新しい紅魔館メンバーの視点
の二点でお送りいたします。
導入につなげていければいいなぁ
パチュリーが紅魔館の一員になってから、何十年か経った。
パチュリーもめでたく100を超える魔女になり、レミリアもあと数十年で500歳になる年。
もうすでに紅魔館は人間から認識すらされなくなり、吸血鬼の存在など物語の中でしか出ず、もう人間達から忘れ去られているようになった。
20世紀ももうすぐ終わりを迎える年、人間達から忘れ去られた紅魔館内の様子を見ていこう。
まずは『レミリア・スカーレット』
ここ紅魔館の領主にして吸血鬼として400後半生きているものの、吸血鬼の中ではまだまだ年若く、現在の吸血鬼としての能力は他の吸血鬼よりも遥かに秀でており、将来性も期待できる。
最近頭を悩ますことは、フランが最近になって奇行に走るようになったこと。
遊びと称して、色々なことをレミリアに試そうとする。
あらゆる魔法、魔術をレミリアで試そうとしたりする。
幸い、レミリアの身体は何ともなかった。
真ん中に穴の開いた金貨を紐で括り付けて、レミリアの前で左右に揺らして暗示をかけようとした時は流石に意図を図りかねるとレミリアは語っていた。
続いて、『フランドール・スカーレット』
兄であるレミリアの妹にして兄の5歳下で黄金色の綺麗な髪、無邪気な性格でいつまでも兄離れが出来ない様子の元気な妹である。
フランは、兄であるレミリアに兄妹としての関係を超越した感情を抱いている。
レミリアの害になる者を徹底的に排除しようとする動きがあり、逆にレミリアに忠誠を誓うように使用人たちに洗脳にも似た教育を施したこともあるとかないとか。
最近は、美鈴を一方的に叩きのめして何らかのストレスを解消していたり、パチュリーから魔法を教わったり、積極的に使用人たちと関わったりと、どんどんと交流関係を増やしている。
フランの最近の悩みは、兄であるレミリアに洗脳魔法や、洗脳魔法系統、催眠術が全然効き目がないこと。
毎度毎度失敗するたびに、より高度な魔法を勉強しようとするため、魔法に関して全く無知なレミリアは、一生懸命でいいことだと黙認している。
レミリア自身、そんな魔法をかけられていることには気づかないが。
次に、『紅美鈴』
レミリアが100歳ほどの時に紅魔館にやってきて、勝負を挑んで完敗してから新しい使用人として紅魔館に働くことになった。
武術の達人であり、その時期は人間達からの襲撃も頻繁にあり、それを迎撃する任務も兼務している。
メイドして、番人もして、しかも、レミリアの専属メイドとして、様々な教育を先輩方からの妬みを加算して散々叩き込まれている。
紅魔館内で一番酷使されているのは彼女である。
そこに、レミリアの専属メイドということに一番妬んだフランに一方的にボコられていることも合わさっている。
おかげで、疲労回復の為に使用している『気』が上達したり、耐久力が吸血鬼、レミリア以上になったのだが、それは本人にも気が付いていない。
本来、武人気質であるので、時々、庭でレミリアを始め、様々な人たちと組手をしている姿をよく見かける。
最近の趣味は庭で花を咲かせたりする園芸。
最近の悩みは、女性としての自分を磨くか、武人としての自分を磨くか。
どちらが、より目を惹くようになるかなぁと悩んでいるらしい。誰のとは言わないが。
最後は『パチュリー・ノーレッジ』
100年前ぐらいに紅魔館に来て、魔導書を読ませて欲しいと頼んできた少女である。
自身の知識と魔法の研究の成果等を見返りに魔導書を読ませてもらうことになり、最終的にレミリアと意気投合して、『パチェ』『レミィ』と呼び合う友人関係にまで進展した。
そして、さらに両親を亡くしているパチュリーにレミリアが機転を利かせて、紅魔館に住ませることになった。
地下の大図書館を管理するようになり、さらに代わりの司書として使い魔を召喚したらしい。
いつから準備していたのか、前に住んでいた住処を転移魔法で転移させた。
あまり他人へ興味を示さないように見えるが、レミリアと友人関係を結んだり、その妹フランに魔法を教えたり、美鈴と偶に他愛のない話をしたりとある程度の交流関係はあり、面倒見もいいようだ。
しかし、友人であるレミリアとの接触をある程度避けているような節があり、お茶会等の誘いに断りを入れるため、レミリアは実はパチュリーから嫌われているのではないのかと落ち込んだことがあり、それで一悶着したことがある。
しかし、レミリアとの仲は以前変わりなく良好のようである。
最近の悩みは、自身の何かを抑制する魔法を試行錯誤して編み出そうとしているが、全く成果が出ないこと。
召喚した使い魔から何かを理解したような目で労わるように接してくるので、それが何となくムカつくこと。
そんなこんなで多種多様な悩みを抱えながらも、(半分以上同じ対象)日々、人間達から忘れ去られながらも基本平和に暮らしている。
しかし、数か月後、他からやってきた吸血鬼の生き残りがやってきて、助力を願い出てきたことから、紅魔館の新しい生活が始まることになる。
そして、その新しい生活の場所が、その生き残りの吸血鬼の口から初めて出ることになる。
……………忘れ去られた者たちが行きつく理想郷『幻想郷』が。
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(小悪魔視点)
皆さん、初めまして!
私、パチュリー様の使い魔をしております。小悪魔です!
元は吸血鬼と同じくらい強力な種族である悪魔なのですが、その悪魔たちの中でも弱い分類にいるので、『小悪魔』と呼ばれています。
パチュリー様からは『こあ』と呼ばれています。
私は、ここ、紅魔館内地下図書館の司書をお勤めしています。
紅魔館の領主様はレミリア・スカーレットという名前の吸血鬼さんです。
初めて名前を聞いたときは女性の方かなと思ったのですが、パチュリー様からお聞きしたところ、男性の方らしいです。
女性の名前なのに、何だ男か…………。
と思わず口にしたら、「男で何が悪い!!」と顎が砕けそうなほどの一撃を貰いそうな気がしたので、名前に関することはあまり言わないほうがいいですよね……………。
レミリアさんは、男性の方ですけど、女性と見間違えそうなほどの御容貌で、白い肌と綺麗な紅い瞳と艶のある青色の御髪をしておられます!…………………羨ましい。
性格も、人懐っこい性格をしておられ、力の弱い私にも、侮蔑の目をせずに話しかけていただきます!
そんな美少年のレミリアさん、いえ、お坊ちゃまは、使用人たちの中でも、ほぼ全員から慕われております。
そのルックスと性格、時に威厳のあるギャップによって主に女性方から高い人気があります!
その少年の見た目がお好きだという方も…………………。
…………もちろん、私も。
コホン、とにかく私は、吸血鬼の方が多くいらっしゃる紅魔館で司書として働いています。
吸血鬼といえば、傲慢で、弱い者を下に見下すというような噂がありますけど、ここの吸血鬼の方たちはとても私に良くしてもらってます!
私も、赤い瞳で、翼も生えているから吸血鬼の同類だと思われているのでしょうか?
噂なんて当てにならないなって改めて感じましたね。
司書という職ですので、たくさんの人と交流することもあります。
強いて挙げるとすれば、お坊ちゃまのレミリア様、お坊ちゃまの妹様であるフランドール様、そして、お坊ちゃまの専属メイドとして仕えていらっしゃる紅美鈴さん、当然ですが、私のご主人様であるパチュリー様です。
お坊ちゃまは、私のご主人様であるパチュリー様のご友人ですので、良く、図書館にいらっしゃいます。椅子に座りながら、頬杖をついて、パチュリー様とお話になるそのお姿…………………。
はぁ…………………眼福ですぅ。
あら、また逸れましたね。
図書館にいらっしゃるお坊ちゃまは私には話しかけていただきますので。ある程度、面識はあるのです。
フラン様は、よく図書館にいらっしゃり、幾時間かパチュリー様に魔法を教わった後、魔導書を借りていかれます。
魔導書のほとんどは、洗脳・支配系統の魔法でしたが、どういった用途でお使いになるのでしょうか…………………?
次に紅美鈴さん。
一番私と面識のある方で、図書館に訪れたら良く私に話しかけていただきます。
お優しい方で、園芸が趣味だそうです。
最後は私のご主人様であるパチュリー様です。
最初は冷たい方という印象でしたが、実はお優しい方でした。
フラン様に面倒がらずに魔法を教えていたりと、面倒見もいいです。
しかし、夜な夜な自室でなさられていることは…………………。
まぁ、私も女性ですので、まぁこれ以上言及しないことにしますが、
あれは、確実にお坊ちゃまですよね…………………。
「レミィ」、「レミィ」
と自室の方から聞こえてくるので…………………。
そういうことなんでしょう。
その次の日は、恐らくパチュリー様はお疲れでしょうから、何かとお気遣いしているのですが、何となくその日はきついお仕置きが多いような気がします。
しかし、最初の印象から今回は多少意外でした。
パチュリー様って意外とむっt(
その日、小悪魔が地下図書館で吊るされている姿が確認された。
お次の話は、生き残り吸血鬼視点で行きたいかなぁと思います。
カリスマおうぜ様を描けるか心配ですね。