ストライク・ザ・リリカル   作:渡邉歩

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第10話

電車に乗って目的地の遊園地へ

 

静夜「子供二人・・・どうも」

 

入場券を買って、入場。

 

静夜「うわぁ、すごい人」

 

休日なので人!人!人!

 

気を抜けば人の波に流されてしまいそうになる。

 

だけど二人は大丈夫、なぜなら

 

すずか「はぐれたら迷っちゃいそうだね」

 

静夜「だからしっかり繋いでてね?」

 

すずか「うん!」

 

しっかり繋がれている手、これならはぐれない。

 

 

静夜「まずなにから乗る?あっ、絶叫系とか大丈夫?」

 

すずか「ちょっと苦手かな」

 

静夜「そっか、俺も苦手かも」

 

記憶にない遊園地、見るものも初めてのものばかりなので楽しみだったのだがジェットコースタを見たら少しビビったのだった

 

静夜「ゆっくり乗りたいもの探そうか」

 

すずか「そうだね」

 

手を繋いで遊園地内を回ってみる。

 

 

 

静夜「!これなら大丈夫じゃない?・・・これなんていうの?」

 

すずか「コーヒーカップだよ?」

 

静夜「へーそんな名前なのか、乗ってみよう」

 

数分後

 

静夜「ぎもぢ悪い・・・」

 

すずか「ふっふらふらするよぅ・・・」

 

コーヒーカップの回すやつ、を回したのはよかったのだが静夜の場合第4真祖の力でそりゃもう回った、信じられない程回った。

 

静夜「コーヒーカップって危険なんだね」

 

すずか「静夜君のせいだよ!?」

 

 

 

静夜「これは?」

 

すずか「バイキング?だって」

 

静夜「へー・・・」

 

キャー!・・・キャー!・・・

 

静夜「怖そうだからやめよう」

 

すずか「そうだね」

 

 

そのころ・・・

 

はやて「静夜君って意外とヘタレやってんな・・・あむっ」

 

チュトロスにかじりつくはやて、頭には遊園地のキャラクターのネズミのつけ耳

 

シグナム「あの主?あれは一体なんなのですか?」

 

遊園地の様々な施設を見回すシグナム、手にはザフィーラへのおみあげがある。

 

はやて「あれはジェットコースターや、度胸試しに乗るやつやね」

 

シグナム「そうなのですか」

 

はやて「乗ってみたい?」

 

シグナム「いえ、主を守るのが私の使命です。主の元を離れるわけにはいきません。」

 

シャマル「はやてちゃんおまたせー」

 

ヴィータ「頼まれたの買ってきたー」

 

二人ともはやてのとは違ったつけ耳を着けている、肩にはポップコーンの入れ物をかけている。

 

二人の両手にはおみやげがたくさん

 

はやて「ありがとーなー」

 

シグナム「・・・」

 

はやて「ん?どしたんシグナム?」

 

シグナム「いえなにも・・・!静夜が動きました!」

 

はやて「なんやて!?行くで!シグナム、シャマル、ヴィータ!!」

 

シグナム、シャマル

「「はい!」」

 

ヴィータ「はーい」

 

 

ところかわって

 

静夜「?なんか視線を感じたよーな?」

 

すずか「そう?」

 

静夜「ん~・・・まぁいっか、とりあえずお昼にしよう」

 

すずか「その・・・お昼ご飯なんだけど、「作ってきたから食べない?」えっ?」

 

静夜「最近料理教えてもらっててさ、もしよければなんだけど・・・ってすずかも作ってきたんだ。じゃあとりかえっこだ」

 

すずか「あっありがとう」

 

静夜「あっちの椅子に座ろう」

 

そして・・・

 

静夜「んぐ・・・」

 

サンドイッチを頬張る静夜

 

すずか「ど、どうかな?」

 

静夜「うん、おいしいよ」

 

すずか「ほんと!?」

 

静夜「ほんとほんと、嘘なんかつかないよ」

 

すずか「静夜君のもおいしいよ」

 

静夜「そっかよかった」

 

 

そのまままたしばらく遊んで・・・

 

静夜「日が暮れてきたね。」

 

すずか「うん」

 

最後に二人は観覧車に乗っていた。

 

ちなみにこれもはやてからの言い付けだったりする。

 

静夜「楽しかった?」

 

すずか「すっごく楽しかったよ」

 

静夜「それはよかった、俺も楽しかったし・・・あのさ」

 

すずか「なに?」

 

静夜「・・・ごめん」

 

すずか「えっ?」

 

突然の謝罪、そのわけは

 

静夜「俺すずかとの約束破っちゃったんだ」

 

すずか「・・・血を吸っちゃったの?」

 

静夜「最近遠い親戚の人が来たっていったでしょ?その人の血を」

 

すずか「そう・・・なんだ・・・」

 

ポロッ、すずかの瞳から涙が溢れた。

 

あの日のはやてのように

 

静夜「怒ってる?」

 

すずか「うん」

 

静夜「・・・幻滅した?」

 

すずか「正直・・・うん」

 

静夜「嫌いになった?」

 

すずか「それは・・・違うよ」

 

静夜「ほんとに?」

 

すずかは述べる。

 

すずか「私はそれでも静夜君のことが好きなの、どうしても嫌いになれない・・・ううん嫌いになりたくない」

 

その言葉に静夜も、

 

静夜「俺も想像するだけで怖いけど、すずかに嫌われても俺はすずかのこと嫌いになりたくないんだ、だからちゃんと謝りたい。本当にごめんなさい」

 

頭を下げる。

 

その時観覧車が四分の一に指し当たった。

 

すずか「許してほしい?」

 

静夜「それはできれば・・・」

 

すずか「だったら・・・私の血を吸って?」

 

静夜「!!?すずか!?」

 

すずか「許してほしかったら・・・私の血を吸ってよ静夜君」

 

静夜「・・・どうしてもそれじゃないとだめ?」

 

すずか「私は静夜君のことが好きだから」

 

静夜「それは俺も「静夜君の思う『好き』とは違うよ?」えっ?」

 

すずか「私は友達としてじゃなくて恋愛対象ととして貴方が、静夜君が好き!」

 

すずかの告白が二人の乗る観覧車の一室に響いた。

 

静夜は言葉が出なかった。

 

そして観覧車は頂上に指し当たった。

 

すずか「あの時図書室でお話しして、お互いに秘密を話した時からずっとずっと好きだったの・・・静夜君のこと考えたらドキドキした、静夜君が泣いてた時は私も辛かった、静夜君に会った時は嬉しい気持ちでいっぱいになったの、だからお願い!私の気持ちに・・・答えてよ・・・」

 

静夜「すずか・・・」

 

すずかは泣いている、なんでだ?自分のせいだ

 

約束を破ったからか?それもある・・・だけどそれだけではない

 

感じるのはすずかの想い、自分を想ってくれる彼女の愛

 

気がついたら犬歯が伸びていて、視界が紅く喉が乾きを覚える。

 

答えなきゃ、すずかの気持ちに・・・でも・・・

 

静夜「すずかの気持ちすごく嬉しい・・・後まだよく分かんないんだけど俺も多分すずかのこと好きだ」

 

すずか「だったら!「でも!」」

 

静夜「まだよく分かんないんだよ!・・・好きってなんなんだ!?」

 

静夜もすずかといて楽しい、すずかが泣いていたら辛い、初めて話したあの時から変わっていないこの気持ち

 

もしかしたら互いに惹かれあっていたのかもしれないと静夜は考えた。

 

でも、分からない。

 

好きとは?愛とは?

 

この感情が好きといい表せるものなのか?分からない

 

記憶がないから分からない・・・というだけではない。

 

静夜「俺は・・・怖いんだ」

 

そう、怖いのだ

 

自分は第四真祖という化け物だ。

 

もしかしたらすずかを傷つけるかもしれない、なぜなら静夜はまだ自分を制御できていないからだ。

 

それは取り返しのつかないことになる可能性もある。

 

だから・・・怖い

 

静夜「情けなくてごめん、けど分かったでしょ?だから俺はすずかの気持ちに答えられないんだ。」

 

あわよくば嫌ってくれ、離れてくれ

 

さっきまで怖がっていたことを願う静夜

 

もしもここですずかの気持ちに答えてしまったら・・・本当に取り返しのつかないことになってしまうかもしれない。

 

それはすずかを想うから生まれた恐怖、取り除けるのは・・・

 

すずか「私も怖いよ。」

 

静夜「えっ?」

 

すずか「静夜君がもしかしたら今私が静夜君のこと嫌いになってほしいなんて考えてると思ったら怖いよ?」

 

静夜「すずか・・・」

 

すずか「怖いのは当然だよ、どんなに仲がよくたって知らないことはたくさんあるし、知られたら怖いこともあるよ。私だってアリサちゃんとなのはちゃんに自分のこと知られたら怖いよ」

 

すずかも吸血鬼、周りには内緒にしている。

 

それにだって恐怖はある。

 

もし恐れられたら?怖がられたら?離れられたら?・・・想像するだけで怖い

 

静夜もすずかに自分のことがバレた時はその恐怖に襲われ涙を流した。

 

すずか「今はまだ二人には話せないけど、いつか話したいんだ。やっぱり大好きだからもっと近づいて仲良くなりたいから」

 

恐怖はもちろんある・・・けど乗り越えなければならない恐怖もある。

 

逃げてばかりでは始まらない。

 

すずか「それに大好きな静夜君に嫌いになってほしいなんて考えられたら、私もっと哀しいし、辛いし、怖いよ」

 

静夜「俺は・・・すずかを傷つけたくない」

 

すずか「いくら静夜君が私を傷つけても私は静夜君から逃げないよ。必ず側にいる、離れないよ」

 

静夜に近づいて抱き付くすずか

 

静夜「けど・・・分からないんだ。自分の気持ちが」

 

すずか「だったら今は分からなくていいよ、ゆっくりでいいから分かってほしい。

 

私の好きって気持ちも静夜君の好きって気持ちもゆっくり分かってほしい、知ってほしい」

 

もしも静夜がその気持ちを知ったときその気持ちはすずかに向いていなくても・・・すずかはそれでもよかった。

 

ただ自分の気持ちと静夜自身の気持ちを静夜に知ってほしいのだ。

 

すずか「さっきはごめんね、答えてほしいなんてこと言っちゃって。分からないなら答えられないよね?・・・だから待つよ、静夜君の答え」

 

ギュッ、静夜に抱き付く力が増した。

 

けど、手は震えていた。

すずかも怖いのだ。

 

静夜「すずか・・・」

 

静夜もすずかの背に手を回して抱き締めた。

 

静夜「いつか絶対答えるから。」

 

すずか「うん」

 

静夜「ちゃんと自分の気持ち知って、すずかの気持ちに答えるから」

 

すずか「うん」

 

静夜「だから・・・待っててくれる?」

 

すずか「待つよ、いつまでだって。少なくとも200年くらいは」

 

200年はすずか達夜の一族の寿命だ

 

すずか「静夜君からしたら短いかもだけど、待つよ。」

 

静夜は不老不死・・・だけどすずかは待つ、自分の命が尽きるまで。

 

すずか「あのね?静夜君、自分の気持ちには真っ直ぐ正直でいないとだめなんだよ?」

 

静夜「真っ直ぐ・・・正直に」

 

すずか「だから私は待つよ、自分の気持ちに真っ直ぐ正直になって。」

 

静夜「それまでに答えるよ。」

 

すずか「うん、約束」

 

ゆびきりを交わす。

 

そしてすずかとも約束する。

 

破らない、そして必ず答えると誓いながら

 

 

そして観覧車から降り、電車でまた帰る。

 

駅にはすずかに迎えの車が来ていた。

 

静夜「今日はありがとう」

 

すずか「こちらこそ・・・また遊ぼうね」

 

静夜「・・・約束するよ」

 

すずか「うん、じゃあまたね」

 

静夜「うん、またね」

 

車は走り出した。

 

 

そして・・・

 

静夜「ただいま・・・ってあれ?」

 

ザフィーラ「帰ってきたのか静夜」

 

静夜「ザフィーラだけ?」

 

ザフィーラ「あ、主達は・・・」

 

いいよどむザフィーラ

 

静夜「どこにいるの?「ただいま~」!おかえりはや・・・て?」

 

後ろから聞こえた帰宅を知らせる声

 

はやて「せ、静夜君先帰ってたんや・・・」

 

ご丁寧にはやて達の耳にはつけ耳、

 

ヴィータはシグナムに背負われている、どうやら眠っているようだ。

 

そんなシグナムの肩にはポップコーンの入れ物が二つ掛けられていた。

 

シャマルは、はやての車椅子を押しているが手にはお土産の品がたくさん

 

静夜「つけてたの?」

 

ザフィーラ「す、すまない。止めたのだが」

 

静夜「ザフィーラは悪くないよ?・・・で?」

 

はやて「え~と・・・その~・・・」

 

はやて、シグナム、シャマル

「「「ごめんなさい」」」

 

まぁ特に怒る必要もないらしいのではやてのお土産のお菓子を食べながらはやて達と話す。

 

静夜「なんで尾行してたの?」

 

はやて「ちょっとおもしろそやなぁ~思って・・・なぁシグナム?シャマル?」

 

シグナム「私はその・・・胸が苦しかったです・・・」

 

シャマル「私も・・・」

 

静夜「・・・なんで?」

 

シグナム「楽しそうなお前を見ていたらなぜかな・・・」

 

静夜「?ますます分からない」

 

シグナム「私にも分からない」

 

静夜「そっか、分からないよな自分の気持ちって」

 

シャマル「・・・!静夜君?今度は私と行ってくれる!?」

 

シグナム「シャマル!?」

 

静夜「へ?」

 

シャマル「私とデートに行ってくれる?」

 

静夜「デートって、まぁ遊びに行くのならいいよ」

 

シグナム「おっおい静夜!」

 

静夜「!!なに!?」

 

シグナム「えっあっその・・・私とも」

 

シャマル「ちょっとシグナム!」

 

はやて「主、置いていくん?シグナムは?」

 

シグナム「!?・・・申し訳ありません」

 

ちょっと険悪ムードを・・・

 

静夜「・・・!!じゃあみんなで行こうよ。」

 

静夜が壊した。

 

シグナム、シャマル

「「!!?」」

 

静夜「ザフィーラも人間になってさ、家族みんなで行こうよ」

 

ザフィーラ「それは名案だな」

 

狼の形態ではやて達が着けていたつけ耳を装着しているザフィーラ、どうやら気に入った様子

 

静夜「でしょ?」

 

はやて「はぁ・・・シグナム、シャマル諦め、静夜君は多分しばらくの間はあんな感じやろ」

 

シグナム「しばらくとは・・・どのくらいでしょう?」

 

はやて「下手すれば・・・一生?」

 

シャマル「勘弁して・・・」

 

 

 

 

翌朝

 

シグナム「ふっ!ふっ!」

 

庭で愛刀であるレヴァンティンを振るうシグナム、毎朝の日程だ・・・そこに

 

静夜「シグナム」

 

シグナム「!静夜、どうしためずらしく早いな」

 

静夜がやってきた

 

静夜「そのシグナムに頼みがあって」

 

シグナム「なんだ?」

 

静夜「俺に魔法と戦闘とかの稽古つけてくれないか?」

 

シグナム「・・・なぜだ?」

 

静夜「俺自分に向き合いたいんだ・・・だからそのために強くなりたい」

 

シグナム「そうか・・・分かった。しかし教えるといっても私には特に教えることもないんだ。精々『近づいて斬れ』としか言えん。」

 

静夜「えぇ~」

 

シグナム「シャマルはバックアップ担当で魔法の扱いならシャマルに聞いてみろ。ザフィーラは守りだ、主を守る盾であり攻撃も防御すぐれている戦闘ならザフィーラに聞いてみろ。」

 

静夜「シグナムは?」

 

シグナム「私はそうだな・・・実戦の練習くらいならやろう」

 

静夜「つーかヴィータは?」

 

シグナム「ヴィータは教えるとかそんなタイプじゃないだろう」

 

静夜「そうだな、とりあえず今日にでも二人に聞いてみる。ありがとうシグナム」

 

シグナム「あぁ・・・ってどこにいく?」

 

静夜「二度寝、おやすみ」

 

シグナム「そっそうか、おやすみ」

 

そのまま二度寝しはやてに叩かれおこされたのはいうまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




自分と向き合うことを決めた静夜は強くなるため鍛える。

そんななか拾った蒼く光る石

「それを渡してください」

現れたのは戦斧をもつ少女

そしてもつれあう運命

「疾く在れ!・・・」

「なに・・・これ?」

傷つく少女

「私・・・人形なんだって・・・」

「お前は・・・お前だろ!!」

立ち上がる静夜

「あんたが人形ってあいつを罵ろうが拒絶しようが関係ねぇ・・・俺はあいつを人間だとあいつ自身と認めてやる!そのために闘ってやる!」

いよいよ原作へ

「ここから先は・・・俺の戦争だ!」
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