個性『レユニオン』な転生少女 作:なめろう
みんなも気をつけようね!(タイトルから間違えていた駄作者)
2020.04,13:主人公の台詞追加。
おはヒロアカ! 転生少女だよ!
良き眠りでした。
窓枠ごと外れた廃ビル外からの朝チュン音が清々しい……。
とりあえず眠りから目覚めたのでこれからの方針を考える事にします。
「……さくせんタイム!」
とは言え……方針……方針かぁ……。
まあこういうときは今後必要になる物を整理するのが大事ってばっちゃが言ってたから、脳内で思い描いて見ます。
まず大事なのは食料。これは超大事ですね。
でも現状は食料の調達のめどがない状態です。
これをクリアするためにはお金が必要になってきますね。
ではお金、どうやって手に入れられるのでしょうか?
勿論働いてゲットするのが正しい道ですね。
そうなると雇用のための証明書が必要になります。
では証明書はどこで手に入れられるでしょうか。
勿論お役所ですが、そもそも身寄りもないし7歳の時点で働く事なんて無理ですよね。
というか運良く働けても感染したこの体では人の多い所なんて行ける訳ないですよね。つみです。お疲れさまでした。
はい考えている途中で詰みました。
この時点でもう一回ダンボールにくるまって寝ようかと思ってしまいます。
「……で、でもっ、さっきのはあくまで正規手段ルートで考えた場合。属性を
混沌ルート! つまりハイリスクハイリターンを取るチャレンジャーな道! 例えば強奪とか万引が手段になりますね!
幸いにもオリジムシ召喚能力という何とも微妙だけど戦う力はあるようなので、武力で強盗出来なくはないですが、前世と違って悪いことをすると過敏なくらいにヒーローがすっ飛んでくるこのご時世、かなり辛い道のりになりそうです。
というかそもそもパンピーな俺が悪いことを容赦なく出来るかといえば……無理。自慢じゃないけど私は万引程度でも胸痛めるレベルの小心者でしたわ。
みんな! 悪いことなんてしてはいけないよね! つみです。お疲れさまでした。
「い、いちかばちかしか、もう……ない……!」
そうなると最終手段。媚びるか自分を売るルートになります。
今の所考えるに、誰か善性に全振りした人にひっそり
……風俗、いけるかなぁ。小学生は流石に厳しい……?
いや、病院の鏡で見た時は神秘的なレベルでめっちゃ可愛かったし、ぺったんこでつるつるだけど、そういう趣向の人には受けるだろう。
そんなロリ風俗があるかは知らないけどさ。っていうか風俗だとそもそも濃厚接触じゃん。つみです。お疲れさまでした。
こうなるとかっちゃんの名言にあやかって来世に賭けてワンチャンダイブした方が良い気がしてきたぞ。
畜生なんて時代だ。オーイオイオイ。オーイオイオイ。
「あ……? おい、クソガキ。この俺の縄張りに勝手に入りやがって、何してやがる!」
で、一人でオイオイしていたらガマガエルみたいな顔した浮浪者っぽい人に叱られた。
どうやらホームレス達には縄張りがあって、ソレを勝手に侵しては駄目みたいなようです。この人にとってはこの6階建てビルまるまる縄張りとか。すげぇ縄張り意識高いな。
不法侵入したのは私だし、すみませんすぐに出ていきますって可能な限り丁寧に謝って立ち去ろうとしたら、勝手に使った分何か置いてけというありがたいお言葉を頂戴しました。
勿論そんな物持ってないですと言ったら、想像した通り体を要求されたテンプレ展開。私は泣いた。
流石に純潔をここで散らす訳にはいかぬ! と、ダッシュで逃げようとしたらカエルめいた舌伸ばしで絡め取られてしまった私。
ひっ、キモイ! ねばねばする! おっ、おっ、オリジムシー! なんとかしてくれーっ!?
「げっへへへ、暴れたらその分だけ痛くしちまうからなぁ……だから大人しく……あぁ?」
「やめてっ、は、離して、離し……あ、あれ?」
って無我夢中に個性を使ったら……オリジムシが出たのはいいんだけど、出過ぎた。
大体50体くらい。廃ビルのフロアを埋め尽くすレベルでずわっと。
蛙のおっちゃんもこれには苦笑いと冷や汗の滝。
直後驚きまくって逃げようとしたけど、勿論逃げられずにオリジムシ達にめちゃくちゃ群がられていた。
体長50cmくらいの鉱石みたいな硬い生き物に襲われるんだ、そりゃ堪らんだろうなぁって最初は悠長に見てたけどまずい。これって死ぬんじゃ……!
「駄目! その人を殺しちゃ駄目だから! 中止! ストップ!」
咄嗟に命令だして攻撃中止させたけど、オリジムシの海から出てきた蛙のおっちゃんは潰れた蛙みたいにボロボロだった……。
い、命に別状はないよね?
でもそもそもの話少女を襲おうとするのがよくないよね?
うん、よくないよねそうだよね。生きてるだけでハッピーだよおっちゃん!
まあそれはそうとして声かけしてこれに懲りたら二度と幼女を襲うなって誓わせました。
後、水とか食料あったら迷惑料ついでに下さいってオリジムシチラつかせながら笑顔でお願い。勿論喜んで食料の在り処とか教えてくれました。
やっぱり人間ってのは力を合わせなきゃだよね! 平和主義最高!
さてさてひと悶着あったけど、とりあえず優雅に食事にでも洒落込もうと出しすぎたオリジムシを仕舞い込もうと考えてたんだけど……よく見ると、オリジムシ以外にも何かが居るぞ!
それはまるで狼を思わせるフォルム。黒い体毛に背中に載せられた謎の監視装置。しかしてその実態は――お馴染み、アークナイツからの敵キャラその2! 猟犬だった!
「――わんわん!」
「……」
わんわん! わんわんじゃないか! と出てきたわんわんに思わず抱きつく私。
ゲームだと足が素早くて
しかしてそうなると私の個性って実はアークナイツの敵キャラを創造する力ってなるのかな。そりゃまた無駄に強個性だなぁ。
こういう強固性ってなんかデメリットとかありそうなものだけど、現状は身体の異常とか体調が悪くなったりする症状は見られない。
マジかよいいの? 私一人で軍隊出来るじゃん。ヒュー!
……って思ってたけど、多分コレデメリットあるわ。
私のおへその鉱石。これが地味に広がっていってる気がする。
もしかして、使えば使うほど鉱石病の進行が早まるってことかな?
……やべぇ、使い所もうちょっと考えないと。私が死ぬ。
鉱石病の末路ってゲームじゃ触れられてないけど、設定的には最終的に鉱石が全身に広がって機能不全起こして死んで、死後は新たな感染源として周りに鉱石病を撒き散らすって書いてあるし。っべ~……。
とりあえず俺は召喚したわんわんを精神保養兼ボディガード役として残して、食料を取りに行こうと移動するのであった。
わんわん……今後も私を守ってくれわんわん……。
「はむはむ……むぐむぐ」
さて所変わって今の私はデブ蛙さんが貯めていた食料保存場所に来て、朝食を流し込んでおります。
この食料、保存食メインなのかクッキーとかレンチン食品ばっかり。
お湯とかはどこで沸かすんだろうかコレ……まあいいか、味気ない病院食と違ってクッキー美味しいし。
「ぷはー☆」
これで一応食料は確保出来ましたが、ずっとこの場所にたかり続けるのもデブ蛙さんに申し訳がない感じがする。
デブ蛙さんが気まぐれでこのビル、明け渡してくれると嬉しいけどなぁ……。
ねえわんわん、私どうすればいいと思う?
え? 話し合えばいい?
そうだよね、話せばデブ蛙さんも分かってくれるよね!
という訳でこれで衣食住のうち、食住に関しては当面は最低限大丈夫になったと(勝手に)思っていますので、次は衣の問題に移ります。
そう服です。今はヨダレでベトベトになってしまった貫頭衣しか無いっていう状態なので、これもまた至急解決しないといけない問題です。
ただ服に関しては……こればっかりはねぇ。
お金がないとやっぱり厳しいかも。
とは言っても。デブ蛙さんにはこのビルを明け渡して貰った手前、お金まで奪うのは気が引けるし……うーん。また問題が……。
せめて何か売れる物でもないか。私は貫頭衣とパンツ以外持ち物なんてないし。
……ちらりとわんわんを見れば、背中になんかゴツイ監視装置みたいなのがついてるじゃあありませんか。
「高そうなカメラ……売ってもいい?」
「……グルル」
でも手を出そうとしたら唸られたので断念。
アイデンティティーだから外したくないのだろうか。
……あっ、なんかわんわんとの距離感が広がった気がする!
ごめんわんわん! もうしないから!
そうなると本当にどうしたものか……。
お金の問題は特に私にとって一番のネック。
気持ちとしてはコツコツと働いて稼ぎたいのだけれども……。
ん? わんわん、いきなり唸り出してどうしたの?
「おいガキ! さっきはよくも……!」
「え……?」
あれ、なんですかデブ蛙さん。見知らぬ人達を引き連れちゃって……ここはもう私のビルですよ。って、そう言えばまだ話し合いしてなかったか。
……あ、あれ、これってもしかしなくてもリベンジ的な?
見れば鉄パイプ持ったムキムキのおっちゃんとか、全身岩肌の男だったり、魚っぽい顔した人間だったりと悪い言い方すると真っ当な生き方なんて無理ーって顔した人ばっかりだった。
や、ヤバイ。駄目だよこんないたいけな幼女に全員で襲いかかるなんて!
一応あれは正当防衛で、襲われた迷惑料を頂いただけだって身の正当性を必死でお伝えしたけど、焼け石に水だった。
「野郎ども気を付けろよ、あいつは変な生き物を出してくるぞ!」
「わぁっ!?」
襲いかかってくるアウトローな皆様方!
うひゃ、飛び道具まであるのは本当まずいって!?
咄嗟に身を屈めたら意図せずとも飛び出したオリジムシが飛び道具(多分ナイフ)をガードしてくれた。お、オリジムシ! お前ってやつは何ていい奴なんだ!
そして勢いよく向かってきたむさくるしい男連中には、私の目の前から突如と表れるわんわん軍団が逆に襲いかかっていった。
男達、当然ながらびっくりして噛みつかれてしまって倒れる存在続出!
中にはそのわんわんすら殴り飛ばしてまでこっちに襲いかかってくる奴もいて肝を冷やしたけど、何か私の危機感に呼応してミサイルが如くわんわんとオリジムシ達がどんどん飛び出していって、最終的にはわんわんとオリジムシの海に埋もれて、デブ蛙と同じ運命を辿っていった。
気分はまるで666の獣だよ、強いぞー恰好いいぞー!
でもこれ、フルオートで召喚してくれるの超嬉しいけど、明らかにオーバーキルすぎるし、出しすぎると鉱石病の症状進行早まるからマジで駄目だ。制御技術を学ばないと……。
まあそんなこんなでアウトローのリベンジも見事返り討ち出来ました。わーぱちぱちぱち。
冷や汗めっちゃ出たけど怪我一つなく制圧出来て本当によかったです……。
その代わりにおっちゃん達はオリジムシ、じゃなくてわんわんの攻撃のせいで全身に噛み傷だらけの血だらけで、若干申し訳ない感あるけど殺されなかったのを感謝して欲しい。
「出すもの出して、めーわく料。早く。やくめでしょ」
「ぐ、ぐふ……ッ、ゆ、ゆるして……」
「……5000円、しけてやがるぜ」
帰りの交通代くらいは残してあげるから、もうこれに懲りたら襲ってくるんじゃないぞ。
あとこのビルの縄張りは今日から私のだから。
何? デブ蛙文句ある? 出来るなら平和的に解決したいんだけど駄目?
あ、文句ない? そう。それならよかった。(満面の笑み)
ってな訳で目出度く私の住居の確保も出来たし、いよいよ持ってお金もゲット。これで着替えがようやく買えるってなもんよ!
まあ女児服なんて何着ればいいか全然わかんないけどな、5千円でフルセット買えるかな……後この世界でしま●らあるかな……。
さぁて外の世界に出かけますか……って思ったんだけど、ここで今更ながら一つ問題が浮上しました。
私。外見小学生。一人で買い物しにいったら、怪しまれんじゃなかろうか。
あとこの小学生、貫頭衣を身に着けててかつその服が涎でべっとべとになってるんじゃが……ガッデム。
外出た瞬間補導からの病院行き間違いなしじゃん。超ガッデム。
これじゃお金はあっても買い物もロクに出来ないじゃないですかやだー!
わんわん助けて! この世の不条理を感じる!
もうこうなったらわんわんの首に札でもかけて買い物させるしかないじゃないの! なんてマットの上でごろごろと身悶えていたら……ふと、いいアイディアを思いついた。
私の個性、アークナイツのオリジムシと猟犬が出せるよね。
これは法則的に敵側のキャラを召喚させる個性と言っても良いかもしれない。
ならば、もしかすれば人型の敵もここで召喚出来るんじゃないか!?
……な~んて思ってたけど、人を召喚ってのはなぁ……犬や謎生物と違って流石にそれは出来ないよね?
「……指導者よ。俺は何をしたらいい?」
出 来 ま し た。
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《レユニオン図鑑》
・『猟犬』:
レユニオンの技術偵察部隊が操る生物。
獲物を逃がさないよう、体には監視装置が取り付けられている。
優れた隠密性と機動力を生かして襲いかかる訓練されたわんわん。
もっぱら転生少女のもふもふの為に存在する。
視点の切り替えの頻度は適切でしたか?
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丁度いい感じ
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少し切り替えが多いのでは?
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切り替え過ぎ
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むしろ主人公目線だけでいい¥