シンフォギアの世界に転移   作:キーホルダー

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クロスオーバー物を考えていたけれど、
今書いているのをおろそかにしそうなので、
こっちにもうしばらく集中して書きます。


歓迎会

あの後色々な検査をした俺はぐったりしていた。

 

「お腹が空いてるのもあるけど、検査が多くて辛い」

「仕方ないじゃない?貴方は変身すると肉体そのものが変わるんだもの

 例え安全装置がついていたとしても今の体に異常が、

 今後でないとも限らないしね。」

 

了子さんが、タブレットでデータの確認が終わったのだろう

顔を上げて、霧崎の方を見る。

 

「今日できる分の検査は終わったわ。ご苦労様。

 それじゃあ、大望のご飯を食べに行きましょうか」

「本当ですか⁉︎やったあぁぁぁぁ」

「シェフに連絡するからここで待ってて頂戴」

「はい!」

 

(久々にまともな食事が取れる。

この3ヶ月、菓子パンや缶詰を盗んで食べてたからな。

ご飯とかお肉の味を思い出したい!おっと、よだれが)

 

「準備ができてるみたいだから、こっちに着いて来て」

「今行きます!」

 

食事ができる嬉しさに鼻歌を歌いながら

廊下に出て、まっすぐ歩いていく。

ある程度進んだところで扉があり、

 

「パーティー会場はここになるから、先に入っててね。

 それとこれは、返しておくわ。

 バージョンアップがしてあったみたいだけど、

 内容はわかるかしら?」

「え?ああ、確か戦う時間が、1分伸びたはずです。」

「そう、分かったわ。教えてくれてありがとう」

了子さんがウインクをしながら、スマホを俺に手渡しをして

奥にあったもう一つの扉に入る。

 

スマホの日付が、2日経っているのに気づいた。

(時間経ちすぎだろ。通りでいつも以上に空腹を感じてたのか。

だが、俺は知っている。みんなでクラッカーを鳴らして歓迎して

料理が用意してあることに!)

案内された扉を通ると、何もない広い部屋に出た。

 

「よう、きたな。」

「え?奏さん?」

 

部屋の中央に仁王立ちした奏さんがいた。

「ってあれ?あの〜パーティー会場だって聞いたのですが?」

冷や汗が止まらない。まさかと思い聞いてみたが、

「ああ、ここがパーティー会場だ。私とあんたとの‥‥な」

(だ‥‥騙されたぁぁ)

 

『来たか、サクラ君。目が覚めたばかりだが、

 体の調子はどうだ?』

「え、弦十郎さん?はい、空腹以外大丈夫そうです。」

壁に設置されている、スピーカーから弦十郎さんの声が聞こえる。

 

『そうか、なら早速で悪いのだが、

 君の願い通り、本当なら歓迎会で謝る場を設けようとしたところ、

 奏自身から申し立てがありこのような形になった。』

「奏さんが?」

 

「あんたがあの変顔について謝りたいってのを旦那から聞いてな。

 謝罪を受け入れても良いかなとは思ったんだ。

 アンタのお陰で正直助かった時も多かったしな。

 でも、頭では分かっても、感情の方ではダメだった。

 やっぱり、一発ぐらい殴らなきゃ気が済まなくてな、」

 

 Croitzal ronzell gungnir zizzl

 

詠唱をし、ギアを纏った奏さんがいた。

槍をこちらに向ける。

 

「あんたも変身しな。一度は本気で戦ってみたかったんだよ。

 勝とうが負けようが、今まででのことを水に流してやるよ!」

 

あまりの気迫に思わず、一歩下がってしまったが、

表情を見ると、清々しい程笑っていた。

(どんだけ男前なんだよ。全力でやらないと失礼だな!)

 

下がった足を前に出し、スマホを構える。

「分かりました。行きます!」

「ああ、手を抜いたりなんてするなよ!」

 

変身する対象を選び、スマホを掲げる。

光が弾け、そこには心象変化していない

ガングニールを纏った天羽奏がいた。

 

『両者、準備できたみたいだな。では、始め!』

 

開始の合図とともに、奏が距離を詰めて、槍を振りかぶる。

霧崎も同じように槍をぶつけるが、後ろに少し飛ばされてしまう。

先手は天羽奏から始まる。

 

 

 

この光景をもう一つの部屋で、戦いを見ているグループがあった。

弦十郎率いる、2課の人間である。

「霧崎サクラの変身を確認、これより変更された変身時間の

 カウントダウンと戦闘データを取っていきます。」

「しかし、すごいですね。

 ガングニールの波長パターンも

 寸分違わず同じデータを出してますよ。」

「ああ、サクラ君の話では、変身する対象の

 体格、技量を完全再現するらしいからな。」

「ええ、こうやってみると全く同じ人間にしか見えないわね。」

「しかし、装者のギアを使って訓練できるように作っている途中の部屋を

 使用しても良かったのでしょうか?」

「いいじゃない、いつかは使うんだもの。

 今使ってみて、問題あればまた作りなおせばいいのよ」

「それもそうですね。」

(奏‥‥‥‥大丈夫かな)

 

『おらぁ、どうした!守ってばっかじゃ勝てねぇぞ!』

『っ!』

奏の猛攻を霧崎が捌き、カウンターを入れようとした瞬間に距離を取られ、

攻撃を外した瞬間に奏が、距離を詰め攻める。この繰り返しになりつつある。

霧崎の戦い方に疑問を持った、了子が、弦十郎に話しかける。

 

「サクラ君の戦い方は、奏ちゃんを再現しているのだから、

 もっと荒々しい戦いになると思ったけど、

 えらく防御に徹するわね?」

「多分だが、動きを見るに嵐が過ぎ去るのを耐えている所だろうな。」

「嵐?、奏ちゃんの攻撃がそれほど激しいってことね。」

「ああ、さらには先手も奏に取られ、あれほどの攻撃だ。

 隙が見つからず、攻めあぐねているのだろう。」

「流れを変えるために耐えてるってことか」

 

『チッ、いい加減にしやがれぇぇぇぇぇ!』

奏が痺れを切らし、思わず大振りで振りかぶってしまった。

霧崎がそれを上へと打ち上げ、奏のバランスを崩し、

攻めてようとしたところで、

『うぉぉぉ!!!』

『させるかぁ!』STAB∞METEOR

 

竜巻を真正面から食らった霧崎は、壁に打ち付けられるが、

すぐに起き上がり、接近してくる奏に向かって、

 

『グゥうう、ならこれだぁ!』STARLIGHT∞SLASH

 

斬撃を3つ、奏に向かって放つ。

ガングニールをふるい、全て迎撃

『オラァ!こんなm』

 

斬撃でほんの一瞬姿を隠していた、霧崎が突きを放ち、

奏を吹き飛ばす。一気に距離を詰め、追撃しようとしたところで、

「司令時間です。」

「そうか」

 

スイッチを押し、マイクを手に取る

「そこまでだ!サクラ君の変身が切れる時間だ!」

映像には、弦十郎が声をかけたと同時に

霧崎は急に変身が解けたせいなのか、転んだところだった。

 

 

 

「時間を気にする余裕がないくらい激しい攻撃だった。

 はぁ‥‥はぁ‥‥」

「くそ、時間切れか!少し、納得はいかないが、

 まぁいいか。」

 

と奏さんが、ギアを解除してこちらに歩いてくる。

「大丈夫か?盛大に転んだみたいだが?」

こちらに手を差し伸べてくるので、

呼吸を整えてからその手を掴む。

「はい、少し顔が痛いでぇぇすが、大丈夫です。」

話してる途中で一気に引っ張り寄せられたので

 変な声が出てしまった。

「そうか、なら良かった。んじゃ、

 これからよろしくな。霧崎サクラ?」

「はい、こちらもよろしくお願いします。

 天羽奏さん」

「ちなみにサクラって呼んでいいよな?

 それと私のことは呼び捨てでいいよ。」

「分かりました。か‥‥奏」

「敬語も必要ないからな。今後一緒に戦っていく

 仲間なんだからさ」

「ああ、うん、よろしく。え〜奏」

「よろしくな!」

(奏の笑顔が眩しい)

 

扉が開き、弦十郎さんと翼さんが入ってくる。

「奏、お疲れ様。

 それとこうして、

 顔を合わせて話をするのは初めてね。

 風鳴翼それが私の名前、覚えておいてね。」

「霧崎サクラです。よろしくお願いします。翼さん」

 

翼さんとも握手をする。

 

「奏や翼とも親睦を深められそうで良かった。

 さて、了子君から話は聞いている。空腹なのだろう、

 歓迎会の準備は、慎次の方からいつでもいいとの連絡があった。」

「そうだよ!戦いで忘れてたけど、空腹でもう限界が近いんですよ。」

「色々用意してあったみたいだし早く行こうか」

「腹が減っては戦はできぬ。常在戦場の気持ちを持たないとね。」

「常在戦場って」

 

(やっぱり、翼さんは防人なんだろうなぁ。

そんなことよりもご飯!)

そして本当のパーティー会場に移動を始めた。

 

一番前に弦十郎、真ん中霧崎、

後ろが、奏と翼の順で歩いていると

「翼〜、さっきみたいなこと言ってると

 ま〜た眉間にしわが寄って

 可愛い顔が台無しになっちゃうぞ」

「そ‥‥そんなことはない。私達はいつ戦場に

 行くか分からないんだ。

 常に気持ちを高くたm‥‥ひゃ!」

「ひゃ?」

可愛い声が聞こえたので、後ろを歩いていた2人の方を見る。

顔を真っ赤にした翼さんがいた。

「な‥‥何をするのよ!奏」

「いや〜後輩ができて、嬉しそうにアドバイスを送りたい、

 翼先輩につい意地悪したくなっちゃった。」

「だ、だからって、今このタイミングじゃなくてもいいじゃない⁉︎

 うぅ〜奏の意地悪」

 

「とても可愛いですね(本音) 」

「だろ?私の翼は可愛いからなぁ」

「ふ‥‥2人共恥ずかしいからやめて!」

「仲が良くて結構、さぁ、ついたぞ」

 

全員で中に入り、クラッカーの音が聞こえ、

横断幕には、

『ようこそ!2課へ!熱烈⭐︎歓迎!霧崎サクラ様』

と書かれており、弦十郎さんが俺の方を見て、

「ようこそ、人類最後の砦、特異災害対策機動部二課へ

 改めての自己紹介だ。

 ここの責任者を務める、司令の風鳴弦十郎だ!」

(原作で見たことあるとはいえ、生で聞くと感動するなぁ)

「はい!よろしくお願いします!」

「うん、いい返事だ。さぁパーティーを始めよう!

 お腹が空いただろう。好きなものを食べるといい

 俺も腕によりをかけたからな!っと聞いてないな」

 

霧崎は弦十郎の食べていいと言う言葉聞いた瞬間に

料理のある一角に向かっていた。

「これは美味しいので、是非食べてみてください。」

「ありがとうございます。えぇと」

「友里あおいです。主にシンフォギア装者の

 オペレーターをしています。何かあったら、相談してね?」

「霧崎サクラです。はい頼りにしてます。」

「そして彼が、」

「俺は、藤堯朔也、同じくオペレーターを

 務めているのでよろしく。」

「霧崎サクラです。よろしくお願いします。」

「っと、お腹が空いてたのよね?話は後でも

 出来るから今はいっぱい食べていいからね?」

「はい!遠慮なくいきます!」

 

皿いっぱいのチャーハンを平らげ、

別の料理にも手を伸ばしていく。

 

「って、ものすごい勢いで食べ始めたぞこの子」

「よっぽど、我慢してたのね」

思わず苦笑してしまう2人

 

そしてそれを眺めていた奏も翼も呆気に取られていた。

「す‥‥すごく食べるのね。

 あれだけ並んでた料理の半分がなくなったけど」

「ってボッーと眺めてたら私らの分がなくなるじゃん!

 行くぞ、全部食われちまう前に!」

「え、ええ!そうね。既にここは戦場!

 遅れを取るわけにはいかないわ!」

 

「司令想定以上の速さでなくなるので、

 我々の食べる分までなくなりそうですね。」

「フッ、問題は無い。慎次!」

「はい、既に準備できています。」

「なら結構、ここからは俺も作る!」

「あら、それは私も楽しみね?」

「任せろ、了子君を唸らせる料理を作ることを約束しよう!」

 

それから、歓迎会は色々な催しがあり、

この世界に来てから一番楽しい日になったのは間違い無いと思った。




誤字脱字有りましたら、よろしくお願いします。
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