‥運命からは、逃げられなかった。)
しばらくしてから、
胸にラピス•フィロソフィカスのペンダントを掛けて、
死んだ目をして、黒いビキニを着用したサクラが
更衣室から出てきた。
「‥‥‥とりあえず、みんなの感想を聞こうかな?」
サクラを見て、それぞれが感想を言っていく。
「‥‥‥思いの外、似合ってますね。」
「うん、驚くほど似合ってるね。」
響と未来は、驚き、
「ああ、白い肌が、黒を引き立たせてせるな。」
翼は、真面目に考察しする。
「似合ってるんじゃねぇか?」
クリスは、笑いを堪えながら、
「サクラさんにも負けてる。」
「大きいデスね〜。」
調は、自分の胸と比較し、
切歌は見たままの感想を言う。
「‥‥‥良い笑顔を浮かべれば、
アイドルもできるんじゃないかしら?」
マリアの頭の中では、サクラのアイドル計画を立て、
「サクラさん!私はそっちでも、行けます!」
セレナは、相変わらずな感じだったりする。
「ふむ、悪くはないと思うぞ。霧崎サクラ」
サンジェルマンは、思ったことを伝え、
「はい!僕もとてもお似合いだと思います。」
エルフナインは、顔を真っ赤にして伝える。
サクラの目がさらに死ぬ。
「‥‥‥似合ってるんだね。それよりも俺の胸とかのサイズは、
どうやって割り出したのさ?」
「アダムさんが、教えてくれました!!!」
「‥‥‥アダムさん、絶対楽しいんでるでしょ!!!!」
こうして遊び、もとい特訓が始まるのだった。
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