カンピオーネ~生まれ変わって主人公~《完結》   作:山中 一

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古代編 13

 少なくとも近接戦闘に於いて晶が人間に敗れるということはまずありえない。

 人間離れした身体能力に、護堂の権能が加わっているためにそれが野良神獣であろうとも単独で打破することが可能だからである。

 大抵の相手は力だけで圧倒できる。

 しかし、それはあくまでもカタログスペックでしかないということは重々承知している。

 実際の戦闘は強い者が勝つのではなく勝った者が強いのだ。

 絶対の勝者が存在しない異常は、晶の強大な力も脆弱な誰かに乗り越えられる可能性はある。他ならぬ彼女の主が、そうして王の階段を上っているのだから。

 

 不規則な突風が城壁の上を走り抜けていく。

 金属音が鳴り響くたびに火花が散り、明滅する光に晶とクロティルドの顔が照らされる。暗闇に残像を結び、超高速の領域に飛び込んだ槍兵と剣士はどちらともなく距離を取った。

 戦闘開始から、三十秒。

 刃を交わした回数は五十七。そのすべてが、空を切るか、相手の武器に遮られるかして無為に消えた。

 殺してしまうかもしれない、などという考えは一合目から先には存在しなかった。現状、出せる範囲での全力は尽くしたつもりだったが、クロティルドと名乗った女性の身体には傷一つ付いていない。

 何か特殊な守りを施しているか――――否だ。

 クロティルドは確かにその身に何かしらの守護をかけているようではあるが、それは晶の攻撃を無力化するようなものではなく、身体能力を向上させる強化系の呪術であるように見える。

 驚嘆すべきは晶の槍撃を尽く捌ききったその剣術であり、悲嘆すべきは人間を超えたスペックを与えられていながら一対一の戦闘で人間を圧倒しきれない己の未熟さである。

 ごり押しだけでは打倒できない。

 クロティルドの武芸ははるかに晶を上回っていて、強烈な晶の攻撃を流れるような剣捌きで受け流してしまうのだ。たとえ城壁を穿つ一撃を放ったところで、当たらなければ意味を成さない。

「驚きました。その歳で、ここまでわたしに拮抗するとは」

 静かな面持ちでクロティルドは言った。

 彼女の技量は人間でもトップクラスである。生まれながらの才能とたゆまぬ努力によって人智の頂点まで昇りつめた豪傑ゆえに、自分よりも若い少女が自分と打ち合っていることに惜しみない賞賛の念を抱く。

 技量という点ではまだまだ精進が足りないが、反射神経並びに運動能力はクロティルドを凌駕している。一生努力を続けてもあの領域には届かないだろう。共にやってきたルスカの見立てどおり、神殺しの加護によってかなり強靭な肉体を手に入れているらしい。

 もちろん、力だけの脳筋ならば苦もなく倒せただろう。

 だが、相対する少女は自らの力に頼り過ぎない。こちらの力を見極めて、油断なく対峙している。武器と肉体、共に性能は向こうが上だ。ならば、積み上げた武芸と呪術で性能差をカバーすればいい。

「風よ花と散れ」

 紡ぐ呪文は大気を操り、不可視の鉄槌を作り出す。

 目には見えずとも呪力の動きを感知すれば、これがどのような呪術なのか悟ることは可能だろう。

 晶が目に見えて警戒する。

 解き放つ鉄槌は十二。

 直撃すれば、骨くらいは砕けるだろう。加減はしたが、当たり所したいでは命にも危険が生じる。そういう呪術である。

 避けるにしろ受け止めるにしろ、隙はできる。その隙を狙おうとして、クロティルドは目を剥いた。

 信じがたいことに、晶が風の弾丸の中に生身を曝したのである。まさか、風の鉄槌が放たれたことに気付いていないわけでもないだろうに。その光景に目を奪われて、判断が鈍ってしまった。

「そらッ!」

「く……!」

 風の鉄槌を物ともせずに突っ切った晶の神槍がクロティルドに迫った。咄嗟に後方に飛び退き、剣で神槍の矛先を逸らす。直後の二連撃を必死に交わしながら地面にルーンを刻みつけた。

「逃がす……うわッ!?」

 一歩踏み込み、クロティルドに豪快な一撃を見舞おうとしたところで晶は踏鞴を踏んだ。

 足元から太陽の如き光が迸ったからである。痛みはないが目が眩んだ。

 その隙をクロティルドは見逃さなかった。

 

 

 

 ■ □ ■ □

 

 

 

 激しく攻守を入れ替えながら激突を繰り返す晶とクロティルドの戦闘に比べて、リリアナとルスカの戦闘は一見して見るところのない地味なものではあったが、それでも晶に加勢できないほどリリアナは目の前の魔女に対して悪戦苦闘を強いられていた。

 静かな睨みあい。

 二十メートルばかりの距離を隔てて、リリアナとルスカは対峙している。

 弓からサーベルの形状に変化させたイル・マエストロを手に、リリアナは防御系統の呪術で護身した。敵は強力な魔女で、その実力は自分を上回っていると直感が告げている。こうした相手と戦う場合、まず魔女の術中に嵌らないことが重要だった。リリアナの冷静な判断に基づいて組み立てられた防御陣は、ルスカの放った十七の呪詛を寄せ付けず、跳ね返している。その一方でリリアナは防御に力を注ぐあまりに攻撃に手を回せないでいる。遠距離攻撃のための弓の形状をあえてサーベルに変えたのは、弓では両手が塞がって咄嗟の対応ができないということと、相手が無手であるということがあったからだ。弓矢は加減ができない。刀剣類であれば、気絶させることもできる。

 とはいえ、やりにくいのは変わらない。

 無手の相手を剣で攻撃するというのは気が引ける。

 清廉な騎士の道を奉じるからこそ、血生臭い行為に踏み出せない。それが、この時代にそぐわないものだと分かっているが、二十一世紀のイタリアで育った十六年の月日を鑑みれば、当然の反応である。それが、リリアナが押さえ込まれている最大の要因だと、本人も理解しているのだが。

「へえ……」

 ルスカが感嘆の声を漏らした。

 感情を表に出さないタイプだというリリアナの見立ては外れらしい。

「見たことのない術を使うんだね。根幹は同じようだけど、大した精度。あんたも魔女なわけだ」

「恐れ入ります。優れた魔女であるあなたを相手にするには、わたし如きはまだ未熟ではありますが」

「謙遜。あたしとそう歳も離れてないし、実力も変わらないでしょ」

 平坦な口調の割りに、比較的感情豊かなのだろう。

 会話しながら相手の様子を探り合っている。剣を交える相方とは異なる戦闘。呪術と言葉で、相手を出し抜く術を探っているのだ。

「まあ、いい剣を持っていても使わなければ宝の持ち腐れ。呪術も同じ。あんたは、人を傷付けるのに慣れてないみたいだから、亀みたいに篭っていても隙はできる」

 指を鳴らしたルスカの周囲に夜よりも暗い影が起き上がった。一、二、三……計五体の影人形である。リリアナよりも少し背が高い程度の細身の影は、世界というスクリーンに映し出された幻像はゆらゆらと儚く、しかし明確にこの世に像を結んでいた。

 何かしらの呪詛。

 そうと分かれば、直接触れるようなことはない。

 地面を滑るように迫ってくる影人形をリリアナはイル・マエストロで斬り伏せる。破魔の術を吹き込んだ刀身は、呪いの類を斬り裂く刃となっているのだ。

 一体目の首を刎ね、倒れてくる身体に触れないように身を捻り、後続の胴体を斬り上げる。次いで、回り込んできた三体目を袈裟切りにし、四体目は紡いだ呪術で弾き飛ばす。最後の五体目は一体目と同じ要領で首を落とした。一連の動作に無駄はなく、あたかも踊っているかのよう。銀色の髪が緩やかに流れ、妖精が舞っているかのような清廉な剣術にルスカは感心させられた。

「剣を持ってるだけはある」

 うん、とルスカは頷く。

 影人形を退けたリリアナは次手を警戒して剣を構えている。

「当たれば決まったはずなんだけど」

 如何なる呪詛であったのか、リリアナには分からない。しかし、ルスカがリリアナを倒すために送り込んできた影人形は非常に危険な呪力の塊であって、触れるわけにはいかなかった。ルスカの呟いたとおり、触れてしまえば間違いなく戦闘不能に追い込まれていたであろう。

 けれど、それも過ぎ去ってしまえば問題にはならない。

 次はこちらから攻める。意外にも戦闘狂の嫌いがあるリリアナは、そろそろ防戦一方の展開に辟易していたのだ。

 そのとき、白銀の刀身に汚れがあるのをリリアナは視認した。

 呪力の塊しか斬っていないのに、汚れがつくことなどありえないから始めは見間違いかと思った。しかし、よくよく見れば、それは赤黒い液体のように見えて、怖気が走った。ルスカに意識を割きつつも、自然と斬り伏せた影人形をちらりと見る。

「ッ……」

 呪力の塊であれば、すでに消滅しているべき影人形。しかし、彼らは今もこの世に形を止めていた。黒一色

身体はいつの間にか様々な色に染まっていた。――――脳が認めるのを拒否しているが、否応なく突きつけられる事実としてそれは人だった。広がる赤い染みはリリアナが斬り伏せたことによる出血で、刀身に付着しているのは犠牲者の末期の血であった。

「あ、か――――」

 心臓を掴まれたような錯覚。手足が固まり、思考が停滞する。その刹那の一瞬に、背後に湧き上がった六体目の影人形がリリアナに覆いかぶさった。

「しま――――ッ」

 抱きかかえられたリリアナは、自分の護身術の隙間を黒い呪力が通り抜けてくるのを知覚した。身体が芯から冷えていき、意識が遠退いていく。

 人の命を奪ってしまったのではないかという疑念がリリアナの行動を致命的なまでに遅らせたのだ。

「う、……」

 リリアナの手からイル・マエストロが滑り落ちる。

 希代の魔剣も使い手が倒れればただの棒と同じである。音を立ててリリアナの足元に転がった。

 

 

 

 □ ■ □ ■

 

 

 

 

 閃光の呪術で晶の目を晦ませたクロティルドは、動作そのものを意識させない自然さで晶の懐に潜りこむや、鋭い刺突を晶の腹に放った。完全に対応し損ねた晶は無防備にこれを受けてしまう。

「な……!?」

 今度こそ、クロティルドは信じ難いものを見た。

 愛剣の切先は確かに晶の衣服を斬り裂いてその内側に刃を届かせている。だというのに、彼女はまったく傷を負わないのだ。鎧のようなもので防がれたわけではなく、呪術で逸らされたわけでもない。突き刺したという手応えそのものがないのだ。

「この……邪魔ッ!」

 晶が真上から神槍を振り下ろす。

 槍の正しい使い方だ。槍は突くよりも、振り下ろすほうが遙かに強い。晶の筋力で神槍を振るえば、物理的な手段で受け止めることはまず不可能となる。

 晶が振り下ろしを選んだのは、剣の間合いで槍が攻撃力を発揮するのはそれ以外になかったというだけであり、クロティルドも晶が攻撃に出るとすればそれ以外にないと予想していたので難なく対処する。 

 強化した足で、思い切り晶の腹を蹴り飛ばしたのだ。

 小柄の少女は、見た目通りの重さだった。

 ボールのように吹っ飛ばされた晶は、二十メートルばかり転がってすぐに立ち上がった。普通ならば、今ので死んでいるところだが目だったダメージはない。服がところどころ擦り切れて肌を曝しているだけであった。

「呪術どころか剣も効かないだなんて、反則もいいところですね」

 呪術、剣術、そのどちらも彼女は意に介さなかった。

 不可思議なまでの不死身さ。人間が帯びるにはあまりに強すぎる効果である。

「なるほど、あなたは人間ではないのですね。少なくとも、見た目通りというわけではないと」

「だとしたら、何ですか?」

「何でもありません。それ専用の戦い方をすればいいだけですので、お覚悟を」

 スッと、クロティルドが剣を切先を上にして自分の胸の辺りで構える。

 二言三言呟くと、その刃に青く光る文字が浮かび上がった。

「アンサズとエイワズのルーンです。神秘を否定する魔剣、神殺し様のご加護まで斬れるわけではありませんが、あなたの身体を傷付ける程度はできるでしょう」

「それはまた……」

 呪術と物理的な攻撃。その双方が晶には効果がない。その理由を完全に見抜いたわけではないものの、感触から晶に通じる剣を生み出したのであろう。

 剣術と呪術のみならず、判断力についても隙がない。

 恐るべき女騎士を相手に、晶は唇を舐めて神槍を構えた。

 クロティルドをどうにかしなければ、護堂の援護にはいけない。かといって、彼女たちを無視して護堂を援護しに行ったとしても、彼女たちが追ってくれば戦場が混乱するだけだ。

 ちらり、と共闘する銀の騎士の様子を確認する。

 何かしらの術を受けたのか、膝を突いて動かないリリアナと静かに佇むルスカがいる。あちらに援護に行ったほうがいいのだろうが、目の前の女騎士がそれを易々とは許さないだろう。となれば、晶もまた切り札を使う必要がある。

「それでは行きます」

 宣言と共にクロティルドが晶に向かって駆け出した。

 晶を斬り裂くために調整を施した刃を輝かせて――――

「舐めないで、ください!」

 クロティルドが放つ銀色の輝きを押し潰さんばかりに放出されたのは泥のような漆黒の闇。輝きなど皆無。晶の身体の内側から滾々と湧き出るあらゆる光を飲み込まんとする黒の奔流である。それが、晶の周囲に絡みついたかと思うと、その全身を隈なく覆った大鎧となる。

 さらにその背後に立ち上がるのは巨大な鬼の上半身であった。

 膨れ上がった筋肉と二本の角、振り乱した長く濡れた髪、太い腕には金棒が握られている。

「魔物の召喚? いや、魔物と繋がっている?」

 初めて見る光景にクロティルドは動転する。

 純粋な人間ではないと思っていたが、まさかここまでとは思いもよらなかったからである。

「墜ちろ!」

 晶が叫び、大鬼が金棒を振り下ろす。

 クロティルドがこれを受け止めるのはさすがに不可能だ。猛禽のような身のこなしで鬼の金棒を躱し、脚力を最大強化、一歩で晶の懐に飛び込む。恐るべき足捌きである。晶の意識の切れ目を狙った踏み込み、そして首を目掛けた斬撃。それを、晶は左手の籠手で受け止める。呪力の鎧が、クロティルドの刃を完全に弾き返した。

「おあああああああああああああああ!!」 

 晶が神槍を振るう。

 横凪の一閃は、あたかも丸太を振り回したかのような破壊力。クロティルドは後ろに跳んで勢いを受け流したものの、身体の芯に来る一撃だったと認めざるを得なかった。

 ――――化物ですね。

 少女の姿をしたナニカ。

 もはや、あれを人と思うのは止めにしよう。そうでなければ、クロティルドは致命的な敗北を喫することになるだろう。技量云々ではなく、存在の格そのものが別。『まつろわぬ神』ほどではないにしても、高位の神獣に匹敵する怪物として処理すべき相手である、と認識を改める。

 クロティルドの空気が変わったことを察した晶は、背後のリリアナを気にかけつつ闇色の狼を二十匹ほど生み出してクロティルドに向かわせた。あからさまな時間稼ぎ。しかし、城壁の上は一本道で複数の獣が群れを成せば進路を塞ぐことくらいは可能である。クロティルドが距離を取った好機を見逃さず、晶はリリアナの元に一息に移動する。

 一目見て、リリアナが倒されていると思った。

 何せ倒れ伏してピクリとも動かないのだ。生きているが、かなり強力な呪詛を受けたらしい。対峙した魔女がそれほどの猛者だったのか。

 ルスカの頭上を飛び越えて、リリアナの傍に着地した晶は若雷神の化身とクシナダヒメの権能を利用してリリアナの身体に豊穣の呪力を注ぎ込んだ。

 大地の神に連なる権能は魔女との相性もいい。

 リリアナ自身も護身の術で呪詛に抵抗していたこともあって、すぐに血色を取り戻して起き上がる。

「高橋晶か」

「大丈夫ですか、リリアナさん」

「――――ああ、すまない。世話になった」

 リリアナは身体の状況を確認しつつ、イル・マエストロを拾い上げた。

「リリアナさん、あの方は……」

 晶が見つめる先にいるのはリリアナを倒したルスカである。

 先ほどから一言も発さず、佇んでいる。

 それもそのはず。今のルスカは瞳の色を失い、寝ぼけ眼で虚空を眺めているのだから。

「イル・マエストロは音を奏でて相手を幻惑する魔曲を生み出す。上手く決まってくれたらしいな」

 リリアナはほっとしたように言った。

 敵の影人形に囚われ、意識を奪われる直前に取り落とした愛剣には、相手を幻惑する術式を発動するように事前に仕込みをしてあった。刀身が地面に触れて、金属音を発したとき、それがそのまま呪術となってルスカを拘束したのである。

 リリアナは敗北したわけではなく、相打ちの状態に持ち込んでいたのであった。

「ルスカ!」

 呆然と立ち尽くすルスカに晶の狼を始末したクロティルドが駆け寄ってきた。

 クロティルドはルスカの背中に指を突き立て、呪力を送り込んだ。ルーンの一種であろう。晶にもリリアナにも詳しくは分からないが、それがリリアナの幻惑を解除し、ルスカを正気に戻したのである。

「く……クロティルド……?」

「怪我は? 相手の術に囚われていたみたいですが」

 それを聞いてルスカは初めて自分が幻惑されていたことに気付いたらしい。悔しそうに顔を歪めてリリアナを見た。

「そう、やったはずがやられてたんだ。その剣だね」

「わたしもあなたにはしてやられましたから、おあいこでしょう」

 戦は振り出しに戻った。

 初期と同じ位置関係に戻った二組の女たち。

 直接的な戦闘能力自体は晶という規格外を有する草薙陣営に軍配が上がる。しかし、ウルディンの陣営は巧みの技があり戦術面で晶たちを凌駕できる。おまけに、クロティルドたちの目的は主の戦いの邪魔をさせないことであり、晶たちの目的は主の加勢なのだから、現時点ではクロティルドたちが大局的には優位に立っていると言えるであろう。

 空から冷たい雨が降ってきた。

 ウルディンが嵐の権能で呼び寄せた雨雲が遂に決壊したのである。スコールのような大雨が視界を無数の線で斬り裂いていく中で、四人の睨み合いは尚も続く。主人の戦いが決着するそのときまで――――。


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