部屋に引きこもりたい。
あ〜あ、ゴロゴロするだけでお金が貰える仕事ないかな〜。
ビーチにいたみんなから、何があったのかをご飯を食べながら
話を聞いてみると
ガリィ襲来
アルカノイズを放ち、周囲の人間を襲わせる。
周辺の人を守る為に戦っているとガリィを見失う。
ガリィは、未来とエルフナインを避難させていた
マリアの前に立ち塞がる。
マリアは、アガートラームを纏い戦うも一蹴されてしまう。
イグナイトモジュールを使うも魔剣の呪いに呑み込まれる。
サンジェルマンの手によって、暴走状態はすぐに抑えられたが、
ガリィには逃げられた。
「‥‥‥というわけだよ。」
クリスが険しい顔をしながら、現状を説明した。
翼は、オートスコアラーの行動を疑問を持つ。
「‥‥‥奴らの目的は何だ?」
調も翼の言葉に考え始める。
「どうして、優位に事を運んでもトドメを刺さずに
撤退を繰り返しているのだろう?」
「ああ!言われてみればとんだアハ体験デス!」
「いちいち盆が暗すぎるんだよな。」
「その辺りは、我々の方でも調べてはいるのだが、
彼女の目的に関する情報は、得られていない。」
サンジェルマンは、申し訳なさそうに答える。
「‥‥‥‥キャロルちゃんの目的も気になりますけど、
マリアさんの様子も気になります。」
未来が、ここに居ないマリアのことを心配する。
「あの力の暴走に呑み込まれると、
頭の中まで黒く塗り潰されて、何もかも分からなくなっちゃうんだ。」
響は、自分が暴走した時のことを思い出す。
「‥‥‥あ、でも一度だけ、サクラさんに助けて貰ったことも
ありましたね。」
「そんな時あったかな?」
「ほら、デュランダル護送の時ですよ。」
「‥‥‥ああ、あったね。そんなことも。」
響との会話に、冷たい返事をするサクラを全員が見る。
女体化したままのサクラはここに戻って来てから、ずっと窓の外を見ていた。
「なぁ、あいつなんか変じゃねぇか?」
クリスが、未来に近づいて耳打ちする。
「うん、ここに戻って来てから、あんな感じ。」
「虫の居処が悪いのか?」
「でも翼さん達の話だと戻ってくる時までは、
いつも通りだったって。」
「‥‥‥あいつも、仲間のことで上の空って訳か。」
「そうかも。」
(けどサクラさんのあの表情は、初めて見るな。)
俺は、外でマリアを元気付ける
セレナとエルフナインを冷たい目で見ていた。
( セレナが、イグナイトを扱えるんだから、マリアは必要ない。
‥‥あの行動に意味なんて無い。)
サクラは、無意識にペンダントを握りしめる。
「‥‥‥くだらない。」
サクラが、部屋から出て行こうとするのを
翼が声をかける。
「サクラ、どこに行くんだ?」
「そこら辺を歩いてくる。」
マリア達とはいる所とは、違う方向へ歩いて行くサクラを
翼が寂しそうに見つめる。
「霧崎サクラを一人にするわけにも行かないだろう。
私が、追いかけるとしよう。」
サンジェルマンが、サクラを追いかける為に扉に手を掛ける。
「あ、それなら私も!」
響が、付いて行くために立ち上がる。
「‥‥‥分かった。一緒に行こう。」
「はい!じゃあ、みんな行ってくるね!」
「あんまり、あいつの地雷踏むんじゃねぇぞ。」
「すまない。サンジェルマン殿、立花が迷惑かけると思う。」
「‥‥‥響、暴走しないように気をつけてね。」
「ひどいよ、みんな!私だって、ちゃんと空気読めるよ!」
「‥‥‥大丈夫かなぁ」
サンジェルマンは、そのやりとりを微笑みながら見る。
「立花響、一緒に行くとしよう。」
「はい!」
サクラを2人は追いかける。
サクラは、夕日が落ち始めた海を眺めていた。
「‥‥‥あそこにいるだけで、反吐が出る。」
「‥‥‥サクラさん」
「その言葉は、普段の貴方から出るとは思えないな。」
振り返るとサンジェルマンと悲しそうな顔をした響が立っていた。
「‥‥‥追いかけて来たんですか?」
「ええ、みんな貴方のことを心配していたわ。」
「そ、そうですよ。心配だから、追いかけて来たんですよ。」
「‥‥‥心配かけて、すみません
ですが、今は1人にして欲しいんです。」
「悩みがあるなら、私聞きます!」
「‥‥‥悩みか。」
「はい、私に出来ることなら言ってください!」
2人から地面にサクラは、視線を落とす。
「じゃあ、一ついいかな?」
「はい、なんですか?」
夕日が完全に沈み、月が顔を見せる。
「今すぐ、ここから居なくなってくれないかな?」
「‥‥‥え?」
サクラが、先程よりも冷たい視線と言葉を響に投げかける。
「さっきから、うざったいんだよ。
1人にして欲しいって言ってるよね。その頭は飾り?」
突然の罵倒に響の思考が、止まる。
「‥‥‥え?」
「お前の存在がずっと、うざくて、気持ち悪いんだよ。」
響が、サクラの言葉に傷つき倒れそうになるのを
サンジェルマンが支える。
「サクラさん‥‥‥?」
響は、いきなりの出来事で感情が追いつけないでいた。
「なぁ、お前なんで生きてるんだよ?」
「‥‥‥え?」
「お前のせいで、俺の人生がめちゃくちゃになってるんだよね。」
「わ、私は、そんな‥‥‥」
「立花響、気をしっかり持て」
サンジェルマンが、優しく声を掛ける。
「で、でも私のせいなら、」
「あれは、あいつの本心では無い。」
「それってどういう事ですか?」
サクラがいまだに響に向けて、罵声を浴びせているのを
サンジェルマンが冷静に分析していく。
「胸のラピス•フィロソフィカスを中心に
謎の魔力が、夕方ごろから微弱だったが霧崎サクラへと流れ込んでいる。
最初は、局長の言っていた調整するための魔力だと思っていたが、
月が出てからは流れる量も増えている。
ペンダントから出ている魔力が、霧崎サクラを狂わせているのだろう。
故に今までの言葉は、本心ではなく言わされているが妥当だろう。」
「じゃあ、あのペンダントをサクラさんから外せば!」
「ああ、普段の彼に戻るはずだ。」
(局長が調整したものだが、何が起こっている?
それとも‥‥‥、問いただすことが増えたな。)
サンジェルマンは、サクラのペンダントを睨みつける。
響は、しっかりとした足取りで
サクラのペンダントを外しに掛かる。
「サクラさん!ごめんなさい!」
「そんな汚い手で、触らないでくれる?」
響の手を掴み、海へと投げ飛ばす。
「わぷっ!?ゴホッ、ゴホッ!!」
響は、すぐに起き上がると
サクラが、ファウストローブを纏っていた。
「もう、めんどくさいな死ねよ。」
氷柱を響に向けて飛ばす。
「させん!!」
サンジェルマンが、銃で全てを撃ち落とし自身もローブを纏う。
「立花響、今すぐシンフォギアを纏え!」
「はい!」
Balwisyall nescell gungnir tron
ギアを纏い、サンジェルマンと並び立つ。
「相手は、ファウストローブを纏っている。
イグナイトの使用には気を付けろ。」
「はい!分かりました!
サクラさん、行きます!」
響が、サクラ?に拳を振るうが、
「汚らわしい手で触れるな!」
炎を纏う手で、ギアを握られると溶け始める。
「ほあちゃあああ!!!」
響はすぐにサクラ?の脇腹を蹴り飛ばし、溶け切るのを防ぐが、
左手のハンマーパーツが、溶接されて動かなくなっていた。
「拳を握れるなら、いける!」
サクラ?はすぐに起き上がり、響を睨みつける。
「おのれ◼️◼️◼️!よくも俺に土を付けてくれたな!」
サクラ?は、先程よりも多くの氷柱を響に飛ばすが、
サンジェルマンに全て阻止される。
「邪魔をするな!」
サクラが、サンジェルマンの手の平をかざすと足元が凍り始める。
「うおりゃあああ!」
響が、サクラ?の手首に拳をぶつけ、逸らす。
足首まで、覆った氷を砕き、
響の援護に入る。
響は、サクラ?に攻撃の隙を与えないよう攻めていた。
「くっ!離れるがいい!」
右手から炎を上げて、響に向かって振り下ろそうとする腕を
サンジェルマンに撃ち抜かれる。
「がぁ!」
「ここだ!!ハッ!ヤァアアアア!!!」
無防備になったサクラ?のお腹に拳を打ち込み、
くの字になって降りて来た顎に向かって、回し蹴りを放つ。
「あがぁ!?」
右手のハンマーパーツを開き、サクラ?のペンダントに向かって、
拳を振るう。
「うぉおおおおお!!!!!」
「調子に乗るな!!」
胸のペンダントから鎌が出てくる。
鎌は、反応の遅れた響の首を跳ねようとしたところで、
サンジェルマンの剣によって、邪魔をされる。
サンジェルマンは、響を抱えてサクラ?から距離を取る。
「その魂、何度砕いたとて、我が怒り収まらぬ!!
死を懇願するまで、何度も殺してくれる!」
サクラ?の纏っていたローブの形が変わり、
黄金のローブは黒くなり、大きなフードが顔を覆い隠し、
手には大きな鎌を持っていた。
そして最も目に入るのが、背中から伸びる機械仕掛けの片翼が出ていた。
響は、サクラ?の姿に背筋が凍りつくような恐怖に駆られるが、
サンジェルマンに優しく肩を触られる。
「立花響、恐怖で身が竦むのは当然の反応だ。
だが、友を救うならば弱気になってはいけない。」
響の目には、力強い意志が戻る。
「‥‥‥はい!サクラさんを助けるために、もう一度力を貸してください!」
「ああ、勿論だ!」
サンジェルマンが先行して、攻撃をしていく。
銃剣をサクラ?の鎌と切り結ぶ。
「@#¥)63:@#¥」
「人の言葉すら話さなくなったか。
だが、それでもまだ救いがあるのなら!」
いつまでも粘るサンジェルマンと響に、苛立ちを覚えた
サ?ラ?が、大きく振りかぶるのを二人は避ける。
無防備になったサ???に刀身を消して、魔力を弾丸にこめて撃ち出す。
弾丸は、バールの幻影へと変わり、????を飲み込む。
エイドロンバール
「@#*-¥@:!?」
????は吹き飛ばされ、かなりのダメージを負う。
機械の羽は壊れ、フードは破れて顔が見えた。
髪は緑色に染まり、胸にあるペンダントが、
サクラの体を少しずつ覆い始めていた。
「立花響、これで決めるぞ!」
「はい!」
銃からサクラに向けて、光が????を撃ち抜くが、
ダメージを与えることなく貫通する。
光が幾重もの術式に変わり展開、響はその反対側から拳を構える。
「これで、砕いてみせる!」
「いっけぇぇぇぇぇ!!!!!」
銃剣と拳を構え、????に加速しながら突撃する。
????は逃げ出そうとするが、体が動かなくなる。
「*@-¥¥#))#//^#%)¥(!?!?」
『ごめん、何言っているかは、
分からないけど人の身体で好き勝手にしたんだ。
これぐらいの代償は安いだろ?』
サクラが最後に意識を取り戻し、????から体の支配権を取り返す。
シュピーゲルフンケルン
二人が交差した瞬間に、ペンダントは砕け????の姿から、
男のサクラに戻る。
倒れそうになるサクラを響が、優しく抱きしめる。
サンジェルマンは、サクラに駆け寄り容態を調べてみるが、
意識はないものの呼吸は、穏やかなものだった。
「大丈夫、気絶しているだけのようだ。」
「よかったぁ。サンジェルマンさん、ありがとうございます!」
「気にしなくてもいい、私は出来ることをしただけだ。」
ファウストローブが砕け、いつもの姿に戻る。
サンジェルマンの手には、大きな亀裂の入った
ラピス•フィロソフィカスが握られていた。
「あの、砕けちゃいましたよ!」
「最後のあれは、今のファウストローブでは、
出力を大きく超えてしまうからな。こうなるのは当然と言えるだろう。」
「大事なものじゃないんですか?」
「ああ、大事だが命には変えられない。
‥‥‥命だけは造れないからな。」
海の上からアダムは、先ほどの戦闘を見ていた。
「目覚めたね。ようやく、
僕は求めていた。あの方の復活を、」
アダムの笑みが、深くなる。
「これで私の計画が進む。
私の愛する人と一つになるために、頑張ってもらうよ?
我が友よ。」
アダムは闇夜に紛れて、その姿を消した。
誤字•脱字•感想あれば、お願いします。
今更ですが、
クロノスという名前の神様は、2柱いて、それぞれ逸話が違うのですが、
この小説では、分類がめんどくさいので、同一の存在として扱ってます。