Fate_Epic of the spice RTA   作:あぬぴす

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冬木

 目を開けると、そこは炎の中だった。近くに先程までいた立香の姿はない。

急いで『支配の魔術』で使役した梟を呼び出し周囲を確認する。

 

 「行け!空から町を探って!」

 

 視覚を共有したおかげで分かったのは、町が比喩とかではなく燃え盛っている様子だった。おそらくは魔術的な災害。そこに人の様子はなく、しかしその代わりに動く骸骨、俗にいうスケルトンが跋扈していた。

 

 立夏を探そうと梟を動かしていると、青い閃光が空中に走る。それは梟を貫き爆発した!

 

 「っ!」

 

 魔術で強化した目に写ったのは、魔力強化がされた青白い剣。

そこから考えるのは何者かによる狙撃。

 

 急いで、近くの民家に逃げ込む。

 

 

 

 狙撃されないように、民家の中を進んで移動する。

立夏は無事だろうか?不安が頭をよぎるが、まずは自分のことを考えよう。

 

 「なんなんだろ?これ」

 

民家の中で発見された虹色の光る石。どう考えてもこんなのが民家からいくつも見つかるのはおかしい。炎上する町と何か関係があるのだろうか。

 

 そして町を徘徊する骸骨。何度か交戦したがそこまで強くはない。私の梟を撃ったのは一体何者だろうか?

骸骨の中にそのような知性がある様には見えない。

まだ何か得体のしれない敵がいる。

 

 そうこう考えているうちに、武家屋敷のようなかなり広い家に入る。

 

 「っ!大丈夫ですか!

 ・・・ダメか。」

 

 この町で初めて見る人の姿。

あいにく、すでに事切れているようだ。死体を詳しく調べて見る。

 

 遺体は紫の髪の女性。顔は焼かれていてよく分からないが、首から下は比較的きれいだ。おっぱいがでかい。

手には血の着いたナイフ。自殺したのか?

 

ん?手の甲に・・・何か・・・

 

 「ええっ!これってまさか・・・令呪!?」

 

 聖杯戦争のことは聞いたことがあるが、まさかこの町でそれが行われていたということだろうか?

 

 もっと詳しく調べよう。

魔術を使って探索すると地下室がある。行って見よう。

 

 

 「・・・儀式用の魔方陣。

間違いない。ここでサーヴァントが召喚されたらしい。」

 

 となると、あの狙撃を行ったのはサーヴァントと見てまず間違いない。・・・剣を弾丸として撃つ英雄。

ダメだ。まだピースが足りない。

 

 サーヴァント、か。私も呼ぶことはできないだろうか?スパイスを使えば少しは太刀打ちできると思うが・・・。

 

 考えている時間はない。ぐだぐだ考えているうちに立夏が死ぬかも知れない。それは絶対嫌!

 

 『素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。

降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。

繰り返すつどに五度。

ただ、満たされる刻を破却する

――――告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。

汝三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』

 

 呪文を唱えると、ポケットからあの虹色の石が吸い込まれ、魔方陣が虹色に光輝く。

 

 

 

それが私にとってのグランドオーダーの始まりだった。

 

 




頑張って一人称視点で書いて見ました。
ホモちゃんは魔術師としては珍しい、ちゃんと人の心配ができる魔術師にしました。

ホモちゃんのサーヴァント

  • 清少納言
  • カーマ
  • 沖田総司オルタナティブ
  • 武蔵
  • 男キャラのヤベェ奴(王様たち)
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