【一部バグあり】鋼の錬金術師FA《真理の究明》RTA11:10:03【完結】   作:妖魔夜行@

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5月11日に投稿することを我慢できませんでした。これも全部グリードさんってやつの仕業なんだ!(責任転嫁)
最後の初投稿です。


Part6/6

 そっと差し出した傘の中で温もりに寄り添いながらRTA最終パート、はっじまるよ〜。

 前回は【焔の錬金術】を習得したところで終わりましたね。今回は最終決戦まで一気にすっ飛ばします。

 ちなみにチャート的には100点満点中98点くらいの進み具合になっています。全体を通してみても運がいいんですよ、わたし。このまま進められれば目標の11時間を切れるかもしれません!タイトル?んなもん知らん知らん!タイトルが変わることなんてよくあるこった、気にすんな!

 

 ではおはようおやすみを繰り返して日にちを進めます。では倍速。

 

 この間、視聴者の方は暇ですよね?ですので〜

 

 今回の流れについて話します(素直)。

 最終話なんでね、私も素直になれるといいますか。ここまでの進み具合がいいおかげでビックカメラ並にニッコニコなんですよね。

 

 話を戻してこれからホモちゃんは本作の目的、お父様をぶっ倒しに行きます。その為に地上から行くか、地下から行くか、どちらかのルートを通っていかなければなりません。

 それによりストーリー分岐が発生します。

 

 上から行けばアームストロング姉弟やカーティス夫妻+その他と共に地下へ向かうことになります。

 下から行くのならエドワードと愉快な仲間たちと共に第三研究所を通ってお父様の元へ向かうことになります。

 結論から言いますとホモちゃんには地下から行ってもらいます。何故かと言いますと純粋に速度の問題ですね。誤差程度ですが下からイク方が早いんですよ。やっぱ好きなんすねぇ!

 というのも地上から行こうとすると高確率で大総統とグリードの戦いに巻き込まれるんですよねぇ……。なら他の方角からいけばいいじゃんと思われがちなのですがその分のロスが発生してかなりの不味になります……。

 その点地下からなら特に怖いものはありません。ストーリー通り進行するだけですからね。

 

 ……まだ終わりそうにないですね。ならもう少し話しましょうか。話すのはこのルートのホモちゃんの役割についてです。

 現在ホモちゃんはマスタングと同じ『最有力人柱候補』という扱いになっています。なのでホモちゃんがするべき行動はエドワード達の金魚のフンになることです!うんちして♡

 

 なぜかと言うとここで先陣切って人形兵を根絶やしにしたり、ドクター金歯に喧嘩売ったりしちゃうと人柱にするターゲットがマスタングからホモちゃんに移ってしまうのです。

 なのでホモちゃんはエドワード一行からつかず離れずの距離でキモオタストーカーのように後をつけてもらいます。がわ゛い゛い゛な゛ぁ゛だい゛ぢぐん゛。

 

 と、話しているあいだに約束の日になりましたね。では等速に戻します。途中買い物をしてから第三研究所へ向かいましょう。全速前進DA☆

 

 到着しました。あら?警備員が伸びていますね……ということはエドワード達はもう先に研究所の中へ入っちゃったみたいです。むむむ…買い物をしたせいで少し出遅れてしまったみたいですが、まあ誤差だよ誤差!

 自慢の脚力を活かして研究所内を駆け抜けます。犬のように駆け巡るんだ!

 

 ここら辺ですかね?ありました、エドワードが錬成した趣味の悪い扉が(倒置法)。

 にしても本当に趣味悪いですね……グラトニーの腹の中で剣を作った時も言われてましたけどあれなんですかね?中学生がドクロの指輪とかに憧れる的な。

 

┌───────────────────┐

あなたは扉を開けた。中は広く、二手に別

れた通路があった。          │

どちらに進もうか?          │

▶︎右へ進む              │

│ 左へ進む              │

└───────────────────┘

 

 ここは左です。間違えて右に向かってしまうとその分ロスになってしまうのでAを連打するのは、やめようね!(1敗)

 ホモちゃん自慢の【瞬足】を活かして通路を走り抜けましょう。こういう所もタイム短縮に繋がります。だから【敏捷】って大事なんですよね。総合的に合わせるとかなりのタイムを縮めてくれるので私のチャートでは最重要事項となっています。

 序盤はスカーイベントを起こすために調整しなくてはいかないので【錬金術】や【器用】をゆうせんしていたんですけどね。

 

┌───────────────────┐

なんだか嫌な感じがする・・・言葉では言

い表せない、形容しがたい嫌悪感があなた

の体にまとわりついた。        │

└───────────────────┘

 

 ああ、これは特に意味はありません。まとわりついたなんて言っていますけどステータス上の変化は全くないです。まあ原作でもメイやキメラーズが気持ち悪いって言ってましたしね。【万能】を所持しているホモちゃんはなにか感じ取ったのかもしれません。

 断言できないのはこのイベント、実はランダムなんですよ。特定の条件を満たすと〜っていうイベントでもありませんし……パワプロアプリのおみくじ的なイベントだと思います。

 

 通しで走った時にもこのイベントが起こりましたが別に何も起こらなかったので特に問題は無いでしょう。先に進みます。チンたらしてんじゃないよ!!

 

 と、話している間に到着しましたね。アニメ視聴勢には久しぶりでしょう。ここはかつてマスタングがラストを焼き殺した場所です。ですが人形兵を外に出さないためにエドワードが錬金術で入口を塞いでしまっているのでこのままでは中に入れません。

 なので錬金術で扉を作りましょう。

 

┌───────────────────┐

│【基本錬成を使用する。       │

何を錬成しようかな?         │

武器                │

│                  │

│ その他               │

└───────────────────┘

 

 武器なんか必要ねぇんだよ!扉一択です。扉を創り中に入りましょう。お邪魔するわよ〜(カッチャマ)。あ、扉を錬成し直すのを忘れないようにしましょう。ここで忘れてしまうと人形兵が外に出てしまい、その分マスタングとリザさんの到着が遅れます。これを専門用語でロス少尉といいます。

 

「なっ…!フォ、フォルさん!?どうしてここに!?」

「エド!知り合いか?」

「ああ。前スカーに襲われた時、助けて貰ったことがある…」

「あの時の……!」

 

 エドワード達がホモちゃんについて話していますが人形兵は待ってくれません。おーい、志村ー!うしろー!!

 

「くっ!でらぁ!なんでここにいるんだ!?フォルさん!!」

 

 いやあなんか迷子になっちゃって〜。ここの会話は事前に国土錬成陣や研究所の知識を持っていると変わります。が、RTA的には関係ないのでAを連打しましょう。リンダリンダ〜!

 

┌───────────────────┐

エドワードは青白い気味の悪い敵と戦って

いる。その敵と目が合ってしまった。  │

└───────────────────┘

 

 では戦闘開始です。まず【黒牢の錬金術】を発動させて人形兵達を閉じ込めましょう。15体を超えたらライターを取り出し【焔の錬金術】を発動させて焼き殺します。ヒャッハー!汚物は消毒だァー!!

 ここで『何故ライター?』と思った人もいるかもしれません。その人たちのために解説します。

 ホモちゃんは確かに【焔の錬金術】を習得しましたが、発火布がありません。なので発火布の代わりになる別の火種を起こす道具が必要になってきます。それでライターを買ったんですね。

 ちなみにこのライターはオイル切れ、または壊れたライターでないと発火布の代わりにならないので注意しましょう。錬成陣は道中ライターに彫っておいたので大丈夫です。

 

 説明している間に戦闘が終了していましたね。この人形兵イベントは一定数の人形兵を倒すと終わります。

 言い忘れていましたがこのくらいまでストーリーを進めるとホモちゃんは敵の攻撃を一発貰っただけでKOされます。【体力】も【頑健】もLv.1なので当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。

 なので攻撃はひたすら躱さなければいけません。そのための【敏捷】…あとそのための【瞬足】。

 

「おいエド、このねーちゃん何者だ?」

「あの化け物共を簡単に倒しやがった…」

 

 ダリウスやザンパノが突然現れて人形兵を駆逐したホモちゃんを訝しんでますね…。

 まあ こ ん な と こ ろ にいきなり現れて、かなりの練度の錬金術を使えて、自分たちが苦戦していた人形兵共を簡単に倒して、なんならエドワードとスカー両方顔見知りで…そりゃ訝しむわ。ジャンプに掲載されてるラブコメ漫画の主人公でも気づくレベルですよクォレハ……。

 

「あ、ああ。この人はフォルさん。凄腕の錬金術師だ……仲間、って思ってもいいんですよね?」

 

 モチのロンですよ。なんなら君らを助けるために来たようなもんだからね?わかる?この罪の重さ。

 

「味方か、それなら心強いな。俺はダリウスだ。こんななりしてるが一応人間だ」

「俺はジェルソだ。で、こっちが」

「ザンパノだ。俺達も一応人間だ。よろしくな嬢ちゃん」

 

 キメラーズは全員気さくで最初から好感度が高いです。それと壮絶な人生を送っているからか基本的なステータスも高く、戦闘技能も保有しているので普通に強いです。中でも一番万能なのはライオンキメラのハインケルなんですが…彼はアルフォンスと一緒にいるのでここにはいません。だからといって他の三人が弱いという訳では無いのであしからず。

 

 ひとつ気になるとしたらスカーですね。イーストシティで戦った時以来なので好感度もクソもない状態になっているはずです。

 ここに居るということは彼の中で何かしら区切りが着いているはずなので敵対はしないと思いますが…うーん。

 なんで私がこんなに悩んでいるかと言いますと、【焔の錬金術】習得のために使ったバグ技の影響が出てる可能性があるからなんですよね。正確な検証はしていませんが大体3割の確率でスカーが敵対するルートがあります。他にも影響を受ける可能性があるキャラやイベントはありますが、どれも確率は低いので大丈夫なはず……。

 

 ……なんですか?

 

 いやだって仕方ないじゃないですか!あのバグ技使わないと【焔の錬金術】習得するのめちゃくちゃ長引いちゃうんですもん!バグ技使うか使わないかで30分近く差が開くんですよ!?

 

 失礼取り乱しました。とりあえずスカーに話しかけてみましょう。オッスオッス、元気かー?

 

「……他人を気にしている余裕があるのか?」

 

 うん?どういう意味ですかね?バグ技使うとセリフがランダムになるのでよく分からないっすね……適当に話を合わせときましょう。

 

「……そうか」

 

┌───────────────────┐

傷の男はそう呟くとあなたから離れていっ

た。なにか言いたげな顔をしていたのが気

になるが、今はそんなことを気にしている

場合じゃない。            │

└───────────────────┘

 

 なんか納得して帰ってくれましたね。それと同時に人形兵のおかわりが入りました。お前らはお呼びじゃねぇんだよ! 

 

 人形兵戦はイベントになっていて、三回撃退しないとストーリーは進みません。さっきと今で二回なのであともう一回あります。やめたくなりますよ〜ホント…しんどいねんな。

 というのも、コイツら一体一体のステータスは低いんですけど固有技能【不死身】のせいで耐久力がヒデ並に高くなっています。なので入れ物を壊さない限り永遠に襲いかかってきます。

 

 しかも人形兵の攻撃にはスタン属性があって、一度攻撃を食らうと硬直が発生し数秒間キャラを動かすことが出来なくなります。そしてまた攻撃を食らい、硬直が解ける→攻撃を食らい硬直→硬直が解ける→攻撃を食らい硬直…と無限ループに陥ります……無限ループって怖くね?

 油断していると足元をすくわれてしまうので油断しないようにしましょう(小泉構文)。

 

 戦闘開始です。

 

 【黒牢の錬金術】を使います。範囲指定して錬成。九体ですか…少し足りないですね。近くにいるキャラに人形兵を誘導してもらいましょう。

 ダリウスさーん、ちょっと人形兵を檻に向かって投げておくんなまし!

 

「お?おう!どりゃあ!」

 

 流石ゴリラ、【筋力】が高いだけあってまとめて五体も投げ入れてくれました。サンキューゴッリ。

 キャンプファイヤーの時間です。闇の炎に抱かれて消えろっ!!

 

「グギャアア!!」

「熱イヨォオオオ!」

「オカアサァアアン!!」

 

 人形兵達は死ぬ時にこう言った断末魔を上げます。つまり戦闘終了の合図です。

 

「まだ来んのかよ!」

 

 ジェルソの声と共に人形兵がニホンヘのようにトツゲキ-!バンザ-イ!と攻めてきます。三回目の戦闘開始です。

 今度は【焔の錬金術】は使わずに【剣術】で戦います。この後控えているブラッドレイ擬きとの戦闘のためですね。ブラッドレイ擬きは攻撃速度が速いので一度接近されると中々錬成する隙を与えてくれません。なので今のうちに錬成しておくのです。チャートにもちゃーんと書いてありますよ。

 

「なんだ、あの嬢ちゃん剣も使えんのか?」

「人は見かけによらずってか!」

 

 人からかけ離れた見た目の貴方たちが言うと説得力ありますね……。今までのホモちゃんだったらただショートソードを錬成して適当に斬りかかるか投げつけることしか出来ませんでした。ですが【剣術】を覚えているホモちゃんなら人形兵程度、軽くあしらうことができます。

 

 範囲を絞った【黒牢の錬金術】で人形兵を拘束して首を斬り落としましょう。邪剣『夜』域魔瘴音〜!

 

 はい、戦闘終了です。いやあ人形兵は強敵でしたね。

 人形兵を撃退すると後ろを塞いでいた壁が爆ぜます。マスタングとリザさんが助太刀にやってくるのですが、人形兵は片付いているので原作とは違ったストーリー進行になります。

 

「手を貸す必要はなさそうだな、鋼の」

「フォル!?なんであなたがここにいるの!」

 

 なんでいちゃダメなんですか(怒り)。ストーリー進めるためなんだなら仕方ないだろ!いい加減にSAYよ!

 

 休んでいる暇もなく、突然天井が崩れます。上からメイ・チャンがエンヴィーと一緒に降ってきます。親方!空から女の子が!!

 エドワード達はとっくにシンの国へ帰ったと思っていたので皆驚いています。ホモちゃん?ホモちゃんは初対面なので誰だこいつとしか思っていませんよ。

 

「どうして国へ帰らなかった!!」

「ひぐっ…だって、だってぇ!」

 

 まあまあ、メイ・チャンも反省していますしそこら辺にしときましょうよ。というか強面のオッサンが幼女を怒鳴りつける絵面が中々やばいのでやめましょう。ちょっと男子〜メイ・チャン泣いてんじゃ〜ん!

 

「むぅ…」

「あ、ありがとうござい……ひぃ!」

 

 ん?なんでホモちゃんを見てビビるんですかねぇ……。オッサンのお叱りから解放してあげた女神やぞ?ありがとうございますダルルォ!?

 

「いやっ……あれ?」

「どうした?」

「え…?でも…」

 

 なーんかメイ・チャンの反応がおかしいですね……これもバグのせいなのでしょうか?違う!これも全部乾巧ってやつの仕業なんだ!!(とばっちり)

 

「あーあ、よくもまあやってくれたもんだよ」

 

 こっちが長々と会話してたからかエンヴィー兄貴姉貴がお怒りです。えへっへっへ、すいませへえ〜ん。お兄さん許して。

 

「『鋼の錬金術師』に『焔の錬金術師』。それにスカー、北でお世話になったキメラも一緒か。……ん?」

 

 エンヴィー兄貴姉貴と目が合っちゃいました。くぅーん(可愛い子犬に擬態する野獣先輩BB)。

 

「あー思い出した!人柱候補の女錬金術師か!アンタのこともちゃんと調べてあるよ。エリゼエール出身だろ?」

 

┌───────────────────┐

エンヴィーと呼ばれたホムンクルスと目が

合うとそんなことを言ってきた。エンヴィ

ーはまるで玩具を見つけた子供のように笑

う。                 │

└───────────────────┘

 

 ん?

 

「あれは傑作だったなぁ……今思い出しても笑いが止まらないや。くふっふふふ!」

 

┌───────────────────┐

面白そうに笑うエンヴィーはまるで子供の

ようだったが、その笑い声には不快感を覚

えて顔をしかめる。          │

└───────────────────┘

 

 んん?

 

「街の住民がさあ、敵だって言うのに怪我人だと思って医者の所へ連れていったんだよねー。その男が国家錬金術師(・・・・・・)ともしらずにさあ」

 

┌───────────────────┐

話を聞いているうちに冷や汗が流れている

のを感じた。手が震えており、手汗も酷か

った。気がつくと手だけじゃなく体全体に

震えが広がっていた。         │

└───────────────────┘

 

 んんん?

 

「でもみんながみんな賛成してた訳じゃなかったんだよねー。一人の住民が怪我人は見捨てられないって反対を押し切って連れていったんだよね。そいつが誰だか覚えてる?」

 

┌───────────────────┐

体の震えが止まらない。これ以上アイツの

話を聞いては行けないと頭の中で警笛が鳴

り響くが震えのせいで、耳を塞ぐことがで

きない。ダメだ、聞いちゃいけない。忘れ

ていた記憶が鮮明に思い出される。   │

└───────────────────┘

 

 ちょ、ちょっと待って!待ってください!!お願いします!!待って!!待って!!!

 

「こーんな男だよ!アンタの、父親さ!!」

 

┌───────────────────┐

エンヴィーの姿が変わり、見覚えのある男

の姿になった。子供の頃、あなたを育てて

くれた、叱ってくれた、愛してくれた、父

親の姿だった。忘れていたはずの、忘れよ

うとしていた記憶が蛇口を捻ったように流

れ出てきた。             │

└───────────────────┘

 

┌───────────────────┐

あなたはトラウマを発症した。   │

行動が制限された。          │

技能が制限された。          │

会話が制限された。          │

└───────────────────┘

 

 あああああああああああああ!!!!!!もうやだああああああ!!!!!!!

 

 かんっぜんに油断していました。ここまで来たらないだろうと思ってたんですけど……最後の最後でやってくれましたね…!泣きたくなりますよ……(号泣)。

 はい、【トラウマ】の説明をします……。【トラウマ】とは本作のランダム要素の一つで、パワプロくんなどでいうとセンスやモテモテなどに該当します。

 但しそれらとは違い隠しステータス扱いで、発症することでやっとステータスで確認できるようになります。

 

 【トラウマ】はキャラクリエイトの時点であるなしが決まり、キャラ事に発症条件や解消条件が変わってきます。

 今回のホモちゃんでいうと発症条件は『父親の姿』、受けるバッドステータスはキャラの一部操作が不能になる『行動制限』、キャラの技能が使えなくなる『技能制限』、他キャラとの会話が出来なくなる『会話制限』です。なんで?(全ギレ)

 制限は他にもいくつかありますが、ホモちゃんが受けた制限は【トラウマ】の中でトップ3のものになります。

 

 ……本当にどうしましょうか。そもそもなんで【トラウマ】なんか発症するんですか!めちゃくちゃ低確率ですよ!?ソシャゲの最高レアリティが当たるくらいの確率ですよ!?

 意外と当たりそうとかコメント書いてんじゃねぇよ!(先手)

 

「フォル!フォル!!しっかりして!!」

 

 あー…リザさんが必死に話しかけてきますがホモちゃんは答えることが出来ません。それどころか地面にへたり込んで身動きひとつ取ることが出来ません。

 ……不味くない?だってこれから大佐はヒューズ中佐の死の真相を知ってブチギレるんですよ?その時エンヴィー巨大化しますし……。

 

 やばいやばいやばい!まじヤバいって!!

 

 あっ、待ってください。『道具制限』は食らってないので道具を使うことは出来ます!ちなみに道具欄が荒ぶっているのはこの時の私が映画版のドラえもん並に焦っていたからです。だってあそこまで来て【トラウマ】を発症するとは思わないじゃないですか……。

 

 こ↑こ↓自己暗示をしようとライターを選んでいますがライターのオイルが入ってないことを忘れています。はいガバ。

 

「ライター…?壊れてるじゃない。これでよければ…はい」

 

 リザさんマジ天使。なんとリザさんがライターをくれました。お礼を言っている暇もないので急いで自己暗示を試みます。

 自己暗示とは特別な技能がなくてもライターかマッチがあれば使えるコマンドです。今のように精神が不安定な状態の時にしか使えませんが、自己暗示を使うと一定時間、制限を解除することができます。交渉確率も少しアップするので実は【焔の錬金術】習得の時もこっそり使っていました。そんなことはどうでもよくて…。

 あくまでこれは【トラウマ】を解消するまでの応急処置にすぎません。あと連続で使うこともできません。『自己暗示切れたからもう一回しよう☆』なんて出来るわけないんだよなぁ…。

 

┌───────────────────┐

ライターの炎を見つめる。ゆらゆらと揺れ

る炎を見ていると不安だった心が落ち着い

ていくのがわかる。身体の震えも止まり、

少しの時間ならあなたは自分の心を強く保

つことが出来るだろう。        │

└───────────────────┘

 

 自己暗示はそう長く持ちません。すぐにお父様のところへ向かいましょう。

 

「ちょ、ちょっとフォル!待ちなさ───」

「そうか、決まりだ。もう喋らなくていいぞエンヴィー…!!」

 

 大佐の問答も終わったみたいですね。エンヴィーは舌を焼かれて悶絶しています。その横をスタコラサッサと走り抜けましょう。ばーかばーか!

 

「くそっ…!」

 

 エドワードとスカー、メイ・チャン、それにキメラーズも連れて行きます。あくしろよ。おらあチンたら走ってんじゃねーぞ。

 

「ちょっと待ってくれよフォルさん!アンタ、大丈夫なのかよ」

「そ、そうだぜ。さっきあんなに震えてたじゃねえか」

 

 一番化け物じみた見た目してるのに紳士なザンパノ。嫌いじゃないよ。大丈夫だって安心しろよ〜!それにそんなこと言ってる暇ないだろ!いい加減にしろ!

 

「そうだけどさ…」

 

 強く言うとエドワードは渋々納得してくれます。一度命助けてるし、多少はね?

 ここら辺は走るだけなので倍速します。途中エドワードとスカーが離脱しますが特に問題はありません。ストーリー通りです。

 

 暫くすると大佐達がエンヴィーを倒してドクター金歯のところへやってくるのですがおかしいですね…私たちより早いなんて明らかにズルしてますよ。

 私たちが到着する頃にはリザさんは死にかけ、大佐もスカーも拘束されて絶体絶命のピンチです。

 ここでホモちゃんズ華麗に参上!唐突な唾液がドクター金歯を拘束する!

 

「ぐぎゃあ!?」

 

 ザンパノとメイ・チャンも飛び道具を駆使してスカーを抑えているブラッドレイ擬きを攻撃します。ホモちゃんも【焔の錬金術】を使ってリザさんの周りにいる敵を薙ぎ払います。死ねおらァ!!!(爆豪並感)

 

「中尉!返事をしろ!中尉!!」

 

 ブラッドレイ擬きをあらかた片付けたらメイ・チャンが中尉の傷を塞いでくれます。この年で人命第一を心得ているとか……ほんまええ子や…泣けるでぇ!(KNTRS)

 とか感動していたらセリムもといプライドがブラッドレイもといラースと共にやって来ました。あのさあ……(呆れ)。

 んで人柱が足りないからマスタングに無理やり扉を開いてもらおうと話しています。まあここも原作通りなのでホモちゃんは何もしなくても───

 

┌───────────────────┐

プライドと呼ばれた少年の黒い影を見ると

心がザワつく・・・何故だろうか、落ち着

いたはずの動悸が再び激しくなる。   │

└───────────────────┘

 

 ヌゥン!ヘッ!ヘッ!(動揺)

 

┌───────────────────┐

不安な気持ちが湧き上がる・・・自己暗示

が解けてしまった。          │

行動が制限された。          │

技能が制限された。          │

会話が制限された。          │

└───────────────────┘

 

 ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛(困惑)

 

 ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!(理解)

 

┌───────────────────┐

あなたはトラウマを発症した。   │

プライドの攻撃ダメージが増加した。  │

ステータスが大幅に下がった。     │

└───────────────────┘

 

 ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!(憤慨)

 

 フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!

 フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真)

 

 ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜してこうなるんですね……。ここまでの幸運は最終話のための伏線だった……?そんな伏線はらなくていいから(絶望)。

 

 自己暗示が解けただけでなく【トラウマ】が増えました(死刑宣告)。

 もう自己暗示は通用しません…ホモちゃんの【トラウマ】を解消しない限り動けなくなってしまいました。時間経過で治すにも今からじゃ間に合いませんし……。

 こ↑こ↓動きが止まっているのはホモちゃんの【トラウマ】パターンをネットで調べているからですね。急ガバ回れというやつです。

 調べた結果、ホモちゃんの一つ目の【トラウマ】を解消するには好感度が最大のキャラクターに抱きしめられてホモちゃんの罪悪感を浄化してもらえばいいそうです。

 好感度が最大……リザさんですね。でもほぼ瀕死に近い状態のリザさんがそんなことしてくれるかどうか……。

 二つ目の【トラウマ】に関してはプライドを倒さない限り解消されません。デデドン!!(絶望)

 

「ふむ、確か彼女も人柱候補だったな……プライド」

「…そうですね。やたらとガードが硬いマスタングよりは身動きの取れない女の方がいいでしょう……おや…?あなたは確か昔トンネルに入りこんできた人間ですね。そうですか…あの時は命拾いしたのに勿体ないですね」

 

 ファッ!?知wらwなwいwよw。こじつけで【トラウマ】増やすの止めてくれよ…(切実)。

 と言うかかなり不味いです。人柱の対象がマスタングからホモちゃんに変わりました。ふざけんな!!(迫真)

 

「フォル!!」

「ダメです!錬成に巻き込まれます!!」

 

 いやあああ!!錬成始まっちゃ、ったぁ↑。なんのために真理の扉開けないチャート選んだと思ってんだ!!いい加減にしてくださいほんとお願いします!何でもしますから!

真理「ん?いま何でもするって言ったよね?」

ホモちゃん「いやそれは……」

真理「じゃあ対価、貰っていくね♡」

 

 いったいどうしてこうなった?

 

 はい……真理の扉を開いてしまいました……ナオキです……。真理の扉を開いたので手合わせ錬成ができるようになりました…そしてこのままお父様の元まで届けられます……。

 画面が暗転しましたね。さあてホモちゃんはどこを持ってかれてしまったのか……脚と腕はいやナリ…脚と腕はいやナリ…。

 ほう、脚と腕はいやかね? 

 

┌───────────────────┐

目を覚ますと見覚えのない場所にいた。エ

ドワードやアルフォンス、それと見たこと

のない女性がいる。          │

立ち上がろうとして、違和感に気づく。恐

る恐る視線を向けると、そこにあるはずの

右足が無かった。           │

└───────────────────┘

 

 アズカバン!!(脚)

 あ"あ"ゴミカス!!!!死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!

 はあ…はあ…失礼、取り乱しました。しかしこれは非常に不味いです。なんならさっきから不味いことしか起こっていません。

 と、とりあえず止血をしましょう。

 

┌───────────────────┐

│【トラウマによって行動が制限されてい

る。                 │

└───────────────────┘

 

 あ。

 

 え?これまじで死ぬ?え、待って待って!ここまできてゲームオーバーなんて嫌だ!死にたくない!死にたくない!!私は、いぎだい!!!

 

「フォルさん!しっかりしろフォルさん!!」

「エド、この子は…とか聞いてる場合じゃないね。まず止血が先だ」

 

 お、おお…。イズミさんが止血してくれたおかげでなんとか持ちこたえました。わたしはあなたが好きです(唐突な告白)。でも人妻だからね、しょうがないね(レ)。

 

 イズミさんのおかげで死にはしなかったものの依然として動けない状態が続きます。気分はまるで悟空を待つクリリン。リザさーん!!早く来てくれぇー!!

 

「フォルさん……人体錬成、やっちまったのか……?」

 

 バカ言わないでください。なんで(タイムをロスすると分かっているのに)する必要があるんですか。心外ですよ全く。って伝えたいけど話せませんでしたね。

 

「五人揃った、と言いたいところだが…アルフォンス・エルリックがまだこちらに来ていない」

「そうですね……それにしても、脚を持っていかれましたか」

 

 目ん玉真っ黒スキンのお父様とボロボロのプライドがなんか話していますね……このシーンは本来ならマスタングが視力を持っていかれ、打ちひしがれているのを嘲笑したプライドにエドワードが切れるシーンなんですが…最後の人柱はマスタングではなく何故かホモちゃん!

 

「それはいい。正直あの中で一番厄介なのは貴方だったので丁度良かったです。都合よく動けない見たいですし…そこで絶望していなさい」

 

 もうとっくに絶望してるんだよなぁ……(死んだ目)。これ以上何に絶望すればいいって言うんですかね。

 

「真理は残酷だ。身の程を弁えず死人を蘇らせ母の温もりを求めた者は、立ち上がるための脚とただ一人の肉親を失い、もう一人は二度と温もりを感じることの出来ぬ身体になった。死んだ子を蘇らせようとした者は二度と子を与えられぬ身体になった。そして、恐怖から逃げるために走り続けた者は、二度と走れぬ脚となった。人間が思い上がらぬよう正しい絶望を与える。それこそが、お前達が神とも呼ぶ存在……真理だ」

 

 長々と話せて満足そうですね。ホント真理って残酷ですね。タイムを求めてバグ技を使う者にはランダム要素で天罰を下す。走者が思い上がらぬよう正しい絶望を与える……それこそがガバ要素(真理)だ。

 

「納得いかねぇ!!俺達みたいな自発的にやらかしたなら納得するさ……だが、する気もないやつが無理やり人体錬成に巻き込まれて、片脚を持っていかれて……それが正しいって言うのか…!そんな筋の通らねぇ真理は認めねぇ!!」

 

 そうだそうだ!走者にもっとやさしくしろ!試走のために何日分の有給を使ったと思ってるんだ!!(魂の叫び)

 エドワードとお父様が討論(ディベート)を繰り広げていると天井が爆発して空から人が降ってきました。

 親方!空から女の子が!!そう、メイ・チャンとリザさんです……え!?リザ=サン!?アイエー!?リザサンナンデ!?

 

「メイ!それに中尉まで…って中尉その傷大丈夫なのか!?」

「ええ大丈、うっ…」

 

 ななななんでリザさんがここに!?まさかこれもバグの影響!?あーもう(チャート)めちゃくちゃだよ。ここまで来たら仕方がありません。もうチャートもクソもないのでオリチャーという名の行き当たりばったりで進めましょう。

 

「アルフォンス様!目を覚まして下さい!アルフォンス様!」

 

 メイ・チャンが必死にアルフォンスに呼びかけているのでそろそろ戦闘が始まってしまいます。それまでにせめて行動制限だけでも解除しておきたい……!頼むっ…頼むリザさん……!ホモちゃんを抱きしめてクレメンス……!!

 

「フォル……大丈夫よ…大丈夫……」

 

┌───────────────────┐

震えるあなたの身体をリザは優しく抱きし

めてくれた。抱きしめられたことにより、

家族の温もりを感じることが出来た。あな

たはリザという家族同然の人間がいること

に勇気づけられた!          │

└───────────────────┘

 

┌───────────────────┐

│【トラウマが解消された!      │

行動の制限が解けた!         │

技能の制限が解けた!         │

会話の制限が解けた!         │

└───────────────────┘

 

 や  っ  た  ぜ  !  !

 何が日本一やお前…世界一や!大天使リザさんのおかげで【トラウマ】を解消することが出来ました!私の念が通じたようですね!まだプライドにたいする【トラウマ】は残っていますが、どうせプライドはエドワードに倒される運命なので放っておいても大丈夫です。

 

「アルフォンス様!お二人はあの小さい方のホムンクルスをお願いします!」

「簡単に言ってくれるぜ…!」

 

 エドワード達にプライドが弱っていることを伝えましょう。だからホモちゃんの分まで頑張って戦ってくれよな!

 

「てことは」

「勝機はあるってことだね!」

 

 それでは戦闘開始です。

 と言っても今のホモちゃんはステータスが大幅に下がっており、片脚が無いためろくに戦うことが出来ません。とりあえずリザさんに起こしてもらいましょう。

 

「大丈夫、フォル?しっかり捕まって……っ!」

「ちょっとちょっと、あなたも酷い怪我してるじゃない。ここは私に任せて二人は下がってなさい」

 

 どうやらイズミさんが守ってくれるみたいですね。ええ人やホント…お言葉に甘えて後ろに下がりましょう。その間に簡易的な義足を作っておきますか。義足なんて作るの基本プレイの時ぶりなので慎重に錬成しましょう。

 

 OK、成功です。なんとか上手く行きましたね。【黒牢の錬金術】も使ってそこそこ頑丈に作れました。これでちょっとやそっとで壊れないでしょう。

 

「それ…義足?まさか、あなた戦う気なの!?ダメよ!そんなの余計脚に負担をかけることになるわ!」

 

 止めないでくれリザさん!確かにこれ負けイベントだけどここでプレイヤーが関わるとお父様が神の力を手に入れるの早くなるんだ!

 てことで錬成!【黒牢の錬金術】!あー…やっぱり錬成速度遅いですね。【トラウマ】のステータスダウンがここまで辛いとは…一応攻撃はやめないようにしましょう。

 暫く攻撃してるとメイ・チャンが吹き飛ばされます。そうすると戦闘終了になります。

 で、ここから長めのムービーに入るので最初で最後のトイレ休憩に入ります。

 

「中心はそこかぁ!!」

「グリード!?」

 

 グリードさん!?死んだはずじゃ!まさか、自力で脱出を!?

 強欲なグリードさんが神の力を手に入れようとお父様に襲い掛かりますがお父様はそれを見通してわざと中心の位置をずらしていたようです。

 

「世界の中心は、ここだぁ!!」

 

┌───────────────────┐

とてつもない規模の錬成反応が起こり、辺

りは赤い光で包まれた。不快感が身体に突

き抜ける。違和感を感じ、腹部に視線を向

けると、あなたの腹部に瞳が浮かび上がっ

ていた。この瞳は見たことがある・・・。

そう、真理の扉を開いた時に見えた瞳だ!

└───────────────────┘

 

 はい。ムービーはまだ続きます。外界は黒に飲まれてアメストリスの人間は全員賢者の石の材料になってしまいました。そしてお父様も超進化してとんでもない大きさになります。ちょっとおっきくなってんよ〜。超大型お父様は『神』を手に入れるために月に手を伸ばします。

 

 ここでムービーが終了します。ホモちゃんを始め、次々と目を覚まします。エドワードが空気だったホーエンハイムから大量の賢者の石があれば『神』を手に入れることは可能だということを聞いて目の色を変えます。

 

「…アメストリスの人口はおよそ五千万人よ。つまり……」

「それだけの人を……犠牲に…!?」

「野郎!!」

 

 エドワードが錬金術で攻撃をしかけようとしますが、お父様が錬金術を封じたことで錬成できなくなりました。あ〜どうしよ〜!錬金術が使えなくて力が出ないよ〜!

 

「さらばだ諸君!」

 

 この時のお父様の声ってなんかすごい嬉しそうなんですよね。長年の夢が叶ってウキウキだったんですかね?

 

 ま、ウキウキ気分はすぐに終わるんですけどね、初見さん。

 

「き、貴様…!何をした!」

「この日のために俺の中の賢者の石を、仲間たちを、この国全土に埋めておいたのさ!」

「だが所詮は点、円がなければ術は発動しない!錬金術の基本だ!」

「円ならあるさ…俺にもしものことがあっても発動する、飛び切りデカくてパワーのあるやつが!!日食によって落ちる月の影さ!!」

 

 ホーエンハイムの逆転の錬成陣が発動してお父様が取り込んだアメストリスの国民によって創られた賢者の石が解き放たれます。これによりお父様の力は半減、神の力を抑えるので精一杯になります。

 それにスカーの兄貴が考えた逆転の錬成陣も発動したので全員の【錬金術】の威力が底上げされました。リザさんのお父さんが人生かけて考えついたことをあの若さで完成させるスカーの兄はやはり天才。

 そしてこれが発動したと言う事はブラッドレイが死亡したことを意味します。まあそれは置いといて、ホーエンハイムが今のうちに攻撃しろと叫びます。

 

「やつに賢者の石を使わせるんだ!いつかエネルギー切れを起こす!」

「いつかっていつだよ!」

「分からん!分からんがやるしかない!!」

 

 それぞれ錬金術で攻撃していますが防壁に阻まれてろくにダメージが入りません。攻撃をはじき飛ばした影響でピタゴラスイッチのように溶鉱炉が起動します。それを見てグリードさんがお父様の元へ向かっていきますね。

 

「懐かしいな!前の俺が入った風呂じゃねぇか!お父様も入ってみたらどうだ!!」

 

 鉄骨をぶちかましますがやはり防壁に阻まれます。『敵を動かせないなら溶鉱炉の方を動かせばいいじゃない!』と言う物騒すぎるマリー・アントワネット思考でエドワードがグツグツ煮だった溶鉱炉の中身をお父様にぶちまけます。おっかねぇな……(語録無視)。

 

 そうこうしているうちにお父様は賢者の石を求めて溶岩を利用したエレベーターで地上へ行ってしまいました。

 ホモちゃん達も向かおうとするとプライドが自身の影でエドワードの腕を掴んで離しません。今夜は、返したくない(テレレレレ-)。

 

「アル!先行ってろ!こいつは俺に用があるらしい」

 

 正直【トラウマ】があるのでプライドの死を確認してから上に向かいたいのですが、タイム的に待っている訳にはいきません。仕方なく上へ向かいます。

 地上へ向かう途中、アームストロング姉弟やキメラーズ、マスタングにスカーがいる階を挟みます。ここがボス戦前のセーブポイントや休憩ポイントになりますが、先程も言った通りそんなことを気にしている場合では無いのでさっさと上に行きましょう。

 

「おい待て女、女と怪我人はここに残れ!」

「ちょっと待ちなさいフォル!あなたはここに残りなさい!」

 

 ほにゅ?(純真無垢な瞳)

 

「そんな酷い怪我で戦場に行かせるわけないでしょう!?」

「フォールン・モクナワート嬢!!その脚は!一体どうされたのですかっ!!」

「フォールン………?」

 

 リザさんとグリードさんは分かりますけどアームストロング(弟)が心配してくれるのはなんででしょうね…?別に好感度上げた記憶はないんですけど…?

 いや今更そんなことはどうでもいいです。行かせてくれリザさん!ホモちゃんが行かなきゃ誰が行くんですか!!

 

「私が行こう。多少の傷は負ったがスカーよりは軽傷だ、まだ戦える。中尉とモクナワートさんはここで待っていてくれ」

 

 クゥ-ン…(悲しみ)。どうしましょう……このままじゃマジでここで待つことになってしまいます……いやそれでも勝てるでしょうけど、タイムが!タイムが!!伸びるんですよ!!!

 

「おい女」

 

┌───────────────────┐

突然髪を縛った男に声をかけられた。誰だ

ろう?初めて顔を合わせたはずなのに、な

んだか初めて会った気がしない。    │

└───────────────────┘

 

 なんでしょう…?グリリンとは面識がないはずですが。さっきのは彼のお決まりの行動パターンでしたし。

 

「お前、フォールン・モクナワートって呼ばれてたよな?」

 

 そうだよ(肯定)。一体それがどうしたんですかね?どうでもいいから早く地上へ行かせてくれ!頼む!オラを地上に行かせてくれー!(GKU並感)

 

「なんでか分かんねぇんだけどよ。お前の名前聞いてから頭ん中がザワつくんだよ」

 

┌───────────────────┐

この荒っぽい口調にさっきの女性に対して

優しい紳士なところ・・・。もしかして!

あなたの頭の中にはダブリスの街で出会っ

たホムンクルスの姿が浮かんだ。    │

└───────────────────┘

 

 ……え、グリードさん、もしかして記憶あるんですか?まさか…だって今までの通しで一度もそんなことはなかった───

 

「ああ?あー……ってことはやっぱあれか。前の俺の中ででけぇ存在になってたんだな、アンタ」

 

 ウッソだろお前!?はえ〜こんなイベントあったんですね……初めて見ましたよ私。チャートにちゃーんと書いておきましょうね〜(手遅れ)。

 にしてもそんな大きな存在になりますかねホモちゃん……?肉奢っただけですよ、肉。

 

「肉?肉か……よし、この戦い終わったら肉食うか」

 

 あっ(察し)。この戦いが終わったら系は死亡フラグってそれ一番言われてるから。でも今回、私達の戦力は原作に比べて上がっていますしバグ技の影響もあります……もしかしたらグリードさん生存ルートもありえるかも知れませんね。

 っていつの間にかマスタング達地上に行ってますね。あれ、これホモちゃんも行けるんじゃないかな?

 てことで地上に行きますよ〜行くいく…!

 

「あっ、おい女テメェ!クソ!おい誰かあいつを連れ戻してけ!!あの女死ぬぞ!!」

「私が連れ戻すわ!悪いけど、上まで連れて行ってくれるかしら?」

「しゃーねーな。舌噛むなよ!」

 

 うげ、リザさん追いかけてきましたね。でも戦闘に入っちゃえばこっちのもんです。

 

┌───────────────────┐

この先に行ったらもう戻れない・・・。 │

それでも行く?            │

最後の戦いに行く          │

│ もう少し準備しよう         │

└───────────────────┘

 

  後戻りなんかしません。大切なもの(タイム)を守るため、俺は戦わなくちゃいけないんだ!

 地上に出たところで、はい。

 

 最後の戦闘、開始です。

 

 エドワードがいるのでプライドは倒されたようですね。これでホモちゃんの最後の【トラウマ】は解消されました。

 

 それに多少削られているところからスタートしているので初っ端から【焔の錬金術】をぶっぱなしましょう。

 さらに【黒牢の錬金術】に【応用錬成】使い【黒牢・炭化】を発動させます。【黒牢・炭化】は通常の硬化させているものとは違い、耐久力、攻撃力はほぼゼロに近い錬金術です。ですが【焔の錬金術】と組み合わせることで強力な一撃に変身します。

 

「そんな炭で私を…」

 

 このままだったらタダの炭……ここからがマグマ(比喩表現)なんです!!

 技能欄から【焔の錬金術】を選び、【黒牢の錬金術】と組み合わせて発動させます!炭化した物質に超高温の炎を閉じ込め再び硬化!この技の火力はゲーム内でもトップスリーに入る威力です。お父様にダメージは入らずとも賢者の石のエネルギーはごっそりと持っていきます。

 

「ぬううぅ!」

 

 反撃にシャドーボールみたいな攻撃をしてきます。ホモちゃんがくらうと即死なのでどうにかして避けましょう。

 

┌───────────────────┐

義足が壊れた!敏捷が下がった。  │

└───────────────────┘

 

 ウェッ!? ( OwO)

 避けたはいいものの義足が壊れてしまいました。このまま攻撃を続けたりなんかされるとキツいんですけど〜。

 

「おのれぇえ!!」

 

 ダメみたいですね(白目)。あの攻撃ヘイト値高いからしょうがないんですけどね。一撃だけなら耐えれるので援護、救護を待ちましょう。

 【黒牢の錬金術】!【応用錬成】!とにかく壁を錬成!!自分も移動することも忘れないようにしましょう!

 ん?ちょっと待って!壁が足りてないやん!あかんこれじゃ死ぬぅ!!

 

「だから、下で待ってろって言ったんだよ!!オラァ!!」

 

 グリードさんがシャドーボールを蹴り飛ばして助けてくれました。Foo↑生きてるー!アッハッハ!生きてる〜↑。

 実際グリードさんが助けてくれなかったらヤバかったですね…サンキューグッリ。

 

「礼はいらねぇからさっさと下戻れ!」

「そうよ、さあ戻るわよ」

 

 ファッ!?ラスボス戦だから戻れるわけないんだよなぁ…。それにホモちゃんがいなくなると火力が落ちますよ。それにこの足じゃ下まで行く方がキツいってはっきりわかんだね。

 

「……なら私があなたを支えるわ」

 

 リザさんしつこいっすね……というか今戦闘中なのでは?

 

「だから、死なせないわよ」

 

┌───────────────────┐

リザがあなたの肩を支えてくれたことによ

り、一時的に敏捷が元に戻った。  │

└───────────────────┘

 

 なにこれ?(初見)

 な、なんだか知りませんがリザさんが足替わりになってくれました。でも【敏捷】が戻るのはおかしい…おかしくない……?まあええか(適当)。

 

 戻った【敏捷】を活かして移動しながら錬成して攻撃しましょう。この地点に着いたらもう移動しなくていいです。あとはひたすらエネルギーを削りましょう。

 

「大佐さん!」

「蒸し焼きだ!!」

 

 イズミさんが錬成でお父様を囲む壁を創り、マスタングが【焔の錬金術】をぶち込みました。ついでにホモちゃんも【焔の錬金術】をぶち込みましょう。アツゥイ!

 

「くっ…、なんて熱気…!」

「これなら……!」

「やったか!」

 

 ダリウスとザンパノがお決まりのセリフを言ったところでイベントが挟み込まれます。

 グリードさんがお父様に飛びかかり、賢者の石を吸収されているシーンです。

 

「ぐおおお…!なんてな!その神とやら、俺が貰い受ける!!」

 

 この後エドワードとイズミさん、アームストロングが畳み掛けますがお父様が衝撃波を生み出して四人を吹き飛ばします。その拍子にエドワードの右腕の機械鎧(オートメイル)が壊れてしまいます。

 お父様の周りに人がいないうちに攻撃します。

 【黒牢・炭化】に【焔の錬金術】を組み合わせて攻撃!(ビーム音)

 これで防壁が無くなるはず……じゃなくてもエネルギーはごっそり持ってくのでエドワード達の攻撃で無くなると思います。というか無くなってくれないと困る!せめて自己ベストは更新したい!

 

「人間ごときがぁああ!!!」

 

 は!?ここで反射はまずいですよ!!リザさんと一緒に避けます!

 

「きゃあ!」

「攻撃をやめるなぁー!たたみかけるんだ!!」

 

 あぶ、危なかったです……エドワード達が攻撃してくれなかった今度は避けることが出来ませんでした……サンキューチッビ。

 と、防壁が無くなり素手でガードしました。やっぱり攻撃しといて良かったですね。ここらでお父様が神を抑えきれなくなり頭を抱えて膝を突きます。

 

「ぬううぅ……ぐがぁあああ!!!!」

 

 そして魔人ブウと戦った時のベジータのような攻撃で全員を吹き飛ばします。これはキャラクターの体力を強制的に1割まで削る攻撃なので【体力】の有無は関係ありません。

 そして吹き飛ばされると大体行動不能になるのですが、安地にいる場合は行動不能を回避することができます。先程ホモちゃんとリザさんが移動した場所が安地です。まあ少しズレると一番ヘイトが向く位置になってしまうんですけどね。

 ……ん?

 

┌───────────────────┐

体の至る所が痛む・・・動けそうにない。

リザも同じような状態で、体を起こすので

精一杯だ。              │

└───────────────────┘

 

 ど゛う゛し゛て゛な゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!゛!゛!゛ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛

 

 はあ……はあ……そ、そう言えばさっきお父様が反射した攻撃を避けるために回避しましたね……ああ逃れられぬカルマ(ガバ)

 てかちょっと待ってください。この位置ってまさか……。

 

「エネルギー……賢者の石……!」

 

┌───────────────────┐

フラスコの中の小人があなたに視線を向け

る。エネルギーを欲して一歩ずつあなたの

元へ近づいてくる。          │

└───────────────────┘

 

 ちょ、止めてもらっていいっすか!タ゛レ゛カ゛タ゛ス゛ケ゛テ゛ェ~!!(HNYちゃん並感

 

「ぐっ、うおおおお!!やめろおおおおおおお!!!!!」

「兄さん……!メイ、頼みがあるんだ」

 

┌───────────────────┐

メイはアルフォンスの願いを聞いて、エド

ワードの右腕部分に錬成陣を作る刃を投げ

つけた。急な出来事にあなたも、フラスコ

の中の小人も刃が飛んできた先に視線を向

ける。メイの隣で、アルフォンスが手を掲

げていた。              │

└───────────────────┘

 

「おい…アル、何してる…?」

「勝てよ、兄さん。そして、皆を守ってくれ」

「やめろ……やめろぉおおお!!!!」

 

┌───────────────────┐

アルフォンスが手を合わせた瞬間、錬成反

応が起こりエドワードの右腕が再構築され

ていく。それと同時にアルフォンスの体は

糸の切れた人形のようにピタリと動かなく

なった。               │

└───────────────────┘

 

「っ、ばっか野郎ぉおおおおお!!!!!」

 

 エドワードが錬成して近づいていたお父様をぶっ飛ばしてくれました。いやマジで死ぬかと思いました…多分これエドワードとアルフォンスの好感度上げてなかったら詰んでましたね……。

 

┌───────────────────┐

エドワードに助けられた。あなたはあんな

子供が戦っているのに自分が戦わない訳に

はいかないと奮起した!        │

身体が動くようになった!       │

└───────────────────┘

 

 ここからが俺のステージだ!リザさん立てますか〜?ちょっと肩借りんよ〜。

 

「ええ…私達大人が、倒れたままではいられないもの…!」

 

 流石リザさんですね。エドワードに加勢しましょう。【黒牢・炭化】&【焔の錬金術】ではエドワードを巻き込んでしまうので【黒牢の錬金術】でお父様を押さえつけてやりましょう。

 

「サンキューフォルさん!!であああぁ!!!」

「ぐおおおお!!?」

 

 お父様の顔面をぶん殴り、錬金術で更に追い打ちをかけます。吹き飛ばされたお父様の前に立ち、エドワードがあの有名な啖呵をきります。

 

「立てよド三流!!俺達とお前の格の違いってやつを、見せてやらぁ!!!」

 

 おっしゃぶっ殺しましょう!今のお父様はゲロ弱なので義足を作って接近戦に持ち込みましょう。リザさん支えてくれてありがとナス!

 

「え?ちょっとフォル!!」

 

 リザさんを死なせるわけにはいかないし、多少はね?それにほら、肩借りるとしか言ってませんし。

 【敏捷】は下がりますが今のお父様なら十分です。錬成して剣を創り【剣術】を使って斬りかかりましょう。飛天御剣流、九頭龍閃!!(作品違い)

 

「ぬぉおおお!!?」

「ちぇああああ!!」

「ぐおおお!?」

 

 このままハメ殺ししてればグリードさんの賢者の石を奪いに行かせずに倒せるかもしれません!

 

「ぬおおおお!!!」

 

 そんなことありませんでした(即落ち二コマ)。防壁を展開されて近づくことが出来ません。そしてお父様は賢者の石を求めてグリードさんに飛びかかります。

 

「グリード!!」

 

 ぼっーと見てないで助けるんだよぉ!【焔の錬金術】だとグリードさんにまで当たってしまうので【黒牢の錬金術】で攻撃しましょう。

 

「賢者の石ぃ……よこせぇえええ!!!」

「うおおおお!!?」

 

 意に介してませんね…こうなったら接近して攻撃しましょう。アバーンストラッーシュ!!(作品違い)

 

「ぬうぅ……!邪魔をするなぁああ!!」

 

 おっぶえ!ガードが間に合って良かったです。ですがどうしてもあと一撃は必要ですね……しかしホモちゃんの体力は残りわずか…。

 あっ!そうだ(唐突)。道具に回復アイテムがあったはず…ありました!

 

┌──────────────┐

あなたはリンゴを食べた。  │

体力が回復した。      │

└──────────────┘

 

 序盤でリザさんと買い物した時に買ったリンゴですね!なんで腐ってないんでしょうか……?

 まあそのおかげで体力を回復することが出来たのでよしとしましょう。それじゃあもう一発ぶち込んでやるぜ!獅子歌歌!!(作品違い)

 

「ぐぬぅおおお!!?おぉ、おのれえええ!!!」

「助かったぜ…ありがとな女!」

 

 やったぜ。グリードさんを解放することが出来ました。【黒牢・炭化】+【焔の錬金術】でトドメを刺して上げましょう。

 

「ニンゲン如きが…エネルギー風情が…がああああ!!!」

 

 当たったのにまだ倒れませんね。しょうがないですね、トドメはエドワードに譲りましょうか。

 

「でぇあああぁ!!」

 

 お父様の胸部をエドワードの拳が貫きました。炭化してないのに貫くとは凄いっすね……てかグロいですね……。

 

┌───────────────────┐

義足が壊れた!敏捷が下がった。  │

└───────────────────┘

 

 ありゃ、義足が壊れてしまいましたね。まあもう必要ないので大丈夫です。何はともあれ、色々とありましたがこれでラスボス戦は終了!勝ったな(確信)風呂入ってくる。

 

「フォル!また無茶して……!無事で良かった…!!」

 

 リザさんが駆け寄ってホモちゃんのことを抱きしめてますね。あ〜^^浄化されてホモじゃなくなっちゃ〜↑う。それにしても美人が美人を抱きしめる絵面ってホント綺麗ですね。ホモの視聴者兄貴達もこれを機にホモ卒業したらどうっすかぁ?

 

 お父様の口から賢者の石にされていた魂たちが解放されていきます。ここまで来るのは長かったですね……。

 胸に空いた孔から黒い手が現れてお父様の体を掴みました。さあそろそろエンディングロールですよ。

 

「生まれた場所に還れ!フラスコの中の小人、ホムンクルス!」

「嫌だ!戻りたくない!!」

 

 へっ、さっさと帰りやがれってんだ!

 

「ならば、せめて、私の邪魔をしたそのニンゲンだけでも!消し飛ばしてくれる!!」

 

 ヒョッ?

 

┌───────────────────┐

孔に吸い込まれていくフラスコの中の小人

が最後の足掻きとしてあなたにエネルギー

を放ってきた。            │

└───────────────────┘

 

「フォル!!」

 

 イタチの最後っ屁ってやつですね。こんなもん避ければいいだけ───

 

┌───────────────────┐

避けるとリザに当たってしまう!避けなく

も二人とも巻き込まれてしまう!    │

どうしよう、どうすればいい?     │

あなただけ避ける          │

│ リザを突き飛ばす          │

└───────────────────┘

 

 なんで二人で避ける選択肢がないんですか(憤慨)。

 

 ここでホモちゃんだけ避ければ回復もしていないリザさんは確実に死んでしまいます……ですがリザさんを突き飛ばせばホモちゃんが死んでしまうかもしれません……いや、ホモちゃんがここまで来れたのはリザさんのお陰。リザさんを見捨ててクリアしてもいいのでしょうか?いや良くない!(反語)

 それにホモちゃんはさっき回復したので体力的にも余裕がある……はずです!大丈夫!耐えれる耐えれる!

 

 リザさんを突き飛ばしましょう!!

 

「え───」

 

 【黒牢の錬金術】で防御!!【基本錬成】 で壁を錬成して防御!!これでダメなら……ダメみたいですね(諦め)。

 ホモちゃんの体力がガンガン削られていきますね……ここまで来て再走はやっぱり精神的にくるものがありますね。

 

「ぼっーと突っ立ってんじゃねぇー!!」

 

 グリードさん!?グリードさんがホモちゃんを助けてくれました!残り体力がミリのところでギリギリ生き残りました!ってことは……!

 

┌───────────────────┐

フラスコの中の小人は自分自身の孔に吸い

込まれ、この世界から消えた。その光景を

見届けた後、あなたの意識は途切れた。 │

└───────────────────┘

 

 これは体力が10分の1を切った時に分岐するルートで、このままエンディングロールに入ります。結果オーライでしたね。

 今流れている曲はアニメFAのOPでもある『ホログラム』です。ええ曲やなって……。ホログラムに限らずハガレンは無印もFAも神曲しかないんですよね。

 

 さて、完走した感想ですが。

 

 なんと言っても最後の大波乱で精神をすり減らしましたね。いくらレギュ違反にならないからと言ってもやっぱりバグ技は使うもんじゃないなあと思いました。

 でも使わなかったらもっとタイム伸びてましたねクォレハ……。これもまた結果オーライですね。

 何気にグリードさん生存ルートは通しでも果たせたことがなかったので嬉しいです。奮発して高級なお肉買ったのが決め手だったんですかね?

 

 あと技能ですね。当初の予定通りステータスを上げてすんなりと【黒牢の錬金術】、【焔の錬金術】を取得できたのは運が良かったです。二つがなければストーリークリアも困難になっていたことでしょう。

 

 一番冷や汗が流れたのは【トラウマ】を発症した時でしたね。発症時に話した通り、【トラウマ】を抱えている可能性はソシャゲの単発ガチャで最高レアリティが出るくらい低い確率なんですよ。まさかそれが二つ来るとは思わないじゃないですか。あの時ほど好感度を上げなければコミュニティを解放することが出来ないシステムに感謝したことはありませんよ。

 

 ストーリークリア後にキャラクターの最終ステータスと解放した実績が確認できるので、後で見てみましょうか。

 

 と、『Fin』と画面に出たところでストップ!記録は「11時間10分03秒」でした!11時間をきることは出来ませんでしたが、一応自己ベストである11:30:25を更新することは出来たので良しとしましょう。というか良しとしないと私が消費してきた有給達が報われません。

 試合に勝って勝負に負けたって感じですね!悲しいなぁ。再走はしませんけど(鉄の意思)。

 

 にしても国内では他に走者がいないのは気分的に楽でよかったです。必然的に私が日本一位ですからね!この記録を更新したい皆さんは走ってみてはどうでしょうか?このゲームの走者は少ないですし、ちょっと練習すれば私程度の記録、あっという間に追い越せると思いますよ。私も走ったんだからさ?(圧力)

 

 それでは皆さん、最後までご視聴ありがとうございました!

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 あの非日常的な戦いから一年が経った。

 

 彼女は、まだ目を覚まさない。

 

「フォル、おはよう」

 

 もちろん返事は帰ってこない。これはただの自己満足だ。

 あの時、私を庇ったせいでこの子は永遠に治らない傷を負ってしまった。そして…いつ目覚めるかも分からない…。

 

「今日も晴れたいい天気よ」

 

 病室の窓を開ければ雲ひとつない晴天が視界に飛び込む。こちらの方が病気になりそうなくらい眩しい日差しを浴びて、私は思った。

 

「……こんな日に、あなたと一緒に歩けたら、どれだけ嬉しいか…」

 

 そっとフォルの髪に触れる。短かった金髪は伸びて、すっかり長くなっていた。

 ……このままこの子の顔を見続けていると涙が堪えきれなくなりそうだ。

 

「…花瓶の水、変えてこなくちゃ」

 

 誰に向かっての言い訳してるのか…ここには私とフォルしかいないというのに……。

 

 花瓶の水を入れ替えるのにさほど時間はかからない。水面に映る自分の顔は誰から見てもわかるくらいやつれていた。

 

「こんな顔……フォルが見たらビックリしちゃうわね…」

 

 驚かれるかもしれないし、怒られるかもしれない───もしかしたら呆れられるかも。

 

 呆れ顔の半眼で見つめられながら『リザはどこか抜けてるよね』って言われて、その後に困ったような笑みを浮かべるフォルの姿が簡単に思い浮かべる。

 

「───!」

「この声……」

 

 フォルを助けてくれたグリードというホムンクルスの声だ。ここは病院だというのに廊下にまで聞こえる大声を出すなんて……。

 

 恩人だといってもルールはルール、そこはしっかりと注意しなければ。早足で病室に向かい、扉を開ける。

 

「ちょっとあなた!病院で大声を───」

 

 

 目を疑った。

 

 

「だしちゃ、だめ……」

 

 

 透き通った蒼い瞳───

 

 

「あ」

 

 

 窓から吹き込む風に、金の髪がなびく───

 

 

「リザ」

 

 

 どうしてあんなことをしたの?

 あなたの事をどれだけ心配したと思っているの?

 

 そんな言葉はすっかりと消え去った。

 

 

「おはよう」

 

 

「おはよう…フォル……ばか…!」

 

 

 

 おかえりなさい、私の家族。




最後までご拝読ありがとうございました。
記念にホモちゃんの最終ステータスを上げときます。




名前『フォールン・モクナワート』
性別『女』
年齢『20』
身長『M』
体型『痩せ型』
髪型『金髪ショートヘア』
瞳色『青色』

ステータス

【筋力Lv.1】
【頑健Lv.1】
【敏捷Lv.10】MAX!
↪︎【瞬足】
【器用Lv.10】MAX!
↪︎【万能】
【体力Lv.1】

技能
【錬金術Lv.10】MAX!
↪︎【応用練成】
【剣術】

固有技能
【黒牢の錬金術】
【炎の錬金術】

備考
 アメストリス生まれクレタ育ちの女性。父親がアメストリス人で母親がエリゼエールの人間だった。
 『エリゼエールの悲劇』に巻き込まれ、身寄りのなくなったフォールンは、国を行き来する商人の馬車に隠れて乗り込んだりして逃げ続けた。

実績
『真理を究明した者』
ストーリーをクリアする。

『強欲を満たす強欲』
ホムンクルス・グリードが生存した状態でストーリーをクリアする。

『九死に一生を得る』
体力一割以下でストーリークリアする。

『真理の扉を開いた者』
ゲーム内で真理の扉を開いた。

『封じていた過去』
【トラウマ】「原因・家族」を発症した。

『好奇心猫を殺す』
【トラウマ】「原因・ホムンクルス」を発症した。

『不幸』
【トラウマ】を2回発症した。

『家族の抱擁』
【トラウマ】「原因・家族」を解消した。

『生きながらえた猫』
【トラウマ】「原因・ホムンクルス」を解消した。

『火に映る愚か者』
ライターで自己暗示を試した。

『錬金術師の卵』
【錬金術Lv.0】を習得する。

『見習い錬金術師』
【錬金術Lv.1】を習得する。

『錬金術師』
【錬金術Lv.6】を習得する。

『凄腕錬金術師』
【錬金術Lv.10】を習得する。

『黒牢の錬金術師』
【黒牢の錬金術】を習得する。

『焔の錬金術師』
【焔の錬金術】を習得する。

『剣士』
【剣術】を習得する。

『スピードスター』
【瞬足】を習得する。

『トリックスター』
【万能】を習得する。

『リザの親友』
リザ・ホークアイとの好感度が一定に達する。

『リザの家族』
リザ・ホークアイとの好感度が最高になる。

『エドの親友』
エドワード・エルリックとの好感度が一定に達する。

『アルの親友』
アルフォンス・エルリックとの好感度が一定に達する。

『アームストロングの親友』
アレックス・ルイ・アームストロングとの好感度が一定に達する。

『グリードの親友』
ホムンクルス・グリードの好感度との一定に達する。

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