私レミリア♂紅魔館がヤバい!   作:たぶくむ

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思っていた以上にかなりのユーザー様方からお気に入り、評価をいただきました。



誠にありがとうございます! より皆様がご満足いただける小説を作っていきたいと思います。





できるだけ、原作に早く移れるように省き省きで行きたいと思います。


原作前 
紅い悪魔(前編)


1503年、とある貴族家に一人の赤子が誕生した。

 

 

その貴族家は『スカーレット家』

 

 

とある険しい山脈の奥地にある一村を支配している『吸血鬼』の一族の名である。

 

 

『吸血鬼』

 

暗闇に紛れ、人の生き血を啜り、肉を食らう悪魔である。

 

人智を超えた怪力と運動能力

 

翼を生やし、風をも切り裂くほどの飛行速度

 

致死の傷すらすぐに再生してしまう再生能力

 

心臓を貫いても死なない不死の生物

 

 

 

吸血鬼とは人類に仇なす存在として、恐怖の対象とされてきた者たちである。

 

 

しかし、弱点も多いとされている。

 

 

光を浴びると灰になって死んでしまう

 

流水が弱点である

 

十字架や聖水で退けられる。

 

その他、油、薔薇、香、ろうそく、銀、塩等

 

 

嘘か誠か、吸血鬼の弱点や対策が編み出されていき、

 

 

いたるところで吸血鬼が討伐され、結果的にその姿を表にださなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……というのが人類の認識である。 

 

 

 

 

話を戻し、スカーレット家に移ろう。

 

 

1503年、この世に産声を上げ、吸血鬼の血を継いだこの幼子が『レミリア・スカーレット』である。

 

 

母と同じ青みのある綺麗な髪、吸血鬼である証拠の紅い眼、

綺麗に整って可愛らしい顔

 

そして何より、赤子にしては立派な翼である。

 

 

吸血鬼の『翼』は何よりも重大な意味を持つ。

 

 

ただ単純に空を飛ぶだけではなく、魔力の量もこの翼に影響を受ける。

 

吸血鬼の翼とは、その吸血鬼の力と威厳、偉大さそのものなのである。

 

 

 

そんな将来有望、将来美しく育つであろう赤子の誕生を両親は喜ばないわけがなかった。

 

 

両親は期待を込めて、そして神に仇なす堕天使の名を取ってこう名付けた。

 

「レミリア・スカーレット」 と

 

 

 

 

………………主に母方の熱弁で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、スカーレット家長男 『レミリア・スカーレット』が誕生した。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

時は流れて、数年、物心がついたころであるレミリアに父は様々な事を教えた。

 

 

狩りの仕方、戦い方、空の飛び方、貴族としての矜持、ありとあらゆることを教えていった。

 

レミリアは乾いたスポンジの如く様々な事を吸収していく。

 

彼は天才であった。

 

 

『我々スカーレット家は、我らの始祖ヴラド・ツェペシュの末裔なのだから、高名な先祖の名を汚さないよう、それにふさわしい吸血鬼となりなさい』

 

 

父から何度も何度も言われた言を胸に、レミリアはすくすくと成長していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、吸血鬼にとって必要不可欠なのは人間の血である。

 

 

生まれてから1,2年までのレミリアは、父や母が採ってきた血を飲んできたものの、この年からレミリアは自分で吸血をしなければいけない。

 

 

そのため、父と共に支配下の村、遠出の街などに外出することで、吸血と共に外の世界というものを学んでいくのであった。

 

 

 

 

 

吸血鬼は若い女性の血ばかり好んで飲む。というのは人間界の中で広まった噂である。そのため、吸血鬼の恐怖に未だ恐れる人間たちは、夜の外出を控え、しっかりとドアや窓の鍵を閉めたりして、吸血鬼の侵入を防ごうとする。

 

 

確かに吸血鬼は若い女性の血を飲む、しかし、これは人間側がある行動をしたためである。

 

 

 

吸血鬼に血を吸われると吸血鬼の眷属と化してしまう。

 

 

これも、吸血鬼を恐れる人間たちの間で広まったことである。

 

 

それを防ぐために、または吸血鬼を退けるために、吸血鬼の弱点である香をつけたりニンニクを口にしたりといったことが行われている。

 

 

が、それは人間たちが勝手に広めた単なる迷信である。確かに日光だとか事実のものもあるが、大半は嘘である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十字架が弱点というのも単なる迷信なので、吸血鬼にうっかり遭遇したからと言って両腕を開いて十字架ポーズをしてその場にとどまるのはやめよう。

 

吸血されるだけである。

 

 

 

ただまぁ、ニンニクを口にしておくのは効果的であるといえる。

 

理由は簡単だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

臭いからだ。

 

 

 

そりゃそうだ、タダでさえ鼻も人間より敏感な吸血鬼だ、

 

人間でも臭いと感じるニンニクがより悪臭に感じるなんて至極当然だ。

 

そんな悪臭の中で食事、吸血鬼では吸血ができようか、いやできない。

 

……気にしない人もいるだろうが、少なくとも私にはできない

 

 

そのため、吸血鬼たちはニンニクを好まない若い女性に目をつけるのだ。

 

 

 

 

 

吸血鬼たちが人間界から姿を消したのも、ニンニクの臭いが原因なのかもしれない。

 

そもそも、迷信だらけの吸血鬼の弱点で吸血鬼が死ぬわけないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

流石のレミリアでも、ニンニクの悪臭は受け付けなかった。

 

 

「牧場の隅っこにあるものと同じ臭いに感じた」

 

と後のレミリアはそう述べた。

 

 

 

 

 

そんなこんなでレミリアが、父から、または母から、生きる術を着実に自分の物にするのにそう時間はかからなかった。

 

 

しかし未だ、自分の真の能力に目覚めていないレミリア・スカーレット。

 

 

自分自身の能力の開花の原因の発端が突如起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとレミリアの母が第二子を懐妊したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

それがフランドール・スカーレット

 

ありとあらゆるものを破壊する『悪魔の妹』の誕生であり、

レミリアの能力が開花する要因でもあった。

 

 

 

 

 




原作まで、あと何話ほどで行けるんだろう。




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