ストライク・ザ・リリカル   作:渡邉歩

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第3話

石田先生の提案はこういうものだった

 

はやては車椅子で一人暮らしらしい、遠い親戚の援助で生活費はなんとかなっているらしい、ヘルパーを雇っているがなにかと困ることもある。

 

そこで静夜が共に暮らしてサポートしてあげてほしい・・・ということ。

 

静夜「はやてさんはいいの?」

 

はやて「私はかまへんよ?」

 

静夜「じゃあお世話になろうかな、よろしくお願いします」

 

石田「じゃあ決定ね、はやてちゃんの診察が終わったら車で送るわね」

 

静夜、はやて

「「はーい」」

 

 

そのまま診察も終え、車に乗ってはやての家へ

 

 

はやて「到着やで~」

 

着いたところは一軒家だった

 

静夜「いい家だね」

 

はやて「せやろ?」

 

 

石田「じゃあ私は病院にもどるけど・・・静夜君、はやてちゃんをよろしくね?」

 

静夜「はい、でもまぁお世話になるのは僕のほうですし」

 

はやて「私も頑張りますよ~」

 

石田「ふふっ、じゃあまた病院でね」

 

石田先生を見送り静夜は車椅子を押して家へ

 

 

静夜「お邪魔します」

 

はやて「違うで静夜君、ここはこれから静夜君の家やねんから」

 

静夜「えーと・・・ただいま?」

 

はやて「おかえり静夜君」

 

そのままはやてを抱き上げてソファへ、車椅子は定位置と言われた場所へ片手で持ち上げ、置いておいた。

 

静夜「ふぃ・・・と」

 

はやて「静夜君は力持ちやね~、車椅子も私も軽く持ち上げてもーた」

 

静夜「はやてさん軽かったからね~」

 

だが少し違和感

 

車椅子は電動式、9~10歳の少年が軽々と持てる重さではない。

 

なんでだ?・・・答えは一つ

 

静夜「(これが力?)」

 

閲覧者が言っていた吸血鬼の力

 

それが・・・これ?

 

 

静夜「まぁとりあえず、これからよろしくね」

 

はやて「こちらこそや」

 

静夜「僕がすることってなにがある?」

 

はやて「家事とかは私がするから・・・それのお手伝いかな?」

 

静夜「了解とりあえず、今することは?」

 

はやて「ん~時間も時間やし・・・お風呂入りたいかな」

 

静夜「それを・・・手伝えと?」

 

はやて「うん♪」

 

 

 

 

カポーン・・・

静夜「今までってどうしてたの?」

 

はやて「ヘルパーさん来たときとかしか入れんかったんよ」

 

静夜「へー」

 

はやて「そんで、なんでさっきからこっち向かへんの?」

 

静夜「いや、やっぱり・・・ね?」

 

はやての髪を洗ってあげ、現在湯船に二人で浸かっているのだが、静夜は顔を背けている。

 

静夜「女の子があんまり人に肌見せるもんじゃないよ」

 

はやて「それって照れてるってことやんな?」

 

静夜「あぁ照れてるよ」

 

もちろんまだまだ未発達な体のはやて、やはり直視することはできなかった。

 

はやて「今しか楽しめへん青い果実やで~?」

 

静夜「どこでそんな言葉覚えたんだ」

 

はやて「内緒」

 

そんななか自分の感情に疑問を感じた。

 

静夜「(僕が照れるのはまぁわかる、だがおかしい・・・)」

 

羞恥心ももちろんあるのだがそれ以上に

 

静夜「(欲しい)」

 

はやての首筋からうっすらと血管が見え、鼻の奥が鉄臭い匂いを感じ、喉が渇きはじめた。

 

そして気がつけば

 

 

はやて「静夜君!?血が!」

 

静夜「え?・・・うぉ!?」

 

鼻血がでていた。

 

 

 

はやて「だ、大丈夫?」

 

静夜「うん」

 

焦って風呂から上がった二人

 

 

はやて「のぼせたん?」

 

静夜「あ~多分」

 

鼻にティッシュを詰めた情けない顔だが

 

やはり感じる先程の自分への違和感

 

はやての体を見て、興奮したのは間違いないし否定もしない、だがそれと同時に感じたことは・・・

 

 

静夜「(血が欲しかったんだ・・・はやてさんの)」

 

 

首筋からうっすらと見えた血管にかじりつきそうになっていた。

 

その時喉が異様に渇きはじめ、視界が赤に染まった。

 

そして体の中で欲求が渦巻いていた

 

『血を吸いたい』という欲求が・・・

 

それは鼻血が口に入ったとたんに治まったのだが・・・

 

静夜「(俺・・・ロリコンだったのか)」

 

しかもかじりつきたい、血を吸いたいという変態思想も持っている・・・正真正銘の

 

静夜「はぁぁぁ~~」

 

大きく溜め息をつく。

ここからの自分の人生が激しく心配になる静夜であった。

 

 

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