スーパーロボット大戦Z 魔王たちの新たに歩む物語   作:有頂天皇帝

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戦闘描写や会話とかどう書こうか悩んで中々かけないでいました。とにかく頑張って投稿を続けていこうと思います
それから感想で初めに空白を入れた方がいいと言われたのですが、自分iPhoneで投稿してるからか空白しても投稿したらリセットされてしまうんです。どうしたらいいですかね?


第2話 魔王の狂宴

シンジュクゲットーは今、ブリタニア軍と保安部隊によって地獄と化していた。ナイトメアやモビルスーツの銃撃によって半壊していた建物が完全に崩壊し、辺りにはズタボロになったゲットーの住人である血まみれのイレブンの死体が無造作に転がっていた。ブリタニア軍と保安部隊は目的の毒ガスを確保すべくレジスタンスたちを殲滅しようと包囲網を敷きながら徐々に追い詰めていた。

その様子をGー1ベースの司令室にてモニター越しにエリア11総督にしてブリタニア・ユニオン第三皇子クロヴィス・ラ・ブリタニアと武官たちがその様子を見ていた。

 

「まだ毒ガスは回収できないのか?」

 

「も、申し訳ありません殿下。テロリストの中にガンダムが混ざっておりまして・・・・」

 

「急げよ。もしテロリストどもに例のものを持って逃げられたりしたら我らは終わりなのだからな」

 

「ははっ!」

 

指揮官席に座っているクロヴィスはイラだちを隠さずに側近であるバトレー・アスプリウス将軍に毒ガスが回収出来てないことを尋ねるとバトレー将軍は額に冷や汗をかきながらもも応えた。

その時、Gー1ベースのオペレーターの1人が何かを確認した。

 

「地下から8機のサザーランドと未確認モビルスーツが5機現れました!」

 

「なに、伏兵か?」

 

「映像、映します!」

 

オペレーターがそう言うとモニターに新たに現れた敵の映像を映し出した。そして浮かび上がった映像を見てその場にいた全員が驚愕した。

そこには肩の装甲が黒く塗装されている8機の第五世代KMFサザーランドと藍色の鋭角的な装甲の竜を彷彿させる3機のMS──ガフランとそのガフランより鋭角的な装甲をしている黒いMS──ゼダス。

 

そして胸部に「A」のマークのついた白い装甲を纏ったリアウイング状のブロードアンテナを頭部につけているそれはソレスタルビーイングとコロニーからやって来たガンダムと呼ばれるモビルスーツと酷似しているMS──ガンダムAGE-1がブリタニア軍のKMFサザーランド、KMFグラスゴー、MSリアルド、装甲車、戦闘ヘリと戦っていた。

 

「ガ、ガンダムだと・・・」

 

「まさか、ソレスタルビーイングがこの地にやって来たというのか・・・」

 

新たに現れた機体の姿をみた武官たちは顔を青ざめ動揺していた。あと少しでテロリストたちを殲滅できると思っていたのにここにきて新たに現れたガンダムが現れたことに恐怖を感じていた。

 

「狼狽えるな!例えガンダムだろうと数ではこちらが上回っているのだ!予備戦力を投入し敵を殲滅せよ!!」

 

「「「「Yes,YourHighness!!」」」」

 

クロヴィスの言葉を聞いた武官たちはその言葉によって冷静さを取り戻すとすぐに行動に移した。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

シンジュクゲットーの中心部にてシンジュクゲットーのレジスタンスグループの扇グループに所属する紅月カレンが乗るグラスゴーを中心にコロニーのガンダムであるウイングガンダムのヒイロ・ユイ、ガンダムデスサイズのデュオ・マクスウェル、AT乗りの傭兵キリコ・キュービーのスコープドッグが集まっていた。

 

カレンの兄である紅月ナオトが残した作戦である毒ガスの奪取を行ったのだが作戦は失敗し毒ガスの入ったカプセルを乗せたトレーラーとはぐれてし待った上にトレーラーを運転している永田に連絡を入れても反応はなく、そしてブリタニア軍と保安部隊と戦闘に入ったことで連絡する暇もなくなった。

KMF、MS、ATなどの機体に乗っているもの達が戦っている間にカレンを除いた扇グループの面々が民間人を逃がすために行動しているが敵の方が圧倒的に数が多いためにカレンたちでもカバーすることが出来ず今も尚多くのゲットーの民間人たちが死んでいた。

 

「扇さん!まだ民間人の避難は終わらないの!?」

 

『ダメだ!完全に包囲されているから俺たちだけならともかく民間人を連れて逃げることが出来ない!!』

 

「そんな!?」

 

スラッシュハーケンで装甲車を破壊しながら民間人を逃がしている扇に連絡をするが扇から返ってきた答えは絶望的なものでカレンは悲痛な顔をした。

 

「おいおい!まだまだ敵さんがやってきやがるぞ!?」

 

デュオが驚きながらそんなことを言ったのでカレンは急いでモニターに目を向けるとそこにはカレンたちにライフルを構えながら8機のサザーランドが近づいてきていた。そしてライフルの射程に入った瞬間サザーランドは一斉に発泡した。それに気づいたカレンたちは銃弾を交わすために近くの建物を盾にして銃弾から逃れた。

 

「ちくしょう!こっちはエネルギー尽きそうだっていうのによ!!」

 

デュオはそう悪態をつきながらもガンダムデスサイズの左腕のバスターシールドをサザーランドに向けて放ちながら頭部バルカンを放つ。

 

「このままでは奴らを倒すよりも先にこちらの機体の燃料と弾薬が尽きるぞ」

 

キリコはスコープドッグのヘヴィマシンガンを放ちながら近くまで接近してきたサザーランドに対してアームパンチで沈黙させながら答えた。

 

「・・・・・・・」

 

ヒイロは無言で淡々とマシンキャノンでサザーランドを破壊した。そして襲ってきた全てのサザーランドを沈黙させたことでカレンたちは一息ついた。長時間の連続戦闘を行い続けていたため全員が少なからずの疲労を感じていた。

 

そしてその隙をついたかのようにカレンの背後にサザーランドがライフルを連射しながらヒートアックスを構えて接近してきた。カレンは反応するのが遅れてしまいライフルごと右腕を破壊されてしまった。

 

「きゃああっ!?」

 

「カレン!?くっ!この野郎!!」

 

  右腕が破壊された衝撃でカレンは悲鳴を上げ、デュオが加勢しようとしたが上空から襲ってきたリアルドのソニックブレイドで斬りかかってきたのをビームサイズの柄で受け止めたことで動きを止めざるを得なかった。

 

キリコとヒイロの方にも近接武器を構えた上空と地下から現れたリアルドとサザーランド、グラスゴーに接近を許しそれぞれビームサーベルとヘヴィマシンガンで対処するが、その間にライフルを連射していたサザーランドはカレンのグラスゴーのコックピット目掛けてヒートアックスを振り下ろそうとしていた。

 

「舐めるなァァァ!!」

 

カレンはそう叫びながらスラッシュハーケンを飛ばそうと操縦桿を動かそうとした瞬間、カレンのグラスゴーの後ろからサザーランドの胴体に向けて投げられたビームサーベルがそのままサザーランドを貫きサザーランドは仰向けに崩れ落ちた。

 

「今のは一体・・・・」

 

カレンは突然の援護のような攻撃が何者によるものなのかを確認しようと攻撃が飛んできた方向を見ようとした瞬間、カレンのグラスゴーの横を白いMSがサザーランドに刺さっているビームサーベルを抜き去りながら通り過ぎた。

 

「えっ!?」

 

カレンは通り過ぎたMSが味方であるヒイロとデュオが乗っているガンダムがと酷似していることに驚いて通り過ぎたMSを目で追った。

 

白いMS───ガンダムAGEー1はビームサーベルを2本構えながらライフルを連射しながら近づいてくる2機のグラスゴーの攻撃をかわしながら近づくとガンダムAGEー1は2機のグラスゴーを通り過ぎさりながら両断した。

 

『この野郎!!』

 

『よくもやりやがったな!!』

 

グラスゴーがやられた姿を見た友軍のリアルド2機が上空からリニアライフルをガンダムAGEー1に向けて放つがガンダムAGEー1はシールドでその射撃を防ぎながら腰につけているドッズライフルを構えるとそのまま引き金を引きライフルの先端から放たれた螺旋状のビームが1機のリアルドを貫いた。

 

『リチャード!?おの───』

 

友軍機が破壊されたことに動揺した隣のリアルドが声を荒らげながらソニックブレイドを構えようとした瞬間、背後に現れたゼダスのゼダスソードによってリアルドの胴体を貫かれリアルドは爆散した。

 

「すごい・・・・・」

 

カレンは突然現れた2機のMSがあっという間にブリタニア軍の機体を破壊していったその姿を見てそんな言葉しか出なかった。

 

そしてゼダスとガンダムAGEー1はカレンたちの正面の位置に着地した。カレンたちは何時でも行動できるように警戒していると仲間の永田の通信コードを通して音声通信が入った。

 

『────貴様たちがレジスタンスか』

 

通信から聞こえてきたのはそんな感情も熱も感じないような機械的な声だった。

 

『私たちのことは詳しく話せないが我々もまた君たちと同じようにブリタニアに反抗する勢力であることだけは言っておこう』

 

通信から聞こえてくる高圧的な機械音声にカレンは眉間に皺を寄せた。敵か味方かも分からない相手からの高圧的な言葉なのだから嫌な気分にもなるだろう。ましてや仲間の通信コードを使っているのだから怪しまないというのも無理だろう。

 

「巫山戯るな!自分たちのことも話さないでそんな言葉を信じられるか!!」

 

『だが君たちに今選択出来ることは2つだけだ。私たちと協力してブリタニア軍と戦うか、このまま全てを失うか』

 

声に対して怒鳴るように言い返したカレンだが、その声は現実を言うかのようなか言葉を返されたことでカレンは何も言い返すことも出来ず唇を噛むことしか出来なかった。

 

「・・・・・いいだろう。お前の話にのってやろう」

 

「おいヒイロ!?」

 

バスターライフルの銃口をゼダスとガンダムAGEー1に向けていたヒイロは銃口を下げながらそう言ったことにデュオは驚いた。

 

「どの道このままでは俺たちの機体がもたない。なら少しでも戦力は増やした方がいい」

 

「そりゃそうだけどよ、もしこれが敵の罠ならどうするつもりだよ」

 

「その時はコイツらを殺すだけだ」

 

ヒイロがあっさりと言うためにデュオは反論しようにもこれは無駄だと感じたのかため息を吐いた。

 

「ま、お前の言う通りだよな。キリコ、お前はどうなんだよ?」

 

「・・・・・・・・」

 

デュオはヒイロの意見に賛成する形になり、先程から何も言わないキリコに話を振るとキリコは無言で目をつぶっていたが、考えが纏まったのかキリコの考えを言った。

 

「俺はカレンたちに雇われている傭兵でしかない。決定するのはカレンだ」

 

「だとよ。どうするよカレン?」

 

デュオにそう言われ、カレンは難しい顔をして悩んだ。しかし、カレンは仲間と自分たちが作戦を実行したことで巻き込んでしまった民間人を助けるために

 

「わかったわ、あんたの提案を受け入れる。だけどもしあんたが私たちを裏切るような真似をしたら・・・・」

 

『もちろん分かっているさ。では我々はこの場を離れるがそちらもそろそろ補給した方がいいだろう』

 

そう言い終えると通信は切れ、ゼダスは飛行形態に変形しそのまま飛行してどこかへ去っていき、ガンダムAGEー1はビームサーベルを腰に戻すとシールドとドッズライフルを構えてその場を去っていった。

カレンたちは姿が見えなくなるまで警戒を解くことはなく2機の姿が見えなくなってようやく構えていた武器を下ろし、一旦補給をするためにカレンたちのアジトへと戻るのだった。

 

そしてアジトへと戻ったカレンたちはそこでまた驚きの出来事があることをまだこの時は知る由もなかった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

シンジュクゲットー上空にて戦場の様子を見るように飛んでいるゼダスのコックピットの中でルルーシュはブリタニア軍と治安警察の動きを確認しながら自身の配下と先程協力関係になったレジスタンスメンバーに対して指示を行っていた。

 

「Qー1はそのまま指定位置まで敵を引きつけろ。Pー1、Pー4、Pー7はQー1が引き付けた敵を壁越しに撃ちまくれ。翼持ちはゲットー北部のビルを狙撃。タイミングは5秒後。黒いモビルスーツはその鎌で建物ごとポイント36を攻撃」

 

ルルーシュはギアスの力で奪ったブリタニア軍の予備戦力として用意されていたサザーランドをレジスタンスに渡すことで指揮権を獲得た。更にギアスの力で操られているブリタニア兵士とルルーシュの指揮で動くレジスタンス、そしてルルーシュの配下によってブリタニア軍と治安警察は完全に混乱していた。

 

「これでいい。レジスタンスどもが俺の指示に従うことで不足していた駒も何とかなった。そしてブリタニア軍にとって反撃される事など予想することも出来ないから恐らく今奴らは混乱していることだろう」

 

ルルーシュは笑みを浮かべながらコックピットのモニターに映っている戦況を見ていた。ここまで上手くいっているのもルルーシュの指揮官としての実力や機体性能やパイロットとしての腕が優れている者がいることも要因であるが、一番の要因はエリア11在住のブリタニア軍が軍としてまともに機能していないことが上げられる。

 

エリア11の総督であるクロヴィスは芸術などの文化の才に秀でているのだが政治や軍事の才能は人並み程度しか持っておらず、それを分かっているからこそエリア11にいる殆どの貴族や軍人は隠れて自らの欲を満たすために行動しているため真っ当な貴族や軍人は余りいない。

 

更に反抗勢力であるイレブンたちが使う兵器の殆どが旧式の機体であるグラスゴーやアンフ、戦車に歩兵用の武器で、その上普通のレジスタンスではMSやKMFなどを手に入れることも出来ないので基本的に歩兵用装備で戦っているのでブリタニア軍人にとってレジスタンスたちとの戦いは一方的な蹂躙でしかないので彼らは反撃されることに慣れていないことが大きな原因と考えられる。

 

「既に奴らの包囲網は崩壊している。あとはイレギュラーさえなければこのままの調子で勝てるだろうが・・・・・さて」

 

戦況はルルーシュたちが優勢になってきているのにルルーシュの顔は厳しい表情だった。

 

「(戦場に想定外の事態は付き物・・・・それにこれまでの経験から言って、まだ何かありそうな気がする)」

 

ルルーシュにとって今回が初の実戦であるが、普段ルルーシュは毎日何十もの戦闘シュミレーションを行っており、単騎での敵陣突破や時間内に指定エリアの制圧、突然の敵の援軍など色々な無茶苦茶な戦闘シュミレーションを経験しており、その経験を積んだルルーシュからしてみれば今回の戦闘は拍子抜けにも程があった。

「(このまま何事もなければいいのだがな・・・・・)」

 

しかしルルーシュの懸念も虚しく現実は非情でありルルーシュの希望は叶うことなく、明確な脅威がルルーシュたちの前に立ちはだかるのだった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

『スザク君、マニュアルは読んだ?』

 

「おおよそ・・・・ですが」

 

『流石ね。シミュレータの訓練とはいえ歴代TOPクラスの成績を叩き出しただけの事はあるわ』

 

G-1ベースの傍にある医療用車両。親衛隊隊長に撃たれたスザクだったが運良く持っていた古い懐中時計のおかげで防護スーツ内での跳弾を防ぎ気絶程度ですみ、そこで治療を受けていたスザクは、一般騎士の着るパイロットスーツとは違った意匠の施されたスーツに身を固めていた。

 

圧縮空気を注入し、準備が整うと車両の扉を開けて外へと姿を晒すスザク。辺りはテロリストたちによって追い込まれていることで騒然としているが、スザクの耳にその音が入ってくることは無かった。

 

「あの、さっきの話ですけど・・・・」

 

『え・・・?ああ、ありえるけど、可能性はゼロに近いわよ?』

 

「でも、ゼロではないんですよね」

 

『それはそうだけど・・・でも、無茶だけはしないでほしいの。新システムで脱出機構が外されているし』

 

「はい、分かっていますセシルさん」

 

これから赴く場所は血に濡れた戦場。それも味方の援護はなく、たった一人でしか戦う事を許されない孤高の道。聞けば今回の出動はテロリストを殲滅しろというものだが、そのテロリストは何故か軍のKMFを鹵獲してこちらを攻撃している。その上彼らには正規軍を手玉に取るような優秀な指揮官もついているらしい。

 

それを新鋭機とはいえたった1機で制圧せよというのだから、これがいかに困難な任務かは誰しもが分かっている。

しかしやるしかないのだ。自分の生涯で得た唯一の友と見知らぬ少女を助ける為に。

そして己の目の前にはそれを可能とするだけの力を秘めた『剣』が主を待つように鎮座していた。

 

「これが・・・・」

 

『そう、私達特別派遣嚮導技術部による試作嚮導兵器――ランスロット。世界で唯一の第七世代ナイトメアフレームよ』

 

純白の装甲には金色の縁取りが施され、頭部はこれまでのナイトメアとは違ったツインアイ。各所のボディラインもこれまでのナイトメアとは違い流線型が盛り込まれており、兵器と言うよりもまるで白亜の甲冑を纏った騎士の様にも見える。加えて胸部にとりつけられた赤い宝石の様なものが、それをまるで芸術品のように象らせていた。

 

「んじゃあスザクくん、そろそろ初期起動に入ろうか」

 

主任であるロイドがそう言うと同時にランスロットを搭載した車両が俄かに慌ただしくなる。

何しろ起動はできても、まともにパイロットがおらず満足に動かせなかったままでの出撃命令である。スペック上では今までのKMFを赤子の手を捻るほどの力を持っているが、それもパイロットとなるデバイサーがいなければ宝の持ち腐れだ。尤も、ロイドはそんなことを心配する必要は無いというほどいつも通りに飄々としているが。

 

『コアルミナス相転移開始──ブレイズポイントの展開可能領域まで20秒』

 

『デバイサーのZ-01エントリーを確認──マン・マシーンインターフェイスの確立を確認』

 

『ユグドラシル共鳴を確認──拒絶反応微弱──デバイサーストレス反応微弱──全て許容範囲内です』

 

「ここまではデータ通り・・・」

 

この後、大抵のデバイサーはユグドラシルドライブのフィードバックの影響で満足に動かす事が出来ずに終わっていた。

果たして今回はどうなるのか・・・・トレーラーにいるほとんどが固唾を飲んで見守る中、ランスロットに繋がっていた電送ケーブルがパージされ、発進状態に入った。

 

そしてドライブ内のコアルミナスがフル回転し、白亜のボディの全身にエネルギーが行き渡り、ランドスピナーが地面に接着するとタイヤが猛スピードで回転、アイドリング状態に入る。

そして一瞬の静寂の後───

 

『ランスロット──発進!』

 

覚醒した白き騎士はたった一騎で戦乱へと飛び込んでいった。

そしてランスロットが発進したのをGー1ベースから獣の耳を思わせるような銀髪の褐色肌の男が口笛を吹きながら見ていた。

 

「中々いい機体じゃねぇか。流石はロイドが造った機体なだけはあるな」

 

銀髪の男───ウルフ・エニアクルは獰猛な笑みを浮かべながら同僚のロイドを褒めながら自身の愛機であるジェノアスカスタムに乗るために格納庫へと向かうのだった。

 

「─────せっかくだ。俺様も暴れさせてもらおうじゃねぇか」

 

ブリタニアの白き騎士と白い狼。今、シンジュクゲットーという戦場にルルーシュたちの明確な驚異として迫ろうとしていた。




ランスロットとジェノアス改によって次々と落とされていくレジスタンスの機体。それにカレンたちレジスタンスとルルーシュの配下たちもまた対抗するように戦うが戦況は拮抗するようになってしまった。そしてその戦いの裏でルルーシュは何かを企むかのように行動を開始するのだった。

次回、第3話『白騎士と白い狼』
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