「蒼音さん、果南さん」
「(。´・ω・)ん?」
「どうしたのダイヤ?」
たまたま生徒会室に遊びに行ってた俺と果南。
遊びに行ってたと言っても、ダイヤが忙しそうなら手伝うぞ。
「私の家に大きな蔵があるでしょう?」
「あー、あれがどうかしたのか?」
「それを片付けようとしているのですが…」
「ルビィちゃんと二人じゃキツイと判断して」
「「力のある俺(私)を動員して手伝ってもらおうと」」
「そ、そういうことですわ」
果南は筋肉モリモリマッチョウーマンだからな。
因みに俺はライブで機材を持ったりするんで、筋肉はあるほうだ。
「一応、曜も誘っとくよ」
「ありがとうございますわ」
「鞠莉…はいいか…」
「あの人がいたら終わるものも終わりませんわ!」
「お、おう」
「それでは、次の日曜日によろしくお願いしますわ」
~~
渡辺家
俺は俺の太ももの上に座っている曜に話しかける。
「なー曜」
「どうしたのお兄ちゃん?」
「次の日曜日空いてるか?」
「特に用事はないけど…
どうしたの?」
「黒澤家の蔵を掃除するから手伝ってくれないか?」
「全然良いよ!お兄ちゃんと一緒だし…」
最後の辺は聞こえなかったけど、曜も手伝ってくれるそうだ。
あとでアイスでも買ってやろう。
~~
日曜日
「この蔵の掃除だけに集まって下さり、ありがとうございます」
「うん」
「うゆ!」
「ヨーソロー!」
「では、片付けの手順を…「も~、ダイヤってばなんでマリーも誘ってくれなかったわけ⁉」鞠莉さん⁉」
トラブルメーカーがやってきた。
鞠莉もやるときはやるんだけど、普段の行いがなぁ…
にしても、なんで知ってるんだ?
「あ、あの、ルビィが呼んだんです…
果南さんや蒼音さんが来るっておねぃちゃんが言うから…」
「もう、良いんじゃね?
人手が増えるしな」
「そ、そうですわね…」
ダイヤも仕方ないと言ってくれた。
「蒼ちゃん、シャイニー★」ハグッ
「あ!鞠莉ちゃんがお兄ちゃんに抱きついてるー!」プク-
「ズルい!私もっ!」ハグッ
「ちょっ…お前らなぁ…」
「ピギィ…だ、大胆…」
二人が抱きつくから、曜は更に膨れて破裂しそうだし、ルビィちゃんは大胆さにビックリしてるよ…
「ぶっぶーですわ!」
ダイヤの説教が始まった。
まあ、まりかなが一方的に俺に抱きついてきただけなんだけどさ。
「すまないダイヤ。助かった」
「まだ学生の身分なのですから、節度を持ってほしいものです」
「そうだなぁ」
早速スタートダッシュが決まらなかったが、蔵の掃除が始まった。
「はー、よいしょ~」
「お兄ちゃんおじいさんみたい…」
「重いから仕方ないだろ!」
外に運び出すのを、俺、曜、果南、鞠莉の三人がやって、中身の確認を黒澤姉妹がやっている。
蔵の中にあったのは桐タンスとかだな。
あとは日本刀、猟銃もあった。
ダイヤのひーじーちゃんが猟師だったそうな。
あ、大判小判もあった。
凄いな黒澤家。
「お昼にしましょう」
というダイヤの一声で俺らは昼食兼休憩にした。
「うぇ~疲れた~」
「ふふっ、お疲れ様ですわ」
「蒼ちゃん~」
「暑苦しくなるから、ハグは禁止」
「蒼音のいけずぅ~」
因みに昼食は冷やし中華だったゾ。
おいしかった。
~~
「後半戦!ですわ!」
「「「「おー!」」」」
午前中は半分片付いたから、午後はもう半分だ。
と意気込んだ時、
「は、ハグゥ!」ハグッ
「うぇ⁉どうした果南?」
「に、2階にぃ…」
「もう~、果南ったら可愛いわ~」
2階に偵察に行った曜が帰ってきた。
「この般若のお面とこのお面じゃないのかな?」
「あ~、能面か」
曜が持ってきたのは般若の面と
確かに怖いな。
「果南、もう大丈夫だぞ」
「ほんとぅ?」
ヤバ、目を潤ませて上目遣いしてくる果南が可愛い。
あと、曜はまた頬を膨らませてる。
~~
あの後は特に弊害もなく終わった。
まー、お金になりそうなものが多いわけな。
日本刀、猟銃、大判小判、誰かの浮世絵、美人画などなど。
見た感じ保存状態は良さそうだ。
「皆さん、今日は本当にありがとうございました。蔵を掃除出来て良かったですわ」
「冒険してる感じで楽しかったわ~」
「発掘されたのもすごいのが多いな」
ま、久しぶりにビビり果南が見れて良かったしな。
~~
帰り道
「お兄ちゃん、鞠莉ちゃんと果南ちゃんにハグされて嬉しそうだったね」ムスゥ
「どこをどう見たらそう言えるんだ…」
おかげで疲れましたよ。
「家に帰ったら、たくさん構ってね!
そんじゃないと許さないからね!」
「仰せのままに、お嬢様」
「よろしい!」
ぶっちゃけ、家帰ってゆっくりしたいんだけど、今日はそんなに曜に構えなかったから仕方ないか。
~~
家に帰った後いっぱい構ってやった。