逝っちゃったんですかな~☆(RN村長)
アレクサンドリアの地下通路に到着したジタンとダガー。
2人はブラネの自室を目指して進んでいたが、その道中に前に来た時には見なかった扉を見つけた
「ん?こんなところに扉なんかあったか?」
「そう言えば、前は銀のペンダントを取り戻すことでいっぱいだったから気がつかなかったわ。入ってみましょう」
ジタンとダガーは扉に入った
「ここは、どうやら牢獄みたいだな」
「回りの雰囲気を見る限り、数年は使われていない感じがするわね」
「……誰か居るのか?」
その時、牢獄の奥のほうから声がした
「!?誰か閉じ込められてるみたい…」
「行ってみよう」
ジタンとダガーは一番奥の牢屋の前まで来た、牢屋の中には…
「お母様!?」
「そなたは?……ガーネット!?」
なんと地上で好き勝手やっている筈のブラネが入っていた
「ガーネット!頼む!ここから出しておくれ!」
「…ジタン、出してあげて」
「…解った」
ジタンは牢屋の扉を勢いよく蹴り飛ばした、扉ははずれて、ブラネは牢屋から出た
「ガーネット!」
ブラネはダガーに近づく、ダガーはブルメシアの時みたいにまた殴り飛ばされるのではないかと少し奮えていたが、ブラネはダガーを優しく抱き締めた
「おお…ガーネットや…私の可愛い娘のガーネットや…こんなに大きくなって…」
「…お母様……お母様ああああああ!!!」
ダガーは泣きながらブラネに抱きつき、ブラネもまたダガーを抱き締めたまま泣いていた
「ガーネットや…長い間…何もしてやれなくて本当にすまない…」
「いえ…良いんです…」
「……ブラネ女王様」
ジタンはブラネにそう言った
「そなたは?…そうか、あの時バクーに引き取られた子か、そなたも随分大きくなったのう」
「…あなたは何故牢の中へ?あなたはリンドブルムやブルメシアを滅ぼして宝珠を集めていたのではないのですか?」
「なんと!?私がそんなことをする訳がない!それは絶対に何かの間違いじゃ!」
ブラネはジタンに言われたことを全力で否定している
「牢の中に入っていたのはな、9年前に私と瓜二つの姿をした奴に突然押さえ込まれ、この牢の中に閉じ込められてしまったのじゃ」
「そんなに前から…!?ジタン!それじゃあ今地上に居るお母様は!…」
「間違いない!偽者だ!!」
「なんじゃと!?それではリンドブルムやブルメシアを滅ぼしたのもその偽者のせいじゃ!」
「ジタン!急いでお母様の偽者を探しましょう!」
「ああ!」
ジタン、ダガー、ブラネの3人はブラネの自室に向かって走り出した
ブラネの自室。
そこにはゾーンとソーン、2人の魔法陣の中に閉じ込められたスタイナー、ベアトリクス、フラットレイ、フライヤ、そしてその姿を笑いながら見ている偽ブラネが居た
「ふははははは!!何度見てもいいざまじゃな!」
「全くでおじゃる!」
「本当でごじゃる!」
「くそ…何も出来ない自分が不甲斐ない…」
「フラットレイ様…」
「ブラネ様!何故このようなことをなさるのですか!?」
「そうですぞ!自分とベアトリクスはあなた様の為に尽くして来たといいますのに…」
「裏切った癖に何をほざくか、まあ今からでも私の計画に加担すると言うのなら許してやらんことも…」
「その必要はないぞ!」
その時、ジタンとダガー、そして本物のブラネが入って来た
「「な!?ブラネ様が2人!?」」
「貴様は…」
「ベアトリクス将軍、スタイナー隊長、そしてブルメシアの者達よ、私は愚かだった…敵の罠にまんまと引っ掛かってしまった…だが!ガーネットとジタン殿が助け出してくれたお陰で事件の真相を突き止めることが出来た!」
そして、ブラネは偽ブラネを指差しながら大声で叫んだ
「そいつは私に化け!さんざん好き放題やって来たまっかな偽者じゃ!!何者なのだお前は!?正体を見せるがいい!!」
「……まさか本物のブラネが救出されてしまったとはな、まあ良い。望み通り正体を見せてやろう!!」
偽ブラネは黒い霧に包まれた。暫くすると霧が無くなり、黒い鬣に青い体をした巨大なアームライオンが居た
「我が名はキングレオ!あのお方の命令によりガイアの支配を任された者だ!」
「なんと!?ブラネ様の偽者の正体がモンスターだったとは!!」
「私は今までこんな奴の命令を聞いていたのですか…」
「…テメェがリンドブルムとブルメシアを滅ぼし…核兵器を完成させようとした元凶か!!」
「ああ、後は銀のペンダントと貴様を手に入れればあのお方の悲願は達成されると言う訳よ。ジタン、いや……ライフ」
「!!!??」
「!!?どうしてあんたがライフの本名を知ってるのよ!?」
「知ってて当然だろう、ライフはあのお方の後継者になる者なのだからな」
「後継者だって?…テメェ何言って…」
「それについては教えてやれん、だが変わりにあることを教えてやろう。ライフよ、貴様は……ガイアの人間ではない!!」
「「「「「「「!!!!!????」」」」」」」
キングレオ、ゾーン、ソーン以外の全ての者が驚きの表情を見せる
「生まれはガイアとは違う異世界テラ、貴様はそこであのお方の後継者かつ息子として誕生した」
「!?ライフがあんたの上司の息子ですって!?」
「そうだ、それだけではないぞ。クジャのことはとっくに知っているな?」
「ええ…当たり前よ…」
「……クジャの野郎がどうしたってんだ?…」
「そのクジャはなライフ……貴様の、兄だ!!」
「「「「「「「!!!!!????」」」」」」」
キングレオの言葉にまたしても驚きの表情を見せる
「嘘だろ…俺があんな奴の弟だってのかよ!!?」
「ああそうだ、優秀な力を持った貴様は元々はあのお方の後継者としてテラで育つ筈だったのだ。だが、その力に妬みを持ったクジャは貴様をガイアに捨てたのだ。まだ2歳だった頃の貴様をまるで生ゴミのようにな」
「そんな…酷い…」
「クジャが要らぬことをしてくれたせいで私はガイアの支配と同時にライフを連れ戻すことも命令されたのだ。何処を探しても見つからなかったが。前にブルメシアに来た時についに見つけたという訳だ」
「さて、話はこれくらいで良いだろう。ライフよ!あのお方の為に暫く眠って貰うぞ」
「ライフ…」
「……確かに俺は自分のことを全て知ってる訳じゃない…でも…俺は今の自分が正しい自分だと思っている!俺はダガー…セーラを守る為に生きると決めたんだ!!誰になんと言われようが…その生き方を変える気は一切ねぇ!!」
「そうか…ならば力ずくで連れ戻すまでよ!」
「させないわ!お母様に成りすまし…リンドブルムとブルメシアを滅ぼしたあんたを…私は絶対に許さない!!」
「ああ!俺もテメェは絶対に許さねぇ!!」
ジタンとダガーはトランスした
「トランス…ライフが出来るのは知っていたが、小娘も出来たとはな。まあ良い、纏めて片付けてやるわ!!」
ジタンとダガーはキングレオと戦闘になった。
黒魔道士兵を呼んだり、ファイガを唱えたり、氷の息を吐いて来たりとかなり手強かったが、無事に倒すことが出来た
「がふっ!…流石はあのお方の後継者となる者…私ではかなわなかったか…だがライフ…貴様にあのお方の計画を止めることなど出来はしないのだ…最後まで命令を達成することが出来なくて…申し訳…ございません……ガー……ド…様…………」
キングレオはそう言い残したあと、跡形もなく消滅した
「キングレオ様がやられたでおじゃる~!!」
「こうなったら…逃げるでごじゃる~!!」
ゾーンとソーンは魔法陣を解除してその場から逃げ去った
「ブラネ様!!ご無事で良かったであります!」
「ブラネ様…申し訳ありません…私は今までモンスターの…」
「よいのじゃ。スタイナー隊長、ベアトリクス将軍」
「ところでジタンよ、ライフとセーラとはいったいなんなのだ?」
「確かに、どう言うことじゃ?」
「…ロゼ達が戻って来た時に話すよ、ダガーもそれで良いかい?」
「…ええ」
事件の元凶であったキングレオを倒したジタンとダガー、2人は仲間達が戻った時にある話をすることを決めた
作者のMPです。
原作と違い、ブラネが生存しています