私レミリア♂紅魔館がヤバい!   作:たぶくむ

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ここから原作行きます。


原作 ~東方紅魔郷~
紅霧異変 ~導入~


2003年、『博麗霊夢』が新しい博麗の巫女として就任した。と、同時に霊夢は幻想郷の新しい決闘法『スペルカードルール』なるものを制定した。

 

博麗の巫女。それは幻想郷を守るための存在であり、博麗大結界の維持に必要不可欠な存在なのである。

 

博麗の巫女は妖怪の退治、異変の解決を生業としており、行事の儀式、祈祷などの仕事も請け負う、幻想郷の人間達にとって希望の証だ。

 

博麗の巫女は継承制であり、霊力の強い女性を巫女へと仕立て上げることになっている。

 

そして、今代の博麗の巫女『博麗霊夢』は一際霊力の高く、才能も秀才の域に達するほどであり、前評判から彼女に対する人里の人間達の評価は高かった。

 

はずである。

 

実際に博麗に就任した霊夢は面倒くさがりという性格であり、そういった巫女としての役割をすることを嫌がっているという節がある。

 

当初、平和かつ全力で楽しめ、人間と妖怪が平和的に争うことができ、それでいて妖怪の本来の力を衰えさせないという『スペルカードルール』を制定した当初こそは、巫女としての実力以外にも頭脳も優秀だと。人里の人間達は歓喜した。

 

しかし、それ以降の霊夢といえば、妖怪退治にあまり積極的ではなく、行事等も行うことを嫌がっており、前までの博麗の巫女としては到底珍しく、ありえない姿であった。

 

しかし、ある程度、依頼を受けて妖怪退治をしたり、行事もなんだかんだ言ってしっかりやるといった巫女としての仕事はこなしているのだから文句のつけようがない。

 

 

だが、消極的かつ危機感の薄さによって、人里では、博麗の巫女『博麗霊夢』に多少の不信感すらも募らせることになる。

 

さらには霊夢の人柄にも問題があり、一見冷たいような印象を持ち、誰にでも優しくもなく厳しくもない。悪く言えば無関心、よく言えばだれにでも平等といった見方も、前までの博麗の巫女とは違っている。

 

それに、博麗神社は信仰の対象であったのだが、霊夢の怠惰的な性格が災いし、その周辺に妖怪たちがたむろうようになっていくと、すっかり博麗神社の信仰も減少していくことになってしまった。

 

まぁ、それも、あまり霊夢にとっては我関せずといった反応なのだが。

少し困るとすれば、賽銭がなくなるといった楽観的な目測なのである。

 

 

今日も霊夢はのんべんだらりといった生活を博麗神社で過ごしていくのである。

 

 

それから数か月後、2003年 夏。

 

 

ある日、突然幻想郷中に妖気を帯びた紅い霧が空を覆い、日光が遮られた。

 

人々はその妖気を帯びた霧の為に体調を崩し始め、家から外にでることができないとった問題を抱えてしまうことになる。人々は世界の終わりかと恐れおののき、家の中で震える日々を過ごした。

 

さらには、その霧は幻想郷を越え、外の世界に干渉までしてしまうのではないかというところまで広がってしまった。

 

そして、幻想郷の秩序を守る博麗の巫女がこれを危惧し、異変解決の為に動きだす。

 

これが、幻想郷初、『スペルカードルール』を用いての決闘を行うことになった異変

 

 

『紅霧異変』の始まりである

 

 

 

 

 

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ザっザっと箒を持って神社境内を掃除していく霊夢。それが、毎日の霊夢の生活ルーティーンであり、これで一日が始まるという合図なのである。

 

そして、掃除が終わった後、縁側でお茶をして、また今日も霊夢の平凡な一日がまた過ぎ去ろうとした矢先のことである。

 

 

「……………………?」

 

 

突然、空が紅く染まる。

 

 

今日は快晴だったはずであり、太陽からの強い日差しも差してきていた、突然紅くなるといったことはないはずだ。

 

…………いや、霧だ。紅い霧。妖気を帯びている紅い霧だ。

 

自然現象ではない。これほどの妖気を帯びた霧。明らかに人為的な何かが絡んでいる。

 

そう霊夢は結論付ける。

 

異変だ。と

 

 

「……………はぁ」

 

 

そして、異変だと認識した瞬間、霊夢の口からため息が漏れる。

少しだけ、肌を擦り、肌寒かった自分を少しでもと暖めていく。

 

霧で日光が妨げられ、多少の暑さから解消されてきた。これはこれでいいものだ。と霊夢は考えるが。

 

 

「……………洗濯物が、乾かないじゃない」

 

こんな霧じゃ、洗濯物が乾かない。これは死活問題である。

 

 

………まったく、こんな面倒な異変を起こすのなら、時期と、私の状況ぐらい考えてよね。

 

 

と、やり場のない不満の声が霊夢の心の中から漏れ出すが、言い出しても仕方がない。

 

 

どうせこんな妖気の霧だ。私はいたって平気だが、人里の方では何らかの影響が及ぼされてしまうだろう。それならば遅かれ早かれ異変解決の依頼だってくるし、それだったら早めに解決して、人里の方から金やら野菜やらをふんだくってやろうと霊夢は考えた。

 

 

そして霊夢はお祓い棒を手に持って、宙へと浮き出す。

 

人間である彼女が空を飛べる理由、それは彼女の『空を飛ぶ程度の能力』によってのこと。

 

人間ながらにして空を飛ぶ能力を備える彼女はその能力を活用して空高くへと浮き上がり、そして、霧の出処を探ってみる。

 

 

「……………わかんないわ」

 

 

空を飛んでも辺り一面霧だらけ、そりゃ出所も見つからない。

 

 

「……………あっちかしらね」

 

 

そして、霊夢は自身の勘を頼りに、霧の湖の方面へと飛び出していくのだ。

 

 

ここが、彼女の勘の鋭さといったところか、偶然にも、霧の出どころである紅魔館へと霊夢は飛び出していくのである。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ガサガサと森の中で何かをあさっている音がする。

 

 

その音の発生源は、白と黒の衣装に身を包み、知っている者からすればまんま魔法使いのような見た目をしている金髪の少女、『霧雨魔理沙』である。

 

 

「よっしゃ!珍しいキノコだ!」

 

 

そして、勢いよく上体を起こした魔理沙はキノコを手に嬉しそうにそういうのである。

 

 

「……………………うん?」

 

 

ふと、異変を感じり、上を見上げる。

 

 

「………なんだあれ」

 

 

目の先には紅い霧、それも妖気を帯びた霧である。

 

これは自然現象ではないということは魔理沙にはすぐわかった。

 

これはただ事じゃないなと思い、すぐに隣に置いてあった箒にまたがって上空へと浮き上がっていく。

 

そして、上空へと浮き上がった彼女は、辺りを見渡していくがやはりといったところか紅い霧で辺りが良く見渡せない。

 

 

「……………………!」

 

 

そこで、より一層霧でおおわれており、他よりも強い妖気で見ている場所があった。

 

 

山麓の湖、霧の湖付近の方である。

 

魔法の森という場所で暮らしている魔理沙にとって霧の湖は比較的近くにあるので、よくわかった

 

 

「…………あそこか?」

 

 

そして魔理沙はその霧の湖周辺が異変の原因か中心地

もしくは首謀者がいるんだなと当てをつける

 

 

 

………親玉の住処となると、掘り出し物があるかもな。

 

 

・・・あいつが出てきたら、動きにくくなるぜ。

 

 

手には、愛用の『ミニ八卦炉』、そして、体をゆっくりと前傾にする。

 

 

 

「よっしゃあ!!」

 

そういって、彼女は異変の方へと勢いよく飛び出していく。

 

 

周辺で何かと活性化した妖精たちが向かってくるのを、弾幕で撃退しながら、魔理沙は進んでいくのである。

 

速度を変えずに、向かってくる妖精たちを蹴散らしながら魔理沙は思う。

 

 

「こういう気持ち、なんというか…………。」

 

 

そう、自分の中で感じる気持ち。少しだけ覚えた爽快感といった感情だろうか。

 

 

「あいつなら『気持ちがいいわね』とかいいそうだな」

 

頭に浮かべるのは、いつものんびりとしていて、他人に無関心なようで人一倍気を使える私の友人。

 

 

「まぁ、私は夜は嫌いだけどな。………変な奴しかいないし」

 

まぁ、今はいないやつのことを言ったところで関係がない。

らしくない自分に戒めるようにしてつぶやく魔理沙。

 

 

「あいたッ!………変な奴って誰の事~?」

 

 

突然目の前に黒い球体が出てきたと思ったら、木にぶつかり、黒い影から少女がそんな声をかけた。

 

幼い少女の見た目であり、目は赤、黄色のボブの髪形をしている少女、

 

白黒の洋服を身に着けておりロングのスカート。頭には赤いリボンをつけ、両手を左右に広げている。

 

 

「別にお前のことじゃ…………って、あながち間違いでもないかもな」

 

 

「あら、失礼ね」

 

 

「そういったってさ、なんでそんなに手を広げてるのさ?」

 

 

「『聖者は十字架に磔られました』って言っているように見える?」

 

 

「いんや、『人類は十進法を採用しました』って見えるな」

 

 

「貴女。人間でしょ~?夜に出歩く人間は食べてもいい人間だって言われてるけど・・・」

 

 

「だったら、私は食べてはいけない人間だな。夜だけでもなく、朝にも出歩いているからな」

 

 

「そーなのかー」

 

 

「わかったんだったらそこをどいてくれると助かるぜ」

 

 

「いやよ、人間と妖怪、巡り合ったらすることは一つ。でしょ~?」

 

 

「うーん、急いではいるんだが・・・まぁ、いいか、準備運動にもってこいかもな!」

 

 

そういって魔理沙は手に魔力を込めて、目の前の少女に向かって弾幕を放とうとする。

 

 

対する少女。『ルーミア』 『闇を操る程度の能力』

 

闇を操る妖怪であるルーミアも、手に妖力を込める。

 

 

これが、紅霧異変での初めての弾幕ごっこが始まる。

 

 

 

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「これで約束事は果たしたが、満足か?」

 

 

「ええ、これでいいわ。ありがとう」

 

 

窓越しに外を紅く覆う霧を見て、紅茶を含みながら、傍にいる紫にそう言い放つレミリア。

 

同じく、ティーカップを手に持って窓越しに紅い霧をみる紫。

 

 

「それにしても、博麗が来ると聞いていたが、一匹、白黒のネズミが入り込もうとしているのは聞いてはいないが?」

 

 

「『霧雨魔理沙』ですか、『運命』を見たのね?………まぁ、彼女が紅魔館に興味を持たなくはないですが、流石に彼女までは見ていられないの。そこに関しては私の管轄外ですわ」

 

 

「ふん、詭弁だな。まぁいい、奴が向かうであろう地下にフランを向かわせた。なんら問題はない。まぁ、それより、まだ飲むか?」

 

 

「あら、それじゃあ頂きますわ。それにしても、いいの?そんなに余裕ぶって」

 

 

「いきなりメインは味気があるまい?盛大に歓迎してやろうじゃないか。その博麗とやらを。

向かってくるは美鈴、咲夜、そして最後には私自らが、なかなか面白いだろう?」

 

 

「………まぁ、それが貴方の判断だったらそれに任せるわ」

 

 

「…………くっく、さぁ来い、博麗の巫女よ。せいぜいがっかりさせないでくれよ?」

 

 

「……………………」

 

 

紫は再び注いでもらった紅茶を口に含んでこう思った。

 

 

…………案外、子供らしいところもあるのね。レミリア。

 

 

どこか、ほっとした自分がいた。

 

 




そういえば、原作のレミリアって霊夢が来た時にはお腹いっぱいらしいですね。
まぁ、そういうことなんですね。
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