スーパーロボット大戦Z 魔王たちの新たに歩む物語   作:有頂天皇帝

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卒論が終わっていないのとスパロボ書くために参考にYouTubeでスパロボZ破壊編のゲーム実況を見ながら書いているので中々書けていませんが頑張って今年の終わりまでにはもう一本出せるように頑張りたいです。これでオリジナルルートというか鉄華団ルートは一旦終わります。それでは本編をどうぞ


第9話 テイワズ

ハンマーヘッドの応接室にてそれぞれの艦の代表者たちが集まっていた。イサリビからはオルガ、ビスケット、ユージン、三日月、ライ。ゴディニオンからは艦長である『スズカゼ・リンネ』とGDF総合参謀本部所属の情報士官『アマネ・ハヅキ』。そしてブリューナクからは傭兵組織ブラッディガルムのリーダーであるレイブンと副官のアルカがやってきていた。

名瀬はまずスズカゼたちにこの世界の情勢について話した。地球と宇宙に住む人々のこと、次元震のこと、そして人類に敵対する存在の事などあらゆることについて説明した。説明を聞いたスズカゼとアマネはあまりに現実離れしている出来事に脳が処理しきれないが実際に起こっている出来事のために何とか理解することができていた。

そしてスズカゼたちに説明を終えた名瀬は次にオルガたちの話しを聞くことにした。

 

元々マルバの依頼で鉄華団と争うことになった名瀬たちタービンズだがウルガルと次元獣と戦っている時、マルバが鉄華団を囮にして逃げるよう言ってきた。その際に鉄華団の少年たちに阿頼耶識の手術が施されていることを喋ってしまった。阿頼耶識の手術はじゃんけんに負けるのくらいの確率で失敗し、身体に障害が残る。また成人の肉体では使用されるナノマシンが定着せず、施術は未成年に対してしか行うことが出来ない。かてて加えて施術に置いては麻酔などを使用する例も少なく、最早拷問に近いものでしかなかった。当然ながらいくらMS類の操縦が可能になると言っても、自らそれを望んで受ける人間などほとんど存在しないと言っていい。

 

そんなものを受けさせられた上扱いも悪いとなれば、それは下克上の一つも考えたくなるだろう。名瀬たちに同情めいた心が芽生えるのも当然と言えた。それにアミダたちに対して十分渡り合え次元獣相手にも怯まず戦うその度胸やパイロットの腕も悪くない。頭の中でマルバとオルガたちを天秤にかけた結果、天秤はオルガたちに傾き名瀬はオルガたちを受け入れることにした。

 

「マルバの奴は資源採掘衛星の鉱山で、借金返すまで働いてもらうことにした。まぁ色々とフカシもかましてくれたことだしな」

 

名瀬はタービンズに鉄華団から財産を取り戻してくれるよう依頼してきたマルバがどうなったかについてオルガたちにそう告げた。

戦闘が終わった後、マルバがCGS時代に鉄華団の少年たちにどのような扱いをしていたのかをレイブンから教えられ、更にタービンズに依頼する際に自分が一方的な被害者でオルガたちがあくどいか、あること無いこと織り交ぜて話を盛っていた。あの様子ではもしかして財産を取り戻した後、踏み倒してとんずらする可能性もあっただろう。

 

「それに俺の『女房達』にも色目使ってやがったからなあのオヤジ。ちいと念入りにお仕置きしておいた」

 

にやりと笑う名瀬。オルガたちは何とも言えない様子である。

タービンズの構成員は名瀬を除きほぼ全員が女性であり、しかも過半数が名瀬と婚姻関係を結んでいる。名瀬曰く「俺のハーレムだからな」とのことだが、スケールが大きすぎてオルガやスズカゼたちは圧倒されるしかなかった。

それはさておいて、名瀬は鉄華団をテイワズの本拠地、大型惑星間巡航船『歳星』へと招き、テイワズの傘下に薦めると言った。

またスズカゼたちゴディニオンのクルーたちも今後のことを考えるためにも一度歳星に来てもらいそこで落ち着いてもらいこれから先どうするかを考えてもらうために案内することにした。

 

「ありがとうございます」

 

「ご迷惑をお掛けします」

 

「まだどうなるかは分からないがな。ま、そいつは歳星についてからだな」

 

オルガとスズカゼは名瀬にそうお礼を告げた。名瀬はそれに対して気にせず話は歳星についてからだと言った。

それから鉄華団は今までのギャラルホルンとの戦闘で手に入れたギャラルホルン純正のリアクターやグレイズのフレームなどをタービンズに卸したりスズカゼは自分たち以外のMJP機関に関係するもの達がこの世界に来ていないかなどを尋ねるなど細々としたことを話し合った後、イサリビとハンマーヘッド、ブリューナク、ゴディニオンは歳星へと進路を取るのだった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

歳星に向かう間、何もせずのんびりと過ごしているわけではなかった。

それぞれの整備班は先の戦闘によって損傷したMSやアッシュの整備にかかりきりだった。アッシュはそれぞれの機体に専用のクルーがおり現在クルーたちが損傷したアッシュの修理に取り掛かっており、鉄華団たちは火星軌道上からここまで来る際にMSやイサリビは今まで戦闘で受けてきたダメージを受けたままちゃんとした整備をしてこなかったために歳星で本格的な整備をしてもらえるという話になったのだが、それでも放っておいていいことでは良いものではない。そのため鉄華団の整備班と手伝いとしてタービンズとブリューナクの整備班がイサリビにやって来ていた。

鉄華団の整備班は彼らからMSの整備の仕方などのやり方を色々と教えて貰いながらバルバトスたちを整備する。

 

またMSパイロットたちはブリューナクにある機体を実稼動させなくとも操縦を擬似体験出来るシュミレーションプログラムを使用して特訓していた。先の戦いで決着を付けられなかったアミダとライ、ラフタと三日月が何度も対戦しており、昭弘の他、シノような鉄華団の中でMSパイロットじゃないが予備のパイロットを見繕うために鍛錬を重ねていた。

 

これはレイブンがオルガたち鉄華団に対して助言したことが切っ掛けである。現在の鉄華団の戦闘力は三日月、昭弘、ライの3人に頼る形になっている。疲労や怪我、病気などで満足に動かせなくなる可能性を考えれば予備のパイロットを用意することは考えた方がいいととりあえずMSに興味のある者にやらせてみようとオルガとビスケットはその意見を聞いてそう判断した。

また、イズルたちアッシュのパイロットたちもそれに触発されてゴディニオンにてシュミレーターを用いた特訓をしたり、戦闘経験のある彼らに戦い方を聞いたりなど自らの技量をあげるために色々なことに手を出していた。

 

そのようにして鉄華団、ゴディニオン、タービンズ、ブラッディガルムの面々はテイワズに着くまで思い思いに過ごしていると数日後、テイワズに辿り着いた。

 

テイワズ。表向きは圏外圏を牛耳る大企業であるが、その実態はほとんどマフィアと言ってもいい。表裏双方の社会に広く勢力を広げ、その影響は地球圏も無視できないほどのものだと言われる。

その本拠地である歳星は、後部に小惑星を利用した工場区画を、中央に都市区画をもつ巨大な船だ。そこにたどり着いたオルガたちとクーデリア、スズカゼ、アマネ、レイブン、アルカはテイワズの長、『マクマード・バリストン』と面会を果たす。

とても宇宙船の中とは思えない広大な屋敷にて、彼らを案内した名瀬はマクマードにオルガと義兄弟の関係を結び、鉄華団を丸ごとテイワズの傘下に納めようと言った。

 

オルガやクーデリア、そして三日月と幾つか言葉を交わしたマクマードは彼らをそれなりに気に入ったようで名瀬とオルガが義兄弟の杯を交わすのを認め、さらにはバルバトスを無償で整備するよう手配した。また、この世界の人間ではないがMJP機関が持っているアッシュや戦艦の一部の情報とウルガルについての情報をテイワズに渡すことを条件にこの世界にいる間の後ろ盾の1つとなりこの世界にMJP機関がいないかの情報などを提供することになった。

 

一息ついた鉄華団とゴディニオンのクルーたちは一時の休息を得ることにした。火星から歳星に来るまで気の休まる時がなかった鉄華団と突然別世界に飛ばされたゴディニオンのクルーたちはようやく落ち着けることに安堵し共に繁華街へと繰り出し、大いに盛り上がったようだった。その結果、二日酔いや酔っ払いに絡まれるなど様々な理由でダウンするものがいたのはご愛嬌である。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

オルガたちが繁華街へと繰り出していたのと同じ頃、ライはブラッディガルムのリーダーであるレイブンに誘われバーへと訪れていた。

 

「いや悪いね本当なら君も鉄華団の子たちと一緒に飲みたかったろうに」

 

「いえ別に問題は無いんですけが・・・何か僕に用でしょうか?」

 

バーのカウンターにて並ぶように座っているレイブンとライ。レイブンは酒の入ったグラスを片手に揺らしながら笑みを浮かべていた。ライはそれを聴きながらなぜ自分を呼んだのか理由を聞いた。

 

「まぁ大したことじゃないんだけどね」

 

レイブンはグラスに残っている酒を一息で飲み干してから次の言葉を続けた。

 

「単刀直入に言うとウチに入らない?」

 

「はい?」

 

思いがけない誘いにライは戸惑った。何か鉄華団の面々には話せないような内容だと思ってはいたがまさかのことで予想外だった。

 

「君が鉄華団に所属していないことは既に知っている。その事に疑問はあるがそんな些細なことは置いとくとしてだ。君ほどのMSパイロットの腕を持っている存在を放っておくなんてありえないんだよ。現に名瀬さんやマクマードさんだって君を勧誘しようと動き始めてるしね」

 

今の時代、MS、KMFなどの優秀なパイロットというものは貴重なものでありそんな存在が国や組織の中にいるだけでも抑止力や戦力など様々な事で役に立つ。特に二つ名つきのエースパイロットたちの名は誰しもが知りその力を恐れて戦おうなどと考えるものは一部の例外を除いて存在しない。そんな二つ名つきのエースパイロットの1人であるアミダと互角以上に戦ったライという存在を配下に加えることが出来ればそれは間違いなく組織の力を上げることになるだろう。

 

「せっかくのお誘いですがお断りさせてもらいます。そういった組織に従うのは性にあわないものですし」

 

「そうかいそれなら仕方がないね。今回は諦めるよ」

 

「そう簡単に諦めてはくれないんだね」

 

「それはそうだようちの組織には敵が多いんだから優秀な人材を手に入れることができるなら積極的にもなるってもんだよ」

 

ライはレイブンのその言葉に思わず苦笑するがレイブンはそんなことを気にせず笑いながら酒を飲む。そしてレイブンに釣られるようしてライも酒を飲み始めそのままレイブンとライは朝方まで飲み明かした。なお、2人とも酒を浴びるほど飲んだというのに次の日二日酔いなどなく普通に過ごしている姿を見たもの達は2人を化け物のようなものを見るものがいたのは別の話である。

 

そして鉄華団やタービンズなどが歳星についてから数日が過ぎた。正式にテイワズの傘下に加わることになったオルガたち鉄華団は名瀬と兄弟の盃を交わした。儀式に参加しているのはクーデリアを除いて全員がテイワズの幹部であり新参者である鉄華団を見定めるように見るものもいれば気に食わない目で見るものいるなど様々な目で見ているが共通しているのは鉄華団に対してある程度の興味を持っていることだろう。

 

そんな鉄華団は儀式を終えてから数日後にマクマードの依頼を受け、タービンズを先導の元ゴディニオンと共にドルトコロニーへと資材を届けるために歳星を発つ。クーデリアを狙うギャラルホルンに目をつけられないように正規航路ではなくタービンズ御用達の裏航路を用いて航海することになった。彼らが地球に向かうまでの間に多くの敵が待ち受けていることを、そしてこの先の航海と地球にて新たな出会いが待っていることをこの時の彼らが知る由もなかった。

 

 

そして物語の舞台は宇宙から地球へと戻るのだった。




文字数少なくてすみません。次回はもっと文字数かけるように頑張ります。また本来ならブルワーズとの戦いまでにしようと思ってたんですが昌弘など一部の少年兵が生存するだけで特に物語に変更は無いのでカットしてルルーシュサイドの話に戻すことにしました。あと、この間YouTubeで期間限定でゲッターロボOVA放送していたのを見たのですがどれも素晴らしかったです。ネオゲッターやクジラを出してみようかなと思いました。


ZEXISの面々と共に戦うことになったルルーシュ率いる黒の騎士団。しかしゼロのあまりの怪しさに仲間として認めることが出来ないグレン団のリーダーカミナと衝突してしまった。果たして、ゼロはZEXISと共に戦うことはできるのか? 次回、第10話『信頼と覚悟』
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