ストライク・ザ・リリカル   作:渡邉歩

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第2話

次に少年が目を覚ましたら白い天井が見えた。

 

?「また閲覧者?」

 

・・・とは思ったが今度は違う、暖かいものに包まれた感じがしている。

 

?「?これは布団だよね?」

 

正確にはベットだがまぁつっこまないでいただきたい。

 

?「ここどこ?」

 

辺りを見回すと右側には窓がある、窓からはなんのへんてつもない街並みが見える。窓の下には椅子がある。

 

左側は壁

 

ベットの近くには小さな棚が、そしてその上にはテレビがある。

 

?「みたところ病院であってるよね?」

 

右腕に点滴が刺さっているのでまちがいないだろう。

 

さっきまで雨に打たれていたことは覚えている恐らく病院に運ばれたのだろう。

 

閲覧者のところから送り出されて雨に打たれ、気がつけばここにいた。

 

少し想像とは違ったのだがどうやら生き返ったらしい・・・と自己判断する少年

 

棚にあった鏡を覗く、そこには

 

黒い髪、黒い少したれた瞳、そんな少年が映っていた。

 

?「これが僕の顔か」

 

前世がどんな顔だったのか覚えてないから初めてみる自分の顔

 

?「初めまして僕」

 

鏡に挨拶をしたら・・・コンコン♪

 

ドアをノックする音がしたあとにドアが開く音がした。

 

 

?「どちらさまですか?」

 

石田「はじめまして、私は石田。ここのお医者さん」

 

石田という女性が来た。

 

?「はじめまして、えーと石田先生?」

 

石田「はい、はじめまして。貴方の名前は?」

 

子供と喋るような喋り方の石田先生

 

ふと、気づいたのだが自分の体は小学生くらいになっていた。

 

それより質問に答える。

 

?「僕の名前?・・・なんだろう?」

 

名前が記憶にない。

閲覧者にとられたからだ。

 

石田「じゃあなんであんなところで倒れてたのかな?」

 

?「分かりません。」

 

それも記憶にない。

 

気がついたら倒れてたから。

 

石田「そう・・・もしかしたらなにかのショックで記憶に障害が?」

 

?「あの・・・石田先生?」

 

石田「!なにかしら?」

 

?「石田先生が僕を運んでくれたのですか?」

 

石田「運んだのは私、けど見つけたのは別の人よ」

 

?「そうですか、でもありがとうございます。」

 

石田「お礼はいいわよ、それよりほんとになにも覚えてないの?」

 

?「はい」

 

閲覧者との話し合いから今までしか記憶がない。

 

そういえば力とか言ってたけどなにも説明を受けてないから分からない。

 

?「僕はこれからどうなるんでしょうか?」

 

石田「そうね・・・孤児としてどこかに引き取られるんじゃないかしら??」

 

?「孤児か・・・」

 

前世の自分はどうだったんだろうか?

家族はいたのだろうか?、というか自分は何歳で死んだのだろうか?、なんで死んだのだろうか?

 

そんな疑問が色々浮かんだのだが一旦リセットする。

 

今必要なのは名前だ、なにかないだろうか?

 

考えていたら右手に違和感が起こったので手を開いてみる、そこにはメモが一枚。

 

メモには”咲月 静夜”と書いていた。

 

なんで右手にあったのかは分からないがこれは名前のようだ、とりあえず伝えてみる。

 

静夜「すみません石田先生、名前思い出しました。」

 

石田「ほんと?なんて名前なの?」

 

静夜「咲月静夜(さくづきせいや)です。」

 

石田「静夜君、カッコいい名前ね?」

 

静夜「はい」

 

誰がつけたのかは分からないがこの名前をすごく気に入った静夜

 

恐らく”咲いたような綺麗な月のでている静かな夜”とかそんな感じの意味合いだろう。

 

これで名前は大丈夫

 

 

石田「それで?名前以外になにか思い出せそう?」

 

静夜「う~ん・・・」

 

残念ながらそれ以外にヒントもメモもない

 

閲覧者のことは恐らく言っても信じてもらえない気がするので黙っておく。

 

とにかく、それ以上分かることはない。

 

石田「なにかの事件に巻き込まれたとか・・・そんな感じかしら?」

 

静夜「多分」

 

まぁ野良犬に噛まれた、とでも思おう。

 

 

石田「名前だけじゃちょっとねぇ」

 

静夜「う~ん・・・?」

 

今思ったのだが自分を見つけたのは石田先生じゃないんだよな?じゃ見つけた人は?

 

石田「あっ貴方を見つけた子がそろそろ来る頃ね、会ってみる?」

 

静夜「はい」

 

静夜はベットから出て、石田先生についてゆく。

 

 

その前に診察室で一応検査を受ける。

 

石田「心拍も血圧も以上なし、すごい回復力ね」

 

静夜「そうですか、それより僕を見つけてくれた人は?」

 

石田「もう来るわよ」

 

コンコン♪

?「石田先生?入りますね~」

 

ノックと共に女の子の声がする。

 

石田先生がドアが開けたら車椅子に乗った茶髪の女の子がいた。

 

静夜「貴女が?僕を見つけてくれた方ですか?」

 

?「君は昨日倒れてた子?」

 

石田「ほらほら、お互いにまずは自己紹介」

 

静夜「あっ咲月静夜です。」

 

はやて「八神はやてです。」

 

静夜「え~・・・八神さんでいいですか?」

 

はやて「はやてでええよ、私も静夜って呼ぶから」

 

静夜「じゃあはやてさん、倒れてた僕を見つけてくれたそうで、ありがとうございます。」

 

はやて「気にせんでええよ、それよりなんで倒れてたん?」

 

静夜「それが覚えてなくて」

 

はやて「えぇ!?」

 

石田「多分ショックで記憶に障害がでたのよ」

 

はやて「へ~それは大変やね~・・・」

 

 

話を聞いてみたら、病を患ってるはやてが診察の帰りに雨が降っていたので石田先生が車で送っていたところ、窓の外を見ていたはやてが倒れている静夜を見つけたらしい

 

 

 

はやて「静夜君今何歳?」

 

静夜「知らない」

 

今見た目はざっと9~10歳くらいだが、精神的には知らない。

 

はやて「家は?」

 

静夜「知らない」

 

家とかは多分ない、服も今パジャマだし

 

はやて「家族は?」

 

静夜「分からない」

 

多分いない、記憶にない

 

 

はやて「それって大丈夫なん?石田先生?」

 

石田「このままじゃ孤児になっちゃうわね、一応孤児院に紹介したりはできるけど・・・!そうだ」

 

石田先生ははやてに耳打ちする。

 

静夜「?」

 

はやて「なぁ静夜君」

 

静夜「なに?」

 

耳打ちを終えたはやてが話しかけてきた。

 

はやて「私の家来る?」

 

静夜「・・・はい?」

 

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