一行はイーファの樹へやって来ていた
「ここがイーファの樹か…」
「見て!霧があるわ!」
「…」
「ビビ?どうしたの?」
「…なんでもないよ」
ジタンは先に進もうとしたが
「おわっ!?何かにぶつかったぞ!」
「今のが封印なの。怪我はないと思うんだけど、大丈夫?」
「ああ、痛みは無かったよ」
「エーコ、どうやって封印を解くの?」
「召喚獣に戻ってきてってお願いするの。召喚士は角で召喚獣や動物達と気持ちを交わすことが出来るのよ、今呼び出すから待ってて」
エーコは踊りながら何かを唱え始めた
「どどんがどん!どんががどん!我らの心の光を受けて!星の真からいづる魂!想いに応える汝らの心はいずこ、地や人や!?きえええええ!!」
すると、エーコの前に宝石のルビーが現れ、イーファの樹の封印が解けた
「終わり!これで進めるわよ」
「サンキュ!」
「さっきの言葉と踊りが封印を解く呪文なの?」
「ううん、違うの。召喚獣に呼びかける時は角に気持ちを込めるだけで出来るの。さっきのは…ちょっと格好つけたかっただけ、さ!行こ行こ!」
(私…何も聞こえなかった…)
一行はイーファの樹の中に入った。
道中パックンフラワー、カロン(マリオシリーズの奴)、テレサ、りゅうはかせ、ドラゴン(ドラクエの奴)、ドラゴンゾンビ(FF9に出て来る奴)、テンツク、ひとくいサーベル、シールドこぞう、つじぎりアックス、スカルゴン等のモンスターを倒していきながら進むと円盤のような物を見つけた
「これ何かしら?」
「どれどれ…」
ジタンが円盤に乗ると円盤が光った
「どうやらこれはリフトみたいだな、みんなどうする」
「それに乗る以外道はなさそうだし、私は乗るわ」
「僕も」
「あたしも」
「よし、じゃあみんなで乗るぞ」
ジタン達がリフトに乗るとリフトは下に進み出した
「動いたな」
「これ、何処まで降りていくんだろう?」
「さあな、まあ着くまでゆっくり…」
「クポ…」
「モグ?どうかしたの?」
「クポ!」
「え!?本当!?」
「どうしたの?」
ダガーがエーコにそう言った
「…モグが、何かこっちに来るって…」
その時、剣を持ったノコノコがキメラに乗ったモンスターが大量に現れた
「何あれ!?」
あまりの出来事にエーコは驚く
「あれはキメラナイトだ!でもなんでこんなに大量に居やがるんだ!?」
「どうするの!?あんなに居るんじゃ…」
「私に任せて!お願いラムウ!裁きの雷!!」
ダガーがラムウを召喚すると、ラムウは裁きの雷を放ち、キメラナイトの群れは1匹残らず消滅した
「凄い…ホントにダガーも召喚魔法が使えるんだ」
「ええ、どうして使えるのかは解らないけど…」
「それより、このリフト、まだ下に続いていくみたいだな」
「もしかしたら、リフトが下まで降りた場所にクジャの仲間が居るのかしら?」
「でも…いったいクジャと霧にどんな繋がりがあるんだろうな?」
「ねえ、クジャって?」
「そう言えばエーコにはまだ話してなかったね、実は…」
ビビは霧の大陸で起きた出来事をエーコに話した
「そんなことが…頭くるわね!そのクジャにブラネって奴ら!」
「……」
「エーコ、ダガーの前ではブラネの話はあまりしないでやってくれ」
「なんで?」
「…理由はいつか話す…それより霧が出来る場所がここならなんで俺達の居た大陸の方だけに出て来るんだろうな?」
「そうよね、霧を運ぶ為の方法が何か必要よね」
「……」
「どうした?ビビ」
「ジタン…実は…霧について僕も考えてたんだ…ダリの村にあった工場…覚えてる?」
「ダリの工場…あの黒魔道士が作られていたあの工場か…」
「ねえ、黒魔道士って前に行った村に居た人達のこと?工場で作られたって…どういうこと?」
「…その村の工場に霧を何か大きな機械に入れて…そして卵のようなものが運ばれて…その卵からビビによく似た動く人形が生まれたのが黒魔道士って呼ばれている者なのよ…」
「……ねえ、ビビ。あたしは…例えビビが誰かに造られた人形だとしても…あたしはビビの事が大好きだし、とても大切な人なのは変わりないから…だから…元気出して!」
「エーコ…ありがとう」
「エーコ、良いこと言うじゃねぇか」
「あ、そろそろ下に着くわ。先に行きましょう」
リフトが最下層まで降りて、ジタン達は先に進んだ。
最深部にあたる場所には巨大な植物のモンスターが居た
「ほう、こんな場所にクジャ以外の人間がやって来るとは、珍しいことがあるもんだな」
「あなたは何者なの!?」
「俺か?俺はボスパックン。パックンフラワー達のボスにしてこのイーファの樹の主なり」
「クジャって言ったな?奴は今何処に居るんだ!?」
「さあな、クジャの野郎は神出鬼没だからな。何処に居るかは俺も知らん」
「ここで何をしてるの!?霧を作っているのはあなたなの!?」
「勘違いするな、霧は自然現象で生まれる物だ。まあ俺が死んだら霧は出なくなるだろうがな」
「そもそも霧っていったいなんなの!?」
「霧は俺達モンスターのパワーの源だ、だが使い方しだいじゃ霧からモンスターを造ることも出来たりするぞ。そう言やクジャの野郎は霧から全く新しいタイプのモンスターを造っていたな、確か名前は…黒魔道士だったな」
「!!?」
「そう言や黒魔道士はそこのトンガリ帽子の小僧によく似てたな」
「……」
「小僧、俺が憎いか?感情を持たずに戦うことしか出来ない人形を作る元凶が生まれ続ける為に俺が生き続けるのが憎いか?俺を殺したいか?だが俺を殺した場合、お前は自分の出生を否定することになるぞ?それでも俺を殺したいか?」
「…造らせないよ」
「「「ビビ…」」」
「これ以上人殺しの道具なんて造らせない!造らせちゃいけないんだ!!」
「よく言ったわビビ!」
「ようし!思う存分暴れてやろうぜ!」
「愚かだな…いでよ!我がしもべ達!この愚か共に俺達の力を思い知らせてやるのだ!!」
ボスパックンが叫ぶとパックンフラワーが4匹現れた
「私達は負けないわ!」
ボスパックンは口から炎や泥を吐いたり、サンダガを唱えたりして来たが、パックンフラワー共々ジタン達に破れた
「まさか俺に勝つ奴が居るなんてな…だがな…どれだけ足掻こうが…ブラネ様を止められるなんて思わねえこったな!……ぐふっ!」
ボスパックンはそう言った後消滅した
「あのモンスター…何故お母様のことを?…」
「しかも様付けで呼んでたってことは手下かなんかだろうな、でもいったいブラネの手下がなんで…」
だが突然ジタン達の居る場所が揺れ出した
「なんだ!?」
「よく解らないけど…とにかく脱出しましょう!」
ジタン達はイーファの樹から脱出した
「凄い…霧が晴れてるわ!」
エーコの言う通り、イーファの樹を覆っていた霧は晴れて無くなっていた
「あのモンスター…ボスパックンの言っていたことは本当だったのね」
「…これで良かったんだよね?黒魔道士は霧から造られた存在…黒魔道士はもう生まれないんだ…僕…みんなに嫌われる気がする…」
「ビビ…あたしは…自分の気持ちに嘘をついちゃ駄目だと思うの。大丈夫、ビビの仲間もきっと解ってくれるわよ」
「エーコ…ありがとう…」
「エヘヘ…//」
「エーコ~!」
その時、マダイン・サリのモーグリの1人、モコがやって来た
「モコ!こんなところまでどうしたの?……えっ!嘘!?解った!すぐに戻る!」
「じゃあ先に戻ってみんなに話してくるクポ!」
「どうしたんだ?」
「村の大切な宝が盗まれたみたいなの!」
「ジタン!…」
「解ってるさダガー、俺達も行くよ」
「本当に!?嬉しいけど…クジャはどうするの?」
「マダイン・サリはそう遠くないからな、あいつは待たせとけば良いさ!」
「僕もそれが良いと思う、行こう!」
一行はマダイン・サリに戻ることにした
作者のMPです。
その程度の後書きで俺を倒せると思っていたのか?(BRRY)