それでは本編どうぞ!
点数では若干劣り気味のFクラスだが、雅輝の予想が的中したこともあり、ここまで2試合が終わり1対1。特にどちらが優勢というわけでもなく、平行線の勝負が続いている。そしてとうとう3回戦をむかえることになる。
高橋先生「では、3回戦の出場者出てきてください。」
愛子「僕がいくよ♪」
雄二「ムッツリーニ、頼む。」
康太「了解。」
雅輝「うまく合わせることができたな。」
愛子「ボクの名前は工藤愛子♪よろしく♪」
康太「...土屋康太」
高橋先生「科目はなににしますか?」
愛「保健体育でお願いします♪」
康「いいのかそれで?」
愛「うん♪ボク保健体育得意なんだ♪なんなら僕が保健体育教えてあげようか?もちろん、実技でね♪」
康「実技......」
・・・プシューー
ムッツリーニがなにを想像したのか突然鼻血を撒き散らして倒れた。
明久「ムッツリーニ!大丈夫!?」
康太「問題ない。」
いや、大量の鼻血を出したまま言われても全く説得力ないんだけど...
高橋先生「それでは3回戦始めます!」
「サモン!!」
康太VS愛子
?VS503
全員「なにーーーーー!!」
この場にいるほぼ全員が驚いた。500なんて数字は見たことがなかったからだ。
明久「500点って!下手したら僕の日本史世界史以外の合計点数より高いんじゃ...」
雄二「予想以上に高得点だな。だが保健体育においてムッツリーニは無敵だ。おそらく大丈夫だろう。」
この点数を見ても雄二は何一つ焦っていなかった。
愛子「どうだい?ムッツリーニくん。言うだけのことはあるでしょ?この点数に勝てるかな♪」
康太「甘いぞ、工藤愛子!」
愛子「えっ?」
愛子が気の抜けた声を出した。
康太「加速...」
康太の召喚獣気づかぬうちに愛子の召喚獣に急接近し、剣で切り裂いた。
康太「加速終了」
康太VS愛子
451VSDEAD
高橋先生「勝者Fクラス。」
この瞬間Fクラスの歓声が室内全体に響いた。
彩美「加速を使って451点ってことは...」
雅輝「元の点数は551点か。冷静に考えてやばいな。」
雄二「さすがだな。ムッツリーニ。」
康太「保健体育なら誰にも負けない。」
そんなとき、愛子さんの目に涙が浮かんでいることに康太は気づいた。
康太「どうしたんだ。」
愛子「あんなに頑張ったのに負けちゃったからさ...ボクの努力って何だったのかなって思ってね...」
康太「努力が無駄だったなんてことはない。正直俺は保健体育以外だったら、全部お前に負ける。保健体育以外は全くお話しにならない点数だ。だがお前は自分が好きなこと以外も精一杯努力してきたんだろ。もっと自分を信じていいんじゃないか。自分の好きなことだけやって嫌いなことを避けてきた俺とはわけが違う。」
思いが昂っていたのか、普段無口な康太が今までにないくらいの長文で思っていたこと全てを言い放った。そうするといつしか愛子の悲し涙は嬉し涙に変わっていた。
愛子「うん!ありがとう///」
愛子は、顔を少し赤らめながら笑った。そんな顔を見てせいか、康太の顔も少し赤かった。
明久「ねえ、雄二。」
雄二「なんだ明久?」
明久「あの二人、うまくいくといいね。」
雄二「ふっ、そうだな。」
高橋先生「ゴホン...すいませんが、そろそろ4回戦を始めたいのですが...」
雄二「それじゃあ彩美頼んだ。」
雅輝「気楽にな。」
彩美「りょーかい!」
雄二と雅輝に背中を押されるように彩美は戦場へと歩いて行った。
明久「ねえ雄二、ここで彩美が勝てばもう勝ちはもらったようなもんだよね?」
雄二「いや、勝つのは相当難しいぞ。」
雅輝「ここからは本当に未知の世界だ。どんな奴がでてくるかわからない。つまりは単純に実力と気力で勝ちをもぎ取るしかない。」
明久「それでも彩美の学力なら心配はいらないんじゃ「いいから黙って見ててみろ。」う、うん。」
明久の言葉を雄二が遮った。
高橋先生「Aクラス。出場者は前へ。」
?「はいはーい」
一人の少年が前に出てきた。
俊祐「俺の名前は『水川俊祐』。よろしく。」
彩美「『高橋彩美』です。よろしく。」
高橋先生「科目はなににしますか?」
俊祐「日本史」
高橋先生「それでは4回戦始めます!」
「サモン!!」
彩美VS俊祐
361VS466
雄二「高いな。やはり科目選択権をAクラス側に献上した状態で勝つのは至難の技だ。さっきのムッツリーニの試合は出来過ぎだった。」
でも彩美の点数も低いわけではない。立ち回り次第では勝機はある。
彩美「悪いけど、勝たせてもらいますよ。」
俊祐「さーてそれはどうかな。」
俊祐は口元が少しゆるんだ。この瞬間、嫌な予感がした。
俊祐「アクセル!!」
俊祐の召喚獣がいきなり加速した。そして彩美の召喚獣は俊介の召喚獣を見失い、気づいた頃には背後から切り裂かれていた。
彩美VS俊祐
DEADVS366
高橋先生「勝者Aクラス。」
彩美「こ、これって...」
俊祐「そうそう!さっき出てきたえっとー、ムッツリーニくんだったかな?これはその子とだいたい同じ能力を持った腕輪だよ。まあ彼のよりはちょっと性能が低いんだけどね〜。」
彩美「油断した。こんなあっさり終わるなんて思ってなかったわ。」
俊祐「まあ僕としても選ばれたからには負けるわけにはいかなかったからね〜。」
彩美「次やるときは負けないから。」
彩美の悔しさがひしひしと伝わってきた。
雅輝「あんま落ち込むな。相手はAクラスなんだ。しゃーないだろ。」
彩美「うん。ごめん。」
これで2対2か。さすがは最強軍団。容易く勝たせてはくれない。
雄二「次は俺の出番か。じゃあ一発かましてくるとするかー。」
明久「雄二の相手は霧島さんか。学年主席相手に勝つのは難しいけど、もしここで勝てればかなり有利な展開になるね。」
雄二「おいおい誰が負けるって言った?勝つに決まってんだろうよ。」
雄二の目の色が変わった。学力と読みで勝る霧島さんか、テクニックと戦術で勝る雄二か。勝利の行方はだれも知る由もなかった。
どうでしたか?
次回はとうとうあの二人の戦いです。