BanG Dream!〜Destiny STAR〜   作:バリート

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めちゃめちゃ休んじゃってホントすみません!頑張って更新するのでよろしくお願いします!


#13 休憩しちゃった!

「‥うん、OK!それじゃあ今回はこの辺で終わりにしよう」

 

俺は香澄ちゃん達の練習を見に、有咲ちゃんの家の倉に居る。

 

「イェーイ!おたえ今の良かったね!」

 

「うん!オッちゃんにも聴かせて上げたかった」

 

「すげぇ疲れた‥」

 

「有咲ちゃん、お疲れ様」

 

皆の音が段々と合わさっていき、形になってきている。今の彼女達は最初のクライブよりも格段に上手くなっている。

 

「じゃ、練習はこれでお終い。また何か困ったことがあったら連絡して」

 

「はい!ありがとうございました!」

 

そしてその後の夜もいつも通り過ごしましたとさ。

 

 

 

ー翌朝ー

 

「ふぁぁ‥もう朝か‥」

 

皆さんおはようございます。新しい朝が来ました。希望の朝ですね。

 

「くぅ〜ん‥」

 

シキらが散歩を心待ちにしているので早速行ってきます。

 

「ふぅ‥やっぱペット飼ってると健康的になるなぁ‥」

 

散歩から帰ってきてご飯を食べる。

 

「‥ごちそうさまっと。さてとグリグリの練習は午後からだし、とりあえず掃除してその後勉強しますか‥」

 

ウチはかなり毛が落ちてる確率が高い為、念入りに掃除機をかける。途中、毛の落とし主達からの妨害があったものの掃除は終え、勉強に取り掛かった。

 

「よし、朝勉終わり!お昼どうしようかな‥」

 

現在時刻は11半過ぎ。普段なら料理の下準備に入る時間だが、たまには気分転換したい。

 

「あ、そうだ」

 

そして俺は財布を持って家を出た。

 

 

 

 

「いらっしゃいま‥あ、奏斗くん!」

 

「よう、つぐ。流石看板娘さんは頑張るねぇ」

 

向かった先は羽沢珈琲店。俺もコーヒーが飲めずにジュースばっか飲んでた子供の頃から、ブラックコーヒーを飲めるようになった現在までお世話になっている。

 

「はは、いらっしゃい奏斗くん」

 

「あら、いらっしゃい」

 

「おじさん、おばさんどうもです」

 

つぐのお父さんとお母さんに仕事の邪魔にならないよう簡単に挨拶をすませる。

 

「お昼ここで食べようと思いまして‥」

 

「いつもので平気かい?」

 

「はい、お願いします」

 

そうして出てきたのはカレーライスプレート。しかし普通のとは違う。俺のは常連+つぐの幼馴染ということでミニハンバーグ付きである。本当ありがたい。

 

「実は今度バイトを雇おうと思ってね」

 

食べてる俺に対しておじさんが話を始めた。

 

「へぇ〜そうなんですか。本当は俺もそちらのお手伝いをできればと思ってたんですが‥すみません」

 

「いやいや、謝ることはないさ。奏斗くんが忙しいのはこちらもわかってる。手伝ってくれるのはもちろん嬉しいが、こうやって顔を出してくれるだけでも充分さ」

 

「でも正直いうと奏斗くんが手伝ってくれると凄く助かるのよね。奏斗くんお料理上手だもの」

 

「いやいや、アレは必要だからやってるだけですよ。自然と身についたスキルです」

 

「あ、そうだ。奏斗くん、これ‥」

 

つぐがチラシを見せてくる。

 

「ええっと‥『ガールズバンドジャム』‥ってガルジャムか!」

 

ガルジャムはガールズバンド界ではかなり有名な大会で、人気のあるバンドの中でこの大会出身者も多いくらいだ。

 

「うん!昨日スタッフさんに勧められて‥私達、それに出場しようって話になってね」

 

「ひまりか巴あたりが即決したんだろうなぁ‥」

 

「いや、出ようって言ったのは私だけど‥」

 

「つぐなのかよ⁉︎」

 

まぁ、バンドをやるって言ったのもそうだし、つぐは結構チャレンジャーなんだよなぁ。

 

「本当はすぐ言うつもりだったんだけど、バタついちゃって」

 

「いや、別にいいよ。そんじゃ、ガルジャムに向けてこれからもっと本格的に指導しなきゃな」

 

「良かった。私も同じこと言おうとしてたんだ。蘭ちゃんや巴ちゃんもそうお願いしたいって言ってたから」

 

とりあえずいきなりキツくしても過半数から文句は言われなさそうだ。モカとひまりはどうにかして黙らせよう。

 

「巴ちゃんから聞いたんだけど、あこちゃん達も今度ライブするんでしょ?」

 

「あぁ、数日後にな」

 

「私達も負けてられないなぁ」

 

そんな話をしながらカレーを頬張っているとポケットに入れていたスマホが震える。

 

「あこちゃんからだ。えっと‥『かな兄、あこ達ちょー練習して絶対ライブ成功させるからね!これ、写真だよ!』」

 

あこちゃんのメッセージには休憩時間に撮ったであろう写真が付いてきた。リサとあこちゃんは決めポーズをしてるが他三人は写真を撮られてることに今気づいたような感じがあった。きっと勝手に撮ったんだろうな。

 

「あはは‥声真似は凄い上手なんだけど、奏斗くんからあこちゃんの声が出てると思うとちょっとね‥」

 

流石に男の俺からあこちゃんの少し幼い声が出るのは気持ち悪かったみたい。悲しい。でも客観的に見ても確かに気持ち悪いから何も言えんわ。

 

「つぐ〜来たよ‥あ、奏斗!ちょうど良かった!あのね‥」

 

「じゃあ俺はそろそろ行くよ」

 

「何で〜⁉︎話聞いてよ〜!」

 

ひまりはちょうど俺と入れ違う形で来店してきた。

 

「ひまりちゃん、話は私が後で聞くから‥」

 

「ごちそう様でした。また来ますね」

 

「ありがとうね、奏斗くん」

 

「奏斗くん、また明日!」

 

そうして羽沢珈琲店を後にする。

 

 

今日はグリグリの練習を観にSPACEまでやってくる。オーナーへの挨拶も済ませ、指示されたグリグリの待つ部屋にやってきた。

 

「お待たせしました。早速や‥」

 

また正面から激突されたらたまったもんじゃないから身構えながら入室する。

 

「かっちゃ〜ん!らっしゃぁい!」

 

「○澤⁉︎」

 

横からの攻撃は流石に分からんわ。何か人名みたいなの叫んじゃったし。

 

「奏斗くん、大丈夫‥?」

 

七菜さんが心配そうに駆け寄ってくれる。

 

「はい‥なんとか‥とりあえず‥曲は聴くのでもう始めちゃってください‥」

 

脇腹を抑えながら七菜さんの言葉に答える。

 

「アンタは危ないことしない!」

 

「○コッ⁉︎」

 

因みにさっき飛んできた大銀河ミサイルさんはリィさんに引っ叩かれてました。

 

 

 

 

 

そこから練習は流石グリグリといえる完成度だった。あの人も練習中は真面目でした。

 

「じゃあ休憩にしましょう」

 

一時間ほど経過したのでとりあえず休息を挟む。

 

「お疲れ!」

 

「イヤッホーッ!」

 

リィさんとひなこさんはそれでも元気そうだった。

 

「ふぅ‥」

 

俺は部屋の壁を背もたれに腰を下ろす。ちなみに七菜さんは飲み物を買いに外に出て行った。

 

「奏斗くん、ありがとね」

 

「ゆりさん、お疲れ様です」

 

ゆりさんは俺の座っている隣に腰掛けた。‥ちょっと緊張しちゃうわ。

 

「奏斗くんもお疲れ。なんかごめんね。私達だけじゃなく、りみ達の練習まで観て貰っちゃって」

 

「いえ、俺が自分で決めたんで。しかもあの子達皆上達が早くて教えがいがありますよ」

 

「‥奏斗くん、最近ちょっと変わった?」

 

「え、そうですか?まぁ変わったことといえば指導するバンドが2つから6つになったくらいですが‥」

 

「うん結構。凄く充実してるって顔」

 

「そんなに違いますか?」

 

「うん、最初に会った時よりもずっと‥」

 

 

 

 

 

その後も練習は難なく終わり、家に帰るとユウ達の散歩に行き、ご飯を食べて風呂、勉強といういつものスタイルだった。

 

「ん?連絡‥?」

 

途中で着信音が鳴った為、携帯を手に取る。

 

『夜分に申し訳ありません。明後日に全員揃うとのことでご相談が‥』

 

相手はパスパレのマネージャーさんだった。全員ということで千聖も来るということらしい。

 

「なるほど、わかりました。千聖を含めた練習メニューをこちらでもある程度考えておきます」

 

『お手数をおかけします。ではこれで‥』

 

そう言い電話は切れる。かなり大変だが、それなりのお給料を貰ってる身としてはしっかり仕事をこなさなければ。そう考えるとまた練習がきた。

 

『もしもし、奏斗くん?』

 

「彩ちゃんか、どうしたの?」

 

今度の連絡はあの可愛い彩ちゃんからだった。

 

『あの明後日なんだけど‥』

 

「千聖も混ざっての練習でしょ?」

 

『なんで知ってるの⁉︎』

 

「いや、さっきマネージャーさんから連絡来たんだよ」

 

『えぇ‥今日決まったばかりなのに早いよマネージャーさん‥私から言いたかったのに‥』

 

なにそれ、可愛い。

 

『まぁ仕方ないよね。じゃあ奏斗くん、明後日お願いします!』

 

「うん、彩ちゃんまたね」

 

電話が切れ、静かな空間に戻った。

 

「うおっと、ホシ‥どうしたんだよ」

 

急にホシが俺の脚の間に座る。

 

「にゃあぁぁ」

 

ホシ自体は結構まったりしてるご様子。

 

「ん?また?」

 

今度はメールでの連絡だった。メールを開くと相手は松原さんだった。

 

『こんばんわ、明々後日の練習で都合が良かったら練習を観に来てください。もし来られない場合でもこちらで動画を用意するので心配しないで下さい。よろしくお願いします』

 

そんな少し堅いメールだった。あの性格的に異性にメールって緊張しただろう。松原さんがそわそわしながらメールを打ってる姿を想像してしまった‥ちょっと萌える。

 

「とりあえず返信しないとな‥」

 

ホシを撫でながら、返事を打ち込む。

 

 

 

「ん?今度は誰ぞ?」

 

メールの返信を終えた直後、再び着信音が鳴る。今日電話多すぎません?

 

「もしもし、奏斗先輩?」

 

「香澄ちゃん‥って香澄ちゃん!テレビ電話になってる!」

 

画面を見ると耳の穴らしきものが映っている。凄いびっくりしたよ。

 

「あれ?本当だ!」

 

確認のためスマホの画面を見たのだろう。彼女の姿が俺の画面上にはっきり現れる。普段の猫耳(本人は星のイメージらしい)も可愛らしいけど、髪を下ろしている香澄ちゃんは何か少し大人っぽく見えてくる。

 

「あ、猫だ!可愛い!」

 

「あぁ、ウチのホシだ」

 

「ふにゃあぁぁ‥」

 

ホシも画面越しの香澄ちゃんに挨拶(?)をする。

 

「あれ奏斗先輩、家だと眼鏡掛けてるんですね」

 

「うん、俺目が悪くてさ。普段もコンタクトないと見えないんだよ」

 

そう、俺は視力が両目とも0.1ほどしかない。だからいつもはコンタクトで過ごしてる。

 

「なんか雰囲気変わりますね」

 

確かに俺のメガネ姿を見たことあるのは幼馴染’sくらいである。

 

「で、なんかあったの?」

 

「実は練習の相談で‥」

 

どうやら今日の練習で困りごとがあり、それで連絡してきたらしい。

 

「ふむふむ‥因みに練習時の音源とか映像とかある?」

 

「あ、りみりんが撮ってくれたのがあります!」

 

「わかった。それを送ってちょうだい。今度の練習までに俺も改善点見つけておくから」

 

「ありがとうございます!じゃあ4日後、お願いします!」

 

そう言う香澄ちゃんは電話を切った。彼女の元気な声がなくなっての反動か何かちょっと静かで寂しく感じる。

 

「おっ、来た来た」

 

サッと動画を見て、気になったとこをメモする。

 

「さて、こんなもんかな‥明日はバイトか‥」

 

学校もあるし早く寝ましょう。おやすみなさい。




奏斗「はい、13話フィニッシュ!そして今回の次回予告担当は‥」
ゆり「こんにちは、牛込ゆりです」
七菜「鮫部七菜です」
奏斗「二人は今回どうでした?」
ゆり「う〜ん、やっぱり短かったよね?」
奏斗「そうですね。本当に休憩してたんでしょうね」
七菜「まさかサボりじゃ‥」
奏斗「そそそんなことないんじゃないんですか⁉︎」
ゆり「そんなに慌てないで‥」
七菜「そういえば次回はどんな話なの?」
奏斗「次回はあのグループの練習を見てきます!」

次回 努力しちゃった!

ゆり「もっとテンポよくしないとね‥」
七菜「でないと、存在が忘れられて‥」
奏斗「やめてやめて!そういう話はやめてください!」
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