ファイナルファンタジー クリスタルストーリー   作:MP

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前書きなんて特に書く事なくて困るんだよなぁ…


王女誘拐

時刻は夜、間もなく芝居が始まろうとした

 

「お、始まるぞ」

 

「楽しみだね、パック」

 

多くの観客達の中にビビとパックは居た。

ロイヤルシートにはお前本当に人間か?と疑いたくなるような見た目をしたブラネ女王が今か今かと楽しみにしていた。

そんなブラネとは対称的にガーネットは暗い顏をしていた

 

(姫様…何か思いつめているものがあるのであろうか…)

 

ガーネットの後ろに居た鎧の男は心配そうな表情で見ていた

 

照明が消え、あたりが暗くなった。

鎧の男が剣を向けるとまた明るくなり、始まりを告げるパレードが始まった

 

「わあ…」

 

「スゲェ…」

 

ビビとパックは感動していた、そして衣装に着替えたバクーが出て来た

 

「さあて、お集まりの皆様!今宵我らが語る物語ははるか遠い昔の物語でございます。物語の主人公であるコーネリア姫は恋人マーカスとの仲を引き裂かれそうになり…一度は城に出ようと決心するのですが、

父親であるレア王に連れ戻されてしまいます。

今宵のお話はそれを聞いた恋人のマーカスがコーネリア姫の父親に刃を向けるところから始まります。

それでは、ロイヤルシートにおられまするブラネ女王様も、ガーネット姫様も…そして貴族の方々も、屋根の上からご覧の方々も、

手にはどうぞ厚手のハンカチをご用意くださいませ」

 

バクーが話し終わると『君の小鳥になりたい』が始まった

 

 

 

「父を殺され!母を殺され!そして恋人と引き離されたマーカスよ!!」

 

「おお、なんて不幸せなマーカスよ!これからお前は何を希望に生きてゆけばよいのだ!!」

 

「こうなれば我が友の為!憎きレア王の胸に剣を突き刺してやろうではないか!!」

 

「「ウオォォォォ!!」」

 

ブランク、シナ、ジタンの3人はマーカスとレア王とその手下らしき2人の元へ走った

 

「助太刀に来たぞ!相棒!」

 

「手出しは無用だ!」

 

「そうはいかぬ!俺もレア王には兄弟を殺されているのだ!」

 

「ええい!下がれ下がれ!無礼者!我が野望の行く手を塞ぐ奴は誰とて容赦はせぬぞ!お前達、やってしまえ!!」

 

「「了解でよ!」」

 

芝居はマーカス達とレア王と手下達の戦いのシーンに移り芝居は更に盛り上がった。

暫くして、レア王が膝をついた

 

「く…くそ…このままで済むと思うなよ!マーカス!!」

 

そう言うとレア王は逃げ出した、ジタンが後を追おうとするがブランクが立ち塞がった

 

「何故止める!?」

 

「…冷静になって考えてみろよ、シュナイダー王子とコーネリア姫が結婚すれば2つの国は平和になるのだ」

 

「笑止千万!それで全てが丸く納まれば世の中に不幸せなど存在しない!」

 

「こうなれば、いざ勝負!」

 

「望むところだ!覚悟しろ!この裏切り者!!」

 

2はチャンバラを始めその場面で更に観客を盛り上がらせた

 

「やるな!この勝負お預けだ!」

 

「そうはさせるか!裏切り者め!」

 

2人は何処かに走っていった

 

 

アレクサンドリア城内

 

「ぎゃっ!!」

 

「どうした!?…ぐえっ!!」

 

城内に忍び込んだ2人は兵士の服を奪った

 

「くっくっくっ…着替え終わったか?ジタン」

 

「ああ、しかしこの鎧…スッゲェ臭うな…」

 

「我慢しろ、俺のなんて蒸れてるし最悪だぜ」

 

「へいへい、ところでブリ虫はちゃんと持って来たか?」

 

「あたりまえだ」

 

「じゃ、俺は姫のティーカップに眠り薬を入れてくるぜ」

 

「俺は女王様にコイツをプレゼントだ」

 

その時、外から歓声が聞こえてきた

 

「お!そろそろマーカスがコーネリアの屋敷に忍び込むシーンに入ったみたいだな。終わらねぇ内にさっさと行くぞ」

 

「解った」

 

ジタンが上に行くと、白いフードを被った少女が出て来た

 

「あの…道を譲ってくださらないかしら?」

 

「あ、ああ…!?今の声…待って!」

 

「!?」

 

「ねぇ、君もしかして…」

 

「……ごめんなさい!!」

 

少女はそのまま走り去ってしまった

 

「あっ!待って!!」

 

「ジタン、今の誰だ?」

 

「今のがガーネット姫だ!!俺は彼女を追う!」

 

「何ぃ!?おい!ジタン!!」

 

ジタンはブランクの話しを聞かずに走り出した

 

 

玉座。

そこではブラネが芝居を楽しんでいた、とそこに

 

「ブラネ様ー!居るでおじゃる~?」

 

「大変でごじゃる~」

 

ピエロみたいな2人がやって来たが、鎧の男が止めに入った

 

「ゾーンとソーンよ!今は誰も通すなと言われている、また後でやって参れ」

 

ピエロみたいな変な2人はゾーンとソーンと言うらしい、そこにベアトリクスが2人に話しかけた

 

「火急の用件ですか?」

 

「そうでごじゃる~」

 

「火急どころか大火急でおじゃる~」

 

「ならば私が用件を取り次ぎましょう」

 

「頼むでごじゃる~」

 

「任せるでおじゃる~」

 

「ぐぬぬ…ベアトリクスめ…でしゃばったことをぬかしおって~!!」

 

鎧の男をよそにベアトリクスはブラネの元へ行った

 

「なんじゃ?今は芝居を見ているが故、後にせい」

 

「それが…」

 

「なんだと!?ガーネットが国宝のペンダントを持ち去っていなくなっただと!?」

 

ベアトリクスから話しを聞いたブラネはキレた

 

「ベアトリクス将軍!」

 

「はっ!」

 

「それとそこの…スタイナー隊長!」

 

「はっ!」

 

「直ちにガーネットを探して参れ!」

 

「「了解!」」

 

「プルート隊!集合!!」

 

スタイナーは呼び掛けるが誰も来ない

 

「何故誰も来ん!?」

 

少しすると、ジタンとブランクに身ぐるみを剥がされた2人の兵士がやって来た

 

「「隊長~!ただいま集合しました~!」」

 

「遅い!しかも2人だけか!?それと服はちゃんと着ろ~!!」

 

「「すみませ~ん!!」」

 

スタイナーは噴水のある広場に居た

 

「あいつら…真面目に探しているのか…おのれ!急がねば!」

 

スタイナーは塔に登っていった、しかしほぼ息が絶え絶えになっている

 

「こ…ここならば姫様も見つかる筈!……ぬ?あれは!?」

 

塔の反対側を見ると、ジタンとフードの少女が居た

 

「姫様!何やら賊に追われている様子!今参りますぞ~!!」

 

「おい!危ないぞ!?」

 

少女は今にも落ちそうな場所に立っている、すると少女は笑みをこぼし…

 

「ふふ…それ!」

 

なんと少女はそのまま飛び降りた

 

「おい!?」

 

「姫様ぁぁぁぁ!?」

 

飛び降りたが、よく見ると少女はロープを掴んでおり、見事に逃げた

 

「これはたまげたな…俺も負けてられないぜ!」

 

ジタンもロープを掴んで少女を追った

 

 

 

一方、観客席では

 

 

 

「うおぉぉ!スゲェ~!」

 

かなり盛り上がっているらしい、しかしビビが…

 

「えっ!?」

 

ロープで飛んでいる2人を見てしまった

 

「どうした?」

 

「いや…なんでもないよ」

 

「なら良いけど……げっ!?」

 

パックが見た先にはプルート隊が居た

 

「こら~!タダ見は許さんぞ~!」

 

「ヤベェ!逃げるぞビビ!!」

 

「パック!待ってよ~!!」

 

 

 

プリマビスタ内部

 

 

前に仮面を被ったバクーがジタン達と居た部屋に逃げて来た少女が居た

 

「ここでしたらもう誰も来ませんね。

それにしても先程の兵士、何処かでお会いしたような気が…」

 

その時、ジタンが部屋に入って来た

 

「やっと追いついたぞ!」

 

「!?」

 

少女は逃げようとするがジタンに腕を掴まれてしまった

 

「嫌!離してください!!」

 

「待って!俺だよ!セーラ!!」

 

「えっ!?」

 

少女は動きが止まった、その時にフードがはだけ素顔が現れた。

少女はやはりガーネットだった

 

「貴方のその顏は…もしかしてライフですか!?」

 

「ああ、そうだよ。セーラ」

 

「ライフ!!」

 

何故か2人は違う名前で呼び合っていた。

そしてガーネットはジタンに抱きついた

 

「ライフ!ずっと…ずっとお会いしたかったです…」

 

「俺もだよ…セーラ…」

 

暫く抱き合った後。

ジタンはゆっくりとガーネットを離す

 

「ところでライフ、どうしてわたくしを追って来たのですか?」

 

「それはなセーラ、君を拐いに来たんだ」

 

「ならお願いがあります…」

 

ガーネットは真剣な表情でジタンに言い放った

 

「わたくしを誘拐してください!」

 

「ええぇぇぇぇ!?」

 

「駄目、ですか?」

 

「駄目ってことはないけど…それだとあべこべ…」

 

「それでもお願いします!」

 

「…まあ、解ったよ」

 

「ありがとうございます、ライフ」

 

「そうだ。セーラ、このライフとセーラって名前は俺達2人っきりの時だけにしてくれ」

 

「はい、解りました」

 

そしてジタンはしゃがみこみ

 

「それでは王女様、今からわたくしめがあなた様を誘拐させて頂きます」

 

と言った

 

「ふふ、宜しくお願いしますね」

 

ガーネットは微笑みながらジタンにそう返した




作者のMPです。
前書きもそうだけど、後書きも書くことなくて困惑するんだよなぁ…
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