ブルメシアを後にしたジタン、ダガー、フライヤの3人はクレイラがあるという砂漠にやって来ていた
「噂じゃ砂嵐に守られてるって話だけど、本当なのか?」
「ああ、だから当分は大丈夫じゃ」
「それでも急ぎましょう」
「ああ、それよりダガー、お主もう大丈夫なのか?」
「ええ、私ならもう平気よ」
「そうか、ならば急ごう。もうすぐで砂嵐がある場所につく筈じゃ」
そして3人は砂嵐のすぐ側まで来た
「本当に凄い砂嵐だわ…」
「いや、砂のざわめきか静かじゃ…これはいったい?」
「これで静かなのか?」
「そうじゃ、行くぞ」
3人は砂嵐の中に入った。
砂嵐の中には大きな樹があった
「大きな樹ね」
「これがクレイラか?」
「クレイラは樹の上に街があると聞いておる」
「樹の上に…凄いのね」
「ま、行ってみれば解るか」
3人はクレイラ目掛けて歩き出した。
道中ボロドー、キメイラ、キメラ、スライムナイト、おおさそり等のモンスターを倒していきながら様々な仕掛けを解き、梯子がある場所までやって来た
「街はこの上じゃろう」
「やっと着いたか」
「とりあえず登りましょう」
3人は梯子を登ると、街らしき場所に着いた
「フライヤ様ですね?」
「いかにもそうじゃが?」
「お待ちしておりました」
「お主らどうして私のことを知っているのじゃ?」
「ブルメシア王からフライヤ様が来られるので丁重にご案内するよう、受けたまわっております」
「そうか王は健在か!」
「はい、それと私はサトレア、砂の神官です」
「私はキルデア、社の神官です」
「それでは王の元まで案内してくれないか?」
「かしこまりました」
「ジタンよ、私は王に会って来る。お主はダガーと暫く休んでくれないか?」
「ああ、解った」
フライヤとサトレアはその場から離れた
「お連れの方々は私がご案内しましょうか?」
「ああ、お願いしようかな。ダガーも良いか?」
「ええ」
「ではこちらです」
キルデアはジタンとダガーを案内し始めた
「ここは私達の水源です。何故このような高い場所に水があるかについては、後程お答えすることにしましょう」
次は市街地に来た
「ここは私達の街の中で一番賑やかな場所です。とは言っても、今日は市が建っていないのであまり人はいませんが…」
「そうなのか」
次に風車がある場所に来た
「この風車が私達の街に水の恵みをもたらしてくれるのです」
「なるほど、砂嵐を利用して風車を回して地上から水を汲み上げているのか」
「その通りです」
次は展望台に来た
「この展望台は私達の憩いの場所です」
「まあ、なんて綺麗な眺めなのかしら」
「私達を守ってくれる砂嵐を一望でき、私達を守ってくれる砂嵐に祈りを捧げる場でもあります」
最後に一番上にある大聖堂に来た
「この大聖堂には私達に安らぎを与えてくれる大司祭様が住んでおられます。今ブルメシア王とフライヤ様がお話をされているのはこの建物の中です」
「へぇ~」
「また大聖堂の中には魔力を持った石を取り付けたハープがあり、その魔力によって砂嵐を発生させています」
「なあ、その石はなんて名前なんだ?」
「砂漠の星ですが、何か?」
「いや、アレクサンドリアの銀のペンダントとリンドブルムの天竜の爪に似てるって聞いたからさ」
「私にはよく解りませんが、案内は以上です」
「サンキュ、じゃあダガー、俺達は宿屋で休むとするか」
「解ったわ」
大聖堂。
そこではフライヤとブルメシア王が話しをしていた
「そうか、国はそこまで…」
「すみませぬ…5年前に私とフラットレイ様が国を出ていかなければこんなことには…」
「そのことはもうよい、ところでフラットレイはいずこへ?」
「フラットレイ様は3年前から目にしておりませぬ…」
「そうか…」
心なしか暗い話題となっている
宿屋。
宿の一室でジタンとダガーは休んでいた
「ライフ、あの時はありがとう。私のことを気遣って胸を貸してくれて…」
「お礼を言われるようなことはしてないさ、セーラ」
「ライフ、貴方も泣きたくなった時は私の胸を貸してあげるね」
「うぇっ!?それは…まあその時が来たらお願いするよ」
「ふふ、ねえライフ。ここ、触ってみて」
ムニュ
ダガーはジタンの手を引いて自分の豊満な胸に押し当てた
「!!?セーラ!?何を…」
「解る?私、こんなにもドキドキしているの…」
ジタンはダガーの心臓の鼓動がかなり早くなっているのが理解出来た
「セーラ…」
「ライフ…私…お母様を止められなかった…でも、私はなんとしてでもお母様を止めてあげたい…これ以上…罪を犯さないように…」
「セーラ…ブラネはもう君のことなんてどうでもいいと思っているんだぞ、そんな奴でも救ってやりたいって言うのか?」
「ええ…どれだけ酷い人でもあの人は…私の母親だから…だから前のような優しいお母様に戻してあげたいの…」
「セーラ…解った、俺も協力する。どこまで力になれるか解らないけど…」
「ライフ…ありがとう…」
「セーラ…」
「ライフ…」
2人は凄く良い雰囲気になりそのまま唇を重ねようとした…が
「大変だ~!子供がアントリオンに襲われているぞ~!」
「「!!!??」」
突然聞こえた住人の声に勢いよく離れた
「セセセセーラ!子供が襲われてるらしい!助けに行こうぜ!!」
「ラララライフ!そうね!行きましょう!!」
2人は顏を真っ赤にしながら現場に来た。
そこにはフライヤとアントリオンとアントリオンが捕まえていた子供が居た
「襲いぞ2人共!…って何故揃って顏を赤くしておるのじゃ?」
「これは…それより子供は大丈夫なのか!?」
「大丈夫じゃないぞ~!」
「この声、何処かで…」
「早く助けるぞ!彼はパック王子じゃ!」
「「パック!?」」
そう、子供はパックだった
「ん?その声、ジタンとガーネット姫か!?」
「パック!大丈夫!?」
「同じことを言わすんじゃ…どわああああ!!!」
アントリオンはパックを投げた
「痛で!」
「今の内にやるぞ!」
アントリオンはフライヤの一撃により倒された
「王子、ご無事ですか?」
「おうフライヤ、久しぶりだな。それにガーネット姫とジタンも」
「ええ、久しぶりね。それと私のことはダガーって読んでちょうだい」
「ああ、解った。ダガー」
「にしてもパックが王子だったとはなあ」
「へへ、まあな」
「大聖堂には王がいます。行きましょう」
「親父か…ま、会っといてやるか」
大聖堂
「パック!」
「おう、親父」
「5年ぶりか、たくましくなったな」
「へへ」
「しかし何故ここに?」
「ブルメシアが襲わたって聞いてな、心配になったんでよ」
「そうか…よく来てくれた」
「で、これからどうするんだ?」
ジタンはそう言う
「砂嵐を強めます。そのためにフライヤ様のお力をお借りしたいのです」
大司祭がそう言った
「古より伝わっているあの儀式か、解りました」
「では始めます…」
そう言って月の巫女はハープを弾き始めた。
フライヤは集まった巫女達とハープの音色に合わせて躍り始める、その躍りはどこか不思議な感じがした。
そんな中ジタンはハープを見ていた
(あれが砂漠の星か…確かに似てるな…)
そんなことを考えているうちに躍りさ終わったが、その瞬間ハープの弦が切れたのだ
「弦が切れた…何か不吉な…」
その時、砂嵐に異変が起きた
「ねえ、なんか弱まってない?」
「確かに…」
砂嵐は完全に消えてしまった
「砂嵐が消えた…これはいったい…」
「強めるんじゃなかったのか?」
「確かにその筈じゃ、しかし何故…」
「何者かが結界を破ろうとしておるのか…」
「私もそう思っていたところです」
ブルメシア王の言葉に大司祭はそう返す
「敵が幹から登ってこなければよいが…」
突如消えた砂嵐に一同は不安になった
作者のMPです。
カカロット!後書きは可愛いか!?