東方狐流記   作:ももんがぴょん

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20話 実は当てずっぽう?

「うーん…はっ!」

 

諏訪子様はベッドから跳ね起きました

 

「具合いはどうですか?諏訪子様?」

 

私は周りを焦った感じで見ている諏訪子様に声をかけてみました

 

「神奈子は!?」

 

「僕が追い返したよ」

 

諏訪子様が起きた事に気がついたのか文夜さんが寝室に入ってきました

むー私が看病してたのに諏訪子様は感謝してくださらないのですね!沙奈枝ちょっと怒ってますよ!

 

「ほっ…」

 

諏訪子様は安心したのかまたベッドに横になりました

私が布団をかけてあげようと思っていたら文夜さんが諏訪子様の前に立ちました

これじゃ布団をかけてあげられませんよー!

 

「安心するのはまだ早いよ諏訪子。一ヶ月後、諏訪子は神奈子と戦わないといけないんだから」

 

文夜さんがそう言うと諏訪子様はまたまた飛び起きました

なんか反応が過激ですね諏訪子様って

 

「む、無理だよ!私は一発でやられちゃったんだよ!?そんなのとまた戦ったって結果は見えてるよ!」

 

諏訪子様は頭を抱えながら言いました

って一撃でやられちゃったんですか!?神様なのに!?もしかして諏訪子様って弱いんじゃ…

と言うか私会話に入れてませんね

 

「大丈夫!僕がそうならないように鍛えるから。そのために神奈子から一ヶ月もらったんだから!」

 

「はい!私も修行に参加したいでーす!」

 

私は空気を読まずに手を上げながら言ってみました!

 

「…文夜と神奈子はどっちがが強いの?」

 

あっ諏訪子様が私の事を無視して会話を進めちゃいました!

文夜さんも何か困った顔をしてますし…

仕方がありません…私は文夜さんに会話を続けてくださいって手でジェスチャーしました

そういえばジェスチャーって何か違和感がありますよね使うのに

 

「うーん…多分実力は五分五分ってところかな?神力の量なら負けはしないと思うけど」

 

文夜さんは申し訳なさそうに私を見た後に話を続けました

そういえば文夜さんってどれくらい強いのでしょうか?

神奈子って人がどれだけ強いのかわからないので全く見当がつきません!

 

「なら文夜がやっつけてよ!そうすれば確実じゃん!」

 

諏訪子様は布団の中に隠れてしまいました

 

「それはダメだよ諏訪子。ここの神様は君だろ?部外者の僕が介入することじゃないよ。それとも尻尾を巻いて逃げるかい?」

 

文夜さんが呆れた顔で言うと諏訪子様は顔だけ出しました

 

「…私はこの国を納める神、洩矢諏訪子だよ。絶対に護りたい!」

 

あれ!?てっきりもっとゴネるんじゃないのかなーって思っていましたけど意外です!

 

「よし、良い目になった!じゃあまずは僕と戦ってみよう!」

 

文夜さんが笑顔で言うと諏訪子様は理由がよく分かっていない様でした

 

「えっ…なんで文夜と戦わないといけないの?」

 

「今の諏訪子がどれだけ戦えるか確認するためだよ」

 

あーなるほどです!今どれだけできるか確認した後に修行内容を決めるのですね!

 

「分かった…じゃあ外でやろ」

 

諏訪子様は先に外に向かいました

私はちょっと文夜さんに聞いてみる事にしました

 

「文夜さん文夜さん」

 

「どうしたの沙奈枝ちゃん?」

 

「何で諏訪子様はすぐに戦うと決めたのですかね?」

 

「初めて会った時に諏訪子は神様として誇りを持っているような感じを受けたから神様って単語を使って煽ってみたって感じかな?」

 

うーん…結構当てずっぽうだったのですかね

 

「さて、諏訪子を待たせちゃだめだし早く行こうか」

 

文夜さんは大剣を肩に背負いました

あっ!

 

「結局私も鍛えてくれるのですか?」

 

危うく忘れるところでしたよ!さっきはうやむやにされちゃいましたし!

 

「諏訪子のついでみたいな感じになっちゃうけど良いかな?」

 

「はい!お願いします!」

 

私は文夜さんに頭を下げました

私でも妖怪退治できるようになりたいですし!

 

「文夜ー!まだー!」

 

あっ外から諏訪子様の声が聞こえました

 

「そろそろ行きましょうか」

 

「そうだね」

 

私と文夜さんは一緒に外に出ました

 

……

 

「本気で来てね諏訪子」

 

僕と諏訪子は向かい合っていた

沙奈枝ちゃんは木陰に座って見ていた

なんか観客もいて何かの試合みたいで良いね!

 

「行くよ文夜!」

 

諏訪子は懐からチャクラムを取り出して神力を解放したのを感じた

…まさかね

 

「でやぁぁぁ!」

 

諏訪子はチャクラムを僕に向けて投げてきた

 

「はぁ…ここまで予想通りだとは思わなかったよ」

 

僕はつい思った事を口に出してしまった

僕はチャクラムをキャッチしてそれを諏訪子に向けて投げつけてやった

 

「あうっ!」

 

投げ返されたチャクラムの刃が付いてない部分が諏訪子の頭に当たった

漫画だったらカコーンとかなってそうな感じだよ…

 

「もしかしてだけど…これしかできないの?」

 

僕は頭をさすっている諏訪子に質問した

 

「はい…妖怪とかチャクラムを避けたところを祟り殺してたから…」

 

まあ確かに妖怪には効くかもしれないけど僕は一度見てるんだからさ…

 

「もしかして組手とかできないの?」

 

「申し訳ありません…」

 

僕が呆れた風に言うと諏訪子はすごく申し訳なさそうな顔になっていった

まあここまで言われると自分が悪いって思っちゃうしね

 

「じゃあ一から教えてあげるよ」

 

「ありがとうございます…」

 

僕は諏訪子に座るように手でジェスチャーすると諏訪子はその場に座った

 

「まず今の諏訪子の弱点は神力に頼りすぎていることだね。僕とか格の高い神には全く効かないからこの戦い方はやめようね」

 

「はい…」

 

「あとチャクラムだけど、他の国にはない鉄を使っているんだから神力でコーティングすればとてつもない鋭さと耐久性を得ることができると思うよ」

 

「おお!」

 

まあ僕のこの大剣が良い例なんだけどね

最強の金属を使ってるし

あとチャクラムなら…

 

「うまくいけば僕の理想の必殺技を…」

 

「必殺技!?すごく気になる!」

 

僕が呟くと聞き取った諏訪子が目を輝かせていた

まあ必殺技と言っても昔僕が読んだ漫画の技なんだけどね

 

「必殺技は諏訪子の頑張り次第だよ。頑張れるかい?」

 

「もちろんだよ!」

 

諏訪子は威勢の良い返事をして立ち上がった

うん。やる気は十分なみたいだね

 

「まずは組手のやりかた…と言いたいけど神力の扱いかたからいこう」

 

「私は祟りとしてちゃんと使えているよ?」

 

「さっき言ったようにチャクラムにコーティングできるようにするんだよ。神奈子でもできるんだから諏訪子もできるはずだよ」

 

「うーん…!」

 

諏訪子は懐からもう一個チャクラムを出して力を込め始めた

 

「違う違う。それじゃただ単に周りに神力を集めてるだけだよ」

 

「あーうー!わかんないよ!」

 

「諏訪子…イメージするんだよ…霊力も、妖力も、神力も全て自分のイメージでできているのだから!」

 

そうだ!イメージを作りやすいようにお手本を見せてあげれば良いんだ

僕は自分の手のひらに霊力でチャクラムを作り上げた

 

「あれ?妖力で作らないの?」

 

確かに僕は今まで妖力だけで色々と作ってきたけど…

 

「霊力と神力でもちゃんと作れるように訓練しているんだよ」

 

多分何処かで役に立つと思うしね!

 

「じゃあ諏訪子よく見ててね?こんな感じだよ」

 

僕が手に持ってるチャクラムは輝き始めた

 

「わあ!綺麗だね!」

 

諏訪子はじーっとチャクラムを見ていた

 

「神力でチャクラムの表面を覆うような感じというかな」

 

「むむむ…!」

 

僕がそう言うと諏訪子はまた力を込め始めた

さっきと違うのは…少しずつ神力で覆う事ができていた

 

「…そうだよ!その調子だよ!」

 

僕がそう言うとチャクラムを覆っていた神力が分散してしまった

 

「ダメだ…集中力が切れると分散しちゃうや」

 

諏訪子は地べたに座りこんだ

慣れないことをすると疲れるもんね

 

「はじめてにしてはよくできていると思うよ?これに関しては努力をするしかないね。もう少しうまくコントロールできるようになったら技を授けるからさ」

 

「わ、技…私頑張るよ!」

 

なんか諏訪子に漫画を読ませてあげたいな…絶対に気に入って貰えると思うし

 

「じゃあ次は…体力作りかな。諏訪子は体力が圧倒的に少ないだろうからね

とりあえずカエル飛びで神社の周りを何周もやってもらおうかな」

 

僕がそう言うと諏訪子は立ち上がった

 

「なんでカエル飛びなの!?」

 

まあ確かに文句も言いたくなるよね

 

「諏訪子がやると可愛いじゃん」

 

でも見てるだけだとつまらないんだよ!ちょっとぐらい目の抱擁があっても良いじゃないか!

 

「う…やってくるよ…」

 

諏訪子しぶしぶ神社の鳥居の方に向かって歩いていった

 

「沙奈枝ちゃーん!」

 

「なんでしょうか!」

 

僕が呼ぶと沙奈枝ちゃんは木陰から走って僕の元に来てくれた

 

「沙奈枝ちゃんも諏訪子と一緒にカエル飛びをして欲しいんだ。流石に一人だと諏訪子もつまらないと思うしね」

 

「分かりました!」

 

沙奈枝ちゃんはその場からぴょんぴょん跳ねながら鳥居の方に向かった

 

「ぴょん!ぴょん!」

 

沙奈枝ちゃんは一回飛ぶごとに可愛くそんな事を言っていた

狙っているのか素でこれなのかよくわからないや…見てて楽しいけど

 

〜蓮子の部屋〜

 

「メリー!質問!修行風景はどれくらいやるの?」

 

「次で終わりよ。一ヶ月をグダグダやったってしょうがないじゃない。カットしまくるわよ」

 

「まあそうだよね…じゃあ攻めて必殺技が何か教えて!」

 

「必殺技はトライパニッシャー…と言いたいけどツインパニッシャーよ」

 

「トライパニッシャー…つまり球体を発射するってこと?」

 

「元ネタがわかったみたいね…そうよ。でも両手で力を溜めて撃つからツインパニッシャーなわけ」

 

「軸が2つだからツイン…理解したよ。そういえば気になったんだけど…この諏訪子って通常の3倍のパワーを出せたりするの?」

 

「流石にできないわよ…できたら神奈子勝てないじゃない」

 

「オーケー!今回はもう疑問はないよ!」

 

「というか蓮子って私がさりげなく一泊しても何も言わないのね」

 

「一人暮らしだとつまらないから一緒にいてくれた方が嬉しいのよ」

 

「まあその気持ちもわかるけど…じゃあルームシェアしてみない?」

 

「嫌よ」

 

「どうしてかしら?」

 

「あんな事やこんなことが全くできなくなるじゃない」

 

「…聞かなきゃ良かったって思ったわね」




こんにちは!試験期間って学校が早く終わりますから集中して書けるのですよね!
まあ学校の試験を捨てて受験勉強に回して、休憩時間に書いているって感じですね
修行内容は…カットしまくりです
グダグダになっちゃうと私のモチベーションも下がっちゃいますしね!
目標は一章に10話前後ですね

では…次回もみてください!
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