「今宵はいよいよ我が娘、コーネリア姫とシュナイダー王子との祝言!これでシュナイダー王子は我が意のまま、そしてサスーン王国も思いのままよ!
ぐわはははははは!!!」
芝居の方は終盤を迎えていた
「「怪しい男を捕まえたでよ!」」
その男はマーカスだった
「これは面白い!マーカスではないか!いかにそなたがコーネリアのことを愛していようとも、またいかにコーネリアがそなたのことを愛していたとしても、そなたのような身分の低い者との結婚を認める訳にはいかぬのだ!!」
「く…レア王め…」
その時、鐘が鳴り出した
「この鐘が3つ鳴った時…貴様には消えて貰うとしようか!マーカスよ!!」
プリマビスタ内部
「姫様~!何処にいらっしゃいますか~!?」
スタイナーはなんとかプリマビスタに入り込み、プリマビスタ内をさまよっていた
「姫様~!自分の声が聞こえているのならばどうかお返事を~!姫様~!!」
スタイナーは何処かへ走っていった
「…行ったか」
「スタイナー…申し訳ありません」
実は先程までスタイナーが居た場所の近くに2人は居た。
悲しいなぁ…
「芝居ももうすぐ終わるだろう、それまでここに入れば大丈夫…ん?」
「どうかなさいましたか?」
「…誰か来る」
「まさか、追っ手?」
2人のところに誰か来たようだ
「ここまで来れば大丈夫だろ」
「そうだね」
「あ~あ、最後まで見たかったな…」
「うん、今度は本物のチケットを買おうね」
「誰だ!?」
ジタンはこちらに向かってくる2人組に声をかけた
「「うわ!!」」
そこに居たのはビビとパックだった
「なんだ?子供?」
「あの…えっと…」
「まずは落ち着きましょう、どうしてここに来たのか話してくださいますか?」
「ああ…まあ、色々訳有りで…」
「後1つ!マーカスよ、貴様ももう終わりだな!」
一方芝居はクライマックスを迎えていた。
とそこにコーネリア姫役のルビィがやって来た
「父上!もうお止めになってください!!」
「「コーネリア!?」」
マーカスはレア王の手下達、ゼネロとベネロを振り払い、コーネリアの元へ走った
「マーカス、逢いたかった…もう離れたくありません…このままどうか私を何処かへ連れて行ってくださいまし!」
「コーネリア…」
抱き合う2人、しかし
「それはならぬ!もう離れたくないだと?それはならん!コーネリア、お前はシュナイダー王子と結婚するのだ!ゼネロ!ベネロ!マーカスを殺せ!!」
レア王は2人を呼ぶが来る気配は無かった
「それはコイツらのことか?」
シナがのびているゼネロとベネロをレア王に見せた
「おのれ…コーネリアよ!父と一緒に城へ帰るのだ」
「嫌です!私はもう嫌です!!」
「コーネリア…もうこれ以上父を困らせないでくれ…お前の為を思ってこその結婚なのだ…解ってくれ…」
レア王はコーネリアにそう言った。
その時マーカスはレア王に剣を向けた
「そうはさせないぞレア王め!今こそ年貢の納め時!親の仇…そして愛するコーネリアの為…この刃にものを言わせてやる!死ねぇぇ!!」
マーカスはレア王に剣を突き刺した…かと思われたが、
コーネリアがレア王を庇った
「コーネリア!?どうして…」
「マー…カス…ごめんね…こんな…人でも…私の…父なのです…」
「コーネリア!」
レア王は倒れているコーネリアを抱き上げる
「父上…我儘ばかりで…申し訳…ありません…でした…でも…どうか…マーカスを…許して…くださいまし…」
コーネリアは今にも死にそうになっている
「マー…カス…私…もう駄目みたい…どうか貴方だけでも…幸せに…なっ…て…………」
コーネリアはそう言い終わるとそのまま息を引きとった
「コーネリアぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!うおぉぉぉぉぉぉ!!!!なんてことだ!!もうコーネリアの声は聞けないのか!?もうコーネリアの暖かい温もりには触れられないのか!?こうなればもう俺が生きている意味はない!!うっ!!…」
マーカスは剣で自分の体を突き刺し自害した。
そのシーンで多くの人が涙を流している
「うおぉぉぉぉぉぉ!!!泣かせるじゃないのよぉぉぉぉ!!がおぉぉぉぉぉぉ!!!」
ロイヤルシートに居るブラネも号泣していた
プリマビスタ内部
「て訳なんだ」
パックは一部始終をジタンとガーネットに話していた
「そうか、でももう芝居も終わったと思うし、大丈夫じゃないか?」
「これから僕達どうなるのかな…」
「この船は芝居が終わった後にリンドブルムに向かうことになってる、後のことはそれから考えれば良いだろ」
「リンドブルムへ?何故ですか?えっと…(ライフ、貴方はまわりの人達になんと言う名前で呼ばれているのですか?)」
「君の誘拐を依頼した人がそこに居るんだよ(そう言えばまだセーラには言ってなかったな、ジタンだ)」
「(ジタン、ですね)依頼した?まあ城から出られるのでしたら良いですわ、宜しくお願いしますね、ジタン」
「ああ、任せてくれ…ん?」
「ジタン、どうかされましたか?」
ジタンは何かを感じ取っているようだ、その時
「何か来る!」
「「「えっ!?」」」
ジタンが叫んだとほぼ同時にプリマビスタが突然大きく揺れ出した
「きゃっ!!」
「なんだなんだ!?」
「外だ!外に出るぞ!」
ジタン達4人は外に出た、何故か先程までの天気が嘘みたいな大嵐となっていた
「ジタン!あれを!」
ガーネットが空を指さした
「なんだ?あれは…目?…(!?なんだ…あの目、初めて見る感じがしない…どうしてなんだ!?)」
「おい!大丈夫なのかこの船!?…てぎゃああああ!!!」
「パックぅぅぅぅぅぅ!!!」
パックは足を踏み外してプリマビスタから落ちてしまった。
その時、ガーネットの姿がブラネに見えてしまった
「あれはガーネット!?おのれ!奴らを逃がすな!」
「なんだこの嵐は!?ぬ?あれは姫様!まさかこ奴ら姫様を拐うつもりか!?そうはさせん!」
「なんであのおっさんが来るんだよ!?…わっ!?」
城の方からチェーンに繋がれた巨大な槍がプリマビスタに突き刺さり、プリマビスタを固定した。
しかもかなりの嵐な為、プリマビスタ全体がかなり揺れる
「ジタン!早く中に入るんや!」
「ルビィ!出て来るな!」
「へ?…わっ!!」
「ルビィぃぃぃぃ!!!」
ルビィまでプリマビスタから落ちてしまった
「ええい!小癪な!死ねぇぇ!!」
城の大砲から火の球に顏と腕が着いたモンスターとその上に爆弾に目と足とゼンマイが着いたモンスターが放たれた
「あれはボムとボムへい!!まずいぞ!あれが爆発したらひとたまりもねぇ!」
「どうするのですか!?」
「見つけたぞ!賊め!姫様から離れろ!」
ジタンは走り出したがスタイナーが立ち塞がった。
しかもボムとボムへいはスタイナーの後ろに居る。
その上スタイナーは2匹のモンスターに気付いていない様子
「おっさん!今はあんたに構ってる暇はないんだ!退いてくれ!」
「その手には乗らんぞ!」
「お願いしますスタイナー!身を引いてください!」
「おじちゃん!ボムとボムへいが爆発しちゃうよ!」
だが3人の声はスタイナーには届かなかった
「この野郎!後ろを見ろって!」
ジタンはスタイナーを無理矢理後ろに向かせた
「な…何ぃぃ!?」
スタイナーはようやく2匹の魔物に気が付いた。
が、時すでに遅し、モンスター達は爆発してしまった
「ぬわああはははは!!!」
ブラネは大笑いしている。
少し立つと、プリマビスタがボロボロながらも出て来た
「なぬぅ!?おのれぇぇ!!」
ブラネは怒りのあまり扇子を折ってしまった
「まずい!とにかく中に入ろう!」
「ええ!ビビ!こちらへ!」
「うん……わあああああ!!!」
「ぬわああああああ!!?」
突然爆発が起こりビビと近くに居たスタイナーまで落ちてしまった
「ビビ!スタイナー!」
「もうこの船ももたないか!セーラ!掴まれ!飛び降りるぞ!!」
「ライフ!解りました!」
ガーネットはジタンに抱き付きジタンはプリマビスタから飛び降りた。
それとほぼ同時にプリマビスタが大爆発を起こした……
作者のMPです。
後書き?知らんがなそんなもん(ARN課長並感)