切歌と調は、何度か攻め方を変えてみたものの全て
サクラに防がれてしまった。
「守りが硬い。」
「そうデスね。崩そうにも調と分断されちゃうデスよ。」
「うん、コンビネーションをうまく潰してくる。」
「‥‥‥使うしかないデスね。」
「やろう。切ちゃん。」
二人は手を繋ぎ、コンバートを手にする。
「イグナイトモジュール、抜剣!!」
「イグナイトモジュール、抜剣デーーース!!」
二人の胸を容赦なく貫く
「ぐぅうう!強く‥‥なるんだ!!」
「がぁあう!?そうデス!強くなって」
「今までしたきた事を謝るんだ!!」
二人が黒く染まっていくのをサクラは見守る。
(‥‥‥今、切歌ちゃんを手紙の事で弄ったら、暴走するのかな?)
「はいけい、みなサマへ
えっと、なんといいますか」
サクラは目を瞑り、手紙の内容を思い出しながら
音読を始める。
それが必死に耐える切歌の耳に響き渡る。
「‥‥‥え?」
「切ちゃん、手を離さないで!」
切歌は余りの衝撃に調との手を離してしまう。
「デ‥‥‥デーーーーーーーーーーーース!?!?!!!!」
「切りちゃ‥‥アァアアアアア!!!」
調は黒く染まり、暴走状態に陥る。
暴走した状態で採石場の壁に向かって攻撃を始めた。
サクラは突然の轟音に目を開けると
切歌が目の前にいた。
「‥‥‥デス」
「‥‥‥え?」
「流石に怒るのデスよ!!!」
切歌が、怒りに任せて暴走状態になりサクラを殴りかかる
迫る拳に思考が追いつかないサクラの意識はそこで途切れた。
目が覚めるとベットの上にいて弦十郎さんが病室に入ってくる。
その顔には静かな怒りを持ち、お説教と拳骨1発
次に本気で怒っているマリアさんが入ってきて、
ありがたいお怒りのお言葉を頂きました。
そのあと動けるようになった俺は
切歌ちゃんと調ちゃんに会いに行った。
「本当にすみませんでした!」
サクラは、土下座する勢いで頭を下げる。
「つーーんデス!」
「ぷいっ」
もうそれはご立腹な二人は、サクラを見ることなく
その横を通って行った。
あまりのショックに崩れ落ちた。
(いや、自業自得だったけども‥‥‥)
しばらく口を聞いてもらえなかった。
その後も色々と気まずい雰囲気の中、キャロル一行との戦いも
終止符を打ったが、まだ許して貰えなかった。
それから1ヶ月二人に謝り倒して、ケーキバイキングでお許しをもらいました。
そしてサクラは、笑顔でケーキを食べる二人に一つの教訓を胸に刻んでいた。
「このケーキ美味しいデスよ!」
「うん美味しいね。」
(人にはどんな時だろうと触れてはならないと物がある。
好奇心は猫を殺す。あんな気まずい思いはもう勘弁だよ。)