暴力と優しさと大切な人   作:天武天皇

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更新すごく遅れてすいませんでした。今中学3年で一番大事な時期なので、あまり執筆できませんでした。

次回も遅れるかもしれませんがなるべく早く投稿するのでこれからもよろしくお願いします!


第十六話 バカと野球とミーティング

日がたつにつれてこの学校の大イベントである清涼祭が近づいてきている。そんな状況のなか僕たちは...

 

秀吉「プレイボール!!!」

 

野球をしていた。

 

俊祐「ほらアツヤ早く投げてこいよ~。格の違いってやつを教えてやるぜ~。」

 

淳哉「(雄二のサインは...アウトコース?違うよ。カーブ?いやそーゆー意味じゃない。)」

 

淳哉が雄二の出しているサインになかなか頷こうとしない。

 

明久「おいじゅん!いつまで首をふってるんだよ!」

 

雄二「タイム!」

 

雄二がタイムをかけて淳哉のもとへ駆け寄った。明久もファーストからマウンドへ向かった。

 

俊祐「なんだよ。ビビってんのか~?アツヤくんよ~。ストライクどころかそもそもボールがこないんじゃね〜♪」

 

雄二「どうした?新しい変化球でもあるのか?」

 

淳哉「いや違う。アイツにはまっすぐで勝負させてくれ。必ず頭をぶちぬいてみせる。」

 

明久「ははー、悪い冗談を。」

 

雄二「そうか。分かった。俺がかまえたところに思いっきり投げてこい。」

 

明久「ちょっとまじで言ってんの!?」

 

雄二が明久の声を聞き流し、ホームベースへ戻っていった。

 

雅輝「ムッツリーニ。今アイツらなにを話してたと思う?」

 

康太「おそらくデッドボール。」

 

雅輝「やっぱりな。多分わざとあてるつもりだろうよ。」

 

ベンチにいた二人にはもう雄二と淳哉の考えはバレバレだった。

 

淳哉「(雄二のサインは...ストレートを...頭に!)」

 

淳哉が大きく振りかぶった。

 

俊祐「分かってんだよ。お前らのやることはな。」

 

雄二「!?」

 

俊祐が小声で言った言葉を雄二はしっかり聞き取った。

 

雄二「待て淳哉!一球外せ!!」

 

雄二は大声で言葉を発したがすでに遅かった。淳哉の投げたボールは俊祐の頭に一直線に向かってきている。

 

俊祐「ドンピシャだぜ!」

 

(カキーン)

 

俊祐は体を大きく開いて、避けなければ100%デッドボールになるようなボールを場外まで吹っ飛ばした。

 

秀吉「ホームラン!」

 

雅輝「さすがだな。頭にきたデッドボールをホームランにしちまうのか。抜けてるところもあるが、やはり運動ゆやらせればコイツの右に出るやつはそうそういないだろうな。」

 

俊祐「ヨッシャー!どうだ見たかっ!余計なことしゃうとするからだよ〜ん。」

 

俊祐はいつにもなく淳哉を煽りまくっていた。そうすると遠くからどんどん大きな足音が近づいてくる予感がした。

 

西村先生「(ドダドダドダドダ)おいおまえらっっなにをやっとるんだっ!今は清涼祭の準備の時間だろうがっ!!」

 

鉄人がいきなり大声を出した。それもそのはず。僕たちは清涼祭間近で他のクラスは出し物の準備に精をあげているところだ。それに比べて僕たちは出し物すら決まっていない。無論遊んでいる余裕などない。

 

西村先生「誰がこんなことしていいって言った!」

 

淳哉・雄二「コイツ(俊祐)が野球をやらなきゃ準備をする気がおきないって言うからやりました。すいませんでした。」

 

俊祐「えっ...」

 

濡れ衣を着せられ、反論する間もなく、鉄人は睨みつけながら俊祐に歩みよってきた。

 

西村先生「水川。主犯はお前か。」

 

俊祐「違いますよ!アイツらが言ってるのは作り話ですよ!一方の話だけで信用しないでください!だいたいにして最初に野球をしようと言い出したのは雄二ですから!!」

 

雄二「人に罪をおしつけるのはよくないぞ俊祐。それにお前、さっき場外に吹っ飛ばしたボールはどうしたんだ?」

 

俊祐「あー...まあその件は俺が悪いとして...」

 

西村先生「水川!お前は野球を始めた挙げ句学校の敷地外にボールを飛ばしたのか?いい度胸じゃないか。ボールを拾って校庭20周するまで教室に入らせん!」

 

俊祐「ボールを飛ばしたのは僕ですけど、片方は僕のせいじゃないです!冤罪ですよ!!」

 

西村先生「しょうがないな。そこまで言うなら半分の15周で我慢してやる。」

 

俊祐「おっと先生。これは割り算のケアレスミスですね。20÷2はというと...」

 

西村先生「倍の50に増やしてやろうか?」

 

俊祐「すいませんでした。15周走らせていただきます。」

 

俊祐は敷地外に飛ばしたボールを拾いに行った。

 

明久「まったく俊祐もかわいそうに。」

 

秀吉「こればかりは運がなかったのう。」

 

西村先生「と言うわけで他の奴らは早く教室に戻れ!まだ出し物が決まっていないのなんてお前らくらいだぞ!」

 

Aクラス男子「へーい。」

 

そういわれるとみんなは教室に戻っていった。

 

俊祐「雄二め...覚えてろよ...」

 

雄二「へっ。もう忘れたよ。」

 

淳哉「雄二よくやった。」

 

雄二「おう。」

 

明久「いやー、相変わらずこの2人を敵にまわすと怖いもんだね。」

 

秀吉「俊祐の日頃の行いの問題じゃな。淳哉もストレスが溜まっていたんじゃろう。」

 

雅輝「毎日あんなのに付き合ってちゃな。」

 

そして俊祐以外の全員が教室へ戻り、話し合いを始めようとしていた。

 

翔子「クラスの出し物を決めたいんだけど、雄二しきってくれない?」

 

雄二「なんで俺が?」

 

翔子「私なんかより適任だから...」

 

雄二「ったくしゃーねーな。」

 

あの興味がないことには無関心のはずの雄二が立ち上がって前に出た!?珍しいな。

 

雄二「明久。お前も前に出て意見を黒板に書いていってくれ。じゃあ、早く終わらせたいから案があるやつ、どんどん意見出してってくれ。はいムッツリーニ」

 

最初に手を挙げたのは、僕の友人の一人、土屋康太。さてこのエロにしか興味のない人間はどんな意見を出すんだ。

 

康太「写真館」

 

雅輝「なんだかコイツが言うと怪しい予感しかしないな...」

 

愛子「ムッツリーニく~ん。その写真館には僕の写真ものせるのかな~?チラッ」

 

康太「(プシュー)ふっ、笑わせるな工藤愛子!俺の理想の写真館は、お前なんかじゃ(ポタポタポタポタ)」

 

秀吉「ムッツリーニよ。鼻血を出しながらでは説得力がなかろう。」

 

写真館なんて出しても、男子しか来ないにもかかわらず、その写真によっては男子すらこないことだってある。これは普通に考えればボツかな。まあ姫路さんレベルの写真が並んでいるなら別の話だけど。

 

雄二「まあいちよう意見だ。明久、書いておいてくれ。」

 

明久「えっとー...なんだったっけ...とりあえず覚えてる言葉を書いていこう。」

 

候補①写真館『姫路さんレベル』

 

雄二「他にはなにかないか。はい翔子。」

 

翔子「メイド喫茶」

 

優子「それもなかなかいいんじゃない?男子に人気が出そうだし。食べ物目当てで女子もよってくるんじゃない?」

 

瑞希「面白そうですね。」

 

秀吉「ちなみに前もって言っとくがわしは男子じゃからな。女装はなしじゃぞ。」

 

優子「どちらにしろ私がそんなことさせないわ!!!」

 

雄二「よし、明久、書いてくれ。」

 

明久「えっとー。」

 

候補②メイド喫茶『女装』

 

雄二「もう一つくらいなにかないか~。」

 

(ガラガラガラ)

 

俊祐「俺から一ついいか?宝探しとかおもしろそうじゃないか?」

 

ドアを開けながら言い放ったのはランニングをしていたはずの俊祐だ。やけに戻ってくるのが早いが本当に走ってきたのだろうか。

 

淳哉「おもしろそうの理由だけかよ。」

 

淳哉は相変わらず俊祐だけには冷たい。

 

雄二「宝探しはルールを作ったり、宝を用意したりとやることがいろいろあって手間がかなりかかりそうだがな。」

 

俊祐「男女二人で一組とかにしてさ~。」

 

淳哉「だから勝手に話を進めるな。」

 

彩美「でもそれじゃあ男子一人とか女子一人では入れないってことだよね?それじゃああんまり人がこなくないかな?」

 

利光「うーん。確かに客の減少は免れませんね。」

 

雄二「別に男女1人ずつにこだわる必要はないんじゃないか。なんなら文化祭なんて同姓同士でまわってる奴のほうが多いだろうしな。」

 

俊祐「それじゃあこのアトラクションをしている中で新しい恋が生まれるという俺の作戦が台無しじゃないか~。つまんないな~。」

 

淳哉「しゅんちょっと黙れ。」

 

雄二「まあいちよう意見だ。書いといてくれ明久。」

 

明久「りょうかい。えっとー...」

 

候補③宝探し『同姓の恋』

 

雄二「おい明久。お前ちゃんと書いてるのか。」

 

(ガラガラガラ)

 

西村先生「お前ら。清涼祭の出し物は決まったのか?」

 

明久「あれ?なんで鉄じっ…西村先生が?」

 

西村先生「最初から西村先生と呼べ。今日は高橋先生が大事な会議があってこれないそうだから俺がかわりにきた。それで、なにをすることになったんだ?」

 

明久「今のところ候補はこの三つです。」

 

①写真館 『姫路さんレベル』

②メイド喫茶 『女装』

③宝探し 『同姓の恋』

 

鉄人「・・・」

 

雄二「西村先生。補習ならコイツだけでお願いします。コイツが単独でふざけているだけなので。」

 

明久「なんでだよっ!僕はただ覚えている言葉を書いただけで...」

 

優子「あきひさ~。ちょっと大事なお話があるんだけど~。」

 

優子の拳からは恐ろしい妖気のようなものが出ていた。

 

明久「すいませんでしたっ。別に僕は姫路さんの体を想像していたわけじゃっ肩が普通じゃ曲がらない方向に曲がってーー。」

 

姫路「吉井くんったら私のこと///」

 

鉄人「この調子じゃ決まる気配はないな...まったくコイツらは...」

 

呆れて果てて怒る気力すらなくなっていた。

 

鉄人「まあコイツらは確かにバカではあるが、やるときはやるやつらだ。放っておけばどうにかなるか。」

 

鉄人は特になにも言わず教室から出ていった。

 

雄二「よーし。じゃあこの中から多数決で決めるぞー。」

 

明久「ちょっと待って!せめて訂正させてよー(はいみんなふせろー)ちょっと雄二!!」

 

雄二「うるせーなお前は一旦黙れ。」

 

明久「ウグッ」

 

明久は首をチョップされ気絶した。

 

 

それから30分後

 

雄二「よーし、んじゃAクラスの出し物はこれに決定だ。みんなこれから忙しくなると思うが頑張っていこう。」

 

Aクラス全員「おー!!」

 

明久「ん?クラスの出し物が決まったのかな?」

 

気絶していた明久が目を覚ました。

 

雄二「おう明久起きたか。ちょうど今出し物が決まったところだ。」

 

明久はそう言われて目を一擦りして黒板を見た。

 

候補①喫茶ヨシヒサ 『ようこそ!夢の聖地へ』

 

明久「・・・なんじゃこりゃ~!!!」

 

明久は幽体離脱したかのように魂だけがどこかへとんでいった。

 

秀吉「明久はこのままで大丈夫なのかのう?」

 

雅輝「そのうち目を覚ますだろうよ。」

 

雄二「じゃあ今日のところはこれで終わりだ。解散!」

 

出し物が決まり、あとは清涼祭まで準備をするのみとなった。

 

 

そのころ...

 

?「Aクラスは喫茶店をやるらしいわ」

 

?「分かったわ。こちらもいま取引の最中よ。みてなさいAクラスのやつら。絶対地獄を見せてやるんだから!」

 

怪しい影が動きまわっていた。




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