一行は拐われたエーコの行方を追っている内に雪原にたどり着いた
「凄く寒いところだね…」
「ここは閉ざされた大陸だな。クジャの野郎はこんなところまで来ていたのか」
「ねえ…何処かに建物はないかしら?寒いわ…」
「確かエスト・ガザと言う神殿があった筈。そこに行けば何か解るかもしれないな」
フラットレイは建物の名前らしきものを口にする
「じゃあ早く行くアル。寒くてたまらないアルよ…」
一行はエスト・ガザに入った
「おや、こんなところにお客さんとは珍しいですね」
「俺達銀髪の変態みたいな格好した男を探してるんだけど。何か知らないか?」
「銀髪の男ですか?その男でしたら先程グルグ火山に向かいましたよ」
「グルグ火山?雪原に火山があるのか?」
サラマンダーは神官にそう言った
「はい、この先にある火山です。噂で聞いた黒魔道士らしき軍隊とピエロみたいな格好の2人もついて行きました。それと気を失った女の子も行たような…」
「エーコだよ!間違いない!」
「しかし妙だな。グルグ火山への道は閉ざされていた筈では?」
「そうなんですよ。もしや扉を開けたのではないかと…」
「クジャがそこに行ったのなら早く行きましょう」
「はい、エーコさんが心配ですしね」
一行はエスト・ガザの裏口からグルグ火山へ向かった
グルグ火山
「…暑いな」
「さっきまで寒かったのにな…暑いぜ…」
「フラットレイもサラマンダーも今は文句を言ってる場合じゃないアル」
「そうだよ、早くエーコを助けなくちゃ!」
ジタンとダガー以外のメンバーはそれぞれ別の場所を探索し始めた
「ねえライフ、ビビは随分とエーコのことを気にするようになってきたと思わない?」
「そうだな。まあ歳が近いし、大切な仲間だと思ってるんじゃないか?」
「ライフってば…解ってないわね。きっとビビはエーコのことが好きだからあんなに心配してるのよ」
「そうか?俺にはよく解らないけど…エーコがビビのこと好きなのは知ってるけどな」
「お父様、お母様、さっきから何を話しているのですか?」
そこにラピスが戻って来た
「そうだ!ラピス、エーコとビビは未来ではどうなってるの?もしかして2人も死んでたりとか…」
「未来のエーコさんとビビさんですか?お2人なら生きていますよ」
「ビビとエーコは生きてるのか…それは良かった」
「ねえ、未来のエーコとビビは結ばれてたりするの?」
「そうですね…エーコさんとビビさんは私が8歳の時に結婚しまして。それから2年…私が10歳の時にエーコさんが私の仲間でもある女の子を出産しましたよ」
「きゃ~!そこまで進んでるの!?素敵~♪」
「す…素敵…ですか?…私にはよく…」
「安心しろラピス。俺もよく解らないから」
「おい!」
そんな話をしていると、サラマンダーがやって来た
「サラマンダー、どうしたんだ?」
「エーコを見つけたぞ」
「何!?本当か!?」
「ああ、こっちだ」
「セーラ、ラピス、行くぞ」
「はい、お父様」
「解ったわ(もうちょっとラピスの話を聞きたかったのに…)」
一行は道中キングスライム、クイーンスライム、ドラゴスライム、マグマスライム、スライムボーグ、スラッピー、ダークランサー、バブルスライム、バブルキング、エンゼルスライム、ダークスライム、ぶちスライム、ぶちキング等のモンスターに邪魔されながらもエーコの場所に向かった
クジャはゾーンとソーンにエーコから召喚獣を取り出させようとしたらしいが、なかなかうまくいっていないようだ
「…また失敗かい?」
「はい、しかしクジャ様。召喚獣を人体から直接取り出させるのは16歳になってからじゃないと無理でおじゃる」
「これ以上続けても無駄だと思うでごじゃる」
「解ってないね君達、僕はどうしても召喚獣を手に入れなければならないんだよ、奴を消せる程の強力な奴をね。解ったら早く続けるんだ」
ゾーンとソーンは再びエーコから召喚獣の取り出しを行おうとしたが、その時エーコの服からモグが出て来た
「何処から出て来たでおじゃる!?」
「どくでごじゃる!」
「クポ~!!」
「「クジャ様~!」」
「召喚獣を取り出せたのかい!?」
「小娘の側に居た小さなモーグリが邪魔をするでおじゃる~!」
「きっと心が2つあったから失敗したと思うでごじゃる~!」
「だったら殺してしまえ!グズグズしてる暇は無いんだ!!」
「クポ~…」
「モ…モグ…駄目よ…あたしの後ろに隠れてなきゃ…」
「エーコ…いままで…ありがとう…」
「モグ?何言ってんのよ?…」
「心配ないクポ…いつまでもエーコと一緒クポ…」
その時、モグは光り輝いた。だがその間にもゾーンとソーンが襲いかかろうとしている
「エーコ!テラホーミングを唱えるクポ!」
「解ったわ!テラホーミング!!」
エーコがテラホーミングを唱えるとモグは巨大な召喚獣になった
「おじゃああああああ!!!」
「ごじゃああああああ!!!」
テラホーミングをモロに喰らったゾーンとソーンは気絶した
「エーコ!!」
「ビビ!!」
その時、ジタン達もエーコの居る場所にたどり着いた
「エーコ…ごめんね…何も出来なくて…」
「ビビは悪くないわ。でもモグが…」
「モグがどうしたの?」
「モグがあたしを庇って…知らなかったの…モグが召喚獣だったなんて…モーグリの姿を借りて…ずっとあたしを守ってくれたの…あんなに弱虫だったのに…あたしの為に戦ってくれたの…」
「そうだったんだ…」
「エーコ…」
モグの声が聞こえて来た
「モグ?」
「エーコの側に居たかったからモグの姿になってたの。でも心配しないで。いつでもエーコを守ってるクポ…」
モグはリボンの中に入って消えてしまった
「…召喚獣マディーン…これがモグの本当の姿…でもこれで…あたしはまた1人ぼっち…」
「エーコは1人じゃないよ。僕が絶対に君を1人ぼっちになんかさせないよ。約束する」
「ビビ…ありがとう…」
「今のは…あのモーグリの魂がトランスしたのか!?」
「クジャ!今日こそ年貢の納め時です!」
「環境に反発した感情の爆発…やはりそれが完全なトランスをもたらすのか!?それが生きようとする欲望であれ、他者を守ろうとする欲求であれ…と言うことは…たとえ他者の魂であっても、何者をも凌ぐ強力な力を持った魂があれば…いや待て、あるじゃないか!そう、あそこにさ!!ハハハハハハハハ!!!」
「何を言ってるのですか!?あなたはここで…」
「くたばってたまるか!!もう君達に用は無い!君達の相手はそこの双子で充分だよ。もっとも、もう双子じゃないんだけどね」
クジャはそう言い残すとその場から消え去った。
その時。倒れていたゾーンとソーンが融合して右半身が氷、左半身が炎で出来たモンスターになった
「ギャハハハハハハ!!!テメェらの相手はこの俺様がしてやるぜ!」
「ゾーン!ソーン!あなた達はいったい…」
「おっと!ガーネット姫、俺様はもうゾーンでもソーンでも無いぜ。俺様は炎と氷の使者、フレイザード!クジャ様の為…そして死んでしまったキングレオ様の為にテメェらには死んで貰うぜ!!」
フレイザードと戦闘になった。
炎と氷による強烈な攻撃がいくつも飛んで来たが、勝負はジタン達の勝負となった
「この俺様が…こんな奴に………ウボァアアアアアアアア!!!!!」
フレイザードは断末魔をあげたあと消滅した
「終わったケロな…」
「いや、まだだ。クジャを倒すまで終わりなんてないんだ」
「そこに誰か居るのですか?」
「「「!?その声は!!」」」
奥の部屋から女性の声が聞こえてきて、一行は部屋に入った。
そこには綺麗な女性が居た。ジタンは女性に跪いた
「お久しぶりです、ヒルダ王妃様」
「あなたはジタン様!?それにそちらに居るのはガーネット姫!?どうしてこのようなところに!?」
「あなた様を探しに来たのです。見つかって本当に良かった…」
「ヒルダ!!会いたかったケロ!」
「ガーネット姫、このカエルはいったいなんですか?」
「シドおじ様ですわ。ヒルダおば様」
「まあ!あなたなの!?」
「そうケロそうケロ!元の姿に戻ろうとしてこんな姿になってしまったケロ!ヒルダ、城に帰って来て欲しいケロ。そして一刻も早く元の姿に戻して欲しいケロ!」
「…あなたの大切な飛空挺をクジャに奪われてしまいました…」
「そんなもんよいケロ。お前さえ無事ならよいケロ」
「あなた!」
ヒルダはシドを抱き締めた
「ヒルダ様。クジャについて何か知っていることはありますか?あったら是非教えていただきたいのですが…」
「解りましたジタン様。リンドブルムに戻ったら私の知っていることを全て話しましょう」
「ありがとうございます、ヒルダ様」
「それでは戻りましょう」
エーコとヒルダを見つけた一行はリンドブルムに戻ることにした
作者のMPです。
後書きのことか?……後書きのことかああああああああああああ!!!!!!(スーパー931ヤ人)