ストライク・ザ・リリカル   作:渡邉歩

6 / 10
第6話

しばらく泣いて・・・目を上げる。

 

すずかと目があった、今度は互いに照れたよう目 を背けた。

 

すずか「ね、ねぇ静夜君・・・お姉ちゃんはなにを しようとしたの?」

 

静夜「分からないけど力を奪うとかなんとか・・・ すずか分かるか?」

 

すずか「ううん、私はあんまり吸血鬼のことあま り詳しくないから・・・ごめんなさい」

 

静夜「すずかが謝ることない、この人に聞けばい い」

 

静夜はベットで気を失っている忍に視線をうつし た。

 

そして・・・

 

忍「っ!いたい~」

 

静夜「!!あんた・・・」

 

忍が目を覚ました。

 

睨む静夜、その体からはうっすらと雷が浮かんで いる。

 

忍「ちょっちょっと待って」

 

静夜「ふざけるな!あんたの目的はなんだ!?」

 

忍「貴方の血を貰おうと・・・」

 

静夜「血?・・・ふざけるな!僕の力を奪うって 言ってたじゃないか!」

 

忍「あっあれは言葉のあやで、とにかく話を!」

 

静夜「言葉のあや?しらばっくれるなよ、あんたの目的はなんだ!!「待って静夜君!」すず か?」

 

すずか「お話しだけでも聞いてあげて」

 

静夜「・・・分かった、なにが目的だったんだ?」

 

 

忍「その前に・・・ごめんなさい!」

 

静夜、すずか

「「へ?」」

 

忍「貴方が第四真祖だってことが分かってうれしくて思わず・・・」

 

静夜「・・・さっき僕の血を奪って言ってたんじゃ?」

 

忍「じょ、冗談のつもりで・・・」

 

静夜「・・・ふざけんなー!!!」

バリバリバリィ!!

 

静夜の雷が落ちた、物理的に

 

 

 

すずか「もう!お姉ちゃん!!」

 

忍「ご、ごめんなさい」

 

静夜「ったく!滅茶苦茶怖かったんだよ!?血を吸いそうで!」

 

忍「だって初めて第四真祖に会えたから・・・」

 

静夜「さっきからいってる第四真祖ってなんなんだ?」

 

忍「さっき言ったみたいに12の卷獣を従えて災厄と恐れられ、一切の血族同胞を持たない、唯一孤高にして最強の吸血鬼よ!」

 

なんか忍の目がキラキラしてる。

 

 

静夜「わからない単語が多すぎる・・・とりあえず俺はその第四真祖ってやつでいいの?」

 

忍「トラックに引かれたのに傷がもうないことと、さっき私が吹き飛ばされた雷は恐らく卷獣の物それを踏まえて貴方は第四真祖なの」

 

すずか「卷獣って?」

 

忍「吸血鬼がその血のなかに従える卷属たる獣のことよ、それが静夜君の中には12体いるらしいけど・・・だせない?」

 

静夜「だせない、てゆーかどうやってだすんだ?」

 

忍「それはーこう?」

 

なぜかライダーポーズ

 

すずか「うーん・・・こう?」

 

ウルトラマンのポーズ

 

静夜「多分どっちも違うだろ・・・それより12体もいるのか・・・でも」

 

なんというか・・・出せる気がしない

 

忍「ねぇ血を吸ったことは?」

 

静夜「ない」

 

忍「だから卷獣は貴方に従わないのかしら?・・・誰かの血を吸ったら多分使えるわよ」

 

静夜「血を吸う?どゆこと?」

 

忍「いうなれば貴方は童貞だから認められてないのよ卷獣達に」

 

すずか「どう・・・てい?ってなに?」

 

静夜「説明しにくいしすずかにはまだ早い、なるほど吸血したことがないから童貞か・・・だったら一生それでいいよ、血を吸うとか無理無理」

 

忍「えー・・・」

 

静夜「えーって・・・そうだ!なんであんなことしたんだよ!」

 

忍「・・・こがれてたの」

 

ボソッと呟く忍

 

静夜「なんて?」

 

忍「憧れてたの!第四真祖に!」

 

静夜、すずか

「「え?」」

 

忍「伝説では第四真祖は歴史の転機点に現れ大虐殺と大破壊を与える・・・そんな第四真祖がかっこよくてもう・・・」

 

静夜「聞いたところかなり物騒だな第四真祖」

 

すずか「どこに憧れたの?」

 

忍「それはその・・・なんとなく・・・」

 

モジモジする忍であった。

 

 

静夜「とりあえず喜びすぎてテンションおかしくなったってあんなことやった、ってこと?」

 

忍「はい・・・ごめんなさい」

 

静夜「まぁいいや・・・血を吸うつもりなかったんだろ?」

 

忍「それはもちろん!血を吸ったら私が死んじゃうし。」

 

静夜「え?死ぬの?」

 

忍「自分より強い吸血鬼の血を吸ったらその魔力に耐えきれず・・・死ぬの」

 

すずか「それは怖いね」

 

静夜「なるほど・・・そうだ忍さんとすずかは吸血鬼なのか?」

 

忍「えぇ、夜の一族なんて呼ばれてるけど今は人間と変わらないわ。せいぜい運動ができて長生きなくらい」

 

静夜「なんで人間と変わらないんだ?」

 

忍「血脈が薄いのよ、私達にはほんの少し吸血鬼の血が入ってるだけで・・・貴方ほどの回復力はないし死ぬときは死ぬわね、多分トラックに引かれたら間違いなく。」

 

静夜「長いときを経て種族は絶えていってるってことか・・・吸血衝動は?」

 

すずか「起きるときもあるにはあるんだけど・・・普段は輸血パックの血でも大丈夫なの」

 

静夜「僕もそれじゃ駄目かな?」

 

忍「私達は血を吸わないと体調が悪くなったりするんだけど第四真祖や純血の完璧な吸血鬼は血を普段から吸わなくても大丈夫なの、たださっきみたいに性欲が刺激されたら・・・」

 

静夜「なるほど、よく分かった」

 

忍「それにしてもほんとに第四真祖っていたのね~、都市伝説くらいの眉唾物だと思ってたのに」

 

静夜「僕や貴女達以外に吸血鬼は?俺が第四真祖なら第三、第二、第一の真祖とかいるもんなんじゃ?」

 

忍「吸血鬼は普通に人間として生きてる人の方が多いわ、ほかの真祖については分からないわね・・・私は第四真祖の伝説しか知らないわ」

 

静夜「へぇ~って今何時!?」

 

忍「今?7時過ぎよ」

 

静夜「え~と・・・引かれたの5時くらいだから二時間くらい寝てたのか・・・帰らないと」

 

忍「お家の方なら来てるわよ?」

 

静夜「え?」

 

忍「学校に連絡したら緊急連絡先教えてもらってそこに電話して・・・」

 

静夜「だっ誰が来たんですか?」

 

忍「車椅子の女の子よ、名前は「はやてちゃん」そうそうその子」

 

すずか「すごく心配してたよ?」

 

静夜「そっかぁ・・・悪いことしたな」

 

なにせ転校初日から帰ってこないのだから心配するに決まってる。

 

忍「車椅子にのってバスに乗ってここまで来たのね・・・ここについたころにはすごく泣いてたわ」

 

静夜「今はどこに?」

 

すずか「リビングで待っててもらってるよ、行こう」

 

 

リビング

 

「ニャー」

「ニャー」

はやて「めっちゃかわいいわぁ~」

 

静夜「・・・」

 

リビングには猫と戯れてるはやてがいた

 

ちなみに静夜の頭の上にも猫が一匹、肩にも一匹ずつ、足には何匹か近づいてきていた。

 

静夜「おーいはやてさーん?」

 

はやて「あっ静夜君起きた?」

 

静夜「あっうん起きた・・・じゃなくて!もうちょい心配とか!」

 

はやて「あるわけないよ~ここまでバス乗って頑張ってきたのに、ついたら静夜君ぐっすり寝てるだけやし・・・でもよかったなぁトラックに引かれたけど軽傷なんやろ?骨折とかないって聞いて安心したわ」

 

静夜「え?」

 

忍「私が説明したの・・・吸血鬼のこと知られたくないでしょ?」

 

小声で忍が教えてくれた。

 

静夜「それは確かになんだけど・・・」

 

でもトラックにぶち当たって軽傷って・・・どんだけ運がいいんだ?って話である。

 

忍「とりあえず信じてるみたいだし・・・貴方の家の事情も分かったし、今日は泊まっていって貴方の制服も血はついてなかったけど汚れて破けちゃったのを洗濯してるから」

 

静夜「ありがとうございます」

 

はやて「ほんまに、静夜君がお世話になりました」

 

すずか「ううん、私のせいだから」

 

はやて「そんなことないよ~静夜君が勝手に引かれただけやから」

 

静夜「はやてさーん?なんか僕の扱いが雑になってるよ?」

 

はやて「それは気のせいや、それよりすずかちゃんって図書館にようおるやんな?」

 

すずか「はやてちゃんもよくいるよね?いつも見かけるから声をかけてみようか迷ってて」

 

はやて「私もやねん。よかったら友達なってくれへん?」

 

すずか「もちろん!」

 

そこからガールズトークが始まり、入れない静夜は猫と遊んでたらしい

 

晩御飯は豪華で・・・

 

はやて「はぁ~おいしいわ~」

 

静夜「あっおかわり」

 

風呂は広くて・・・

 

静夜「くっ!・・・」

だばばー・・・

 

今日も鼻血が止まらない。

 

はやて「今日もか・・・静夜君はすぐのぼせるなぁすずかちゃん」

 

すずか「そ、それよりなんで一緒なの?」

 

忍「子供だからよ」

 

静夜「忍さんが一番ダメージだよ!」

 

 

そして夜中

 

静夜「ベットがふかふかだぁ~・・・とぅ!」

 

ベットに飛び込む!!

 

ボフン!!

「ぎゃっ!」

 

静夜「えっ?」

 

ベットの中から悲鳴が

 

はやて「痛いわ静夜君~」

 

静夜「なんではやてさん?」

 

ベットの中からはやてが現れた!

 

静夜「なにしてんの?」

 

はやて「教えてもらおうと思って・・・静夜君のこと。なんか隠してるやろ?」

 

静夜「なっなにも隠してないよ?」

 

はやて「じゃあなんでトラックに引かれて無事なん?おかしいやん」

 

静夜「(しっかりバレてるぅぅ!)」

 

はやて「鼻血よう出すのも・・・力強かったりするのも関係してへん?」

 

静夜「(結構見られてるぅー!!)」

 

はやて「嘘は・・・嫌や、家族に嘘つかれるのは嫌や。」

 

その瞳には涙があった

 

静夜「・・・分かった話すよ、僕・・・いや俺も嘘つきたくない」

 

とりあえず話した、自分のことを。

 

 

 

 

はやて「・・・吸血鬼?」

 

静夜「あぁ」

 

はやて「血吸ったりすんの?」

 

静夜「性欲感じたらね」

 

はやて「私で感じてたんや・・・やらしー」

 

静夜「反論ができない」

 

はやて「・・・血吸いたいの我慢すんのって辛い?」

 

静夜「鼻血が口にはいったら大丈夫だけど・・・」

 

吸血衝動の際に静夜には次の症状が起きるらしい

 

一つ目、喉が異様に乾く

 

二つ目、視界が赤に染まる・・・というより眼が紅くなる

 

三つ目、犬歯が延びる

 

四つ目、鼻血がでる。

 

鼻血・・・というよりなんでもいいので血液が口にはいったら衝動は収まる。

 

静夜「って感じ」

 

はやて「そんで?辛いの?」

 

静夜「しんどいっちゃしんどいかな」

 

はやて「だったらやで?」

 

静夜「ん?」

 

はやて「私の血・・・吸う?」

 

静夜「は?」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。