ジタン達と別行動をしたビビとスタイナーは南ゲートの入口にやって来た
「このゲートを越えれば駅につきますぞ」
「うん、行こう」
しかし2人の兵士が入口を塞ぐ
「待ちな、あんた達何しに来たんだ?」
「国境ゲートの修復に来たのである。住み込みで働けると聞いて荷物を纏めて来たのである」
「そうなんだ、だから通してくれないかな?」
「本当か!?いや~助かるよ!最近作業員がめっきり減って困ってたんだよね~。解った、でもその前に荷物の中身を見せてくれ、すまないがこれも決まりなんでな」
「決まりなら仕方ないな」
スタイナーは荷物を兵士に渡した
「さて、終わるまで俺が話し相手になるよ」
兵士の1人がそう言ってきた
「あんた達、ブラネ女王がブルメシアを征服したのは知ってるか?」
「なんと!?」
「それ本当なの!?」
「ああ、噂によるとブラネ女王はそこの坊主のようなトンガリ帽子の軍隊を率いてブルメシアを攻め落としたらしいぜ」
「ちょっと固いな…」
「なんと…(あのブラネ様が…信じられん…)」
(トンガリ帽子…やっぱり僕に似た人形達の事かな…)
「お、ほどけて来た」
「あとついでだけどさ、ガーネット姫ってアレクサンドリア始まって以来の美姫って言われてるよな?でもブラネ女王があんなだからなぁ、ガーネット姫も実際はとんでもない不細工だったりして…」
(何を~!?)
「うわああああああ!!!」
突然荷物を見ていた兵士が叫び出した
「どうした!?…ってうお!?こ、これは!?……」
BGM・ドラクエの呪われた時に流れる音楽
「ギザールの野菜のピクルスじゃないか!?しかもこんなに沢山!?」
「だ、大好物なのである!これがなければ一日が始まらないのである!」
「……変わってんなあんた、まあ良いや。はい、これゲートパスね、あとは自分達で頑張ってくれ」
「かたじけないな」
ビビとスタイナーはゲートパスを貰ってゲートの中の広場についた
「ジタンが居なくてもなんとかこれたね」
「そうですな」
「君達、ジタンを知っているのか?」
声をかけて来たのは緑の服を着たネズミの男性だった
「うん、僕達ジタンの仲間なんだ、今は訳あって別行動してるけど」
「ジタンの他には誰か仲間は居るのか?」
「うん、ダガーお姉ちゃん、フライヤって人が今はジタンと一緒に居るんだ」
「そうか、フライヤも一緒か。良かった…」
「ところでお主は?」
「ああ、申し遅れたな。私はフラットレイ、ブルメシアの竜騎士だ。ジタンは3年前に旅をしていた時の仲間だ」
「僕はビビ」
「自分はスタイナーである」
「ビビにスタイナーだな、良かったら君達の旅に私も付いて行って良いか?君達と一緒に居ればジタン達に会えるかもしれないからな」
「良いよ、僕達の用事が済んだ後にジタン達と合流する予定だし」
「宜しく頼むである」
「ああ、こちらこそ宜しく頼む」
新たな仲間、フラットレイを加えた一行は鉄馬車に乗って山頂の駅まで来ていた
「それじゃ気を付けてな、とは言ってもまだアレクサンドリア方面の鉄馬車が到着するまで時間があるから、その先にある休憩所でゆっくりしていくと良いよ」
「ありがとう」
「さて、ジタン殿が言っていたマーカスと言う者は恐らくこの休憩所に居るでありましょうな」
「なら休憩所に行こうか」
3人は休憩所に入り、マーカスとシナを見つけた
「シナさん、それなん個目っすか?」
「そんなの気にしないズラ」
「マーカスさ~ん!」
「ん?誰っす?」
「えっと…かくかくしかじか…」
「なるほど、あなたがジタンさんが言ってたビビさんでジタンさんの変わりに来たと」
「うん、ところでアレクサンドリア方面の鉄馬車はいつ来るの?」
「まだまだっす、だからここでこうのんびりしてるっす」
「オイラはちょっとリンドブルムに行かなきゃいけないズラ」
「リンドブルム行きならそろそろ出る頃ではないか?」
「と言うかもう出たぞ」
「いっ!?またズラ…」
「さっきからこれなんすよ、乗り遅れてはまんまるカステラを食っての繰り返しなんすよ」
「君は何をやっているのだ…」
フラットレイは呆れた表情でシナを見ている
「そろそろアレクサンドリア方面行きの鉄馬車が来るっす」
「じゃあ行こうか」
シナ以外の4人は鉄馬車に乗り、アレクサンドリア方面についた
「マーカスさん、ところでどうやってブランクさんを助けるの?」
「トレノって言う街に白金の針ってのがあってその針を使えばどんな石化も治るらしいっす」
「ではトレノに行くとしようか」
4人はトレノに向かって歩き出し、暫く歩き続けてトレノについた
トレノ
「わぁ~」
ビビは今まで見た街とは違う雰囲気の街に感動している
「ここが貴族の街、トレノであります」
「貴族なんて一部だけっす、夜が長いから盗賊にはもってこいの場所っす」
「貴様らのような者共がこの夜の都をおとしめたのだ!!」
「そんなことどうだって良いから早いとこ白金の針をかっぱらうっす」
「かっぱらうとはなんだ!?このスタイナーの目の黒い内はそのようなことはさせないのである!」
「落ち着くのだスタイナー、マーカスもかっぱらうようなことはせず、持ち主から白金の針を貰えるよう頼めばよかろう」
「…そうっすね、取り合えずボスのところに行くっすよ」
4人は目的地に向かう道中に2人の子供の会話を聞いた
「よく見ておきなさいマリオ、私達はいつかこの街にふさわしいビッグな存在になるのよ…」
「貴族の仲間入りをするって奴だね!ナタリーお姉ちゃん!」
(マリオって…あの伝説のスーパースターと同じ名前ではないか…)
スタイナーが何故その事を知っているかはともかく、
4人は宿屋についた
「ボス、お待たせっす」
「よう!遅かったじゃねぇか、ジタンはどうした?」
「それがっすね…」
説明中
「なるほどな、まあジタンなら大丈夫だとしてだ。これから船に乗って目的の物があるとこに行く、俺はここで待ってるからよ」
「じゃあ行くっす」
バクー以外の4人は小さい船に乗り、とある貴族の家に入り、白金の針を探し始めた
「見つからないね…」
「そうだな…ん?」
フラットレイが何かに気付いた様子
「誰か来たみたいだぞ?」
「やれやれ、今日のような赤い月の夜こそ良い観察の時だと言うのに…まさかインクが切れてしまうとは…ん?」
こちらにやって来た学者風の鳥の男性がこっちにやって来る。
スタイナーはその学者風の男性を見て
「トット殿!?トット殿ではありませぬか!?」
「あなたはスタイナー殿!?何故ここに?」
「この人おじちゃんの知り合いなの?」
「うむ、この方は姫様の家庭教師をなさっていたそれは高名な学者殿なのである」
「ところで皆様は何故ここへ?」
「実は僕達訳あって白金の針を探してて」
「それなら私の家にありますよ、着いてきてください」
5人は途中にバクーを加えトットの家にやって来た
「こちらが白金の針になります」
「じゃ、ありがたく貰うっす」
マーカスは白金の針を手に入れた
「あとはアレクサンドリアに向かうだけだな」
「でもアレクサンドリアにはどうやって向かうんだ?移動手段はろくにねぇだろ?」
「それなら良い移動手段があります、こちらへ」
トットは床の蓋を開き、ビビ達を中へ案内した
トットの家の地下
「何ここ?」
「ガルガンルーです、そこに居るガルガントにぶら下がっている乗り物に乗って移動するのです、ここは私がこっそり作っておいたトレノとアレクサンドリアを繋ぐ秘密の通路なのです」
「凄いであるな…」
「よし、これに乗ってアレクサンドリアに向かうぞ」
「俺は残るわ。マーカス、ブランクのこと任せるぞ」
「了解っす、ボス」
「皆さん、どうかお気を付けて」
バクーとトット以外の4人はガルガントの乗り物に乗り、アレクサンドリアの地下までやって来た
「ここはアレクサンドリア城の地下通路、自分は帰って来たのだな…」
「それより急ぐっす」
4人が歩き出したその時、前後左右、更に上にも金網が出てきて閉じ込められた
「なんだ!?」
あまりにも突然の出来事にフラットレイは叫ぶ。
その時、上にゾーンとソーンが居た
「や~い!引っ掛かったでおじゃる!」
「いい気味でごじゃる!」
「貴様らはゾーンとソーン!今すぐここを開けるのだ!」
「そんな事する訳ないでおじゃる!」
「我々はこれからブラネ様からの命令で銀のペンダントから例の物を取り出す準備があるでごじゃる!」
ゾーンとソーンはその場から離れ、それと同時にアレクサンドリア兵がやって来てビビ達4人を何処かへ連れて行ってしまった
作者のMPです。
本作ではフラットレイは記憶を失ってない設定になっています