個性『レユニオン』な転生少女 作:なめろう
飽きない限りは頑張ります!
おはヒロアカ。転生少女リュニちゃんですぅー。
前回では死穢八斎會への宣戦布告動画を投稿した二人ですが、やはりその動画の反響は大きい物でした。
今まで
最初は売名行為に過ぎないと勘ぐってか「口先だけだろw」とか「やれるものならやってみろよバーカ」なんて否定的意見が殺到して炎上していたのだけれども、後日実際に制裁するシーンと警察にブツを渡すシーンが収められた動画が投稿され、それが地方紙でも小さく取り沙汰されると一気に閲覧者数が伸びた。
当然死穢八斎會へは警察からの追求が手厳しく行われるようになり、ネット上ではジェントルVS死穢八斎會の話題で騒然、今までと打って変わって彼らを賛同する声もちらほらと上がり始めた。
「ジェントルぅぅぅ~~~! 見て見て見てっ、1位よ! 週間ランキング1位よ!」
「おぉぉぉおぉぉ~~~ッ!! ラブラバよ、常世の春が来たぞっ!!」
二人は勿論大盛りあがり。抱きつきあってくるくる回ったりして部屋中で喜びを表現しあっている。
長く苦しい下積み時代があって、かねてより目指していた時の人になれたのだからその喜びもひとしおなんだろう。私も素直に彼らを祝福した。
「このまま畳み掛けるぞラブラバよ! 悪の根を止めきらねば、それは偉業とは言えないのだから!」
「勿論よジェントル! 私、私頑張るわっ」
二人のやる気も鰻登りだ。いつも以上に精力的に次のプランを練る二人は立派だとは思うけど……正直私としては不安しか感じない。
いや、死穢八斎會の情報あげると言った手前言いづらいんだけど、あれはいずれ敵連合に潰されるだろうからいいかなっていう意味であって、まだ具体的な敵連合との接触もない状態だとヘイトが二人に対して全力で降り掛かるのでは……っていう心配がある。
あれ、そう言えば今って時系列で言うとどの位置なんだろう。
ニュースは毎日ごろごろしながら欠かさず見てるけど雄英への林間学校襲撃事件とかまだ行われてないよね? ……ちょっと調べて見て貰おう。
「ねえねえラブラバさん、あの……敵連合についても調べて貰ってもいいですか?」
「敵連合……? あぁ、あの最近台頭してきたっていう。でもどうしてそんな事を?」
「ちょっとだけ気になって……彼らが今何をしているかなって」
「うぅん……そうねリュニちゃんが言うなら」
ご多忙の中大変申し訳無いけど無理言ってラブラバちゃんに調べて貰ったんですが、衝撃の事実が発覚致しました。
なんと、なんと、死柄木さんが直々に死穢八斎會本部に訪問していたという証拠写真が警察データベースから分かったのです。
うえ、これマジ!? もう接触してんの!? 林間学校襲撃、
「ど、どうして死柄木が……?」
「これは……まさか戦力増強を狙っているのかしら。動画の件で弱体化している筈だから……でもよりによって何で死柄木の方から尋ねているのかしら」
「まだ規模的には死穢八斎會の方が上だからかな……」
彼らが有名になったのって正直林間学校とAFOの登場あってこそだからね。
雄英襲撃や保須市で脳無出しただけじゃあまだまだ知名度が足りないんだろう。
でも、でもよりによってどうして敵連合を呼びつけたんだろ? 裏稼業の中じゃ一番扱いづらそうだけど……するとだ、心配になるのは二人の事ですよ。
「こうなると、今ジェントルさんとラブラバさんはかなり危ない立ち位置になるんじゃ……」
「う……」
「敵連合と死穢八斎會両方に狙われるかもだから、今後は取引現場にもっと強い人が待ち構えてるかもよ……?」
「……」
「あの、だから今後は実際に取引現場に凸する時は私の個性前提で考えるか……あるいは凸行為を自粛して、警察に情報横流すだけにしておくとか……」
「ちょ、ちょっと、ジェントルと相談してくるわね!」
うん。そうした方がいいだろうね。
勿論二人が凄腕の動画投稿者だと言うのは分かってるけど、
ともかく二人のためにも、そして安心生活を続けたい私の為にもここは我慢して貰おう。そうしよう。
……ただなぁージェントルさんの決意は硬そうだったから、地味に説得大変かな。いざとなったら無理やりでも納得してもらうように、
「うむ。そ、そういう事なら是非もない、しばらく大人しくしよう」
そんな心配全然いらなかった!
聞き分けのいいジェントルさんマジで素敵です。
リスクに脚を突っ込みまくっている現状、流石にこれ以上のリスクは抱えられないと判断したようだ。
動画投稿は続けるが、今まで得てきた情報を横流しにする感じで落ち着いてくれました。いえい。
「正直、私の活躍を動きで見せられないのは非常に残念だがね……」
「いいえ、懸命な判断よジェントル! 安全には代えられないし、そもそもリュニちゃんを匿っているもの、私達がやられたら誰もリュニちゃんを守れなくなってしまうわ」
「うむ……その通りだねラブラバ! 時代は情報社会!
「キャー勿論よジェントル! 情報戦するジェントルも格好いいわ!」
意図を汲んでくれてマジ感謝。
私は自衛出来るけど、意識ない時は無防備だかんね、二人がこうして安全策取ってくれて私本当嬉しい。
まあ情報戦に徹するとなると私は食っちゃ寝程度しか出来ない穀潰しモードに突入するけど、あの、お皿洗いとか洗濯とかも手伝うから言いつけてね! 私は良い幼女! 個性使ってサボったりなんてしないぞ! 心証悪くなるしね!
§ § §
そしてそれからあっという間に一週間が経った。
先の話し合い通り二人は派手な行動は控え、警察相手に直に電話して、死穢八斎會の情報を横流しする動画を投稿。
派手さはないものの、後日実際に流した情報を元に警察やヒーローによる検挙が行われ、それがニュースになるとネットでまた騒ぎとなり、ジェントルの知名度は更に上昇した。
今までのような規模の小さな犯罪を投稿するのではなく、法に
一時は全国ニュース番組でも取り上げられており、二人は狂喜乱舞してい程だったのだが――喜んでばかり居られる訳にもいかなかった。
「またこれ……!? うぅ、ハッキングが激しくなっているわ」
「むぅぅ……流石に悪目立ちしすぎたか」
どうやら敵は何としても二人の居場所を探ろうと情報戦に強い人員でこちらを探ったり、調査員を派遣したりして周りに目を光らせ始めたようです。しかも死穢八斎會だけじゃなくて、警察側やヒーローからもそんな形跡があったとか……。
死穢八斎會は分かるけど、警察やヒーローはなんでこっちに攻撃してくるんですかねぇ……。
普通、こう情報提供したらこっそりと感謝してここだけ情報を教えてくれたりするのが義理なのでは!
こちとら義賊やぞ、黙って情報受け取って感謝して欲しいんですけど! ぷんぷん!
ただ、こうなってしまうと外出が危険を帯びてくる。
絶対的に安全であるという確証が取れない限りは迂闊に買い物すら出来ず、我々は家に閉じこもる日々が続いた。
仕方がなく買い出しが必要になった時には事前に私の個性でドローンや、遠距離のエキスパートに怪しい人物がいないか監視をお願いしてからするようになりました。
遠距離のエキスパートが誰かって?
ふふふ、それはもうレユニオンきっての超スナイパーファウストさんです!
周囲に溶け込むのが上手いだけでなく、超超長距離射撃の使い手であり、一定時間無敵になれるし、更に自動射撃するバリスタを召喚可能であるというとんでもチートスナイパーさんですよ!
という事でファウストさん! 怪しい人居たら報告お願いします!
「……分かった。射抜いておく」
ノーキル! ノーキルでオネシャス!!
「……」
――そうしてこうしてひっそりと、細々とした暮らしを続ける私達。
――何だかんだで身バレもせず、二人の動画投稿業の傍ら、みんなでご飯を食べたり。遊んだり。
――感染の事もさしおいて、一緒にお風呂に入ろうって言ってくれたり、一緒に寝ようって言ってくれるラブラバさんにうへへへ、って甘えたり。
――やつらの悪行を示し続けて警察とヒーローで死穢八斎會が潰してくれる日を待ちながら、平和的に三人の生活を続けていた。
――でもあくる日のことだ。
――ポツリと私が呟いてしまった、たった一言。
――それで平和な日々は、悲しくも終わりを告げてしまったのだった。
「……そう言えば
「えり、ちゃん……? まさかリュニちゃんのお友達が人身売買の対象に……!?」
ふわああぁぁぁー、しまったぁぁぁいや待って食いつかないでぇぇー!?
今首突っ込むのは危ないんだって、ね!? お願いステイしてー!
感想・評価お待ちしております。
《レユニオン図鑑》
・ファウスト:
レユニオンの狙撃歩兵にして幹部。
通常はメフィストと行動を共にする。
超遠距離の物理攻撃で味方に大ダメージを与える。
特別な方法で召喚したバリスタで奇襲や高威力の攻撃を行う。
無口なイケメン君。
視点の切り替えの頻度は適切でしたか?
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丁度いい感じ
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少し切り替えが多いのでは?
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切り替え過ぎ
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むしろ主人公目線だけでいい¥