一行はリンドブルムに戻って来た。
大公の間にはシドとヒルダが居た
「クジャに変なことされなかったケロ?」
「ええ、あの男は女性には礼儀正しい男でしたわ。どこかの浮気者とは違って」
「うっ!!…そのことは反省してるケロ!だからこそ危険を承知のうえでお前を助けにいったケロ!」
「本当かしら?ヒルダガルデ1号を取り返したかっただけじゃないのかしら?」
「嘘じゃないケロ!儂が悪かったケロ!だから早く人間に戻して欲しいケロ!カエルもブリ虫ももう嫌ケロ!!もう絶対浮気はしないケロ!!」
「解りましたわ、元の姿に戻しましょう。でも今度浮気した時は…クリボーやテンツクにしてやろうかしら?それともジタン様に切り刻んで貰うというのも…」
「そ…それは勘弁ケロ!!とにかく早く戻して欲しいケロ!」
「はいはい」
ヒルダは優しくシドに唇を当てると、シドが光り輝きカエルからダンディーな男性の姿になった
「おお…遂に人間に戻ったケロ!これで3号機の建造に着手出来るブリ!」
「…」
「…はっ!?いかん!今までの癖が抜けきっておらんわい」
「あなた…」
「すまなかったな。ヒルダ」
会議室。
そこにはジタン、ダガー、ラピス、ビビ、エーコ、スタイナー、ベアトリクス、フラットレイ、フライヤ、サラマンダー、ラニ、クイナが居た。
しばらくしたあと、シドとヒルダがやって来た
「え~、それではヒルダが囚われていた時に聞いた話をするので、皆心して聞くケ…聞くのじゃ」
「おっさん、あんたまだカエル言葉が…」
「う、うるさいケロ!」
「元に戻ったのに駄目じゃないですか…」
「そんな事よりヒルダの話を聞くのじゃ!!」
「まあそうだな、ではお願いします。ヒルダ様」
「はい、にわかに信じ難いのですが。クジャはこの星の人間じゃないそうなのです」
「なんだと!?」
「この星の人間じゃないって…そんなの信じられる訳ないじゃん!」
「いや、そうでもないぞ。ブラネ女王に化けていたキングレオと言うモンスターはジタンはこの星の人間ではないと言っていたからな。それが証拠じゃ」
「……」
「クジャは自分の住む星をテラと名乗っていました」
「テラ!?本当なのでありますか!?」
「はい、知ってるのですか?」
「…ジタン様は、キングレオが言うにはテラの人間とのことだそうです」
「ついでに言うとジタンはクジャの弟だとも言っていたな」
「ジタン様がテラの人間でクジャの弟!?信じられません…」
「…それが本当なのですヒルダ王妃様。お父様はクジャの弟にしてテラで生まれたのです」
「お父様?あなたはジタン様の娘なのですか?」
「はいおば様。この子、ラピスは未来から来た私とライフの娘です」
「なんと!?そんなことが…」
「そう言えばヒルダにはまだラピス姫のことは話してなかったわい」
「私のことはさておき、話を続けてください」
「解りました。テラとガイアは輝く島と呼ばれる場所で結ばれているようです。ですが輝く島からそのままテラへは行けないようです」
「そりゃそうだろ、そんなに世の中甘くないぜ」
「この話には続きがあります。2つの世界を繋いでいる場所は封印されているらしいのですが、封印をとく鍵になる場所があるとも言っていました」
「それはどこアルか?」
「忘れられた大陸の北にある古城だとクジャは言っていました。この古城には名前が無いので…冒険家イプセンの名前から取ってイプセンの古城と名付けましょう。私が聞いた話は以上です」
「ねえヒルダさん、あのクジャからどうやってそんなこと聞き出したの?」
「私は何も聞き出していませんよ。クジャはよく喋る男で、喋っていく内に自分の言葉に酔っていって…私が質問をするまでもなくあれこれ話して来たのです」
「ナルシストと言うものか…」
「儂はこれから3号機の建造に入る。明日ドックに来てくれ」
「解った」
城下町の広場。
ベンチにジタンとダガーが座っていた
「ライフ、私達は行くのね…あなたの生まれ故郷に」
「生まれ故郷って言っても全然覚えてないけどな」
「ライフ、絶対にクジャを倒しましょうね。ラピスの為にも…未来の私達の為にも…そしてこの世界の為にも…」
「セーラ…そうだな…」
ジタンとダガーはそのような会話をしたあとにキスをした
その光景を影から見ていた者が居た。
その人物はラピスだった
「お父様とお母様は昔から仲が良かったのですね。私は守らなくてはなりません。この世界も…お父様とお母様も…いずれ生まれてくるこの世界の私の為にも…」
ラピスはそう呟いたあと、その場をあとにした
作者のMPです。
後書きのパワーをいくら吸収したとて、この俺を超えることは出来ぬぅ!!(BRRY)