それではどうぞ
本日午後1時。AクラスとFクラスの試験召喚戦争が始まる時間。会場には各クラスメンバーと教師陣、学園長までもがお見えになっていた。
高橋先生「これより、Aクラス対Fクラスの試験召喚戦争を始めます。ルールは、7対7の一騎討ち。科目選択権はAクラスが3教科、Fクラスが4教科です。」
始まった。僕の運命をかけた戦い。もう弱音なんて吐いてられない。協力してくれる仲間のためにも、自分のためにも負けるわけには行かない。全力でぶつかってやる!
高橋先生「1回戦の出場者は出てきてください。」
美穂「私が行きます。」
雄二「相手は佐藤美穂か。おおよそ予想通りだな。雅輝、頼むぞ。」
雅輝「任せておけ!」
高橋先生「科目はなににしますか?」
雅輝「化学で」
高橋先生「それでは1回戦始めます。」
「サモン!!!」
星野雅輝VS佐藤美穂
393VS376
Aクラスモブ「高すぎないか?」「本当にFクラスかあいつは!」「佐藤さんより点数が高いなんて...」
美穂「さすがですね星野くん。でも私は負けない!」
雅輝「いいだろう。勝負だ!」
2人は熱戦を繰り広げた。点数差があまりない以上、集中力を欠いたほうが一気に攻め込まれる。それは戦っている2人が1番わかっていた。
雅輝VS美穂
130VS116
雄二「差がなかなか開かないな。ここからは集中力が問題だな。」
雅輝「ぜってー負けねー!俺は誓ったんだ!どんな壁が立ちはだかっても、勝ってみせると!おらーーーーー!!」
雅輝が最後の力をふりしぼって剣を振り下ろした。その剣が美穂の召喚獣を切り裂いた。
雅輝VS美穂
20 VS DEAD
高橋先生「勝者Fクラス」
雅輝「よっしゃー!!!!!」
雄二「雅輝!よくやった!」
雅輝「おう!」
「パチン」
雄二と雅輝はハイタッチをした。
美穂「星野くん!」
そんなとき、後ろから雅輝を呼ぶ声があった。
雅輝「なんだい?」
美穂「いい勝負だった。ありがとう。次は負けないからね!」
美穂さんが満面な笑みを浮かべていた。照れていたのか雅輝の顔は少し赤かった。
明久「さすが雅輝だね!まさかAクラスに勝つなんて!」
彩美「今のところは思惑通りね。」
雅輝「まだ始まったばかりだからな。これからが本番だ。」
高橋先生「2回戦の出場者は出てきてください。」
雄二「秀吉頼む。」
秀吉「心得た!」
久保「それじゃあ行こうか。」
雄二「学年次席の久保利光か…これは厳しい戦いになりそうだな。」
雅輝「相手は学年トップクラスのメンバー。予想が的中したところで一筋縄じゃいかないことは百も承知だよ。」
彩美「ただ久保くん相手に古典じゃ少し分が悪いかもね。」
高橋先生「科目はなににしますか?」
秀吉「古典で頼む。」
利光「木下さんから話は聞いているよ。Aクラスに入る実力を持ってしてFクラスに入る道を選んだ。もちろんそれも選択肢の一つで正解か間違いかなんてわからない。僕は案外嫌いじゃないよ。」
秀吉「ワシは友情を選んだ。間違ったと思ったことはないし後悔もしておらんぞ。」
利光「君とこうして戦えるのを楽しみにしていたよ。さあ勝負だ!」
秀吉「負けるわけにはいかぬ!」
「サモン!!!」
木下秀吉VS久保利光
401VS412
Aクラスモブ「なにーーーーー!」
「400を超えてきただと!」「なんでこんな点数がFクラスにいるんだよ!!」
利光「やはり実力は折り紙付きということか。ただし手加減はしないよ!」
秀吉「かかってくるがよい!」
秀吉の目はいつも以上に本気だったのは外野から見ても明らかだった。そしてこれも自分のために頑張ってくれているのだと思うと嬉しいと同時に感謝しても仕切れないという言葉では言い表すことのできない感情が込み上げてきた。
秀吉「ワシには、この戦いに勝って守らなくてはならないものがあるんじゃ。」
利光「それは僕も同じだよ。形は違えど気持ちは同じさ。そう易々と勝ちを譲るわけにはいかない。」
時間がすぎるたびにお互いの点数もじわじわと減っていった。
秀吉VS利光
186VS193
明久「1試合目と展開はほぼ同じだね。」
雅輝「久保くんって言ったかな?彼はまだ相手の出方を伺っているように見える。おそらくここからが正念場だろうね。」
秀吉「そろそろ出番じゃ。」
試合も終盤になり、秀吉は腕輪を使用した。
秀吉「暴風雨!!」
相手の僅かな隙をついた秀吉の攻撃は、一歩下がって慎重に試合を展開していた利光の召喚獣をかすらせた。
秀吉VS利光
136VS82
利光「やはり腕輪を持っていたか。危なかったよ。」
秀吉「形勢逆転じゃな。」
久保「それはどうかな?」
今まで距離を保ちながら戦っていた利光の召喚獣が、秀吉の召喚獣に急接近し、一瞬で背後を奪った。
秀吉「なっ!?」
久保「カウンター!!」
「ズガガガガッ」
秀吉VS久保
DEAD VS 12
高橋先生「勝者Aクラス」
久保「僕だって400点を超えているよ。忘れていたかな?」
秀吉「ワシの負けじゃ。久保よ、お主は強かった。礼を言うぞ。」
秀吉は肩を落として帰っていった。
秀吉「みなのものすまぬ…」
雄二「まあ気にするな。相手はAクラスだ。全てが思い通りになったら苦労はない。」
明久「大丈夫だよ秀吉!あとは僕らに任せて!」
秀吉が負けたのは誤算だったが、相手が学年次席なら仕方ないだろう。
雄二「さあまだ勝負は始まったばかりだ!Fクラスの根性を見せてやろうじゃねーか!」
雄二が闘志を燃やしていた。それを見た僕も彼につられるかのように心は激しく燃え上がっていた。
どうでしたか
追加設定は
Aクラスの決戦が終わり次第書きたいと思います。