のび太の艦隊これくしょん   作:スーパーザウルス

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後篇です。

北上牧場のために駆逐随伴で5-3ローテしてるけど改止まりの子でも気づいたらみんな97まで育ってた。



とりよせバッグ②

 

 

 

 

「ちょ、ちょっとストップ! みんな落ち着いて! 一体何があったの?」

 

 各々が興奮状態であったが、比較的冷静だったパースから話を切り出す。

 

「まずは私から説明させて貰うわ。先程私とロイテルは向こうの廊下で夕立とすれ違って──」

 

 

 

 ────

 ──────

 ────────

 

 

 

「ん? ねぇ、パース。あの娘って確か、夕立ちゃんだよね?」

 

「あらそうね、必死に走ってるけど何かから逃げてるのかしら?」

 

「ってなにあれ!? やっばーい!!」

 

 デ・ロイテルが指差す廊下の向こうには手首から先しかない『手』が宙を浮かびながら夕立を追い回していた。

 

「マスターハンド! スマ◯ラだよ、パース!」

 

「知らないわよ! とにかく夕立を助けないと!」

 

「助けてっぽいいいいいい!!!!!」

 

 叫びながら夕立は二人のとこまで走っていくとそのまま抜き去り、二人が謎の『手』を迎撃しようとした。

 

 が、しかし

 

「え?」

 

 モニュ

 

 先程まで夕立を追いかけてた『手』は軌道を変え、パースの豊満な二つの山の片割れを掴んだのだ。

 

「きゃあああああ!!!!! いやっ、やめっ、そ、そんなに強く揉んじゃ……///」

 

「あわわわ、パースえっろ〜い///」

 

 少ししたら『手』はパースの胸から離れ、また夕立を追いかけ始めた。

 

 

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 ────

 

 

「ていうことがあってね! 大変だったんだよ! パースったら『あぁん! 気持ちいい! もっと強く!』とか喘いじゃって──グエッ!!」

 

 途中から意気揚々と説明をして脚色を加えたロイテルにパースが肘鉄を喰らわす。

 

「誰も喘いでなんかいないわよ……///と、とにかくこのままあの破廉恥な物体を野放しには出来ないわ!」

 

「(そうか〜、あの時の柔らかい感触はパースだったのかぁ///……ハッ!!!???)」

 

 手に残った余韻に浸って鼻の下を伸ばしていると後ろから叢雲と夕張のゴミを見るような視線をのび太は感じ取った。

 

「確かに許せないわねぇ、そんなセクハラ野郎」

 

「ほんと、死ねばいいと思います」

 

「うぐっ!!!」

 

「admiral?」

 

「な、何でもないよ……それで瑞鶴は?」

 

「私は何とも無いんだけど、翔鶴姉がね……」

 

 

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 ──────

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「ねぇ、瑞鶴。向こうから走ってきてるのって夕立ちゃんじゃないかしら?」

 

「あ、ほんとだ。あんな全力疾走してどうしたんだろう?」

 

「まるで何かから逃げてるみたい……きゃあ!? なにあれ!」

 

「うわっ!? 手だけのお化け!?」

 

「ぽぃいいいいいいい!!!!!!」

 

 二人の視線の先には、やはり追いかけられる夕立と宙に浮く『手』があった。

 そして戸惑う二人の間を夕立が抜き去り、撃墜しようと瑞鶴が矢を構えようとする。が、

 

「と、とにかく艦爆隊──って間に合わない!?」

 

「きゃあ!!!」

 

こっちに向かってきた『手』と翔鶴がぶつかる……かと思いきや、二人が衝突することなく『手』はそのまま通過して行ってしまった。

 

「翔鶴姉、大丈夫……

ってわあああああ!!!!!?????」

 

「だ、大丈夫よ瑞鶴。どこもぶつかってないから怪我はして──」

 

「じゃなくて翔鶴姉! スカート! スカート!」

 

「え?」

 

 翔鶴が下に目を向けるとあるはずの赤のスカートが無くなって白の紐パンが丸見えになっていた。言わずもがな先程の『手』が引ったくっていったのだ(もちろん途中で捨てた)。

 

「い……い……いやああああああああ!!!!! なんでいつも私ばっかりいいいいい!!!!」

 

「待って翔鶴姉! せめて下隠して!」

 

 

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 ────

 

 

「その後泣いてる翔鶴姉を部屋に連れて行ったり大変だったんだよ! 今度見つけたら爆撃してやるんだから!」

 

「そ、そうか、それは大変だったね……(すまない翔鶴……)」

 

「私なんてそんな生半可じゃなかったのよ!!」

 

「あ、ああ、次はコロラドだね……」

 

 

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 ──────

 ────────

 

 

「Hi Atlanta.こんなところでどうしたの?」

 

「あぁ、コロラド? ガンビア・ベイがまた迷子になっちゃって……次の演習で同じ部隊だから探してるところ」

 

「一番着任が新しいあなたに探させるなんて、ガンビアも手が焼けるわね。あっちから来る夕立にも聞いてみない?」

 

「げっ、nightmare……私、あいつ苦手だからパス」

 

「もぅ、いつまで苦手意識持ってんのよ。同じ艦隊の仲間なんだからもっと敬意をもって──」

 

「アトランタ、助けてっぽいいいいいいい!!!!!」

 

「ちょっ! こっち来んなよ!」

 

「アトランタ! さっきから変な『手』が追いかけてくるっぽい!」

 

「いや知らねえよ! なんで私に助けを求めるんだよ!?」

 

「って、ちょっとあんた達! 私を挟んで追いかけっこするんじゃないわよ!」

 

 コロラドを中心にアトランタと夕立がグルグル回っていると、コロラドは胸の部分に違和感を感じた。

 

 ギュッ

 

「え?」

 

 夕立を追いかけてきた『手』が正面からコロラドの上着を引っ張り、それによって普段はギリギリ隠されてる大事な桃2つが思いっきり大衆の目に晒されているのだ。

 

「コロラド!?」

 

「いやぁあああああ!!!! 何これ!? 何なのこれ!? 離しなさいよおおお!!!」

 

『手』とコロラド、お互い本気で引っ張り合ってるせいで今にも千切れそうなほど服が伸びてしまい、余計に秘部が露わになってしまっている。

 

「いやぁああ、アトランタ何とかして〜!!!」

 

「こ、コロラド、落ち着いて! そんな暴れたら近寄れない……」

 

 ────────

 ──────

 ────

 

 

「他の子もいる公衆の面前で、ビッグセブンたる私にあんな……あんな醜態を晒させるなんて……!!」

 

「(やばい、想像しただけでちょっと鼻血が……)」

 

「admiral、今すぐ全艦娘であのセクハラハンドを探し出してギタギタのメタメタにするわよ!!」

 

「えっ!? ま、まあちょっと待ちなよ……ほら、佐渡達の話もまだ終わってないんだし……」

 

「ああ! 佐渡様と大鷹さんもその変な『手』を見たんだぜ!」

 

 

 ────

 ──────

 ────────

 

 

「大鷹さん! さっきほうじ茶ラテを貰ってきたから一緒に飲もうぜ!」

 

「まあ、ありがとうございますね佐渡さん。ほうじ茶ラテなんて間宮さんまた新しいメニューに挑戦されたんですね」

 

「いや、これ磯風さんが作った奴だけど?」

 

「ごめんなさい、佐渡さん。今日は胃の調子が悪いのを思い出したのでやっぱり遠慮します」

 

「えぇ、そうなのか〜。マツが磯風さんから渡されたけど苦くて飲めないって涙目になってたから貰ったんだけど……ま、佐渡様が全部飲めばいいか!」

 

「うぅっ……佐渡さんはほんとに姉妹思いなんですね」ウルッ

 

「いや〜照れるなぁ」

 

「じゃあ私と佐渡さんでちょっと飲んだ後残りは全て提督に差し入れしましょう」

 

「おーそれいい! しれいもきっと喜ぶだろうな!」

 

「フフッ、それじゃあ早速執務室に……あら? あっちから走って来てるのって夕立さん?」

 

「お? 夕立さん鬼ごっこしてるのか?」

 

「た、助けて、っぽい……」フラフラ

 

「ヒッ!? 夕立さんの後ろから『手』だけのものが迫って……!?」

 

「夕立さん危ない! 伏せろ!」

 

 夕立の方に向かって佐渡が手に持っていた飲み物入りの容器を全力で投げつける。

 ほんとは夕立が回避してその背後にいる『手』にぶつけるのが佐渡の計算だったが、全力疾走を続けたことで体力が残されておらずとっさに反応しきれなかった夕立は、投げられたコップにおもいっきり額をぶつけた。

 

「ブヘッ!?」

 

「あっ……」

 

 だが、その衝撃でコップの蓋は外れ、中に入ってた液体は後ろにいた『手』にぶっかけられた。

 慌てた様な素振りを見せる『手』だったが、投球でひるんだ夕立の顔にすかさず掴みかかり、その口を手で塞いだ。

 

 するとどうだろう、呼吸経路を一つ失ったことで酸素供給は全て鼻で行われるがその先には磯風特製ほうじ茶ラテを大量にかけられた『手』が待っており、夕立の肺には磯風ラテの香りが瞬く間に侵入していった。

 

「ボエエエエエエエエ!!!!!!?????」

 

 その臭いに耐えきれなくなった夕立は泡を吹いて気絶してしまった。そして彼女が頭にかけていた眼鏡が取り外されると同時に煙をかき消すように『手』はふっと消えて無くなった。

 

 

 ────────

 ──────

 ────

 

 

「すげえだろ! 佐渡様が磯風さんの作ったほうじ茶ラテでやっつけたんだぜ!」

 

「(夕立さん、あとで謝りに行きますね……しかし、今までの話と先程からこの部屋に漂う臭いからして行きつく答えは……)」

 

「あ、そういえばずっと気になってたんだけどなんでしれいの手はずぶ濡れなんだ?」

 

「」

 

 佐渡の一言にその場にいる全員が沈黙した。全てを察し汚物を見るような目で眼鏡の男を睨む者、顳顬に血管を浮かびあげる者、あまりの殺伐とした空気にこの場を去りたい者。反応は様々であったが、

 

 最初に静寂を打ち破ったのは──

 

「あー! しれいの手から磯風さんのラテの臭いがする! もしかしてあの『手』の正体って!!」

 

 今日のMVP、佐渡様であった。

 

「さぁ、佐渡さん。私達はさっき廊下に巻いた飲み物の掃除に行きますよ。

 今からこの部屋は血の雨で汚れますから……」

 

「うわーやだー! しれいまた新しいオモチャで遊んでたんだなー! 佐渡様にも使わせろー!」

 

「アハハハ、やっば〜い☆雰囲気だから私もこの辺で……」

 

 大鷹、佐渡、ロイテルの三人が執務室から退室すると同時にのび太は行動に出た。

 

「もうしわけ──!!」

 

「「「言い訳は聞きたくない」」」

 

「ッ!!??」

 

 土下座をしようとするのび太だったが、パース、瑞鶴、コロラドの三人は速攻で拒否し、己の得物を向けていた。

 

「admiral、覚悟は出来てるわよね?」

 

「提督さん、最後に言い残したいことはある?」

 

「絶対に……絶対に許さないんだから!!!」

 

 殺処分される豚を見るような目を向けられ、のび太も自らの人生に終わりを感じかけた。

 

 

 

 その時──

 

 

 

「はあ〜、あんた達もうその辺にしときなさい」

 

「む、叢雲!?」

 

「ちょっと叢雲! その痴漢の肩持つ気!?」

 

「まあまあ瑞鶴も落ち着いてって」

 

「夕張、貴女まで……」

 

「確かにあんた達の憤りは充分わかるわ。でも、こいつが理由も無しに、ただ自分の欲求を満たすためだけに艦娘に手をかける人間だと本気で思う?」

 

「そ、それは……」

 

「今回のことは私達や夕立ちゃんにも多少なりとも原因があるし、提督だけが悪いわけじゃないから」

 

「こういう事がないようこいつにもきっちり言い聞かせるから、ここは私達に免じてどうか……」

 

「うぅっ、叢雲……夕張……」

 

 自分のために体を張って盾になり頭を下げようとする部下にのび太は感極まり涙が溢れそうになる。

 

 と、その時であった。

 

「おーい提督、ちょっといいか?」

 

 執務室のドアをノックしまた1人入って来た。

 

「あら? 木曽じゃない。ごめんなさい、今取り込んでて」

 

「いや、多分俺もその話の当事者に入ってるから続けてくれて構わんぞ」

 

 現れたのは艦隊の眼帯(右の方)こと球磨型軽巡洋艦(現在は重雷装巡洋艦)の木曽であった。

 

「え? 木曽も提督の『手』の被害に?」

 

「いや、俺じゃないんだけどさ……」

 

 そして木曽の後ろから、ゆっくり、ギギギと音を立て、扉が開くにつれ負のオーラが溢れ出て、部屋にいた全員を凍りつかせながら、もう一人が入ってきた。

 

「大井姉さんがスカート剥ぎ取られてさあ……」

 

「」「」「」

 

 その名を聞いた瞬間、のび太と叢雲、夕張の目から光が消えた。

 ハイライトオフの状態で戦艦ですら裸足で逃げ出すような負の念を纏いながら重雷装巡洋艦『大井』は部屋に入ると笑ってない笑顔で口を開けた。

 

「さっきそこで大鷹さん達とすれ違ってこの件の真相を聞いたんですけど、来てみれば、叢雲ちゃん達にも責任があるとか、何とか……」

 

 蛇に睨まれた蛙の如く、全身を撫で回すような冷たい声が三人を震え立たせる。

 

「それで……誰が悪いの?」

 

「「この男が犯人です!!」」

 

「ちょっと────!!!???」

 

 間髪入れず二人の少女は眼鏡の男を指差した。

 

「ごめん、さすがに大井さんは怖いから無理……」

 

「今日の執務は私達で終わらせておくんで、安心してくださいね……」

 

「まあそのなんだ、提督……骨は拾ってやるよ」

 

「ま、待って、ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 翌日、青葉新聞には『戦慄!! 艦娘に忍び寄る痴漢提督の魔の『手』!!」という見出しが載った。

 

 

 




外国人のセリフ考えるのって難しい・・・コマンドー見て勉強するか。

ところでコロラドの服を正面から引っ張りたいと妄想したのは私だけじゃないはず
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