サボりすぎてしまいました
勉強が忙しくて一度はこの物語自体を消そうかとも思ったのですが、やはり続きを書きたいという気持ちのほうがおおきかったので連載を続けることにしました。
長い間空けてしまい本当にすいません
これからも頑張りたいと思います。
早朝に空高く花火が打ち上がる。その轟音はこの「文月学園」最大のイベントである『清涼祭』が始まることを意味していた。誰もが心を躍らせる1年に1度の祭典。それは普段、したたかで高貴な雰囲気に包まれているAクラスでも例外ではなかった。
俊祐「今日から清涼祭だー!ふぉーー!!」
雅輝「俺は去年いなかったからな。こう見えて結構楽しみにしてる。」
彩美「私もこれが初めてだから楽しみ!」
明久「まだ一般公開まで時間はあるけど今から緊張してきたよ。」
秀吉「演技とはまた違って新鮮な感覚じゃのう。」
いつも通りの会話をしながら喫茶店の準備をしていた。
雄二「それにしてもさすがAクラスだな。調達するものはテーブルクロスだけとは。」
明久「それより衣装はどうするの?まさか制服で接客ではないだろうし。」
雄二「ムッツリー二。」
ムッツリー二がホール班の衣装を持って現れた。
雄二「男はブレザーで女は男の目に止まるくらいの服装で十分だろう。メイド服なんてかましたら後が怖いからな。」
明久「ちなみに秀吉は...」
優子「女装なんてしたら分かってるんでしょうね?」
秀吉「分かっておる!ワシは男子じゃ!」
彩美「結構かわいいわねこの服!」
愛子「これでどお〜ムッツリーニくん♪セクシーに見える?♪」
康太「(プシュー)そんなのはセクシーとよばん。」
秀吉「鼻血を出しながら訴えられてものう〜。」
雄二「分かっているとは思うが俺たちはAクラスだ。学年の最高クラスということで目にも止まるし客もたくさんくるだろう。言い方は悪いが関係者や調査員が来ないとも限らない。連携をしっかりしてなるべくタイムロスのないように行動しろよ。」
俊祐「そんなことみんな分かってるって〜。」
雄二「1番浮かれてるお前が特に危険だからな。それと試験召喚大会のため一時的に抜けるやつは俺に一言言ってくれ。いつの間にかいなくなられちゃ困るからな。」
康太「雄二、新しい情報が入った。」
康太が慌てて雄二に駆け寄った。
雄二「なんだムッツリーニ。」
康太「実は......」
雄二「なるほど、状況は分かった。だがこれからってときに全員を混乱させるのは喫茶店に影響が出る。最低限の人数で対処するようにしておく。」
康太「了解。」
雄二「木下兄弟ちょっといいか。」
秀・優「なんじゃ(なによ)。」
雄二が着替え終わった二人を呼んだ。
雄二「実は妙な話があってな。頼みたいことがある。」
秀吉「なんじゃ?妙な話というのは?」
雄二「あまり他言はしないように。実はな………。だからお前ら二人に………してもらいたいんだ。いいか?」
優子「私が?なんでそんなことに?」
雄二「おそらく裏でなにかが動いている。俺たちが集められた情報はそこまでだ。」
秀吉「まさか姉上とは...」
雄二「そんなことで申し訳ないが協力して欲しい。」
優子「そういう事情ならしょうがないわね。今回だけは許してあげる。しっかりやるのよ秀吉。」
秀吉「心得た。」
雄二「これでまず一つ目のミッションはこれで大丈夫だな。あいつらの好きにはさせねえよ。」
午前9時
ついに一般公開がスタートした。そしてこのAクラスの前にはものすごい行列ができていた。
雅輝「雄二の言ってた通りすごい行列だな。まだ始まったばっかりだってのに。」
彩美「まあなんてったって宣伝してるのがイケメンと美女の二人だしね。そりゃ食いつくよ。」
雅輝と彩美が壁に寄りかかって話をしている。その視線の先にいたのは淳哉と瑞希だった。
淳哉「時間があれば是非ここの喫茶店をたちよってみてください。接客も良いですし、料理も絶品ですよ。」
通行人女A「キャーー!!!なにこのイケメンくん!!」
通行人女B「絶対行くわ!こんなイケメンがいるなら一日中いてもいいくらいよ!!」
さすが淳哉だ。やるときは思った以上にやる。
瑞希「あのー、ここの喫茶店よければ来てください!料理もおいしいですし、品揃えも豊富ですよ♪」
通行人男A「この子すごくかわいいじゃん!行ったら俺の接客やってよ。」
通行人男B「おい、お前ばっかずるいぞ!」
通行人男C「このかわいこちゃんは俺がいただく!!」
瑞希も淳哉に引けを取らないほどの集客力だ。
彩美「瑞希は普通の人から見るとナンパされてるようにしか見えないね。」
雅輝「ってか姫路はまあいいとしても淳哉がよくこの仕事引き受けたな。淳哉ってこーゆーの好きだったっけ?」
俊祐「まあアイツも普段は隠してるけど自分に酔いたい年頃なんだよ。そっとしといてやれ。まあそうですね〜。ようするにあいつも実際のところナルシストってわけで自分のカッコよさをもっと周りにに広め...」
二人の会話の間に俊祐がわって入っていった。俊祐の言葉が聞こえたのか淳哉はこっちにむかって黒いオーラを出しながら歩みよってきた。
淳哉「悪い俊祐。よく聞こえなかったからもう一回言ってくれないか。」
雅輝「これはヤバイ。彩美!いくぞっ!」
彩美「えっ!?」
雅輝が彩美の手をとって二人から少し距離をとった。
俊祐「だーかーらー、アツヤはイケメンだなーって話をしてたんだよ〜♪どうしたのいきなり〜。」
淳哉「嘘をつくな。」
俊祐「いやー本当だよ?アツヤは自己顕示欲が高いから女の子に話しかけてキャーキャーされたいなんて一言も...」
淳哉「お前いい加減土に返してやろうか?」
俊祐「発言が遠回しで何が言いたいのか分かんないな〜。相手に物事を伝える気持ちが足りないんじゃない?思いやりがないね〜。」
相変わらず淳哉に対しては怒られるのを分かっていていじるあたりがプロだな。
淳哉「じゃあ直球に言おう。お前を殺す。」
淳哉が俊祐を追いかける。
俊祐「ちょっとまってよ!ただのコミュニケーションじゃん!そんなに怒んなって!!」
淳哉「なんも聞こえねーな。」
俊祐と淳哉は走ってどこかへ消えていった。
雅輝「あいつらもなんだかんだでいいコンビだな。まったくしゃーないなー。じゃあ俺の出番かな。」
彩美「そーいえばもう一人身近にイケメンがいたのを忘れてたよ。頑張れ!」
雅輝「いきなり恥ずかしくなることを言わないでくれ...」
彩美「えへへ///」
いなくなった淳哉の代わりに雅輝が宣伝をして人を集めていた。その結果さっきよりも長い行列がこのAクラスのドアの前にできていた。
明久「すごいよ秀吉!」
秀吉「どうしたんじゃや、あ、あきひさよ。」
明久「ん?なんか秀吉いつもと違くない?」
秀吉「ち、違わないじゃろう。」
明久「いつもよりなんだか可愛く見える気がするけどなー。」
秀吉「なっ///そ、それは気のせいじゃ!」
明久「そっかー。ならいいんだけど。」
雄二「あいつは本当に木下姉の彼氏なのか...?」
康太「激しく同意。」
明久「とりあえず頑張らないとね。これだけお客さんがくれば料理しがいがあるよ。」
思った以上に客の入りが良く、厨房もホールもそれなりに忙しい時間が続いた。そして雄二と明久のペアの試合がもうすぐ始まる時間になった。
雄二「俺と明久は少しあけるが、残りのメンバーで頑張って耐えてくれ。速攻で終わらせてくる。」
雅輝「了解。勝ってこいよ。」
雄二「こんなとこで負けねーよ。な、明久。」
明久「もちろんだよ。」
翔子「そういえば淳哉と俊祐がいない。」
愛子「言われてみれば見てないなー。どこに行ったんだろー。まさか二人でデート中だったり〜♪」
康太「さっき三年の廊下で目にした。」
雄二「また俊祐がなんかしたんだな。まったくこんな時に。帰ってきたらしめておくか。とにかく時間だから俺らは行こうぜ。」
明久「おう!」
雄二と明久は教室を後にした。
司会「さあ続いての試合は2年生のAクラスが登場です。対するは2年生のEクラスの二人です。それでは試合開始!」
雄二と明久は試合が始まった瞬間速攻を仕掛けた。その速攻に相手は追いつかず、2人の召喚獣を切り裂いた。
Eクラスモブ「きゃーー!」
司会「勝者、Aクラス」
雄二「よし、まあこんなもんだろ。帰るぞ明久。」
明久「あ、うん。」
なんでこんなに急いでいるんだろ...
雄二と明久が教室に帰ると、入り口のドアが閉まっていて、中に客がいる様子もなかった。
明久「あれ?客が一人もいない。なんでだろ。」
雄二は威勢良くAクラスのドアを開けた。
雅輝「雄二!明久!大変だ!木下兄弟が誘拐された!!」
雄二・明久「な、なんだって⁉︎」
彩美「変な男の人がいきなり二人を連れ去っていっちゃって...」
雄二「まさか秀吉のほうも誘拐されるとはな。これじゃ作戦の意味がねーじゃねーか...」
康太「まったくの予想外」
雄二「仕掛けに気づいていなかったら大変なことになっちまう。」
明久「仕掛けってなんのことだよ!」
雄二「説明してる時間はねー!ちょうど男子は秀吉とあの2人以外全員揃ってる。男子総勢であいつらを助けに行くぞ!」
監禁されているかもしれない。暴力を受けているかもしれない。さまざまな不安と戦いながら僕たちは走り出した。そして隣を走る雄二はどこか悔しい顔をしているように映った。
どうでしたか?
感想待ってます。