私レミリア♂紅魔館がヤバい!   作:たぶくむ

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UA30万到達いたしました~ 7/21 

気が付けば50話以上も書いてしまいましたね。

さらに気が付けば誤字報告のページも3ページほど、報告していただいております。

誤字報告は誠に有難いです。私も誤字に気を付けないとなと思うこの頃です。




春雪異変 ~Extra 3~

「…………この吹雪の中で、突然来訪してくるとはどういった了見だ?…………『八雲紫』」

 

 

時は戻って、場所は紅魔館。

客室には、客人である『八雲紫』と、妖精メイドの知らせを受けて客室に向かったレミリアとフランがいた。

 

両者を挟むテーブルには、それぞれティーカップが。

 

 

「…………………、協力して欲しいことがあるの」

 

 

この日の紫はどこか固い表情であった。その目は真剣そのものであり、いつもの掴みどころのない気の抜けている表情ではなく。

 

幻想郷の賢者としての立場として、そして、どこか哀愁漂う雰囲気を醸し出して。

 

 

「…………協力?」

 

 

レミリアは、スッと鋭い目を紫に向け、ティーカップの紅茶を一口含む。

 

 

「…………この異変を、解決して欲しいの」

 

 

「……異変解決には咲夜を向かわせている。そして、霊夢と魔理沙も異変解決に向かっていると報告があったが。それでも足りぬと?」

 

 

「…………えぇ。あの子では……いいえ、霊夢を含めてもあの子達だけでは無理よ」

 

 

「…………詳しく聞こうか」

 

 

「この異変の元凶…………西行妖を…………封印して…………我が友人を…………『西行寺幽々子』を助けてほしいの。幻想郷が、終わる前に…………ッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「………………あ…………あぁ………」

 

 

「何を呆けている。フフッ、お前ともあろうものが……珍しいな」

 

 

突然冥界で、咲夜を横抱きにして西行妖からの攻撃から守った存在は。

予想外の紅魔館の主にして、咲夜が仕えるレミリア・スカーレットそのものであった。

 

 

咲夜も、死んだと思えば、突然敬愛する主が登場したため、あまりの予想外の出来事に、言葉が出ない。

 

 

「……お、お坊ちゃま。ど…どうして、ここに…………?」

 

 

「何、少し急用があっただけだ、それも突然の、な」

 

 

走馬灯でもない、夢の中でもない。 ここは、冥界。

はっきりと自分が生きているということを実感する咲夜。

 

 

「…………………ッ!!??お坊ちゃまッ!!翼がッ!!??」

 

 

しかし、咲夜の目には信じたくない光景が映る。

 

咲夜を寸前で救い出したレミリアには、片翼が焼けただれている光景が目に映った。それも、恐らくは背中にも到達しているのであろう。

 

 

そして、よく見てみれば、気丈に振舞っているレミリアの顔は、少しばかりの苦痛に歪み、少しばかり、脂汗が流れている。

 

 

「………なぁに、この程度、すぐ治る。何も騒ぐことでもない」

 

 

しかしレミリアは、そんな咲夜を心配かけさせないと、気丈に振舞い続ける。

 

 

「………それにッ、お前を失ってしまうという痛みに比べれば、安いものだ」

 

 

「…………………ッ!!お坊ちゃま…………」

 

 

何ともないようにそう言うレミリアに、咲夜は言葉に尽くせないほどの多幸感を覚える。

 

 

「……………ッあ!!お、お坊ちゃまッ!!魔理沙と妖夢がッ!!!」

 

 

「魔理沙、とようむ、白髪のか?ならば心配ない…………フランッ!!」

 

 

「バッチリだよ!!お兄様ッ!!」

 

 

「……た、助かった……………こ、今度ばかりは死ぬかと思ったのぜ…………」

 

 

「……………ぁ………?」

 

 

今は喜んでいる暇はない、と咲夜は魔理沙と妖夢が西行妖のレーザーに呑み込まれてしまったことを話そうとするが、レミリアは心配ないと不敵な笑みを浮かべ、レミリアの妹であるフランの名前を呼ぶ。

 

 

フランの声がした方向を見ると、フランに掴まれてぶら下がっている魔理沙と妖夢の姿があった。

 

 

「あ、あぁ、魔理沙と妖夢…生きて…………」

 

 

咲夜は、心底安心したような声を出す。

 

 

「安心するにはまだ早いさ。話は紫から聞いている。まずはあの西行妖をどうにかする。そして、その道中で西行妖の中に取り込まれている『西行寺幽々子』を救い出す。…………それで相違ないな?博麗霊夢」

 

 

「………………………えぇ、それで間違いないわ」

 

 

レミリアは、周囲へ言い聞かせるように伝え、そして後方から近付いてきた霊夢に顔を向けて確認を取る。

 

 

「………なら、皆、耳を貸せ」

 

 

そういうと、レミリアはニィッ、と不敵な笑みを浮かべ、嗤う。

 

 

「反撃の時間だ」

 

 

西行妖へと

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「そらッ!!もう一発お見舞いしてやるぜッ!!」

 

 

──恋符『マスタースパーク』

 

 

「………ッと、よく見てみれば、結構避けやすいわね」

 

 

──奇術『エターナルミーク』

 

 

西行妖の攻撃を、避けた魔理沙と咲夜は、それぞれスペルカードを放つ。

 

しかし、彼女たちの弾幕は西行妖へと到達せず、西行妖が展開する巨大な結界によって防がれる。

 

八分咲になった西行妖が持つ妖気は、やはり強大であり、そんな西行妖を守るように、ちっとやそっとの弾幕では、到底破壊することなど出来ない。

 

 

これは、火力の高い魔理沙の『マスタースパーク』も同様であり、まったくビクともしていない。

 

 

「………くそッ、やっぱり通用しないぜ。…………本当に、大丈夫なのか?『あの結界を破壊する』なんて」

 

 

「フッ、お坊ちゃまはやると仰られたことは必ずやる御方。心配せずに、私達はお坊ちゃまが仰せになられる通り『時間稼ぎ』をしていればいいのよ」

 

 

 

 

 

 

『まずは西行妖を守るあの結界を破壊する。そうすれば西行妖は丸裸だ」

 

 

『なッ!!??で、でもよ、あの結界。桜が咲けば咲くほど、強くなっていっているんだぜ?さっきまでの結界だったらまだしも、今の状態じゃ…………』

 

 

『フッ、それは私達が何とかする。咲夜、そして魔理沙。お前たちは西行妖への時間稼ぎを頼む』

 

 

『…………現時点では、西行妖の『死』が幻想郷へと流れてしまわないように紫たちが必死で押し留めている最中だ。いいか、あまり猶予はないぞ』

 

 

 

 

 

 

 

「………ッ!おっ、と。……まぁ、別に疑っている訳じゃないんだがな…………」

 

 

「なら、素直に従っておきなさい?必ずやってくれるわ」

 

 

「………大した信頼だな…………」

 

 

「ええ、従者ですもの」

 

 

「…………ハッ!!なら、その言葉に免じて、もっと足掻いてみるかなッ!!」

 

 

──恋心『ダブルスパーク』

 

 

「…………お坊ちゃま達に関しては心配はないけれど、『あの子』が再起するか、どうか。かしらね…………」

 

 

そういう咲夜の視線は、『ある一人』に向けられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………お兄様、そろそろだよ」

 

 

西行妖と戦闘を繰り広げている魔理沙と咲夜の姿を遠目から眺めているフランが、近くにいるレミリアに告げる。

 

 

「………そうか。なら一仕事と行くか。…………準備は?」

 

 

「フフッ!言われなくてもッ!!」

 

 

愉しそうに言うフランは、ぴょん とレミリアに近づいて、手に持っていた『杖』を手渡す。

そうだ。『レーヴァテイン』だ。

 

 

「…………楽しそうだな」

 

 

「うん!!だって、お兄様と一緒に何かをするって、なんだか新鮮でッ!!」

 

 

「…………そうか?一緒に何かをすることは初めてだったか?」

 

 

「うん!…………えへへ!初めての共同作業!!」

 

 

「…………ま、まぁ、楽しそうならそれで何よりだ…………」

 

 

少しだけ気の抜けたような表情をしたレミリアだったが、すぐに表情を引き締めなおし、フランの『杖』へと魔力を集中させる。

 

 

「ルーンが刻みし 『運命』 その必中の槍にて もたらすは 『破壊』」

 

 

瞬間、その場の空気が一瞬にして止まる。

 

 

ゴゴゴゴゴと、大地が揺れ動き、周囲から魔力を集うようにレミリアの両手の中へと集まっていき、そして『杖』へと流れていく。

 

 

バチバチバチィィィィィィィィィィィ!!!

 

 

すぐにレミリアの周辺には魔力の雷が鳴り響き、それと同時に『杖』が次第に魔力の塊に覆いつくされ、それらはやがて『巨大な槍』へと変貌を遂げていく。

 

しかし、その『巨大な槍』に込めている魔力は想像以上のものだろう。それだけに、魔力を流しているレミリアの負担も大きい。

 

レミリアの表情は苦悶に歪む。

 

 

膨大な魔力がレミリアを中心として、『杖』を媒介として流動的に流れゆく。

 

ざわざわと、周囲の草木がその圧によって揺れ動く。

 

 

グングニルか、否。それ以上の何かである。

 

 

「…………ッ!!…………フランッ!!」

 

 

「うんッ…………………ッ!?グウゥゥッ!!??」

 

 

レミリアの呼びかけに呼応し、フラン身の丈の何倍かはある『巨大な槍』を手に持つ。

が、すぐにその槍の重力によって、フランの手が地面へと押しつぶされかかる。

 

その予想外ともいえる重さに、フランは顔を歪める。

 

 

『レーヴァテイン』を媒介として創り出した『巨大な槍』

それは、かのレミリアの得意技である『スピア・ザ・グングニル』以上の魔力量と、大きさを誇る。

 

 

超高密度で、破壊力にのみに特化した『巨大な槍』 それは、怪力を誇る吸血鬼ですら満足に持てないほどの重さであることは想像に難くない。

 

当然、創り出した本人ですらその『巨大な槍』を自由に持って振り回すこともできない。

 

 

しかし、吸血鬼にも『イレギュラー』なる存在がいる。

 

 

「…………ッ!!!ウウァァアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

 

『フランドール・スカーレット』である。

 

 

フランは、吸血鬼の中でも極めて異端な存在だ。

正直に言えば、兄であるレミリア以上の身体能力と、怪力を誇っており、恐らくは、これまでの吸血鬼の中でも一段と強い力を持っている。

 

 

仮に、レミリアとフランが戦ったとしたら、純粋な力量差はフランに軍配が上がるほどだ。

しかし、その身体能力差を補うためにレミリアには『経験』と『技術』がある。

 

言わば『技のレミリア』と『力のフランドール』

 

 

フランは、レミリアが『技』を以て、自分の能力以上の『槍』を創り出し、フランは、その持てる限りの『力』を使ってその『槍』をグググと持ち上げる。片手で、だ。

 

 

「………ッ、フランッ、…………『目』はッ、…………見えるな?」

 

 

「う……んッ、バッ…チリッ、…………見え、るよッ!!」

 

 

フランには、『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』が備わっている。

フランには、生まれた時から物体や、物質の『目』というものが見える。

 

それを、フランが握り潰すことによって容易にその物質や物体を破壊することが出来る。

しかし、西行妖には、何らかの妖気が働いており、その能力が発動されない。

 

 

ならば、直接は無理ならば、間接的にその『目』を、『核』を破壊するのみ。

 

 

「…………吾ら、真祖の流派に従い、忌み嫌いし終焉の日を、その業火によって焼き尽くさんッ!!!」

 

 

そして、レミリアの言葉を紡ぎ、『槍』を持っている右手をやり投げの要領で、構え、左足を前に踏み込む。

 

 

「ぶちかませッ!!フランッ!!」

 

 

「…………壊れロォォォォ!!! ウウウウウウウァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

 

グググと、フランが踏み込んでいくにつれ、地面が抉れる。

そして、全身に力を込め、フランは思いっきりその『巨大な槍』をぶん投げた。

 

『槍』は、風を切り、音速を超えて、西行妖へと向かう。

勢いよく投げたフランも、その反動で立っていた地面が抉れ出てしまう程。

 

 

そして、『巨大な槍』が、空気に、そして魔力に触れ、勢いよく燃え出す。

 

 

     「「   神忌『ラグナロク』   」」

 

 

『ラグナロク』は、音速を超えて、勢いよく西行妖へと向かう

最初から、『西行妖』にしか向かわない必中の『運命』を背負った『破壊』の槍。

 

 

西行妖も、『ラグナロク』には相当の脅威に映ったようだ。

わき目もふらずに、即座に結界を展開し、『ラグナロク』を防ごうとする。

 

 

『死』と『終焉』のぶつかり合い。

 

『妖気』と『魔力』がぶつかり、その時に発する風圧等、周囲へと及ぼす影響は計り知れない。

 

 

「…………ッ!?な、なんて威力なの!?」

 

 

「…………ッおぉぉ!!??飛ばされるぜッ!!??」

 

 

西行妖に比較的近い距離にいる魔理沙と咲夜は、その『ラグナロク』と結界がぶつかり合って生じる風圧に軽く吹き飛ばされる。

 

 

「…………ッ、まったく…………嫌になるくらいの威力じゃない」

 

 

遠くに控えている霊夢でさえ、その『ラグナロク』の威力に寒気がするほど。

思わず、肌を擦る。

 

 

西行妖は、表情こそ伺えないものの、目に見えて動揺しているのが見て取れる。

必死で妖気を一か所に集め、『ラグナロク』を押し返そうとするが、終焉の槍は、深く、より深く、結界へと入り込んでいく。

 

 

『ラグナロク』が、結界深くへと突き刺さり、とうとう西行妖へと到達するかしないかの寸前

 

 

 

 

 

 

突然、ピタリと止まった。

 

 

「…………なッ!!??私とお兄様の『ラグナロク』がッ!!??」

 

 

「…………はは…………西行妖とやらは、すざましいな…………渾身の技だぞ?」

 

 

『ラグナロク』が止められたことへの衝撃は、吸血鬼兄妹にも少なくとも受けたようだ。

 

フランには、動揺を隠し切れない様子で。

レミリアは、呆れたように苦笑して。

 

 

しかし、レミリアは想定内とでも言いたげな顔だ。

 

 

「魔理沙ァ!!あと一押しだッ!!どうせ準備はしているんだろう!?」

 

 

レミリアは、特に慌てることもなく、いつの間にか自分たちの上空にいる魔理沙へと声を張り上げる。

 

 

「へへッ、さっすがレミリアだなッ!!私のことまでお見通しって訳か!!」

 

 

上空にいるであろう魔理沙に目を向ければ、既に準備していたのか、魔理沙は巨大な魔法陣を展開する。

 

中心にあるのは、魔理沙が愛用している『ミニ八卦炉』

 

 

「…………あんな凄いもの見せられたら、じっとしてられないからなッ!!」

 

 

『ミニ八卦炉』を中心に展開された魔法陣を魔理沙は、両手を前に出して、それぞれその魔法陣の左右へと移動して、そのままミニ八卦炉に魔力を込めていく。

 

 

「…………流石に、レミリアとフランの『ラグナロク』には劣るが、『火力』は私の十八番だぜ?…………負けらんないな」

 

 

ニィッと、口角を上げて不敵に笑う魔理沙だが、その目は燃えている。

 

 

「あと一押しなんだろ?だったら!!私以上に適任はいないねぇ!! これがッ!!今私が出せる全力だぜッ!!!」

 

 

──魔砲「ファイナルスパーク」

 

 

魔理沙のミニ八卦炉から放たれたレーザーは、魔法陣によって拡大し、より巨大なレーザーとなって西行妖へと、結界を貫いている『ラグナロク』の後押しとして放たれる。

 

 

ラグナロクを覆いつくすレーザーの弾幕。

その勢いよく放たれたファイナルスパークは、ラグナロクが深く突き刺した結界の破壊への後押しとなって結界へと衝突する。

 

 

「行っっっけぇぇぇぇぇっぇぇええええええ!!!!」

 

 

魔理沙が吼える。

 

 

崩壊寸前の結界が、ファイナルスパークの追加攻撃を受けて、ピキッ、ピキッと亀裂を生じ始める。

 

 

ファイナルスパークの騒音が、より大きさを増していく。

それと同時に結界の亀裂がより勢いよく発生する。

 

 

メキメキと、次第に、亀裂の音が強まっていく。

それは、結界全体に枝分かれする様に広がっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………お兄様?私達のラグナロクが防がれちゃうって、最初から想定済みだったの?」

 

 

フランは、目の前の西行妖の結界へとファイナルスパークが衝突する光景を見て、少しだけ不貞腐れたようにレミリアに問いかける。

 

 

兄妹の初めてである共同作業の必殺技。

相手は西行妖という存在であるから仕方がないかと割り切ってはいるものの、やはり満足がいかないようだ。

 

最初から解り切っていたかの様な態度をとるレミリアに多少不服の様である。

 

 

「…………まさか、流石に防がれてしまうことは正直驚いたさ」

 

 

「…………じゃあ、どうして?」

 

 

「ん?それは当然のことだ」

 

 

レミリアは、ファイナルスパークと結界の衝突を見ながら、不敵に笑う。

 

 

「『運命』からは、西行妖と言えども逃れられない」

 

 

レミリアの紅い瞳が煌めく。

 

 

パリィィィィィィィィンッッッッッ!!!

 

 

そして、西行妖の結界が壊れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「壊れたなッ!!なら、次はお前の出番だぜ!!『魂魄妖夢』ッ!!!」

 

 

魔理沙が、破壊された西行妖を守る結界を見て、そして、後方にいる妖夢へと次のバトンを渡す。

 

 

「…………はい、解りました」

 

 

そして、西行妖へと対峙する様に、目に決意を宿した『魂魄妖夢』がそこに立っていた。

 

 

スッと、手に持っていた楼観剣を両手で構え、その切っ先を西行妖へと向ける。

 

 

「…………幽々子様は、返してもらいますよ…………西行妖ッ!!!」

 

 

決意を宿した『剣士』が今、目を覚ました。

 

 




ラグナロクは出したかった。
だってかっこいいもん…………。
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